当サイトはプロモーションを含みます

「MA-1」と「M-65」の違い!ミリタリージャケットの見分け方

ファッション、美容

街でよく見かけるミリタリージャケットですが、「あのジャケットかっこいいな」と思っても、MA-1とM-65の違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。実際、私も以前は「どちらも軍用のジャケットでしょ?」程度の認識でした。

でも、この2つのジャケットには明確な違いがあり、それぞれに魅力的な特徴があります。今日はそんなMA-1とM-65の違いについて、誰でもわかりやすく解説していきますね。

MA-1とM-65の基本的な違い

MA-1の特徴

MA-1は1957年に米軍空軍に支給されたフライトジャケットで、正式名称は「ジャケット・フライヤーズ・男性用インターメディエートタイプMA-1」です。

MA-1の主な特徴:

  • 用途:航空機乗務員用(フライトジャケット)
  • 素材:ナイロン製
  • デザイン:シンプルで丸い襟
  • 温度帯:-10℃~10℃での使用を想定
  • :リブニット仕様
  • ポケット:左腕に小さなポケット

M-65の特徴

M-65は1965年に米陸軍で制式採用されたフィールドジャケットで、朝鮮戦争で使用されたM-51の後継として開発され、40年以上にわたってアメリカ軍の現用モデルでした。

M-65の主な特徴:

  • 用途:陸上戦闘用(フィールドジャケット)
  • 素材:コットンとナイロンの混紡
  • デザイン:立ち襟(スタンドカラー)
  • 温度帯:-10℃~20℃での使用を想定
  • :ベルクロ(マジックテープ)で調整可能
  • ポケット:4つの大きなポケット

見た目での見分け方

実際に見分ける時のポイントを、私が息子に教えた方法で説明しますね。

襟の形で判断

MA-1:丸い襟(ラウンドカラー)で、首元がすっきりしています M-65:立ち襟(スタンドカラー)で、襟を立てることができます

これが一番わかりやすい違いです。お店で見かけた時も、まずは襟の形を見れば簡単に判別できます。

袖の仕様

MA-1:袖口がリブニット(伸縮性のある編み込み) M-65:袖口にベルクロ(マジックテープ)がついていて、サイズ調整が可能

ポケットの違い

MA-1:左腕に小さなポケットが1つ(ペンなどを入れるため) M-65:胸に2つ、腰に2つ、計4つの大きなポケット

それぞれの歴史と背景

MA-1の歴史

軍用機の多くがプロペラ機からジェット機に移行するに従って飛行高度も高くなり、フライトジャケットに付着した水分が氷結してパイロットの操縦の妨げになるため、革製ではなくナイロン製のMA-1が登場しました。

私がMA-1について調べて驚いたのは、その実用性の高さです。高高度での飛行に対応するため、軽量で防風性に優れたナイロン素材が使われています。

M-65の歴史

M-65はフィールドジャケットの完成形として作られ、2008会計年度まで実に40年以上にわたってアメリカ軍の現用モデルでした。

M-65は地上戦闘での使用を前提としているため、耐久性と機能性を重視した作りになっています。映画「タクシードライバー」でロバート・デ・ニーロが着用していたことでも有名ですね。

素材と機能性の違い

MA-1の素材と機能

素材:ナイロン100% 特徴

  • 軽量で持ち運びしやすい
  • 風を通しにくい
  • 水に強い
  • 乾きやすい

実際に息子のMA-1を触ってみると、本当に軽くて驚きました。春や秋の軽いアウターとしては最適ですね。

M-65の素材と機能

素材:コットンとナイロンの混紡(通常50/50) 特徴

  • 丈夫で長持ち
  • 通気性が良い
  • 着込むほど体に馴染む
  • ライナー(内側の防寒着)を取り付け可能

M-65はライナーを付けることで本格的な防寒着になります。これも実用性を重視した軍用品ならではの工夫ですね。

ファッションでの使い分け方

MA-1のコーディネート

MA-1は都会的でスタイリッシュな印象を与えます:

  • カジュアル:ジーンズ+Tシャツ+スニーカー
  • きれいめ:チノパン+シャツ+革靴
  • ストリート:スウェット+ワイドパンツ+ハイテクスニーカー

M-65のコーディネート

M-65は武骨で男らしい印象を演出できます:

