最近、SNSやLINEで「ちゅき」という言葉をよく見かけませんか?「今日のランチちゅき♡」「推しがちゅきすぎる!」など、若い世代を中心に広がっているこの言葉。でも、普通の「好き」とは何が違うんでしょうか?
私も子供たちがスマホを使い始めてから、この「ちゅき」という言葉をよく目にするようになりました。最初は「なんだか赤ちゃん言葉みたいだな」と思っていたんですが、実はちゃんとした使い分けがあるんです!
この記事では、「ちゅき」と「好き」の違いについて、誰でもわかりやすく解説していきます。使い方を間違えると恥ずかしい思いをすることもあるので、しっかりチェックしていきましょう!
「ちゅき」とは何?
はあっ!!ちゅき!! pic.twitter.com/KKfsUlVNUD
— n5 (@ngoriri_0603) October 6, 2025
「ちゅき」とは、「好き」を赤ちゃん言葉風に言い換えた言葉です。「す」を「ちゅ」と発音することで、幼くて可愛らしい雰囲気を出しています。
もともとは、人気漫画『ポプテピピック』に登場した「いっぱいちゅき」というセリフが元ネタだと言われています。この漫画の中で、キャラクターのピピ美が「いっぱいちゅき」と答えるシーンがあり、そこから広まったとされているんです。
今では、Z世代と呼ばれる若い世代を中心に、SNSやメッセージアプリで広く使われるようになりました。特に女子中高生の間で人気があり、InstagramやX(旧Twitter)でよく見かける言葉になっています。
私の周りでも、若いママ友が子供に「ママのことちゅき?」なんて聞いている場面を見たことがあります。大人でも使う人が増えているんですね。
「好き」とは何?
一方、「好き」は誰もが知っている、物事や人に対する好意を表す標準的な日本語です。
「好き」という言葉は、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使える、とても汎用性の高い言葉です。恋愛感情を伝えるときにも使えますし、食べ物や趣味について語るときにも使えます。
例えば、「あなたのことが好きです」と真剣に告白するとき、「このケーキ好き!」と軽く感想を言うとき、どちらでも使えるのが「好き」のいいところです。
年齢や性別、場面を問わず使える言葉なので、私たち大人はもちろん、ビジネスシーンでも(「この企画、好きです」など)使われることがあります。
「ちゅき」と「好き」の違いとは?
では、「ちゅき」と「好き」の具体的な違いを見ていきましょう。
ニュアンスの違い
「好き」は真面目で真剣なニュアンスを持つのに対し、「ちゅき」は可愛らしく、遊び心のあるニュアンスを持っています。
「好き」を使うと、素直でストレートな気持ちが伝わります。一方、「ちゅき」を使うと、少し照れ隠しをしながら、でも可愛く甘えたい気持ちが伝わるんです。
私自身、夫に「今日のご飯、好きだよ」と言われるのと、「ちゅき!」と言われるのでは、受け取る印象がまったく違います。後者だとちょっと笑ってしまいますよね。
使う場面の違い
「好き」は、フォーマルな場面からカジュアルな場面まで、どんなシチュエーションでも使えます。告白の場面でも、友達との会話でも、問題なく使えるオールマイティーな言葉です。
一方、「ちゅき」は基本的にカジュアルな場面限定です。SNSの投稿、LINEのやりとり、親しい友達との会話など、リラックスした雰囲気の中で使うのがポイントです。
真剣な告白の場面で「ちゅき」を使うと、軽く見られたり、冗談だと思われたりすることもあるので注意が必要です。私の友人の娘さんは、真剣に告白したのに「ちゅき」と言ってしまって、冗談だと受け取られてしまったそうです。
使う世代の違い
「好き」は赤ちゃんからお年寄りまで、全世代が使える言葉です。
「ちゅき」は主に10代~20代の若い世代が使う言葉で、30代以上の人が使うと、少し若作りしている印象を与えることもあります。ただし、親しい間柄でわざと可愛く言うために使う大人もいます。
私も30代ですが、友達と冗談で「ちゅき~!」と言い合うことはあります。でも、それはあくまで冗談として。本気で使うのはちょっと恥ずかしいかもしれません。
オルセちゅき〜〜〜〜〜💖💖💖 pic.twitter.com/46fkJcr9xD
— どわーッ (@prsk_waa) September 29, 2025
文章での見た目の違い
「好き」は漢字やひらがなで書かれることが多く、落ち着いた印象を与えます。
「ちゅき」はひらがなで書かれ、絵文字やハートマークと一緒に使われることが多いです。視覚的にも可愛らしく、ポップな印象を与えます。
例えば、InstagramやXの投稿で見比べてみると、「このカフェ好き☕」と「このカフェちゅき💕」では、後者の方がより軽やかで可愛らしい雰囲気になりますよね。
「ちゅき」の具体的な使い方と例文
それでは、「ちゅき」をどんなふうに使えばいいのか、具体的な例文を見てみましょう。
SNSでの使い方
