春や秋になると、子供たちと外で遊びたくなりますよね。でも「デイキャンプにしようか」「ピクニックでいいかな」「ハイキングはどう?」って考えたとき、それぞれの違いがよくわからなくて困ったことはありませんか?
実は私も、以前は全部まとめて「お外で遊ぶ」くらいの認識でした。でも子供が成長して、体力や興味に合わせた計画を立てたいと思うようになってから、それぞれの特徴をしっかり理解するようになったんです。
この記事では、よく似ているけど実は違う「デイキャンプ」「ピクニック」「ハイキング」の違いを、わかりやすく解説します。これを読めば、家族の状況に合わせた外遊びを選べるようになりますよ!
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デイキャンプとは?日帰りキャンプの楽しみ方
10月はデイキャンプ1回🪵🔥
— さー🏕️@資格取得&ソロキャンプ挑戦中 (@sattcamp) October 30, 2025
雨で午後すぐ撤収、消化不良で終わってしまったので、次は泊まりで行きたい⛺️
#10月のキャンプを写真4枚で振り返る pic.twitter.com/17fc8P5SQe
デイキャンプとは、その名の通り「日帰りで楽しむキャンプ」のことです。宿泊はしないけれど、テントやタープを設営して、キャンプらしい活動を日中に楽しみます。
デイキャンプの特徴
デイキャンプの一番の特徴は「設営」という工程があることです。単にレジャーシートを敷くだけではなく、タープやテントを張って居住空間を作ります。そして、その空間で料理をしたり、焚き火をしたり、キャンプならではの時間を過ごすんです。
私が初めて家族でデイキャンプをしたときは、朝10時にキャンプ場に着いて、まずタープを設営しました。子供たちも「テント張るの手伝う!」と大はしゃぎ。設営だけで1時間くらいかかりましたが、それも楽しい思い出になりました。
デイキャンプのメリット
デイキャンプの最大の魅力は「気軽さ」にあります。宿泊キャンプだと寝袋やマットなど荷物が多くなりますが、日帰りなら必要最低限の装備で済みます。半日あれば楽しめるので、忙しい家庭でも気軽に自然を満喫できるんです。
また、キャンプ場によっては日帰りプランがあり、宿泊よりもリーズナブルに利用できます。設備も整っているので、初心者でも安心して楽しめますよ。
ピクニックとは?野外での食事を楽しむレジャー
今年も紅葉ピクニックしたいなあ🍁🍂 pic.twitter.com/e9uxoE9lSF
— ねこ (@nekochan_62) October 20, 2025
ピクニックは、野外で食事を楽しむことを目的としたレジャーです。お弁当を持って公園や川辺に出かけ、レジャーシートを広げてみんなで食べる。そんなイメージですよね。
ピクニックの特徴
ピクニックの特徴は「食事が中心」ということです。歩くことが目的ではなく、美味しいお弁当を外で食べることに重点が置かれています。調理をその場でするのではなく、事前に用意したお弁当やサンドイッチを楽しむのが一般的です。
我が家では、近所の公園でよくピクニックをします。前日に子供たちの好きなおにぎりやから揚げを詰めて、当日はレジャーシートとお弁当だけ持って出かけます。荷物が少ないので、思い立ったらすぐ行けるのがいいところです。
ピクニックに適した場所
ピクニックは場所を選びません。近所の公園でも、海辺でも、庭先でも大丈夫。移動手段も徒歩に限らず、車やバスで移動しても問題ありません。大切なのは「野外で気持ちよく食事を楽しむ」ことなんです。
ハイキングとは?自然の中を歩いて楽しむアクティビティ
ハイキング中にリンバスのキャラの写真を撮ってきました
— ミケネコ (@snloVsq056XLyL1) October 25, 2025
イサンと良秀と新しく作ったホンルの3人です✨️
当日の天気が晴れで良かった~#切り絵 pic.twitter.com/HRgtgeyiKs
ハイキングは、自然の中を歩くことを楽しむレジャーです。健康維持や景色を楽しむために、野山や遊歩道を歩きます。