  • アメカジ:ジーンズ+フランネルシャツ+ブーツ
  • ミリタリー:カーゴパンツ+Tシャツ+コンバットブーツ
  • 大人カジュアル:スラックス+ニット+ローファー

サイズ感と着こなしのコツ

MA-1のサイズ感

MA-1は本来タイトに着るものです。私が夫のMA-1を借りて着た時、最初は「きつくない?」と思いましたが、それが正しいサイズ感なんです。ジャストサイズで着ることで、スマートな印象を作れます。

M-65のサイズ感

M-65はゆったりとした作りが特徴です。インナーを重ね着することを前提としているため、少し大きめのサイズ感で着るのが正解。これにより、ラフで男らしい雰囲気を演出できます。

価格帯と購入のポイント

MA-1の価格帯

  • レプリカ品:3,000円~15,000円
  • ブランド品:20,000円~50,000円
  • ヴィンテージ実物:30,000円~100,000円以上

M-65の価格帯

  • レプリカ品:5,000円~20,000円
  • ブランド品:25,000円~60,000円
  • ヴィンテージ実物:20,000円~80,000円

初めて購入する場合は、まずはレプリカ品で試してみることをおすすめします。我が家でも最初はお手頃な価格のものから始めました。

メンテナンスと長持ちさせるコツ

MA-1のお手入れ

  1. 洗濯:ネットに入れて弱水流で洗濯
  2. 乾燥:陰干しで自然乾燥
  3. 保管:湿気の少ない場所にハンガーで吊るす

M-65のお手入れ

  1. 洗濯:色落ちに注意して単独洗い
  2. 乾燥:形を整えて陰干し
  3. 保管:防虫剤と一緒にクローゼットへ

季節ごとの着回し術

春の着こなし

MA-1:薄手のニット+MA-1+軽やかなパンツ M-65:Tシャツ+M-65(ライナーなし)+デニム

秋の着こなし

MA-1:長袖シャツ+MA-1+チノパン M-65:厚手のセーター+M-65(ライナー付き)+ウールパンツ

よくある質問

Q1:どちらが初心者におすすめですか?

MA-1の方が初心者におすすめです。シンプルなデザインで合わせやすく、軽量なので着回しが効きます。私の息子も最初はMA-1から始めて、慣れてきてからM-65を購入しました。

Q2:女性でも着られますか?

もちろん着られます!最近は女性向けのサイズも豊富で、私自身もMA-1を愛用しています。オーバーサイズで着るとトレンド感のあるコーディネートになりますよ。

Q3:どの色が使いやすいですか?

MA-1:セージグリーン(薄い緑)またはブラックが定番 M-65:オリーブドラブ(深い緑)が最もオーソドックス

どちらも最初は定番色から始めることをおすすめします。

Q4:夏でも着られますか?

MA-1は薄手なので初夏や夏の夜には着用可能ですが、M-65は厚手なので夏場は避けた方が良いでしょう。エアコンの効いた室内では活用できますが、屋外では暑すぎます。

Q5:本物と レプリカの見分け方は?

本物の特徴

  • タグに正確な軍用規格の記載
  • 縫製が非常に丁寧
  • 素材の質感が良い
  • 価格が高め

最初はレプリカでも十分楽しめますが、こだわりたい方は専門店で本物を探してみてください。

「MA-1」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!

まとめ

MA-1とM-65、どちらも魅力的なミリタリージャケットですが、明確な違いがあります:

MA-1は航空機乗務員用のフライトジャケットで、軽量なナイロン素材と丸い襟が特徴。都会的でスマートな印象を演出できます。

M-65は陸上戦闘用のフィールドジャケットで、丈夫なコットン混紡素材と立ち襟、4つのポケットが特徴。武骨で男らしい印象を作れます。

どちらを選ぶかは、あなたの好みのスタイルや用途によって決めると良いでしょう。我が家では息子はMA-1、夫はM-65と使い分けていますが、どちらも長く愛用できる優秀なアウターです。

初めての方はまずMA-1から始めて、ミリタリーファッションに慣れてきたらM-65にも挑戦してみてくださいね。きっと新しいファッションの楽しさを発見できるはずです!