こんにちは!部活動や学生生活を送っていると、「主将」や「部長」という言葉をよく耳にしますよね。でも、この2つの違いって意外とわかりにくいと思いませんか?
私も以前、自分が所属していたテニスサークルで役職決めの時期になって、「主将って部長と何が違うの?」って混乱した経験があります。当時は何となく「どっちもリーダーでしょ?」って思っていたんですが、実は役割がかなり違うんです。
この記事では、主将と部長の違いを具体的にわかりやすく説明していきます。部活動で役職に就く予定の方や、履歴書に書く時にどっちを使えばいいか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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「主将」「キャプテン」「リーダー」の違いと正しい使い分け
「主将」とは
ヤマハ 優勝🏆おめでとう! 大本拓海(掛川西高→立命館大)主将にダイヤモンド旗 授与! pic.twitter.com/MyN6nuBWyB
— ・・・。 (@aromastage) November 12, 2025
主将とは、スポーツチームにおいて選手やメンバーを代表する人のことです。英語では「キャプテン」と呼ばれることが多く、この言葉を聞くとイメージしやすいかもしれませんね。
主将の大きな特徴は、「実際に試合に出る選手の中から選ばれる」という点です。つまり、プレーヤーとしての実力や経験があり、試合中にチームを引っ張っていく存在なんです。サッカーでキャプテンマークをつけている選手や、野球で「主」のマークをつけている選手を思い浮かべるとわかりやすいですね。
主将の主な役割は以下の通りです。
- 試合中のチームの士気を高める
- 戦術面での判断やメンバーへの声かけ
- 練習や試合での模範となるプレーを見せる
- 監督やコーチと選手の橋渡し
- チーム全体の精神的な支柱となる
私が高校時代に所属していたバスケ部の主将は、技術的にもチームで一番上手で、試合の流れが悪い時には必ず「大丈夫、落ち着いていこう!」って声をかけてくれる頼れる存在でした。試合に出ているからこそ、タイムアウトの時に具体的なアドバイスができるんですよね。
主将は基本的に最高学年の選手の中から選ばれることが多く、技術面での実力や精神的な強さ、リーダーシップが求められます。
「部長」とは
今日少しだけタイミングが合ったので、東海大高輪台高校の部長さん、副部長さんにインタビューしてきました
— 吹奏楽部の耳 (@suisougakumimi) September 19, 2025
都大会直前の不安と高揚感が入り混じった表情がとても印象的でした
よい演奏ができますように! pic.twitter.com/bGGRt0v79g
一方、部長とは部活動全体をまとめる役職のことです。ここが主将との大きな違いなんですが、部長は「試合に出るかどうかは関係ない」という特徴があります。
部長には大きく分けて2つのパターンがあります。
生徒・学生が務める部長 中学や高校の部活動では、生徒の中から部長が選ばれることが多いです。この場合、部長は部活動の運営全般を担当します。主将と同じ人が部長を兼ねることもあれば、別々の人が務めることもあります。
教職員が務める部長 大学の部活動やサークルでは、教職員の方が部長になることが一般的です。この場合、部長は管理的な立場で部活動全体を統括し、予算管理や大会の申し込み、学校との連絡調整などを行います。
生徒が部長を務める場合の主な役割は以下の通りです。
- 部活動全体の運営と管理
- 練習計画や年間スケジュールの立案
- 大会や練習試合の申し込み手続き
- 部費の管理や予算の計画
- 部員間のトラブル解決
- 顧問の先生や学校との連絡調整
- 有事の際の責任を取る
私が大学時代に所属していたダンスサークルでは、部長は裏方的な仕事が多かったです。発表会の会場予約や、部費の集金、新入生の歓迎会の企画など、地味だけど重要な仕事をたくさんしていました。一方で、実際のダンスの振り付けや練習メニューは主将(キャプテン)が中心になって決めていたんです。
部長に求められるのは、リーダーシップはもちろんですが、それ以上に責任感や柔軟性、事務処理能力などです。必ずしも技術的に一番優れている人が選ばれるわけではありません。
主将と部長の具体的な違い
ここまでの説明を踏まえて、主将と部長の違いをより具体的に見ていきましょう。
役割の違い
主将は「試合や競技の場面でのリーダー」です。実際にプレーする中でチームを引っ張り、戦術的な判断や精神的な支えとなる役割を担います。いわば「戦いのボス」とも言えます。
部長は「部活動全体の統括者」です。試合の有無に関係なく、部活動の運営や管理を行い、問題が起きた時には責任を取る立場にあります。いわば「組織のマネージャー」という感じですね。
選ばれ方の違い
主将は技術面での実力や試合での活躍、チームメイトからの信頼などが重視されます。「この人についていきたい」と思われる存在であることが大切です。
部長は人望や責任感、コミュニケーション能力などが重視されます。技術的な実力よりも、周りをまとめる力や事務処理能力が求められることが多いです。
試合への出場
主将は基本的に試合に出場します。試合に出ているからこそ、リアルタイムでチームを導くことができるんです。
部長は試合に出る必要はありません。マネージャーが部長を務めることもありますし、選手であっても試合に出ない人が部長になることもあります。
ただし、運動部では主将と部長を同じ人が兼任するケースも多く、その場合は両方の役割を果たすことになります。特に小規模な部活動では、主将=部長という形が一般的ですね。
文化部における「部長」の使い方
ここまで主に運動部の話をしてきましたが、文化部ではちょっと様子が違います。
吹奏楽部や美術部、演劇部などの文化部では、「主将」という言葉はあまり使われず、「部長」が一般的です。文化部には試合という明確な競技の場がないため、「試合でのリーダー」という意味の主将が馴染まないんですね。
文化部の部長は、運動部の主将と部長の役割を合わせたような存在で、技術面でのリーダーシップと運営面でのマネジメントの両方を担います。
私の友人が吹奏楽部の部長をしていた時は、練習の進行を仕切りながら、コンクールの申し込みや楽器の修理依頼、部費の管理なども全部やっていました。「文化部の部長は本当に忙しい!」って愚痴をこぼしていたのを覚えています。
履歴書や自己PRではどう書くべき?