ハイキングの特徴
ハイキングの目的は「歩くこと」そのものです。整備された遊歩道や緩やかな丘陵を、景色や季節の風を感じながら数時間歩きます。食事は必須ではありませんが、途中でお弁当を食べることもあります。
私の住んでいる地域には気持ちのいい山道があって、時々家族でハイキングに出かけます。子供たちは最初は「疲れる〜」と言っていましたが、途中で見つけた虫や植物に興味津々。頂上に着いたときの達成感は格別で、今では子供たちから「またハイキング行きたい!」とリクエストされるほどです。
ハイキングに必要な準備
ハイキングは歩くことが中心なので、歩きやすい靴と動きやすい服装が大切です。特別な装備は必要ありませんが、水分補給用の飲み物や、急な天候変化に備えたレインウェアなどはあると安心です。
デイキャンプ、ピクニック、ハイキングの違いを比較
ここで、3つの違いを整理してみましょう。
目的の違い
デイキャンプは「キャンプの体験そのもの」を楽しむことが目的です。設営や料理、焚き火など、キャンプらしい活動全般を日帰りで楽しみます。
ピクニックは「野外での食事」が主な目的です。美味しいお弁当を持って、気持ちのいい場所で食べることに重点が置かれています。
ハイキングは「歩くこと」が目的です。自然の中を歩いて景色や空気を楽しみ、健康増進にもつながります。
場所の違い
デイキャンプは主にキャンプ場やBBQ施設で行います。タープやテントを設営できる場所が必要です。
ピクニックは公園、海辺、川辺など、レジャーシートを広げられる場所ならどこでもOKです。
ハイキングは遊歩道や山道など、歩けるコースがある場所で楽しみます。
荷物の違い
デイキャンプは、タープやテント、調理器具、焚き火台など、ある程度の装備が必要です。
ピクニックは、お弁当とレジャーシート、飲み物があれば楽しめます。最も荷物が少なくて済みます。
ハイキングは、リュックサック、水筒、レインウェアなど、歩くための装備を準備します。
体力の違い
デイキャンプは設営作業がありますが、その後はゆっくり過ごせるので、小さな子供からシニアまで楽しめます。
ピクニックは移動が少なく、体力をほとんど使わないので、誰でも気軽に楽しめます。
ハイキングは歩く距離や時間によりますが、ある程度の体力が必要です。子供の年齢や体力に合わせてコースを選ぶことが大切です。
我が家の体験談:それぞれの楽しみ方
実際に3つすべてを体験してみて感じたことをお話しします。
デイキャンプでの失敗と成功
初めてのデイキャンプでは、設営に時間がかかりすぎて、ゆっくり過ごす時間が少なくなってしまいました。でも2回目からは要領がわかってきて、朝早めに到着して設営を済ませ、お昼前にはのんびりできるようになりました。
子供たちは焚き火でマシュマロを焼くのが大好きで、「また焚き火したい!」とねだられます。ただし、日帰りなので撤収時間には気をつけないと、暗くなってからの片付けは大変です。明るいうちに撤収を始めるのがコツですよ。
ピクニックの気軽さ
ピクニックは本当に気軽で、「今日は天気がいいから行こうか」と思い立ったらすぐ行けます。子供が小さいときは特に、荷物が少なくて済むピクニックが助かりました。
お気に入りの公園に行って、レジャーシートを広げて、お弁当を食べる。シンプルだけど、子供たちは大喜びです。食後は公園の遊具で遊んで、疲れたら帰る。これくらいの気楽さが、小さい子供連れには丁度いいんです。
ハイキングで発見した楽しみ
子供が成長してきて体力がついてから、ハイキングに挑戦し始めました。最初は近所の緩やかな山道から始めて、今では片道1時間くらいのコースも歩けるようになりました。
ハイキングの良いところは、歩きながらいろんな発見があることです。季節の花、鳥の鳴き声、木々の間から見える景色。子供たちは「これ何の木?」「あの虫は何?」と質問攻めで、親も一緒に学べます。頂上で食べるおにぎりは格別に美味しいですよ。
季節や状況に合わせた選び方
では、実際にどう選べばいいのでしょうか?
