SNSで「おったまgetdown」という言葉を見て、「え?おったまげじゃないの?」って思ったこと、ありませんか?
実は私も子供が学校で「おったまgetdownしたわ~」って言ってるのを聞いて、最初は「???」ってなりました。私が若い頃に聞いた「おったまげー」とは何か違うような…。
調べてみると、この2つの言葉には意外と深い違いがあって、使う場面も全然違うことがわかったんです!今回は、似ているようで実は違う「おったまげ」と「おったまgetdown」について、わかりやすく解説していきますね。
「おったまげ」とは
「おったまげ」は、「押っ魂消る(おったまげる)」という古くからある日本語が元になっている言葉です。
「おったまげる」の意味
・とても驚くこと ・びっくりすること ・魂が消えるほど驚く様子を表す
この言葉、実は江戸時代から使われていたんですよ!「魂消る(たまげる)」がさらに強調されて「おったまげる」になったと言われています。
平野ノラさんで復活!
1980年代のバブル時代にも使われていた言葉ですが、お笑い芸人の平野ノラさんがネタで使ったことで、現代によみがえりました。「おったまげー!」という決め台詞、テレビで見たことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、茨城県などでは今でも方言として普通に使われているんですよ。地域によっては日常会話でも「おったまげた!」と言う人もいます。
「おったまgetdown」とは
忙しい中、配信ありがとうございましたっ🥲💜
— Miーーーchan🐻 (@woooody0222) December 4, 2024
最後みんな揃ったーーーー\( ˆoˆ )/🎶
最初から最後までなおくんのビジュが爆発してておったまgetdown ☹️☹️💦
取り急ぎかちょーさん、、場所代わってもらえたりします❔👈#リアルピース #TikTokライブ pic.twitter.com/d0tWTH0S5b
一方、「おったまgetdown」は最近TikTokやSNSで流行している、まったく新しい造語なんです。
「おったまgetdown」の意味
・日本語の「おったまげ」+英語の「get down」を組み合わせた造語 ・驚いてテンションが上がる様子 ・びっくりしてノリノリになっちゃう感じ ・予想外のことが起きて盛り上がる状態
「get down」には「ノリノリになる」「踊り出す」「盛り上がる」という意味があります。つまり、ただ驚くだけじゃなくて、「驚きすぎてテンション爆上がり!」というニュアンスが加わっているんですね。
Z世代が生み出した新しい表現
この言葉は2024年頃から若者の間で広まり始めました。TikTokの動画で使われることが多く、ダンスやオーバーなリアクションと一緒に使われることが特徴です。
2つの言葉の決定的な違い
「おったまげ」と「おったまgetdown」の違いを整理してみましょう。
1. ニュアンスの違い
・「おったまげ」→純粋な驚き ・「おったまgetdown」→驚き+テンションの高まり
「おったまげ」は単純に「びっくりした!」という感情を表しますが、「おったまgetdown」には「驚いてノリノリになっちゃう」というポジティブで陽気な感じが含まれています。
2. 使う世代の違い
・「おったまげ」→バブル世代、中高年層、地方の方言として使う人 ・「おったまgetdown」→Z世代を中心とした若者
「おったまげ」は懐かしい言葉として認識されることが多いですが、「おったまgetdown」は今まさに流行している最新のスラングです。
3. 使う場面の違い
・「おったまげ」→日常会話、驚いた時に自然に出る ・「おったまgetdown」→SNS、友達との会話、ちょっとふざけた感じで使う
「おったまgetdown」は、真面目な場面ではあまり使いません。友達同士で盛り上がる時や、SNSで楽しくコメントする時など、カジュアルな場面で使うのが特徴です。
4. 言葉の響きとノリ
・「おったまげ」→レトロで懐かしい、ちょっと古臭い感じ ・「おったまgetdown」→ポップでキャッチー、今っぽい感じ
英語が混ざることで、「おったまgetdown」はより現代的でオシャレな印象になっています。
【私の体験談】こんな場面で使い分けています
実際に私が経験した使い分けのエピソードをご紹介します。
「おったまげ」を使った場面
先日、久しぶりに実家に帰ったら、母が髪をバッサリ切ってショートヘアになっていたんです。30年以上ロングヘアだった母が!もう本当にびっくりして、思わず「おったまげた!」と言ってしまいました。
母も「でしょう?私もおったまげたのよ」と笑っていましたが、この場合は純粋な驚きなので「おったまげ」がピッタリでした。
「おったまgetdown」を使った場面
一方、子供が学校の文化祭でダンスを披露することになったんです。普段は恥ずかしがり屋なのに、当日はノリノリで踊っている姿を見て、ママ友たちと「おったまgetdownだね!」って盛り上がりました。
