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「販売」と「転売」の違いは仕入れ先!見分け方を解説

仕事・学校

「販売」と「転売」、どちらも商品を売る行為ですが、実は大きな違いがあることをご存知ですか?特にフリマアプリが普及した今、この違いを理解していないと、知らないうちに法律に触れてしまう可能性もあります。

私も以前、使わなくなったものをメルカリで売るようになってから、「これって転売になるの?それとも販売?」と疑問に思ったことがありました。調べてみると、両者には明確な違いがあったんです。

この記事では、「販売」と「転売」の違いを小学生でも理解できるようにわかりやすく解説します。どちらも商品を売る行為ですが、仕入れ先や目的、そして社会的な受け止め方が全く異なります。具体的な例文も交えながら、使い分け方や注意点をお伝えしていきますね。

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「販売」とは

販売とは、メーカーや卸問屋から商品を仕入れて、お客様に売ることです。スーパーマーケット、コンビニ、家電量販店など、私たちが日常的に利用しているお店は全て「販売」をしています。

販売の特徴は、商品を作っている会社や、商品をまとめて売っている卸問屋から直接仕入れるという点です。お店側は卸値(お店が買う価格)で商品を仕入れて、そこに利益を乗せた価格で消費者に販売します。

例えば、洋服のセレクトショップがブランドメーカーから直接仕入れて店頭に並べる行為や、スーパーが農家や卸業者から野菜を仕入れて売ることが「販売」にあたります。

販売は、メーカーと消費者をつなぐ大切な役割を持っています。商品を適正な価格で消費者に届け、継続的に商売を続けることが目的です。お客様のニーズを理解して、喜んでもらえる商品を提供することが重要なんですね。

「転売」とは

転売とは、すでにお店で売られている商品を消費者として購入し、それをさらに別の人に売ることです。辞書的には「買ったものをさらに他に売り渡すこと」と定義されています。

転売の最大の特徴は、小売店から商品を買うという点です。つまり、一度消費者として商品を購入した人が、別の消費者に販売するという形になります。消費者を挟んでいるのが転売なんですね。

例えば、家電量販店で安く買ったゲーム機をメルカリで売ったり、限定スニーカーを定価で購入してオークションサイトで高値をつけて売ったりする行為が転売です。

転売自体は違法ではありません。しかし、人気商品を買い占めて高額で売る「転売ヤー」と呼ばれる人たちの迷惑行為が社会問題になっており、転売という言葉にはマイナスイメージがついてしまっています。

私の知り合いも、以前フリマアプリで不用品を売っていたら「転売ヤーだ」と勘違いされたことがあったそうです。自分の持ち物を売る分には全く問題ないのですが、転売という言葉の印象が良くないため、誤解されやすいんですね。

「販売」と「転売」の違い

販売と転売の違いをわかりやすく整理してみましょう。

仕入れ先の違い

販売は、メーカーや卸問屋から商品を仕入れます。つまり、商品の生産者や流通業者と直接取引をするということです。一方、転売は、小売店から商品を購入します。消費者として商品を買うので、定価で購入することが多いです。

利益の見え方の違い

販売の場合、仕入れ値は一般の消費者には分かりません。スーパーで売られている野菜がいくらで仕入れられているかは、普通知ることができませんよね。でも転売の場合、もともといくらで売られていた商品かが分かるため、転売者がどれくらい利益を得ているかが見えてしまいます。

例えば、定価3000円のゲームソフトを4000円で転売していれば、1000円の利益を得ていることが誰にでも分かってしまうわけです。この「利益が見える」という点が、転売が快く思われない理由の一つなんです。

目的の違い

販売は、継続的にお客様に商品を提供して売上を確保することが目的です。長期的な視点でビジネスを行います。転売は、短期間で商品の価格差から利益を得ることが目的です。需要が高い商品を見つけて、素早く売買することが重要になります。

社会的イメージの違い

販売は正当なビジネスとして認識されています。一方、転売は、特に買い占めや高額転売などの迷惑行為が問題視されており、マイナスイメージを持たれることが多いです。

「販売」と「転売」の使い分け方と例文

それでは、実際にどのように使い分けるのか、例文を見ていきましょう。

「販売」を使った例文

  • 「このショップでは、メーカーから直接仕入れた商品を販売しています」
  • 「新商品の販売が来月から始まります」
  • 「オンラインショップで販売している商品は全て正規品です」
  • 「彼女は自作のアクセサリーをイベントで販売している」