SNSでは、自分の好きなものについて投稿するときに使うことが多いです。
例文:
- 「今日のランチちゅき💕また来たい!」
- 「新しいネイルちゅきすぎる~✨」
- 「推しのこの表情、いっぱいちゅき😭」
私も見ていて微笑ましいなと思うのは、若い子たちが推しのアイドルや好きなアニメキャラクターについて「ちゅき」と言っているときです。ストレートに「好き」と言うより、少し照れながら可愛く表現している感じが伝わってきます。
LINEやメッセージでの使い方
親しい友達や恋人とのメッセージで、甘えた雰囲気を出したいときに使います。
例文:
- 「今日も会えて嬉しかった!ちゅき♡」
- 「そういうとこちゅきだよ~」
- 「ちゅきちゅき!また遊ぼうね」
カップルでは、いつもの「好き」に変化をつけたいときに使う人もいるようです。ただし、相手がこの言葉に慣れていないと、「なんだその言い方?」と引かれることもあるので、相手のキャラクターを見極めることが大切です。
友達との会話での使い方
友達同士で冗談っぽく使うこともできます。
例文:
- 「昨日のテスト答え教えてくれてありがとう!ちゅき~!」
- 「そのバッグ可愛い!センスちゅき!」
- 「一緒にいると楽しい、ちゅきだわ~」
この場合、恋愛感情ではなく、友情や感謝の気持ちを可愛らしく表現しています。深刻になりすぎず、軽やかなノリで伝えられるのが「ちゅき」の良いところです。
「ちゅき」を使った派生語
「ちゅき」から生まれた言葉もたくさんあります。いくつか紹介しますね。
ちゅきぴ
「ちゅきぴ」は「ちゅきなピープル(好きな人)」の略で、好きな人や推しのことを指します。
例文:
- 「今日ちゅきぴに会えた!幸せ~」
- 「ちゅきぴの新曲リピートしすぎて頭から離れない」
私の知り合いの娘さんも、好きなアイドルのことを「ちゅきぴ」と呼んでいます。友達同士で「ちゅきぴどう?」なんて話しているそうです。
ちゅきちゅき
「ちゅきちゅき」は、「ちゅき」を繰り返すことで、より強い好きの気持ちを表現する言葉です。
例文:
- 「このスイーツちゅきちゅき!また食べたい」
- 「友達みんなちゅきちゅき!」
なにわ男子の大西流星さんが考案した「ちゅきちゅきポーズ」も話題になりましたよね。両手でハートを作るポーズで、ファンの間で大流行しました。
いっぱいちゅき
「いっぱいちゅき」は「すごく好き」「めちゃくちゃ好き」という意味で、『ポプテピピック』が元ネタの言葉です。
例文:
- 「推しのこといっぱいちゅき💕」
- 「このゲームいっぱいちゅきだから毎日やってる」
この言葉が広まったのは、漫画のインパクトがあったからこそ。私も漫画を読んだときは、この独特な言い回しに笑ってしまいました。
「ちゅき」を使うときの注意点
便利で可愛い「ちゅき」ですが、使うときには注意すべきポイントもあります。
相手を選んで使う
「ちゅき」は若い世代の言葉なので、年配の方や目上の人に使うのは避けましょう。理解されないだけでなく、失礼だと思われることもあります。
私も職場で若い後輩が「この企画ちゅきです!」と言ったときは、内心「えっ?」となりました。ビジネスシーンでは不適切なので、気をつけてくださいね。
真剣な場面では使わない
本気で告白したいとき、大切なことを伝えたいときには、「ちゅき」ではなく「好き」を使いましょう。
「ちゅき」だと、どうしても軽く聞こえてしまい、本気度が伝わりにくくなります。冗談だと受け取られたら、せっかくの真剣な気持ちが台無しになってしまいます。
多用しすぎない
「ちゅき」ばかり使っていると、幼稚な印象を与えたり、わざとらしく感じられたりすることもあります。
バランスよく、「好き」と「ちゅき」を使い分けるのがポイントです。特別な場面や、可愛く甘えたいときだけ「ちゅき」を使うと、効果的ですよ。
私の経験では、たまに使うからこそ可愛く見えるもの。毎回「ちゅき」だと、「またか…」と思われてしまうかもしれません。
【体験談】私と「ちゅき」の出会い
ここで、私自身の「ちゅき」との出会いについてお話しします。
最初にこの言葉を知ったのは、子供の友達が家に遊びに来たときでした。その子が私の作ったおやつを食べて「おいし~!ちゅき!」と言ったんです。
そのとき私は「ちゅき?なにそれ?」と思いました。でも、子供たちの間では当たり前のように使われていて、むしろ私が知らないことに驚かれてしまいました。
それから、SNSを見ていても「ちゅき」という言葉をよく見かけるようになり、今では意味も使い方も理解できるようになりました。
ただ、自分で使うかというと…友達と冗談で使うくらいですね。やっぱり30代の主婦が真面目に「ちゅき」と言うのは、ちょっと恥ずかしい気がします(笑)。
でも、若い子たちが楽しそうに使っているのを見ると、言葉って時代とともに変わっていくんだなぁと実感します。私たちの時代にも、親世代には理解されない言葉がたくさんありましたもんね。
よくある質問
Q1. 男性が「ちゅき」を使うのは変ですか?