この場合、驚いたというより「予想外でテンション上がる!」という感じだったので、「おったまgetdown」の方がニュアンスに合っていたんです。
もし「おったまげた」だけだと、ただの驚きになってしまって、あのワクワク感が伝わらなかったと思います。
具体的な使い方と例文
実際にどう使うのか、例文で見てみましょう。
「おったまげ」の例文
・「朝起きたら雪が積もってて、おったまげた!」 ・「テストで100点取れて、おったまげたわ」 ・「あの店、もう閉店してたの?おったまげるなあ」 ・「おったまげー!財布忘れちゃった!」
普通に驚いた時、予想外のことが起きた時に使います。
「おったまgetdown」の例文
・「推しがサプライズで登場して、おったまgetdownした!」 ・「宝くじで当たっちゃった!おったまgetdown!」 ・「突然の告白でおったまgetdown状態だよ」 ・「この曲マジでいい!おったまgetdownだわ」
驚いてテンションが上がる時、嬉しい驚きの時に使います。ちょっとオーバーに表現したい時にもピッタリです。
若者言葉としての広がり方
「おったまgetdown」のような若者言葉は、SNSから生まれて広がっていくのが特徴です。
TikTokやInstagramのリールなどの短い動画コンテンツで、面白いリアクションとともに使われることで一気に拡散します。言葉の響きがキャッチーで覚えやすいことも、流行の理由の一つですね。
一方、「おったまげ」は古くからある言葉ですが、平野ノラさんのような芸人さんがテレビで使ったことで、若い世代にも再び知られるようになりました。
こうした流行語は、時代とともに変化していくのが面白いところです。もしかしたら数年後には、また新しいバリエーションが生まれているかもしれませんね!
可愛すぎて震えてる🫨🫨🫨🫨🫨
— chocopiii🐰🍫 (@chocopiii_y) September 27, 2024
おったまgetdownからのknockout😇 pic.twitter.com/EF65338wR5
よくある質問
Q1. 「おったまgetdown」は正しい日本語ですか?
「おったまgetdown」は造語なので、辞書に載っているような正式な日本語ではありません。あくまでも若者の間で使われているスラング、流行語です。
学校のレポートやビジネスの場面で使うのは避けた方がいいですが、友達との会話やSNSでは自由に使って大丈夫ですよ。言葉は時代とともに変化するものなので、こうした新しい表現が生まれるのは自然なことなんです。
Q2. 「おったまげ」は方言ですか?
「おったまげ」の元になった「たまげる」「おったまげる」は、もともと全国的に使われていた日本語です。ただし、現代では茨城県などの一部地域で方言として残っている面もあります。
標準語としても使えますが、少し古風で田舎っぽい印象を与えることもあるので、場面によって使い分けるといいでしょう。
Q3. 年配の人に「おったまgetdown」と言っても伝わりますか?
おそらく伝わりにくいでしょう。「おったまgetdown」は若者言葉なので、年配の方には意味がわからないかもしれません。
年配の方と話す時は、「おったまげた」や「びっくりした」など、わかりやすい表現を使う方が親切です。逆に、若い世代同士で話す時は「おったまgetdown」の方が通じやすく、盛り上がれますよ。
Q4. 「おったまgetdown」と言う時、何か決まったポーズはありますか?
TikTokなどでは、「おったまgetdown」と言いながらオーバーなリアクションをしたり、ダンスの動きを入れたりすることが多いです。
ただし、決まったポーズがあるわけではないので、自由に表現して大丈夫!驚いた顔をしたり、両手を広げたり、自分なりの表現で使ってみてください。大事なのは、テンションの高さを表現することです。
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「おったまげ」と「おったまgetdown」は、どちらも驚きを表す言葉ですが、そのニュアンスや使われ方には大きな違いがあります。
まとめポイント
・「おったまげ」→純粋な驚き、古くからある日本語、幅広い世代が使える ・「おったまgetdown」→驚き+テンション上がる、若者の造語、カジュアルな場面で使う
「おったまげ」は真面目な驚きの時に、「おったまgetdown」は楽しい驚きの時に使うと覚えておくと良いでしょう。
言葉は生き物のように変化していくものです。古い言葉が新しい形で生まれ変わるのは、とても面白いことですよね。
私も最初は戸惑いましたが、今では子供と一緒に「おったまgetdown!」と言って楽しんでいます。みなさんも、場面に応じて2つの言葉を使い分けてみてくださいね!
言葉の違いを知ることで、世代を超えたコミュニケーションがもっと楽しくなりますよ。