春や秋の気候の良い日
気温が穏やかな春や秋は、どれを選んでも楽しめます。ただ、初めてならピクニックから始めるのがおすすめです。荷物も少なく、準備も簡単なので、外遊びの入門編として最適です。
夏の暑い日
夏は日差しが強いので、タープで日陰を作れるデイキャンプが快適です。川辺のキャンプ場なら水遊びもできて、子供たちも大喜び。ハイキングは早朝や夕方の涼しい時間帯を選ぶといいですよ。
子供の年齢別おすすめ
小さい子供(3歳以下):ピクニックが最適です。移動も少なく、おむつ替えなども近くの施設でできます。
幼児〜小学校低学年:デイキャンプがおすすめ。設営のお手伝いをさせたり、焚き火を眺めたり、子供にとって新鮮な体験ができます。
小学校中学年以上:ハイキングに挑戦してみましょう。達成感を味わえて、自信につながります。
時間がないとき
半日しか時間がないなら、ピクニックかハイキングがいいでしょう。デイキャンプは設営と撤収に時間がかかるので、最低でも5〜6時間は確保したいところです。
よくある質問
Q1:デイキャンプとBBQは同じですか?
デイキャンプとBBQは似ていますが、厳密には違います。BBQは野外で肉や野菜を炭火で焼いて食べることに特化していますが、デイキャンプはBBQを含めた様々な活動を楽しむものです。タープを張ってゆっくり過ごしたり、焚き火を楽しんだり、BBQ以外の料理をしたりするのもデイキャンプです。つまり、BBQはデイキャンプの楽しみ方の一つと言えますね。
Q2:ピクニックで料理をしてもいいですか?
ピクニックは基本的に「お弁当を持って行って食べる」というイメージですが、簡単な調理をすることもあります。ただし、本格的に調理器具を使って料理をするなら、それはデイキャンプに近くなります。カセットコンロでお湯を沸かしてカップラーメンを作る程度なら、ピクニックの範囲内と言えるでしょう。
Q3:ハイキングで子供が途中で疲れたらどうすればいいですか?
子供の体力に合わせたコース選びが大切です。初めてのハイキングなら、往復1〜2時間程度の短いコースから始めましょう。途中で疲れそうなら、景色のいい場所で休憩を挟んで、お菓子や飲み物で元気を回復させます。それでもダメなら、無理せず引き返すことも大切です。「楽しかった」と思える体験が、次のハイキングへの意欲につながりますよ。
Q4:雨の日でもデイキャンプやピクニックはできますか?
小雨程度なら、タープがあるデイキャンプは楽しめます。ただし、雨具の準備や足元が悪くなることを考慮しましょう。ピクニックは基本的に雨の日は向いていません。屋根のある東屋がある公園なら可能ですが、天気が良い日を選ぶのが無難です。ハイキングも雨の日は避けたほうが安全です。山道は滑りやすくなりますし、視界も悪くなります。
Q5:どれから始めるのがおすすめですか?
初めてのアウトドアなら、ピクニックから始めるのがおすすめです。準備が簡単で、失敗も少ないからです。ピクニックに慣れたら、次はハイキングやデイキャンプに挑戦してみましょう。ハイキングで歩くことに慣れれば、デイキャンプでの移動も楽になります。デイキャンプで設営に慣れれば、いつか宿泊キャンプにも挑戦できますよ。
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デイキャンプ、ピクニック、ハイキングは、どれも外で楽しむレジャーですが、それぞれ目的が違います。
デイキャンプは、タープやテントを設営して、料理や焚き火など「キャンプの体験」を日帰りで楽しむものです。ある程度の準備と時間が必要ですが、本格的なアウトドア体験ができます。
ピクニックは、お弁当を持って野外で食事を楽しむことが中心です。荷物が少なく、準備も簡単なので、最も気軽に楽しめます。
ハイキングは、自然の中を歩くことを目的としたレジャーです。景色や空気を楽しみながら健康増進にもなります。
どれが正解というわけではなく、その日の気分、時間、子供の体力、やりたいことに合わせて選べばいいんです。我が家では、土曜日にピクニック、日曜日にハイキングと組み合わせることもあります。
大切なのは、家族みんなが楽しめること。無理のない範囲で、自然の中での時間を楽しんでくださいね。外で過ごす時間は、子供たちの心にも、親の心にも、きっと素敵な思い出として残りますよ!

