「Gジャン」「デニムジャケット」「トラッカージャケット」って、何が違うの?と疑問に思ったことはありませんか?実は私も、お店で「トラッカージャケット」と書かれているのを見て「え、これってGジャンじゃないの?」と混乱したことがあります。
デニム素材のジャケットを探しているときに、同じような見た目なのに呼び方がバラバラで、どれを選べばいいか分からなくなってしまいますよね。
この記事では、似ているようで微妙に違う「Gジャン」「デニムジャケット」「トラッカージャケット」の違いを、わかりやすく解説していきます。それぞれの特徴や使い分けを知れば、ファッションがもっと楽しくなりますよ。
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「Gジャン」とは?日本生まれの親しみやすい呼び方
Gジャンは、実は日本で生まれた言葉なんです。「ジーンジャンパー」という和製英語を短くして「Gジャン」と呼ばれるようになりました。
デニム生地で作られた腰丈のジャケットのことで、前開きボタン、金属ボタン、胸ポケットが特徴です。1980年代から90年代にかけて、日本でアメリカンカジュアルブームが起こったときに、この「Gジャン」という呼び方が広く定着しました。
私が小さいころ、母がよく着ていたのもGジャンでした。「Gジャン羽織っていくね」という言い方が、とても自然で親しみやすく感じたのを覚えています。
英語圏では「Gジャン」という言葉は通じず、「デニムジャケット」や「ジーンジャケット」と呼ばれています。つまり、Gジャンは日本独自の愛称というわけですね。
「デニムジャケット」とは?世界共通の正式名称
デニムジャケットは、その名の通りデニム生地で作られたジャケット全般を指す言葉です。英語圏でも通じる正式な呼び方で、世界中で使われています。
デニムジャケットの歴史は古く、1936年にリーバイスが労働者のための作業着として開発したのが始まりです。当初は「デニムブラウス」という名前でしたが、1938年以降「ジャケット」と呼ばれるようになりました。
最近では、ファッション雑誌やお店でも「デニムジャケット」という表記が増えてきていますよね。私も買い物をするときに、「Gジャン」よりも「デニムジャケット」という表記をよく目にするようになりました。
つまり、Gジャンとデニムジャケットは基本的に同じもの。呼び方が違うだけで、どちらもデニム生地で作られた同じタイプのジャケットを指しています。
「トラッカージャケット」とは?特定のデザインを指す呼び方
最も着られている形”でありながら
— JOURNAL STANDARD relume (@JS_RELUME) November 29, 2025
単なる定番に終わらず
着る人のスタイルに自然と馴染む懐の深さが魅力。
リーバイス(R) 別注 TYPE3 リジッド トラッカージャケット pic.twitter.com/No4OOLpAei
トラッカージャケットは、少し特殊な呼び方です。もともとは、リーバイスが1960年代に発売した「サードタイプ」と呼ばれるデニムジャケットの別称として使われていました。
トラッカーとは「トラックの運転手」という意味。アメリカのトラック運転手たちに愛用されていたことから、この名前が付けられたと言われています。
サードタイプの特徴は、胸ポケットから裾にかけてV字に走るステッチと、両胸の2つのポケットです。立体的な作りで、スタイリッシュに見えるデザインが人気を集めました。
実は、トラッカージャケットという言葉の使い方には2つのパターンがあります。1つ目は、デニム素材のサードタイプのジャケットを指す場合。2つ目は、サードタイプのデザインをベースにした、レザーやコーデュロイなどデニム以外の素材で作られたジャケットを指す場合です。
私が最近お店で見かけたレザーのトラッカージャケットも、まさにこのサードタイプのデザインでした。デニムではないけれど、同じシルエットだから「トラッカージャケット」と呼ばれているんですね。
3つの言葉の違いをわかりやすく整理
ここまでの内容を整理すると、次のようになります。
Gジャンは、日本で親しまれている呼び方で、デニムジャケットと同じものを指します。「Gジャン」という言葉は和製英語なので、海外では通じません。
