「分かれる」と「別れる」。どちらも「わかれる」と読むので、どっちを使えばいいのか迷ったことはありませんか?学校や日常生活でもよく出てくる言葉ですが、実は意味や使い方がちょっと違います。
この記事では、「分かれる」と「別れる」の違いを、小学生でも分かるようにやさしく解説します。例文もたくさん紹介するので、今日から正しく使えるようになりますよ!
「分かれる」と「別れる」の基本的な違い
「分かれる」と「別れる」は、どちらも「もともと一つだったものが二つ以上になる」という意味があります。でも、使い方や使う場面が違います。
- 「分かれる」は、物や事柄に使う言葉です。たとえば、道が二つに分かれる、グループが分かれる、意見が分かれる、などです。
- 「別れる」は、人に使う言葉です。たとえば、友達と別れる、家族と別れる、恋人と別れる、などです。
この違いを知っていると、言葉を正しく使い分けることができます。
「分かれる」の意味と使い方
「分かれる」は、もともと一つだったものが二つ以上に分かれることを表します。物や事柄、グループなどに使います。
例文で理解しよう
- 道が左右に分かれる。
- クラスが二つのグループに分かれる。
- 意見が分かれる。
- チームが分かれて試合をする。
- 評価が分かれる。
このように、「分かれる」は“物”や“考え”など、形があるもの・ないもの両方に使えます。
「別れる」の意味と使い方
「別れる」は、もともと一緒にいた人が離れて、それぞれ別々になることを表します。主に人に対して使います。
彼氏と日帰り遠出した。別れる決心ついた!
— みー。 (@qooipiwpnc) May 4, 2025
あとはLINEで連絡する予定🤔
恋愛ってよく分からんねぇ… pic.twitter.com/1kIKgUcd5Y
例文で理解しよう
- 友達と駅で別れる。
- 彼女と別れてから一年がたった。
- 家族と別れて暮らすことになった。
- 両親と死別した。
- 卒業して先生と別れる。
「別れる」は、人との関係が終わるときや、物理的に離れるときに使います。悲しい気持ちや寂しさがこもることも多い言葉です。
「分かれる」と「別れる」の違いをもっと詳しく
使い分けのポイント
- 物や事柄の場合:「分かれる」を使う
例:道が分かれる/意見が分かれる - 人の場合:「別れる」を使う
例:友達と別れる/家族と別れる
例外や注意点
「分かれる」も人に使うことがありますが、それは「グループに分かれる」など、集団を分けるときです。「AさんとBさんが分かれる」だと、AさんとBさんがグループとして分かれるイメージです。
「別れる」は、主に人との関係が終わるときや、離れ離れになるときに使います。物にはあまり使いません。
デイライト🩵は好み分かれるねぇ pic.twitter.com/s12grSdqZI
— ℳ. (@Makoto__1220k) May 6, 2025
よくある間違いと正しい使い分け
間違いやすい例
- ×「道で友達と分かれた」→正しくは「道で友達と別れた」
- ×「意見が別れた」→正しくは「意見が分かれた」
ポイント
- 物や事柄=分かれる
- 人=別れる
これを覚えておけば、ほとんど間違えません。
似た言葉との違いもチェック
「離れる」や「区別する」など、似た意味の言葉もありますが、「分かれる」と「別れる」は使い分けがはっきりしています。
- 「離れる」:距離が遠くなること。物にも人にも使える。
- 「区別する」:違いをはっきりさせること。
- 「分ける」:分ける行為そのもの。「分かれる」はその結果。
まとめ
「分かれる」と「別れる」は、どちらも「わかれる」と読みますが、使う場面が違います。「分かれる」は物や事柄に、「別れる」は人に使うのが基本です。例文や使い方をしっかり覚えて、正しく使い分けましょう。これで、もう迷うことはありません!