基本的に「ちゅき」は女性がよく使う言葉ですが、男性が使うこともあります。ただし、相手や状況によっては「女々しい」「キャラじゃない」と思われることもあるので、自分のキャラクターと相手との関係性を考えて使いましょう。
親しい彼女や友達に対して、わざと可愛く言ってみせる分には問題ありません。でも、初対面の人や、あまり親しくない人に使うのは避けたほうが無難です。
Q2. 「しゅき」と「ちゅき」はどう違うんですか?
「しゅき」も「ちゅき」も、「好き」を赤ちゃん言葉風に言い換えた言葉で、基本的な意味は同じです。
違いは発音のニュアンス程度で、「しゅき」の方が少し柔らかく、「ちゅき」の方がよりポップで可愛らしい印象があります。ただ、これは個人の感覚による部分も大きいです。
最近は「ちゅき」の方が主流になっている印象がありますが、どちらを使っても間違いではありません。
Q3. 年齢的に「ちゅき」を使うのは恥ずかしいでしょうか?
年齢によって使うのが恥ずかしいかどうかは、あなた次第です!
20代後半から30代以上の方が使う場合、TPOをわきまえることが大切です。親しい友達とのプライベートなやりとりなら、年齢に関係なく使っても問題ありません。むしろ、冗談として楽しめます。
ただし、仕事関係の人や、あまり親しくない人の前で使うのは避けた方が無難です。「若作りしている」「痛い」と思われるリスクがあります。
私も30代ですが、友達とふざけるときには使います。大切なのは、自分が楽しめているかどうか、そして相手に不快な思いをさせていないかどうかです。
Q4. 「ちゅき」と言われたらどう返せばいいですか?
相手が「ちゅき」と言ってきたときの返し方は、関係性によって変わります。
友達や恋人なら、「ちゅきちゅき!」「私もちゅき~!」と同じテンションで返すのがベストです。相手のノリに合わせることで、会話が弾みます。
もし「ちゅき」という言葉に慣れていない場合は、「私も好きだよ!」と普通に返しても大丈夫です。無理に「ちゅき」を使う必要はありません。
逆に、「その言い方やめて」と否定的な反応をすると、相手を傷つけてしまうかもしれないので、自然に受け流すのがポイントです。
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「ちゅき」と「好き」の違いについて、詳しく見てきました。最後に、大切なポイントをまとめておきますね。
「ちゅき」と「好き」の主な違い:
- ニュアンス:「好き」は真剣、「ちゅき」は可愛らしく遊び心がある
- 使う場面:「好き」はどんな場面でもOK、「ちゅき」はカジュアルな場面限定
- 使う世代:「好き」は全世代、「ちゅき」は主に10代~20代の若者
- 印象:「好き」はストレート、「ちゅき」は照れ隠しや甘えた雰囲気
「ちゅき」は、可愛らしく気持ちを伝えたいときにぴったりの言葉です。でも、使う相手や場面を間違えると逆効果になることもあるので、注意が必要です。
真剣な場面では「好き」、親しい友達とのやりとりや軽い気持ちを伝えるときには「ちゅき」と、上手に使い分けることがポイントですよ。
言葉は時代とともに変化していくもの。「ちゅき」のような新しい言葉を知ることで、若い世代とのコミュニケーションももっと楽しくなります。ぜひ、この記事を参考に、あなたも「ちゅき」を使ってみてくださいね!