デニムジャケットは、デニム生地で作られたジャケット全般を指す世界共通の呼び方です。Gジャンもデニムジャケットの一種と言えます。
トラッカージャケットは、もともとはサードタイプのデニムジャケットの別称でしたが、現在ではサードタイプのデザインを取り入れたジャケット全般を指すようになりました。デニム素材のものもあれば、レザーやコーデュロイなど別の素材で作られたものもあります。
つまり、デニム素材のサードタイプのジャケットは、「Gジャン」「デニムジャケット」「トラッカージャケット」すべての呼び方が当てはまるということになります。
私自身、この違いを理解してからは、お店で商品を選ぶときもスムーズになりました。特に、レザーのトラッカージャケットを探しているときには「デニムじゃないけどトラッカージャケット」という検索の仕方ができるようになって、欲しいアイテムが見つけやすくなりましたよ。
デニムジャケットの型の種類について
デニムジャケットには、実は「型」と呼ばれる種類があります。リーバイスが開発した1st(ファースト)、2nd(セカンド)、3rd(サード)、4th(フォース)の4つのタイプが基本となっています。
ファーストタイプは、1936年に発売された最初のモデルです。左胸にだけポケットがあり、ボックス型のシルエットが特徴。作業着としての機能性を重視したデザインでした。
セカンドタイプは、両胸にポケットが付き、より使いやすく改良されたモデルです。第二次世界大戦後に登場しました。
サードタイプは、1962年に登場したモデルで、胸ポケットからV字に走るステッチが特徴です。ワークウェアからファッションアイテムへと変化し、若者を中心に人気を集めました。現在のデニムジャケットの多くは、このサードタイプをベースにしています。
フォースタイプは、サードタイプの着丈を少し長くして、よりスタイリッシュにしたモデルです。現在、一般的に「Gジャン」として広く普及しているのは、このフォースタイプだと言われています。
私がよく着ているデニムジャケットも、調べてみたらサードタイプのデザインでした。V字のステッチがアクセントになっていて、シンプルなコーディネートでもおしゃれに見えるんです。
素材で変わる呼び方の使い分け
ここまで説明してきた通り、デニム素材で作られているかどうかが、呼び方を使い分けるポイントになります。
デニム素材で作られたジャケットは、「Gジャン」または「デニムジャケット」と呼びます。日本では「Gジャン」、世界共通では「デニムジャケット」が正式な呼び方です。
一方、サードタイプのデザインを取り入れたジャケットで、レザーやコーデュロイなど、デニム以外の素材で作られているものは「トラッカージャケット」と呼ぶことが多いです。
つまり、デニム素材のサードタイプは「Gジャン」「デニムジャケット」「トラッカージャケット」のどれで呼んでも正解。でも、レザー素材のサードタイプは「トラッカージャケット」と呼ぶのが適切、ということになります。
子どもの保育園の送り迎えで、他のママさんが素敵なレザージャケットを着ていて「それ、どこで買ったんですか?」と聞いたら「トラッカージャケットって言うんですよ」と教えてもらったことがあります。Gジャンのデザインなのにデニムじゃない、というのが新鮮でした。
実際のコーディネートでの使い分け
Gジャン・デニムジャケット・トラッカージャケット、それぞれどんなコーディネートに向いているのでしょうか。
デニム素材のGジャンやデニムジャケットは、カジュアルなスタイルにぴったりです。Tシャツとジーンズに合わせたデニム・オン・デニムのアメカジスタイルや、白シャツと合わせたきれいめカジュアルなど、幅広い着こなしができます。
私も普段着として、白Tシャツにデニムジャケットを羽織ることが多いです。子どもと公園に行くときも、ちょっとしたお出かけのときも、これ一枚あれば様になるので重宝しています。
レザーのトラッカージャケットは、よりクールで大人っぽい印象になります。黒のレザートラッカージャケットなら、スラックスやブーツと合わせて、かっこいいスタイルが作れます。
コーデュロイのトラッカージャケットは、秋冬に温かみのある雰囲気を出せます。ニットやマフラーと合わせて、季節感のあるおしゃれが楽しめますよ。
