「毎朝ジョギングするのは習慣?ルーティン?」そんな疑問を持ったことはありませんか。実は私も子育てを始めてから、毎日の生活を整えるために色々と調べるうちに、この2つの言葉の違いに気づいたんです。
一見同じように思える「習慣」と「ルーティン」ですが、実は意味や使い方に明確な違いがあります。この違いを理解すると、自分の生活を見直すヒントにもなりますよ。
この記事では、30代主婦で2児の母である私が、「習慣」と「ルーティン」の違いを分かりやすく解説します。日常生活での使い分け方や具体例もたっぷり紹介するので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
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「習慣」とは?
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— ここ🦭ダイエット (@coco_dietcoach) November 7, 2025
「習慣」とは、長い間繰り返し行っているうちに、自然と身についた行動のことです。やらないと何だか落ち着かない、気持ち悪いと感じるくらい体に染み付いている状態を指します。
たとえば、朝起きたら歯を磨く、食後にコーヒーを飲む、夜寝る前にスマホをチェックする。こういった行動は、意識しなくても自然とやってしまいますよね。
「習慣」の特徴は、無意識に行われることです。良い習慣もあれば悪い習慣もあり、「生活習慣」「学習習慣」「食習慣」といった言葉で使われることが多いですね。
私の場合、子どもたちが生まれてから、寝る前の絵本の読み聞かせが習慣になりました。最初は意識的に続けていたのですが、今では読まないと子どもたちも私も何だか落ち着かないんです。これが習慣の力だなと実感しています。
「習慣」は単体の行動を指すことが多く、日常生活の中で自然に定着したものを表現するときに使います。
「ルーティン」とは?
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— 紅華🌹 (@honglan_cosme) November 7, 2025
一方「ルーティン」は、自分で意図的に決めた一連の手順や流れのことです。英語の「routine」から来ていて、「決まった道筋」という意味があります。
「ルーティン」の大きな特徴は、複数の習慣を組み合わせたものであり、意識的に作り上げるものという点です。
例えば、「モーニングルーティン」といえば、朝起きてから家を出るまでの一連の流れですよね。起きる→水を飲む→ストレッチする→顔を洗う→朝食を食べる→歯を磨く、といった具合です。
私は子育てが始まってから、朝のバタバタを減らすために自分なりのモーニングルーティンを作りました。子どもたちより30分早く起きて、コーヒーを淹れて静かに飲む時間を確保しています。この時間があるだけで、その日一日が落ち着いて過ごせるんです。
「ルーティン」は仕事やスポーツの場面でよく使われます。アスリートが試合前に決まった動作をするのも「ルーティン」ですし、「ルーティンワーク」といえば日々繰り返される定型業務を指します。
「習慣」と「ルーティン」の違いを比較
ここで、2つの言葉の違いを整理してみましょう。
意識の違い
習慣は「無意識に行われるもの」で、ルーティンは「意識的に決めたもの」です。習慣は気づいたら身についていたという感覚ですが、ルーティンは自分で「こうしよう」と決めて作り上げるものなんですね。
単体か複合体か
習慣は1つ1つの行動(単体)を指すことが多いのに対し、ルーティンは複数の良い習慣を組み合わせた流れ(複合体)を指します。歯磨きは「習慣」ですが、起床→ストレッチ→水分補給→歯磨き→朝食という流れは「モーニングルーティン」になります。
やらないときの感覚
習慣をやらないと「落ち着かない」「気持ち悪い」と感じますが、ルーティンをやらないと「調子が出ない」「整わない」という感覚になります。
良い・悪いの区別
習慣には良い習慣も悪い習慣も含まれますが、ルーティンは基本的に意図して作る良い習慣の連鎖を指します。
使われる場面
習慣は「生活の中での定着した行動」全般に使い、ルーティンは「仕事や特定のシーンでの決まった手順」に使うことが多いです。
「習慣」の使い方と例文
実際にどう使い分けるのか、例文で見てみましょう。
日常生活での使用例
- 「早寝早起きの習慣を身につけたい」
- 「読書が習慣になっている」
- 「悪い習慣を断ち切りたい」
- 「子どもに挨拶の習慣をつけさせる」
- 「健康的な生活習慣を心がけている」
会話での使用例
友人との会話で「最近、毎朝ウォーキングするのが習慣になったの」と言えば、自然と体に染み付いた行動だと伝わります。
私の体験談ですが、子どもが小さい頃、夕方になると必ず公園に行く習慣がありました。雨の日以外は毎日出かけていたので、行かない日があると子どもたちが「公園は?」と聞いてくるほどでした。これぞまさに習慣だなと思います。
