若い世代を中心に使われる「やりらふぃー」「パリピ」「陽キャ」という言葉。どれも似たような意味で使われがちですが、実はそれぞれに微妙な違いがあります。
私も娘を持つ母として、最近の若者言葉についていくのに必死です。娘が友達と話している時に「あの人やりらふぃーだよね」「○○君って陽キャだけどパリピではないよね」なんて会話を聞いて、正直「え?何が違うの?」と思ってしまいました。
そこで今回は、これらの言葉の違いや使い分け方について、分かりやすく解説していきます。お子さんとの会話についていけないお母さん方にもぜひ読んでいただきたい内容です。
「やりらふぃー」とは
威尊のやりらふぃーにしては体幹が強すぎる横揺れまだ笑える pic.twitter.com/NYrFMImMXz
— あ◝✩ (@ohmyhiroto) June 9, 2025
「やりらふぃー」は、ノルウェーの音楽グループ「Meland x Hauken」が2017年に発表した楽曲『Chernobyl 2017』のサビ部分「Jeg vil at vi」が「やりらふぃー」と聞こえることから生まれた日本独自の”空耳言葉”です。
2020年のギャル流行語大賞で第1位に選出されたギャル語で、TikTokを中心に広まりました。
「やりらふぃー」の意味
「やりらふぃー」は「ノリが軽い」「テンションが高い」「チャラチャラしてる」といった性格や派手なファッション・行動をする若者を表す言葉として使われます。
常に元気で、明るく陽気で、派手な格好を好むような人が「やりらふぃーな人」と呼ばれやすいです。ただし、単に踊ったり騒いだりしている気分を表現する時にも使われます。
「やりらふぃー」の特徴
- 派手なファッションを好む
- テンションが高くて明るい
- TikTokなどのダンス動画に出てきそうな雰囲気
- チャラい印象を与えることもある
- 見た目のインパクトが強い
実際に娘の友達にも「やりらふぃー系」の子がいますが、髪色が明るくて、いつもキラキラしたアクセサリーをつけている印象です。悪い子ではないのですが、確かに第一印象は「派手だな」と思ってしまいます。
「パリピ」とは
パリピ感強めだね😌😌 pic.twitter.com/hfzAQSSlh4
— れに (@NDwvwvoebg2983) September 23, 2025
「パリピ」は「パーティーピープル」の略語です。パーティなどのイベントに集まって盛り上がること、あるいはイベントで騒ぐことが好きなノリの人たちを指します。
「パリピ」の意味
「パリピ」とはテンションが高い人たち、いわゆる「パーティーピーポー」の略で、パーティー好きな人たちのことです。お酒を飲んで大勢で騒ぐことを好む傾向があります。
「パリピ」の特徴
- パーティーやイベントが大好き
- 大勢で騒ぐことを楽しむ
- お酒を飲む機会が多い
- 夜遊びを好む傾向がある
- SNSでの発信が派手
パリピはどちらかといえば夜型の人が多く、朝まで仲間とお酒を飲んだり、集まってイベントに参加したりと、人が多くいるタイミングに活動する傾向があるのが特徴です。
私の知り合いにもパリピな人がいますが、いつもInstagramに楽しそうなパーティーの写真をアップしていて、見ているこちらも楽しくなってきます。ただ、毎日のように遊んでいて「疲れないのかな?」と心配になることもあります。
「陽キャ」とは
陽キャこわいwwwwwwww #GOスト pic.twitter.com/oNDnw7j2EZ
— Rin (@ju______ri615) September 14, 2025
「陽キャ」は「陽気なキャラクター」の略語で、明るく陽気な性格の人を指します。活発な性格で友達も多く、さまざまなイベントにも積極的に参加している人たちのことです。
「陽キャ」の意味
陽気で明るいキャラクターの人を指し、性格が明るいだけでなく、面白かったり、スポーツができたりと、何かのジャンルで飛び抜けている人に対しても使われます。
学校などでは常にクラスの中心にいるようなタイプの人が陽キャと呼ばれることが多いです。
「陽キャ」の特徴
- 明るくて元気な性格
- 友達が多い
- リーダーシップがある
- 積極的で行動力がある
- 人とのコミュニケーションが上手
息子のクラスにも陽キャの子がいますが、運動会の応援団長をやったり、文化祭の実行委員になったりと、いつもクラスの中心で活躍しています。見ていて「こんな風に明るく生きられたらいいな」と思わされます。
「やりらふぃー」「パリピ」「陽キャ」の違い
主な違いのポイント
やりらふぃー
- 見た目やファッションに重点を置いた表現
- TikTokなどのSNS文化から生まれた新しい言葉
- チャラい印象を含むことが多い
パリピ
- パーティーやイベント好きという行動に焦点
- お酒や夜遊びと関連することが多い
- 大人の遊び方により近い
陽キャ
- 性格の明るさや人柄を表現
- 学校や職場での人間関係に関わる
- ポジティブな意味で使われることが多い
使い分けの例
私が実際に娘から聞いた使い分けの例をご紹介します。
「Aちゃんは陽キャだけど、パリピではないよね。明るくて面白いけど、遊び方は普通だから」 「Bくんはやりらふぃー系だから、見た目派手だけど、実は真面目なんだよ」 「Cちゃんはパリピだから、毎週末パーティー行ってる」