実際に、季節に合わせて素材を変えたトラッカージャケットを何着か持っていると、コーディネートの幅がぐっと広がります。
そろそろ寝ます😴アトリエシリーズのクラウディアのデニムジャケット姿です🙂#AIイラスト pic.twitter.com/OqmO4SZ5x4
— ゲーム ラノベ好き (@F4Ua2) November 27, 2025
Gジャン・デニムジャケットを選ぶときのポイント
初めてGジャンやデニムジャケットを買うときは、どんなポイントに注目すればいいのでしょうか。
まず、サイズ選びが大切です。ジャストサイズで着ると、きれいなシルエットでカジュアルに決まります。少し大きめを選ぶと、今っぽいゆるめのスタイルが楽しめます。
私は、普段着としてはジャストサイズを選んで、冬にニットの上から羽織るときは、ワンサイズ大きめのものを選ぶようにしています。
次に、色落ちの具合も重要です。色落ちが少ないタイプは、きれいめな印象になります。全体的に均一に色落ちしたタイプは、こなれた雰囲気が出ます。ヴィンテージ感のある濃淡がはっきりしたタイプは、カジュアルな着こなしに向いています。
最初の一枚なら、濃いめのインディゴブルーで、ほどよい色落ち感のあるものがおすすめです。どんなコーディネートにも合わせやすくて、失敗が少ないですよ。
また、型(タイプ)にも注目してみてください。サードタイプやフォースタイプは、現代的でスタイリッシュなシルエットなので、初めての方にも着やすいです。
よくある質問
Q1. Gジャンとデニムジャケットは同じものですか?
はい、基本的に同じものです。Gジャンは日本での呼び方で、和製英語です。デニムジャケットは世界共通の正式な呼び方で、どちらもデニム生地で作られたジャケットを指しています。最近では、ファッション雑誌やお店でも「デニムジャケット」という表記が増えてきています。
Q2. トラッカージャケットはデニムじゃなくてもいいのですか?
はい、トラッカージャケットはデニム以外の素材でも作られます。もともとはリーバイスのサードタイプのデニムジャケットの別称でしたが、現在ではサードタイプのデザインを取り入れたジャケット全般を指すようになりました。レザー、コーデュロイ、キャンバス地など、さまざまな素材のトラッカージャケットがあります。
Q3. 初めて買うならどのタイプがおすすめですか?
サードタイプまたはフォースタイプがおすすめです。この2つは現代的でスタイリッシュなシルエットなので、どんなコーディネートにも合わせやすいです。色は濃いめのインディゴブルーで、ほどよい色落ち感があるものを選ぶと、きれいめにもカジュアルにも着回せます。サイズは、ジャストサイズか、少し大きめを選ぶと今っぽく着こなせますよ。
Q4. Gジャンって英語で何と言うんですか?
英語では「デニムジャケット(denim jacket)」または「ジーンジャケット(jean jacket)」と言います。「Gジャン」は日本で作られた言葉なので、海外では通じません。アメリカでは、サードタイプのデザインを「トラッカージャケット(trucker jacket)」と呼ぶこともあります。
「デニムジャケット」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
Gジャン、デニムジャケット、トラッカージャケット、それぞれの違いをまとめます。
Gジャンは、日本で親しまれている呼び方で、デニム生地のジャケットを指します。和製英語なので、海外では通じません。
デニムジャケットは、デニム生地で作られたジャケット全般を指す世界共通の呼び方です。Gジャンと同じものを指しています。
トラッカージャケットは、もともとサードタイプのデニムジャケットの別称でしたが、現在ではサードタイプのデザインを取り入れたジャケット全般を指します。デニム素材だけでなく、レザーやコーデュロイなど、さまざまな素材で作られています。
つまり、デニム素材のサードタイプは、どの呼び方でも正解。でも、デニム以外の素材のものは「トラッカージャケット」と呼ぶのが適切です。
これらの違いを理解すれば、お店で商品を探すときも、自分の欲しいアイテムが見つけやすくなります。ぜひ、お気に入りの一枚を見つけて、コーディネートを楽しんでくださいね。

