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「試合」「大会」「選手権」の違いと正しい使い分け

健康・スポーツ

スポーツニュースを見たり、子供の習い事の話をしているとき、「試合」「大会」「選手権」という言葉がよく出てきますよね。

私も子供がスポーツをしているので、「今度の試合は…」「大会に出場して…」「選手権で優勝を目指す!」なんて会話を日常的にしているのですが、ふと「この3つの言葉、どう違うんだろう?」と疑問に思ったことがあります。

どの言葉も似たような場面で使われるので、なんとなく使い分けているという方も多いのではないでしょうか。でも実は、それぞれにはっきりとした意味の違いがあるんです。

今回は、この3つの言葉の違いをわかりやすく解説していきます。正しく使い分けができるようになると、スポーツの話がもっと楽しくなりますよ!

「試合」とは

「試合」とは、スポーツや武術などで、技術を競い合って勝敗を決めることを指す言葉です。

もともと「為(し)合い」という言葉から来ていて、「互いに何かをする」という意味があります。「試」や「仕」は当て字なんですね。

試合の特徴

  • 対戦する相手がいる
  • 勝ち負けが明確に決まる
  • 1対1、またはチーム対チームで行われる
  • 個別の勝敗を決める1回の勝負

たとえば、「今日は隣の学校との野球の試合がある」というように使います。この場合、1回の対戦のことを指しています。

私の子供がサッカーをしていた頃、「練習試合」と「公式試合」という言葉をよく耳にしました。どちらも1回1回の勝負のことで、それぞれに対戦相手がいて、その日のうちに勝敗が決まります。

試合は、スポーツだけでなく、「剣道の試合」「柔道の試合」のように武道でも使われますし、「将棋の試合」のように頭を使う競技でも使われます。ただし、将棋や囲碁では「対局」という言葉を使うことが多いですね。

「大会」とは

「大会」とは、たくさんの人が集まる会やイベントのことを指す言葉です。

スポーツの文脈では、複数の試合が集まったイベント全体のことを言います。でも、大会はスポーツだけに使われる言葉ではないんです。

大会の特徴

  • 多くの参加者や観客が集まる
  • 複数の試合や競技がまとめて行われる
  • 1日から数日間にわたって開催される
  • スポーツ以外でも使える(花火大会、党大会など)

たとえば、「夏の県大会」と言えば、県内のいろいろなチームが集まって、何試合も行われるイベント全体のことですよね。

私が実際に経験したのは、子供の地区大会でした。1日で4試合が行われて、勝ち進むと次の試合に出られるトーナメント形式。このイベント全体が「大会」です。

面白いのは、大会は必ずしも勝負に関係するとは限らないこと。「花火大会」や「演芸大会」のように、勝ち負けがないイベントにも使われます。「党大会」のように、政治や組織の集まりにも使える言葉なんです。

「選手権」とは

「選手権」とは、ある競技で最も優れた個人やチームを決めるための大会や試合のことを指します。

また、その大会で優勝した人やチームに与えられる称号(タイトル)のことも「選手権」と呼びます。

選手権の特徴

  • 「チャンピオン」を決める大会
  • 特定の競技における最高レベルの戦い
  • 権威があり、格式が高い
  • 優勝者は「選手権者」「チャンピオン」と呼ばれる

たとえば、「全日本選手権」「世界選手権」「高校野球選手権大会」などがあります。これらは、その分野で一番を決める重要な大会なんですね。

選手権には「選手権を獲得する」「選手権を防衛する」といった使い方もあります。この場合は、チャンピオンの称号を指しています。

私が印象的だったのは、テレビで「日本選手権保持者」という表現を聞いたとき。これは、その競技の日本一のタイトルを持っている人という意味なんですね。すごく格式の高い響きがありますよね。

オリンピックや世界選手権の代表選考を兼ねることもあり、選手にとっては特別に重要な大会です。

3つの言葉の関係性と使い分け

ここまでの説明で、それぞれの違いがなんとなくわかってきたと思いますが、この3つの言葉の関係性をもう少し整理してみましょう。

規模の大きさで考えると

  • 試合:1回の勝負
  • 大会:複数の試合が集まったイベント
  • 選手権:特に重要で格式の高い大会

つまり、「試合」が一番小さい単位で、複数の「試合」が集まったものが「大会」。そして「大会」の中でも、チャンピオンを決める特別なものが「選手権」というわけです。

具体例で見てみましょう

  • 「今日、隣町のチームと試合があるよ」→ 1回の対戦
  • 「来月の市大会に出場するんだ」→ 市内のチームが集まる複数試合のイベント
  • 「全国選手権で優勝を目指す!」→ 日本一を決める最高レベルの大会