このように、同じ人でも状況や特徴によって使う言葉が変わるんですね。
実際の使い方と例文
「やりらふぃー」の使い方
- 「今日の髪型、やりらふぃーっぽくない?」
- 「あの子のファッション、やりらふぃー系だね」
- 「やりらふぃー〜って踊ってみた」
「パリピ」の使い方
- 「今度の週末、パリピしない?」
- 「彼女ってパリピだよね、いつもクラブにいる」
- 「パリピな友達と遊ぶと疲れる」
「陽キャ」の使い方
- 「彼は陽キャだから、誰とでも仲良くなれる」
- 「陽キャグループに混ざりたいけど勇気がない」
- 「陽キャすぎてついていけない」
それぞれの印象と受け取られ方
ポジティブな側面
やりらふぃー
- 自由で個性的
- トレンドに敏感
- 楽しそうに見える
パリピ
- 人生を楽しんでいる
- 社交的で友達が多い
- エネルギッシュ
陽キャ
- 人気者で頼りになる
- 明るくて一緒にいて楽しい
- リーダーシップがある
ネガティブな側面
やりらふぃー
- チャラく見られることがある
- 軽薄な印象を与える場合も
- 大人から理解されにくい
パリピ
- 騒がしくてうるさい
- お金の使い方が派手
- 節度がないと思われることも
陽キャ
- 押し付けがましく感じる人もいる
- 疲れると思われることがある
- 陰キャとの対立を生むことも
私自身、最初はこれらの言葉にあまり良い印象を持っていませんでした。でも娘の説明を聞いたり、実際にそういう子たちと接する機会があったりして、必ずしもネガティブなものではないと理解できるようになりました。
年代による受け取られ方の違い
10代〜20代前半
これらの言葉を日常的に使っている世代では、それぞれの違いを理解して使い分けています。特にやりらふぃーは彼らの文化の一部として受け入れられています。
20代後半〜30代
パリピという言葉は理解しているものの、やりらふぃーについてはまだ馴染みがない人も多いようです。陽キャは比較的理解されやすい言葉です。
40代以上
私たち親世代には、これらの言葉自体が新鮮で、違いを理解するのに時間がかかります。でも、子どもとのコミュニケーションを考えると、覚えておいて損はありません。
使い分ける時の注意点
相手との関係性を考慮
親しい友達同士なら気軽に使える言葉でも、初対面の人や目上の人には使わない方が無難です。特に「やりらふぃー」は比較的新しい言葉なので、理解されない可能性があります。
TPOを意識
学校や職場などフォーマルな場面では控えめに使うか、使わない方が良いでしょう。プライベートな会話の中で使うのが適切です。
ネガティブな意味で使わない
これらの言葉は人の性格や特徴を表すものなので、悪口や批判の意味で使うのは避けましょう。特に本人がいない場所での使用は注意が必要です。
実際に娘にも「人を表現する言葉は相手を傷つけないよう気をつけて使いなさい」と伝えています。言葉は使い方次第で人を傷つける武器にもなってしまいますからね。
よくある質問
Q1. 「やりらふぃー」って悪い意味で使われることはありますか?
A1. 実際のところは状況次第。ポジティブに使われることもあれば、チャラいという意味でネガティブに使われることもあります。使う相手や状況によって受け取られ方が変わるので、注意が必要です。親しい友達同士なら問題ありませんが、よく知らない人に使うのは控えた方が良いでしょう。
Q2. 「パリピ」と「陽キャ」は同じ意味ですか?
A2. 似ているようで実は違います。「パリピ」は大勢でワイワイ騒ぐのが好きな人たちを指しますが、「陽キャ」は明るく陽気な性格の人全般を指します。パリピは行動パターン、陽キャは性格の特徴を表していると考えると分かりやすいです。
Q3. 子どもがこれらの言葉を使っていて心配です
A3. 最近の若者言葉は確かに理解しにくいものが多いですが、多くは仲間同士のコミュニケーションツールとして使われています。まずは子どもに意味を聞いてみて、どんな文脈で使っているかを確認することが大切です。問題のある使い方をしていなければ、過度に心配する必要はありません。
Q4. 大人が使っても変じゃないですか?
A4. 年代や相手によります。同世代の友達同士なら問題ありませんが、若い人に使うと「無理してる」と思われる可能性があります。自然に使えるなら良いですが、無理に若者言葉を使う必要はありません。子どもとの会話で理解を示すために使うのは良いと思います。
「やりらふぃー」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
「やりらふぃー」「パリピ」「陽キャ」は、どれも明るく活発な人を表す言葉ですが、それぞれ異なる特徴があります。
- やりらふぃー:見た目やファッションが派手で、TikTok文化から生まれた新しい表現
- パリピ:パーティーやイベント好きで、夜遊び文化と関連が深い
- 陽キャ:性格が明るく、学校や職場での人気者タイプ
これらの言葉を理解することで、お子さんとの会話もスムーズになりますし、今の若者文化への理解も深まります。ただし、使う時は相手や状況を考慮することが大切です。
私も最初は戸惑いましたが、今では娘との会話でこれらの言葉が出てきても慌てずに対応できるようになりました。言葉は時代とともに変化するものですから、柔軟に受け入れながら、適切に使い分けていきましょう。