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「猛暑日」と「酷暑日」の違い!意味や使い分け方

生活・文化

夏の暑い日になると、ニュースや天気予報で「猛暑日」や「酷暑日」という言葉を耳にすることがありますよね。でも、この2つの言葉って似ているけれど、実は違いがあるんです。

「今日は猛暑日になりました」と聞いても、「酷暑日とは何が違うの?」「どっちが暑いの?」と疑問に思ったことはありませんか?

この記事では、30代の主婦である私が、酷暑日と猛暑日の違いについて、小学生でもわかるように優しく解説していきます。実際に子育てをしながら、毎日の天気予報をチェックしている中で感じた疑問や体験談も交えながら、わかりやすくお伝えしますね。

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猛暑日とは?基本的な意味と定義

猛暑日とは、気象庁が正式に定義している予報用語で、日最高気温が35℃以上の日のことを指します。

実は、2007年4月1日に気象庁が予報用語を改正して、35℃以上の日を「猛暑日」と正式に定めました。それまでは、35℃以上になる日が少なかったため、正式な用語がなかったんです。

私も覚えているのですが、子どもの頃は35℃を超える日なんてほとんどなくて、30℃を超えただけでも「すごく暑い!」と感じていました。でも最近は、35℃なんて珍しくなくなってしまいましたよね。

猛暑日の例文:

  • 「今日は猛暑日で、気温が37℃まで上がりました」
  • 「明日は猛暑日の予報なので、熱中症に注意しましょう」
  • 「この夏は猛暑日が10日も続いています」

酷暑日とは?新しく生まれた言葉の背景

酷暑日とは、日最高気温が40℃以上になった日のことで、2022年夏に日本気象協会が命名した比較的新しい言葉です。

気象庁が予報用語として定義しているのは、日最高気温が35℃以上の「猛暑日」までであり、最高気温が40℃以上になった日の名称は今のところ存在しません。そこで、日本気象協会が所属する気象予報士130人のアンケートを実施して、「酷暑日」という名前に決まりました。

実際に我が家でも、2022年の夏は本当に暑くて、子どもたちと外出するのも躊躇するような日が何日もありました。体温を超える40℃という気温は、もはや「猛暑」では表現しきれない暑さだと感じたのを覚えています。

酷暑日の例文:

  • 「今日は酷暑日で、気温が41℃に達しました」
  • 「酷暑日が続いているので、外出は控えめにしています」
  • 「酷暑日の日は、エアコンをつけっぱなしにしています」

酷暑日と猛暑日の違いを比較

温度の違い

  • 猛暑日:35℃以上40℃未満
  • 酷暑日:40℃以上

公式性の違い

  • 猛暑日:気象庁が正式に定義している予報用語
  • 酷暑日:日本気象協会が独自に命名した言葉(気象庁の公式用語ではない)

歴史の違い

  • 猛暑日:2007年から使用開始
  • 酷暑日:2022年から使用開始

私が子育てをしていて感じるのは、猛暑日でも十分危険だということです。でも、40℃を超える酷暑日は、もう別次元の暑さ。子どもたちを公園に連れて行くのも、午前中の早い時間か夕方遅めの時間しか無理ですね。

過去に使われていた「酷暑日」の意味

実は、「酷暑日」という言葉は、2022年より前にも使われていました。以前は、マスコミなどで最高気温が35度以上の日を「酷暑日」と表現していて、一般にも「酷暑日」が浸透していました。

しかし、気象庁が2007年4月1日に予報用語を改正し、35度以上の日を「猛暒日」としたため、正式な予報用語としては「猛暑日」を使い、「酷暑日」は「猛暑日」の俗称という位置づけになりました。

つまり、昔の「酷暑日」=今の「猛暑日」(35℃以上)、新しい「酷暑日」=40℃以上、ということになります。ちょっと複雑ですが、時代とともに言葉の意味も変わっていくんですね。

なぜ新しい「酷暑日」が必要になったのか

全国の日最高気温が35℃以上(猛暑日)の日数は増加していて、統計期間1910~2023年で100年あたり2.3日の増加が見られます。

近年の地球温暖化により、40℃を超える日が珍しくなくなってきました。私も母親として、子どもたちの安全を考えると、35℃の日と40℃の日では、明らかに危険度が違うと感じています。

40℃を超える日は、体温よりも高い気温になるため、人体への影響も深刻です。そのため、より効果的に暑さへの注意喚起を行うために、新しい「酷暑日」という言葉が生まれたのです。

実際に、我が家では酷暑日の日は:

