「厳島」と「宮島」、どちらも広島県の有名な観光地としてよく耳にする名前です。でも、この2つの呼び方にはどんな違いがあるのでしょうか?
観光ガイドや地図、ニュースなどで「厳島」と「宮島」が混ざって使われていると、どちらが正しいのか気になる方も多いはず。この記事では、「厳島」と「宮島」の違い、名前の由来、使い分けのポイントをやさしく解説します。さらに、厳島神社の歴史や宮島の魅力についてもたっぷりご紹介します!
厳島と宮島の違いとは?読み方と由来を解説
まず、「厳島」と「宮島」はどちらも同じ島を指しています。読み方は「厳島(いつくしま)」と「宮島(みやじま)」です。「厳島」は地図や行政文書などで使われる正式な名前で、「宮島」は通称、つまりみんなが親しみを込めて呼ぶ名前です。
「宮島」という名前は、島に「お宮(厳島神社)」があることから江戸時代ごろに広まりました。一方、「厳島」は古くからの正式な地名です。
「厳島」と「宮島」どっちが正しい?正式名称と通称の違い
「厳島」と「宮島」はどちらも間違いではありませんが、正式な呼び方は「厳島」です。国土地理院が定める地名も「厳島」になっています。「宮島」は通称で、観光や日常会話では「宮島」と呼ばれることが多いです。
行政文書や学術的な場面では「厳島」、観光パンフレットや旅行ガイドでは「宮島」と使い分けられています。漢字が簡単で読みやすいこともあり、「宮島」の方が広く使われているのが現状です。
島から去る前に、もう一度厳島神社を参拝🙏🏻 pic.twitter.com/NUXvODX4bP
— 香取海(かとりのうみ) (@iii_aterui333) April 12, 2025
宮島の歴史と名前の由来
宮島は、昔から島全体が神様として信仰されてきました。「厳島」という名前には「神様に仕える島」という意味があり、神聖な場所として大切にされてきました。
また、厳島神社のご祭神「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」の名前が「いつくしま」に変化したとも言われています。他にも「神に斎く(いつく)」、つまり神様にお仕えする島という説もあります。
厳島神社が海に建てられた理由
厳島神社は593年に創建され、1400年以上の歴史があります。なぜ神社が海の上に建てられているのでしょうか?それは、島そのものが神様とされていたため、島の土地を傷つけないように社殿や鳥居を海に建てたからです。
今でも島には墓地がなく、住民は島の外にお墓を作ります。これは「死」を穢れと考え、神聖な島を守るための風習です。
世界遺産・厳島神社⛩
— けいた (@HKTSKEkeita) April 16, 2025
ちょうど干潮時間になってきて
鳥居の下まで行けた!!!
晴れてるし運がいい#けいたのおでかけ pic.twitter.com/r5qbYAOeIb
「厳島」と「宮島」の使い分け方
「厳島」と「宮島」はどちらも同じ場所を指しますが、使い分けにはちょっとしたコツがあります。
- 公式な書類や地図、歴史の話 → 「厳島」
- 観光や日常会話、旅行ガイド → 「宮島」
どちらを使っても間違いではありませんが、場面によって使い分けるとよりスマートです。
島全体が神様?宮島がパワースポットと呼ばれる理由
宮島は「神宿る島」とも呼ばれ、島全体がパワースポットです。島のあちこちに神社やお寺があり、特に厳島神社の大鳥居は海に浮かぶように建てられていて、とても神秘的です。
島には1200年以上燃え続けている「消えずの火」や、四国八十八ヶ所巡りと同じご利益がある「お砂踏み道場」など、不思議なスポットもたくさんあります。
宮島の観光スポットと見どころ
宮島には見どころがいっぱい!代表的なスポットを紹介します。
- 厳島神社:世界遺産にも登録された美しい神社
- 大鳥居:海に浮かぶ大きな赤い鳥居
- 大聖院:歴史あるお寺で、パワースポットとしても有名
- 弥山(みせん):山頂からの絶景や自然が楽しめる
- 鹿:島のあちこちでのんびりと過ごす鹿たち
季節ごとに桜や紅葉も楽しめます。春は桜、秋は紅葉がとてもきれいです。
宮島へのアクセス方法
宮島へはフェリーで渡ります。広島駅からJRで「宮島口」まで行き、そこからフェリーに乗るのが一般的です。実は山口県の岩国錦帯橋空港からの方が近い場合もあるので、旅行プランに合わせて選ぶと便利です。
- 広島空港から:約90分
- 岩国錦帯橋空港から:約45分
フェリーはJR西日本宮島フェリーや宮島松大汽船などが運航しています。
宮島で楽しめる季節のイベントやグルメ
宮島はイベントやグルメも充実しています。
- 春:桜まつり
- 夏:花火大会や海水浴
- 秋:紅葉まつり
- 冬:初詣や牡蠣祭り
グルメは、もみじ饅頭や焼き牡蠣、あなご飯などが有名です。表参道商店街にはお土産屋さんや飲食店もたくさん並んでいます。
「宮島」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ:「厳島」と「宮島」の違いを簡単におさらい
「厳島」と「宮島」は、どちらも同じ広島県の美しい島を指しています。正式な地名は「厳島(いつくしま)」、みんなが親しんで呼ぶ通称が「宮島(みやじま)」です。歴史や場面によって使い分けられていますが、どちらを使ってもOK。
島全体が神様として信仰されてきた神聖な場所で、世界遺産の厳島神社や自然、グルメなど見どころもいっぱいです。ぜひ一度、宮島(厳島)を訪れて、その魅力を体感してみてください!