「ルーティン」の使い方と例文
次に「ルーティン」の使い方を見ていきます。
日常生活での使用例
- 「私のモーニングルーティンを紹介します」
- 「就寝前のナイトルーティンを整えたい」
- 「ルーティンを決めることで生活が安定した」
- 「試合前のルーティンが崩れると調子が出ない」
- 「業務をルーティン化して効率アップを図る」
会話での使用例
「最近、朝のルーティンを見直してるんだ」と言えば、朝の一連の流れを意識的に変えようとしていることが伝わります。
実は私、夜の寝かしつけのルーティンを作ってから、子どもたちの寝つきが格段に良くなりました。お風呂→パジャマに着替える→歯磨き→絵本→電気を暗くする、という流れを毎日同じようにしたんです。
最初は大変でしたが、今では子どもたちも「次は歯磨きだね」と自分から言ってくれるようになりました。このように、ルーティンは意識的に作り上げるものだと実感しています。
効果的なルーティンの作り方
せっかくなので、効果的なルーティンの作り方もお伝えしますね。
小さく始める
いきなり完璧なルーティンを作ろうとすると続きません。まずは2〜3個の習慣から始めましょう。私も最初は「起きる→水を飲む→ストレッチ」の3つだけでした。
時間帯を決める
「朝起きたら」「お風呂の後」など、実行する時間やタイミングを決めると続けやすくなります。
記録をつける
手帳やアプリで記録すると、達成感が得られてモチベーションが続きます。私はカレンダーにシールを貼って可視化していました。
柔軟に修正する
完璧にこだわりすぎず、生活スタイルに合わせて修正していきましょう。子育て中の私は、子どもの成長に合わせてルーティンを何度も見直しています。
ご褒美を設定する
1週間続けられたら好きなスイーツを食べる、など小さなご褒美があるとやる気が出ます。
習慣とルーティンを上手に活用するコツ
両方を理解して活用すると、より充実した毎日が送れます。
良い習慣を増やす
まずは単体の良い習慣を増やしていきましょう。水をよく飲む、階段を使う、笑顔で挨拶するなど、小さなことから始めます。
悪い習慣に気づく
スマホをダラダラ見る、夜更かしするなど、悪い習慣に気づくことが改善の第一歩です。
ルーティンで習慣をつなげる
いくつかの良い習慣が定着したら、それらを意識的につなげてルーティンを作ります。
続けやすい仕組みを作る
準備の時間を減らす、道具を見える場所に置くなど、続けやすい環境を整えましょう。
私は朝のストレッチを習慣化するために、ヨガマットをリビングの目立つ場所に置いています。目に入ると自然と「やろう」という気持ちになるんです。
よくある質問
Q1:習慣とルーティンはどう違うの?
習慣は無意識に身についた単体の行動で、ルーティンは意識的に作った複数の習慣の組み合わせです。習慣は「やらないと気持ち悪い」と感じ、ルーティンは「やらないと調子が出ない」と感じます。また、習慣には良いものも悪いものも含まれますが、ルーティンは基本的に良い習慣を意図的につなげたものを指します。
Q2:ルーティンを作るメリットは何?
ルーティンを作ると、毎日の生活が安定し、やることが明確になるため迷いが減ります。また、良い習慣を自動的に実行できるようになり、モチベーションに左右されずに行動できるようになります。私の場合、朝のルーティンがあることで、忙しい朝でもバタバタせずに過ごせるようになりました。
Q3:悪い習慣を良い習慣に変えるには?
まず、悪い習慣に気づくことが大切です。その上で、その習慣のトリガー(きっかけ)を見つけて、別の行動に置き換えます。例えば、「スマホを見る習慣」があるなら、スマホを手の届かない場所に置いて、代わりに本を読むようにするなどです。新しい行動を少なくとも1ヶ月続けると、新しい習慣として定着しやすくなります。
Q4:習慣化にはどれくらい時間がかかる?
行動習慣(読書、日記など)は約1ヶ月、身体習慣(運動、早起きなど)は約3ヶ月、思考習慣(ポジティブ思考など)は約6ヶ月かかると言われています。ただし個人差があるので、焦らず自分のペースで続けることが大切です。私も早起きの習慣を身につけるのに3ヶ月くらいかかりました。
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「習慣」と「ルーティン」の違い、いかがでしたか。
習慣は無意識に身についた単体の行動で、やらないと落ち着かないと感じるもの。良い習慣も悪い習慣も含まれ、日常生活全般で使われます。
ルーティンは意識的に作り上げた複数の習慣の組み合わせで、やらないと調子が出ないと感じるもの。基本的に良い習慣をつなげたもので、仕事やスポーツなど特定の場面でよく使われます。
2つの違いを理解して、まずは小さな良い習慣を増やし、それらを組み合わせて自分なりのルーティンを作ってみてください。きっと毎日がもっと充実したものになりますよ。
30代主婦の私も、試行錯誤しながら自分に合った習慣とルーティンを見つけてきました。完璧を目指さず、楽しみながら取り組むのがコツです。あなたも今日から、素敵な習慣づくりを始めてみませんか。