  • 外出を最小限に控える
  • エアコンをつけっぱなしにする
  • 水分補給をいつも以上に意識する
  • 子どもたちの体調変化に特に注意する

といった対策を取るようになりました。

暑さの段階を覚えよう

暑さを表す言葉は、温度順に並べると以下のようになります:

  1. 夏日:25℃以上30℃未満
  2. 真夏日:30℃以上35℃未満
  3. 猛暑日:35℃以上40℃未満
  4. 酷暑日:40℃以上

日本気象協会の発表によると、最高気温が25℃以上を「夏日」、30℃以上を「真夏日」、35℃以上を「猛暑日」、そして40℃以上を「酷暑日」と呼んでいます。

子どもたちにも、この順番で暑さが増していくことを教えています。特に酷暑日の日は、「今日は体温より暑いから、絶対に無理をしちゃダメよ」と伝えるようにしています。

熱中症対策も変わる

猛暑日と酷暑日では、必要な対策も変わってきます。

猛暑日(35℃以上)の対策

  • こまめな水分補給
  • 日陰を選んで歩く
  • 軽装で過ごす
  • 適度にエアコンを使用

酷暑日(40℃以上)の対策

  • より積極的な水分・塩分補給
  • 不要不急の外出は避ける
  • エアコンをつけっぱなしにする
  • 体調変化に敏感に反応する

私の経験では、酷暑日の日は子どもたちもぐったりしていることが多く、食欲も落ちがちです。そんな時は、水分が多く取れるゼリーや冷たいスープなどを用意して、少しでも体調管理に気を配るようにしています。

メディアでの使い分け

天気予報やニュースでは、以下のように使い分けられています:

  • 気象庁の公式発表:「猛暑日」のみ使用
  • 日本気象協会:「猛暑日」と「酷暑日」を使い分け
  • 一般のメディア:両方を使用することが多い

私がいつも見ている天気予報でも、最近は「今日は酷暑日になる可能性があります」という表現を聞くようになりました。言葉が浸透してきている証拠ですね。

地域による違い

日本国内でも、酷暑日になりやすい地域とそうでない地域があります。一般的に:

  • 酷暑日になりやすい地域:内陸部、盆地
  • 比較的酷暑日になりにくい地域:沿岸部、島嶼部

我が家は関西の内陸部にあるので、夏場は本当に厳しい暑さになります。海辺の実家に遊びに行くと、同じ日でも5℃くらい気温が低くて、子どもたちも「涼しい!」と喜んでいます。

よくある質問

Q1. 酷暑日と猛暑日、どちらが正式な用語ですか?

正式な気象用語は「猛暑日」です。気象庁による定義ではないが、日本気象協会は2022年8月2日より、日最高気温が40℃以上の日を酷暑日と呼んでいます。「酷暑日」は日本気象協会が独自に命名した言葉で、まだ気象庁の公式用語ではありません。

Q2. 昔の酷暑日と今の酷暑日は違うのですか?

はい、違います。以前は35℃以上の日を「酷暑日」と呼んでいましたが、2007年に気象庁が35℃以上を「猛暑日」と定義しました。そして2022年に日本気象協会が40℃以上を新しい「酷暑日」と命名したため、言葉の意味が変化しています。

Q3. 海外でも同じような区分はありますか?

国や地域によって基準は異なりますが、多くの国で暑さのレベルを区分しています。ただし、気温の基準や呼び方は国によって様々です。日本の「酷暑日」「猛暑日」は、日本独自の表現と考えて良いでしょう。

Q4. 子どもの熱中症対策で気をつけることは?

酷暑日(40℃以上)の日は特に注意が必要です。子どもは体温調節機能が未発達なため、大人以上に影響を受けやすくなります。水分補給はもちろん、顔色や機嫌の変化にも敏感に対応し、少しでもおかしいと思ったらすぐに涼しい場所に移動させましょう。

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まとめ

酷暑日と猛暑日の違いについて、詳しく解説してきました。簡単にまとめると:

猛暑日:35℃以上40℃未満の日(気象庁の正式用語、2007年開始) 酷暑日:40℃以上の日(日本気象協会の独自用語、2022年開始)

どちらも危険な暑さに変わりはありませんが、酷暑日はより深刻な状況を表す言葉として生まれました。

母親として日々感じるのは、近年の暑さは本当に異常だということです。子どもたちの安全を守るためにも、これらの言葉の違いを理解して、適切な対策を取ることが大切ですね。

天気予報で「猛暑日」や「酷暑日」という言葉を聞いたら、ぜひ今日学んだ知識を思い出して、より注意深く暑さ対策をしていただければと思います。

皆さんも、厳しい暑さの中でも健康に気をつけて、楽しい夏をお過ごしくださいね。