私の経験では、子供のスポーツで「練習試合」がたくさんあって、それが積み重なって「地区大会」に出場。そこで勝ち進むと「県大会」があり、さらに上には「全国選手権」がある…という構造でした。

日常会話での使い分けのコツ

実際の会話では、どう使い分ければいいのでしょうか。いくつかのポイントをご紹介します。

試合を使う場面

  • 「明日、練習試合がある」
  • 「昨日の試合は3対2で勝った」
  • 「試合前の緊張がすごかった」

具体的な1回1回の勝負について話すときに使います。

大会を使う場面

  • 「夏の大会が近づいてきた」
  • 「今度の大会は3日間開催される」
  • 「地区大会で優勝した!」

複数の試合がまとまったイベント全体について話すときに使います。

選手権を使う場面

  • 「全国選手権の出場権を獲得した」
  • 「世界選手権で日本代表が活躍している」
  • 「選手権保持者に挑戦する」

特に重要で、チャンピオンを決める大会について話すときや、タイトルについて話すときに使います。

私がよく使い分けるのは、「今週末の試合に向けて準備中。この試合に勝てば県大会に出場できて、さらに勝ち進めば全国選手権への道が開ける!」というパターンです。

よくある質問

Q1:「選手権大会」という言葉は正しいの?

「選手権大会」という表現をよく見かけますよね。これは正しい使い方です。

「選手権」という言葉自体が「大会」の意味も含んでいますが、「全国高等学校野球選手権大会」のように、正式名称として「選手権大会」と付けることが多いんです。

これは「選手権を決める大会」という意味で、二重表現ではありますが、慣例として広く使われています。日常会話では「選手権」だけでも十分伝わりますよ。

Q2:「トーナメント」や「リーグ戦」との違いは?

「トーナメント」や「リーグ戦」は、大会や試合の「形式」を表す言葉です。

  • トーナメント:負けたら終わりの勝ち抜き形式
  • リーグ戦:参加者全員と対戦する総当たり形式

一方、「試合」「大会」「選手権」は、競技そのものや集まりの「規模・性質」を表す言葉なので、使い分ける場面が違います。

「地区大会はトーナメント形式で行われる」のように、両方を組み合わせて使うことができます。

Q3:「大会」は必ずスポーツのこと?

いいえ、大会はスポーツに限らず、さまざまな場面で使える言葉です。

  • 花火大会:花火を見るイベント
  • 演芸大会:演芸を披露するイベント
  • カラオケ大会:カラオケを楽しむイベント
  • 党大会:政党の会合

このように、多くの人が集まる会やイベント全般に使える便利な言葉なんです。ただし、「試合」と「選手権」は基本的に勝負事に使う言葉だと覚えておきましょう。

Q4:「公式試合」と「練習試合」の違いは?

どちらも「試合」という言葉を使っていますが、意味は大きく異なります。

  • 公式試合:記録に残る正式な試合。大会の一部として行われることが多い
  • 練習試合:練習のための試合。記録には残らない

子供のスポーツを見ていると、練習試合で力を蓄えて、公式試合で本気を出す、というのが基本パターンですね。どちらも「1回の勝負」という点では同じなので、「試合」という言葉が使われます。

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まとめ

「試合」「大会」「選手権」の違いについて解説してきました。最後に、ポイントを簡潔にまとめます。

試合:1回1回の勝負のこと。対戦相手がいて、その日のうちに勝敗が決まるもの。

大会:多くの人が集まるイベント全体。複数の試合がまとまって行われるもの。スポーツ以外にも使える。

選手権:チャンピオンを決める特別に重要な大会。または、その大会で優勝した人に与えられる称号のこと。

規模で言えば、試合<大会<選手権の順に大きくなります。試合がいくつか集まったものが大会で、大会の中でも特に格式が高く重要なものが選手権です。

これからスポーツニュースを見たり、子供のスポーツの話をするときには、この違いを意識してみてください。正しく使い分けられると、スポーツの世界がもっと楽しくなりますよ!

私自身、この違いを理解してから、子供との会話がより具体的で楽しいものになりました。「今度の試合がんばってね」と言うのと、「県大会出場目指してがんばってね」と言うのでは、子供のモチベーションも変わってくるような気がします。

ぜひ、日常会話で使い分けを意識してみてくださいね。