販売は、お店や会社が商品を売る時に使います。継続的なビジネスとしての意味合いが強いですね。

「転売」を使った例文

  • 「人気アーティストのチケットを高額で転売する行為は法律で禁止されています」
  • 「限定スニーカーを転売目的で購入する人が増えている」
  • 「フリマアプリで転売されている商品を見かけた」
  • 「不用品の転売で小遣い稼ぎをしている」

転売は、すでに市場に出ている商品を再販する時に使います。個人が利益を得る目的で行うことが多いですね。

私自身、子供の成長とともに不要になったおもちゃや服をフリマアプリで売ることがあります。これは厳密には転売にあたるのかもしれませんが、不用品を必要な人に届けるという意味では、悪いことではありません。大切なのは、適正な価格で誠実に取引することだと思っています。

転売で違法になるケースとは

転売自体は違法ではありませんが、次のようなケースでは法律違反になるので注意が必要です。

チケットの高額転売

2019年にチケット不正転売禁止法が施行されました。コンサートやスポーツイベントなどのチケットを、転売目的で購入し、定価より高く売ることは違法です。ただし、急に行けなくなったチケットを定価や定価以下で譲る分には問題ありません。

古物商許可なしでの中古品転売

中古品を継続的に転売する場合は、古物商許可が必要です。メルカリなどで個人から購入した商品を転売する場合も、新品であっても中古品とみなされることがあります。自分の持ち物を売る程度なら許可は不要ですが、ビジネスとして続ける場合は許可を取りましょう。

偽物の転売

ブランド品の偽物を転売することは、商標権の侵害にあたり違法です。たとえ偽物と知らずに販売した場合でも違法になる可能性があるため、注意が必要です。

お酒の無許可販売

お酒を継続的に転売する場合は、酒類販売業免許が必要です。自分が飲む目的で購入したものを売る程度なら問題ありませんが、ビジネスとして行う場合は免許が必要になります。

転売で利益を得た場合は、確定申告も忘れずに行いましょう。会社員の場合、副業の所得が年20万円を超えると確定申告が必要です。申告を怠ると、脱税とみなされて追徴課税を受けることがあります。

よくある質問

Q1. フリマアプリで不用品を売るのは転売になりますか?

不用品を売る行為自体は転売とは言えません。自分が使う目的で購入したものを、不要になったので売るというのは正当な行為です。古物商許可も必要ありません。ただし、最初から転売目的で購入した商品を売る場合は転売になります。継続的に利益を得ている場合は、確定申告が必要になることもあるので注意しましょう。

Q2. 販売と転売の境界線はどこですか?

最も分かりやすい境界線は「仕入れ先」です。メーカーや卸問屋から仕入れて売るのが販売、小売店から消費者として買って売るのが転売です。また、「継続性」も重要な要素です。ビジネスとして長期的に行うのが販売、短期的に価格差で利益を得るのが転売という見方もできます。

Q3. 転売は悪いことですか?

転売自体は違法ではありませんし、必ずしも悪いことではありません。例えば、地方でしか買えない商品を都会の人に販売することで、その人が交通費をかけずに商品を手に入れられるというメリットもあります。問題なのは、人気商品を買い占めて高額で売る迷惑行為です。常識の範囲内で、法律を守って行う分には問題ありません。

Q4. 転売で稼ぐにはどうすればいいですか?

まず、法律をしっかり理解することが大切です。必要な許可を取得し、違法な商品は扱わないようにしましょう。次に、市場のトレンドを見極める力が必要です。どんな商品が人気になりそうか、どこで安く仕入れられるかを研究します。また、適切な価格設定や、お客様への誠実な対応も重要です。転売で利益を得たら、必ず確定申告を行いましょう。

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まとめ

「販売」と「転売」の違いをまとめると次のようになります。

販売は、メーカーや卸問屋から商品を仕入れて消費者に売ることです。スーパーや家電量販店など、私たちが普段利用するお店が行っているビジネスですね。継続的に商品を提供し、お客様との信頼関係を築くことが目的です。

転売は、小売店から消費者として商品を購入し、それをさらに別の人に売ることです。短期間で価格差から利益を得ることが目的で、フリマアプリやオークションサイトで行われることが多いです。

両者の最も大きな違いは「仕入れ先」と「利益の見え方」です。販売は仕入れ値が分かりませんが、転売は元の価格が分かるため、利益が見えてしまいます。

転売自体は違法ではありませんが、チケットの高額転売や古物商許可なしでの中古品転売など、法律に触れるケースもあります。転売を行う場合は、必ず法律を守り、常識の範囲内で行うことが大切です。

私たち消費者も、販売と転売の違いを理解することで、より賢い買い物ができるようになります。適正な価格で商品を購入し、必要な人に商品が届く健全な市場を保つためにも、この違いを知っておくことは重要ですね。