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「バター」と「チーズ」の違い!特徴や栄養、使い方

グルメ・飲食

バターとチーズって、同じ牛乳から作られているのに、なぜこんなに違うのでしょうか?毎朝パンに塗るバターと、お料理やそのまま食べて美味しいチーズ。どちらも身近な食材ですが、意外とその違いを詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

実は私も子どもの頃、「どっちも牛乳から作られているから似たようなものでしょ?」と思っていました。でも、料理をするようになって、バターは溶けて液体になるのにチーズは伸びて固まったまま、という違いに気づいたんです。

この記事では、バターとチーズの基本的な違いから、栄養価、カロリー、使い分け方まで、分かりやすく解説していきます。料理やお菓子作りでもっと美味しく使い分けるためのコツも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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バターとチーズの基本的な違いとは?

バターとチーズの最大の違いは、牛乳のどの部分を使って作られているかにあります。

バターは牛乳の「脂肪分」だけを取り出して作られます。牛乳に含まれる脂肪分はわずか約3%程度なので、たくさんの牛乳からほんの少しのバターしかできないんです。生クリームを容器に入れて振り続けると、脂肪球が固まってバターになる、あれです。

一方、チーズは牛乳の「タンパク質」と「脂肪」の両方を使って作られます。牛乳に乳酸菌や凝乳酵素を加えて固め、水分を抜いて作るため、栄養がぎゅっと凝縮されているのが特徴です。

私が実際に手作りバターを作ったことがあるのですが、生クリーム200mlから作れるバターは本当にほんの少し。でも、その濃厚な味は市販のものとは全然違って感動しました。チーズも手作りしたことがありますが、カッテージチーズなら意外と簡単で、牛乳1リットルからかなりの量ができるんですよ。

バターの特徴と作り方

バターの成分と種類

バターの主成分は乳脂肪で、約80%以上が脂肪分です。残りは水分とわずかなタンパク質、乳糖などが含まれています。

バターには大きく分けて2種類あります:

有塩バターは塩分が約1.5%添加されており、そのまま食べても美味しく、保存性も高くなっています。パンに塗って食べるときは、この有塩バターがおすすめです。

無塩バターは塩分が添加されていないため、お菓子作りや繊細な味付けの料理に向いています。私もケーキを作るときは必ず無塩バターを使います。有塩バターだと塩味が邪魔してしまうことがあるんです。

バターの作り方

バターは生クリームや牛乳の脂肪分を撹拌して作ります。家庭でも簡単に作ることができて、生クリームをジャムの空き瓶などに入れて10〜15分振り続けると、突然「パシャッ」という音とともに脂肪分と水分に分かれます。

この時の水分は「バターミルク」と呼ばれ、昔はこれも料理に使われていました。分離した脂肪分をさらに水でもみ洗いして余分な水分を取り除けば、手作りバターの完成です。

チーズの特徴と作り方

チーズの成分と種類

チーズはタンパク質が豊富で、カルシウムなどのミネラルも多く含まれています。脂肪分はチーズの種類によって大きく異なり、カッテージチーズのような低脂肪のものから、クリームチーズのような高脂肪のものまで様々です。

チーズには「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」があります。

ナチュラルチーズは牛乳に乳酸菌や凝乳酵素を加えて作る、いわば「生きているチーズ」です。モッツァレラ、チェダー、カマンベールなどがこれにあたります。時間とともに熟成が進み、味が変化するのも魅力です。

プロセスチーズはナチュラルチーズを加熱して溶かし、再び固めたものです。6Pチーズやスライスチーズなど、私たちに馴染み深いチーズの多くがプロセスチーズです。熟成が止まっているので品質が安定しており、日持ちも良いのが特徴です。

チーズの作り方

チーズ作りの基本は、牛乳を固めて水分を抜くことです。牛乳に乳酸菌を加えて酸性にしたり、レンネット(凝乳酵素)を加えたりして、牛乳中のタンパク質(カゼイン)を固めます。

固まった部分(カード)から水分(ホエイ)を分離させ、さらに塩を加えたり熟成させたりすることで、様々な種類のチーズができあがります。

家庭で作りやすいカッテージチーズなら、牛乳に酢やレモン汁を加えて温めるだけで簡単に作れます。私も子どもと一緒によく作るのですが、牛乳が固まる様子を見るのは毎回不思議で面白いものです。

栄養価とカロリーの比較

バターの栄養とカロリー

バター(有塩)100gあたりのカロリーは約745kcalと、かなり高カロリーです。これは主成分が脂肪だからです。

栄養面では、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンKなどの脂溶性ビタミンが豊富に含まれています。特にβ-カロテンから作られるビタミンAは、目の健康や免疫機能に重要な役割を果たします。

ただし、バターは一度にたくさん食べるものではないので、実際に摂取するカロリーはそれほど心配する必要はありません。パンに塗る程度なら10g程度で、約75kcal程度です。

チーズの栄養とカロリー

チーズのカロリーは種類によって大きく異なります。例えば:

  • カッテージチーズ:100gあたり約98kcal
  • モッツァレラチーズ:100gあたり約276kcal
  • チェダーチーズ:100gあたり約423kcal
  • クリームチーズ:100gあたり約346kcal

チーズの最大の魅力は、良質なタンパク質とカルシウムが豊富なことです。特にカルシウムは骨や歯の健康に欠かせない栄養素で、チーズ1切れ(約20g)で1日に必要なカルシウムの約1/4を摂取できます。

私は成長期の子どもには積極的にチーズを食べさせています。牛乳が苦手な子でも、チーズなら喜んで食べてくれるので、カルシウム不足の心配が減りました。

料理での使い分け方

バターの使い方と適した料理

バターは加熱すると溶けて液体になり、独特の風味を料理に加えます。主な使い方は:

炒め物や焼き物では、バターの風味が食材に移り、コクのある仕上がりになります。ステーキの仕上げにバターを加える「バター風味」は、プロの料理人もよく使うテクニックです。

お菓子作りでは、クッキーやケーキの生地に混ぜることで、しっとりとした食感と豊かな風味を生み出します。私がよく作るパウンドケーキでは、バターをしっかりと泡立てることで、ふわふわの食感になるんです。

パンに塗るのは最も身近な使い方ですね。トーストした熱いパンにバターを塗ると、じゅわっと溶けて香りも立ちます。

チーズの使い方と適した料理

チーズは加熱すると溶けて伸びますが、液体にはならず、独特の粘りとコクを生み出します。

グラタンやドリアでは、チーズが表面で焼けて香ばしくなり、中はとろっと溶けて美味しさを閉じ込めます。我が家では子どもたちが大好きなメニューです。

ピザやパスタでは、モッツァレラチーズやパルメザンチーズがよく使われます。それぞれ溶け方や風味が違うので、料理に合わせて選ぶのがポイントです。

そのまま食べるのもチーズの魅力です。ワインのおつまみにしたり、フルーツと合わせたり、楽しみ方は無限大です。

バターとチーズの保存方法

バターの正しい保存方法

バターは空気に触れると酸化して風味が落ちるので、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存するのが基本です。冷蔵庫で約1ヶ月、冷凍庫なら6ヶ月程度保存できます。

使う分だけ常温に戻すときは、硬いまま使おうとせず、少し室温で柔らかくしてから使うと、パンを傷めずに塗ることができます。

チーズの正しい保存方法

チーズの保存方法は種類によって異なります。

ナチュラルチーズは呼吸をしているので、完全に密閉せず、チーズ専用の紙やラップで包んで冷蔵庫で保存します。カビが生える場合がありますが、表面だけなら削り取って食べられることが多いです。

プロセスチーズは開封後はラップで包んで冷蔵庫で保存し、早めに食べきります。

私は大きなチーズを買ったときは、小分けして冷凍保存することもあります。解凍後は食感が少し変わりますが、加熱調理に使う分には問題ありません。

よくある質問

Q1. バターとチーズ、どちらの方が健康的ですか?

バターとチーズは、どちらも適量であれば健康に良い食品です。バターは脂溶性ビタミンが豊富で、チーズは良質なタンパク質とカルシウムが豊富です。

ただし、バターは高カロリーなので使いすぎに注意が必要です。一方、チーズは種類によってカロリーが大きく違うので、ダイエット中ならカッテージチーズなどの低脂肪タイプを選ぶと良いでしょう。

どちらも栄養価の高い天然食品なので、バランスよく食事に取り入れることが大切です。私は朝はバター、昼や夜の料理にはチーズを使うことが多く、それぞれの良さを楽しんでいます。

Q2. 手作りバターと手作りチーズ、どちらが簡単に作れますか?

手作りバターの方が断然簡単です!生クリームを容器に入れて振るだけで、15分程度でできあがります。特別な材料も不要で、子どもと一緒に作るのも楽しいです。

手作りチーズも、カッテージチーズなら牛乳に酢を加えて温めるだけで作れますが、温度管理が少し難しく、失敗することもあります。

私は最初にバター作りから始めて、慣れてからチーズ作りに挑戦しました。どちらも手作りの美味しさは格別なので、ぜひ試してみてください。

Q3. バターとチーズを料理で代用することはできますか?

基本的には代用は難しいです。バターは溶けて液体になり風味を加える役割が強く、チーズは溶けても固形を保ちつつコクを加える役割があります。

例えば、パスタでバターの代わりにチーズを使っても、同じような仕上がりにはなりません。また、お菓子作りでバターの代わりにチーズを使うのは、味的にも食感的にも適しません。

ただし、どちらもコクを加える目的なら、組み合わせて使うことで相乗効果が期待できます。バターでソテーした野菜にチーズをかけるなど、それぞれの特徴を活かした使い方がおすすめです。

Q4. ダイエット中はバターとチーズのどちらを控えるべきですか?

カロリーだけを考えるなら、バターの方が高カロリーなので控えめにすべきでしょう。ただし、バターは一度に使う量が少ないので、実際の摂取カロリーはそれほど多くありません。

チーズは種類によってカロリーが大きく異なるので、選び方次第です。カッテージチーズやモッツァレラチーズなら比較的低カロリーで、タンパク質も豊富なのでダイエット中でも安心して食べられます。

私がダイエット中は、パンに塗るバターは控えめにして、代わりにカッテージチーズをトッピングすることがありました。満足感があって、栄養的にもバランスが良いのでおすすめです。

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まとめ

バターとチーズの違いについて詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめてみましょう。

主成分の違い:バターは牛乳の脂肪分のみ、チーズは牛乳のタンパク質と脂肪の両方から作られます。

加熱時の違い:バターは溶けて液体になり、チーズは溶けても固形を保ち伸びる性質があります。

栄養面の違い:バターは脂溶性ビタミンが豊富、チーズは良質なタンパク質とカルシウムが豊富です。

用途の違い:バターは風味付けや焼き物に、チーズはそのまま食べたり溶かして使ったりと用途が幅広いです。

保存方法の違い:バターは密閉して冷蔵保存、チーズは種類により保存方法が異なります。

どちらも同じ牛乳から作られながら、これほど違いがあるのは本当に興味深いですね。それぞれの特徴を理解して使い分けることで、お料理やお菓子作りがもっと楽しく、美味しくなるはずです。

今度スーパーでバターやチーズを手に取るときは、その違いを思い出しながら選んでみてください。きっと今まで以上に、食材への愛着が湧いてくるのではないでしょうか。