就職活動や進学の際に履歴書を書く時、「部長って書くべき?主将って書くべき?」と迷う方も多いと思います。
基本的には、実際に就いていた役職名をそのまま書くのが正解です。部長なら「部長」、主将なら「主将」または「キャプテン」と書きましょう。
もし主将と部長を兼任していた場合は、「部長兼主将」や「主将(部長)」のように両方を記載すると、より詳しく伝わります。
また、面接では「主将と部長の違い」を説明できるようにしておくと良いですね。「私は主将として試合でチームを引っ張りながら、部長として大会の申し込みや予算管理なども担当しました」のように具体的に話せると、責任感の強さや多様な能力をアピールできます。
私も就職活動の時に「サークルの部長をしていました」と話したら、「具体的にどんな仕事をしていたの?」って聞かれて、運営面での工夫や苦労話を説明したら、面接官の方が興味を持ってくれたことがあります。役職名だけじゃなくて、何をしたかを伝えることが大切なんですよね。
よくある質問
Q1. 主将と部長、どちらが偉いの?
どちらが偉いというわけではありません。役割が違うだけで、どちらも部活動にとって重要な存在です。
ただ、部の形態によって異なります。小規模な部活動で主将=部長の場合は当然同じ立場ですし、大学の部活動で教職員が部長を務める場合は、部長の方が管理的に上の立場になります。生徒の中で主将と部長が別々にいる場合は、基本的には対等な関係で、それぞれの得意分野で協力し合う関係です。
Q2. 主将や部長になるには何が必要?
主将になるには、技術面での実力や試合での活躍、チームメイトからの信頼が重要です。また、試合中に冷静な判断ができることや、みんなを鼓舞できる精神的な強さも求められます。
部長になるには、責任感の強さ、コミュニケーション能力、事務処理能力、問題解決能力などが重要です。人の話を聞いて調整できる力や、細かい作業をコツコツとこなせる忍耐力も必要になります。
どちらの役職も、何より大切なのは「部のために行動できるかどうか」です。
Q3. 主将と部長は同時に務められる?
はい、務められます。特に中学や高校の運動部では、主将と部長を同じ人が兼任することが多いです。
ただし、両方の役割を担うことになるので、試合でのリーダーシップと運営面でのマネジメントの両方をこなす必要があり、かなり大変です。周りのメンバーのサポートが欠かせません。
大学の部活動では、教職員が部長を務めることが多いため、学生は主将に専念できるケースが増えます。
Q4. 主将や部長の経験は就職活動で有利になる?
はい、有利になります。主将や部長の経験は、リーダーシップ、責任感、コミュニケーション能力、問題解決能力などをアピールできる貴重な経験です。
特に、「どんな課題があって、どう解決したか」「どんな工夫をしたか」を具体的に説明できると、企業の採用担当者に好印象を与えられます。
ただし、役職名だけを自慢するのではなく、その経験を通じて何を学び、どう成長したかを伝えることが大切です。
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主将と部長の違いをまとめると、こんな感じです。
主将は試合や競技の場面でチームを引っ張るリーダーで、実際にプレーする選手の中から選ばれます。試合中の戦術的判断や精神的な支えとなる役割を担います。
部長は部活動全体を統括する役職で、試合への出場は必須ではありません。運営面や管理面での責任を持ち、部の円滑な活動を支える役割を担います。
どちらの役職も部活動には欠かせない重要な存在で、優劣があるわけではありません。それぞれの得意分野を活かして協力し合うことで、チーム全体が良い方向に進んでいくんですね。
もし今、主将や部長を務めている方がいたら、その経験は必ずあなたの財産になります。大変なこともたくさんあると思いますが、ぜひ楽しみながら頑張ってください!
そして、これから役職に就く予定の方は、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。主将と部長、それぞれの役割の違いを理解して、自分に合った形でチームに貢献できるといいですね。

