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「バレエシューズ」と「トゥシューズ」の違い!履く時の注意点

ファッション、美容

バレエを習っている方なら誰もが憧れるトゥシューズ。でも、「バレエシューズとどう違うの?」「いつから履けるようになるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

私も子供たちがバレエを習い始めた頃、トゥシューズとバレエシューズの違いがよく分からず、周りのお母さんたちに聞いたり調べたりした経験があります。実際、娘がバレエ教室に通い始めたとき、「トゥシューズはまだ早いですよ」と先生に言われて、「え、何が違うの?」と戸惑ったものです。

この記事では、トゥシューズとバレエシューズの違いについて、分かりやすく丁寧に解説していきます。バレエ初心者の方や、お子さんがバレエを習っている保護者の方にとって、きっと役立つ情報が見つかるはずです。

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「バレエシューズ」とは

バレエシューズは、バレエを踊るために作られた専用の靴です。布や革などの柔らかい素材でできていて、足裏の部分も柔らかく、素足に近い感覚で履くことができます。

初心者からプロのダンサーまで、バレエを習う全ての人が使用します。レッスンはもちろん、発表会や公演などの舞台でも着用されるんですよ。基本的にクラシックバレエを踊るときは、必ず履くものと言ってよいでしょう。

バレエシューズには、靴底が1枚でつながっている「フルソール」と、前後2つに分かれている「スプリットソール」の2種類があります。初心者の方には、足裏の使い方を意識しやすいフルソールがおすすめされることが多いです。

私の娘がバレエを始めたときも、最初はフルソールのバレエシューズを購入しました。柔らかくて履きやすく、「これなら足が痛くならないね」と娘も喜んでいました。

「トゥシューズ」とは

トゥシューズは、つま先で立つために作られた特殊なバレエシューズです。「トウシューズ」とも表記され、フランス語では「ポワント」とも呼ばれます。

バレエシューズと大きく違うのは、つま先部分が固く作られていて、先端が平らになっている点です。つま先を入れる部分に硬い芯が入っており、頑丈な靴底によって足裏のアーチが支えられています。この構造により、足指をまっすぐに伸ばした状態で、足の先端に全体重をかけて立つこと(ポワント)が可能になります。

トゥシューズを履くと、つま先までがまっすぐ伸びて見えるので、脚が長く美しく見える効果もあるんです。バレエの優雅さや華やかさを象徴する靴と言えるでしょう。

ただし、トゥシューズを履いていても痛みはあります。皮がむけたり、たこができたりすることもあり、バレエダンサーたちは足にテーピングを巻いたり、パッドを入れたりして対策しています。

トゥシューズとバレエシューズの主な違い

構造の違い

バレエシューズは全体が柔らかい素材でできているのに対し、トゥシューズはつま先部分と靴底が硬く作られています。これが最も大きな違いです。

バレエシューズは柔らかいため、爪先立ちをしようとしても、足指の付け根を折り曲げて立つ形(ドゥミ・ポワント)になります。一方、トゥシューズの硬い構造により、足指をまっすぐ伸ばしたまま、爪先だけで立つこと(ポワント)ができるのです。

使用目的の違い

バレエシューズは、バレエの基礎を学ぶために使用します。初心者から上級者まで、すべてのレベルのダンサーがレッスンで履きます。

トゥシューズは、つま先立ちの技術を習得し、より高度なバレエの振付を踊るために使用します。特定の演目や振付のために必要となる、上級者向けのシューズなのです。

履ける条件の違い

バレエシューズは誰でもすぐに履けますが、トゥシューズは違います。

トゥシューズを履くためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。骨格がある程度成長していること、十分な足首や足指の筋力があること、正しいバレエの技術を身につけていることなどが求められます。

娘の通っているバレエ教室では、早い子で小学4年生からトゥシューズを履き始めます。でも同じ年齢でも、履ける子と履けない子がいるんです。先生がレッスンを通して、一人ひとりの成長や技術を見極めているからなんですね。

トゥシューズはいつから履けるようになる?

トゥシューズを履けるようになる時期は、一概には言えません。なぜなら、トゥシューズを履くためには高い技量と十分な筋力、安定した骨格が必要だからです。

年齢の目安

多くのバレエ教室では、小学4年生(10歳前後)から履き始める子が多いようです。海外の基準では12歳以上とされることもあります。

ただし、年齢はあくまで目安です。同じ年齢でも、骨格の成長具合や筋力、技術レベルは一人ひとり違います。

必要な条件

トゥシューズを履くための主な条件は以下の通りです:

  • 骨がある程度まで成長していること(特に足の骨格)
  • 足首や足指に十分な筋力があること
  • 正しいバレエの姿勢と基本技術が身についていること
  • 週に複数回のレッスンを続けていること
  • バレエシューズで正しく踊れること

バレエシューズでできないことは、トゥシューズでもできません。まずはバレエシューズで正しい技術を身につけることが何より大切なのです。

私の娘は小学5年生のときに「来月からトゥシューズを持ってきてください」と先生に言われ、とても喜んでいました。でも実際に履いてみると、「立つだけでこんなに大変なんだ!」と驚いていました。トゥシューズは魔法の靴ではなく、正しい訓練を積んだ上で初めて使えるものなんですね。

トゥシューズを履くときの注意点

痛みへの対策

トゥシューズでのレッスンは、どうしても足が痛くなりがちです。でも、その痛みの中には、シューズの選び方次第で解決できるものもあります。

トゥシューズのサイズ選びはとても重要です。「指が少し窮屈に感じる」くらいがちょうど良いサイズの目安です。大きめのサイズを選んでしまうと、指がシューズの中で動いてしまい、かえって痛みやケガの原因になります。

また、トゥパッドと呼ばれる緩衝材を入れたり、テーピングを巻いたりして、痛みを軽減する工夫も大切です。

正しいフィッティング

トゥシューズは、できれば専門店でフィッターさんに見てもらうことをおすすめします。足の形や幅、甲の高さなどは人それぞれ違うため、自分に合ったトゥシューズを選ぶことが重要なんです。

最近ではインターネットでも購入できますが、最初の1足は必ずお店で試し履きして、フィッターさんのアドバイスを受けることをおすすめします。

私も娘の初めてのトゥシューズを買いに、専門店まで一緒に行きました。フィッターさんが丁寧に足を測って、いくつかの種類を試させてくれました。「このブランドが合っていますね」とアドバイスをもらえて、本当に助かりました。

バレエシューズでの基礎練習の重要性

トゥシューズを履きたいと思っている方に知っておいてほしいのは、バレエシューズでの基礎練習がとても重要だということです。

プロのバレエダンサーも、毎回のレッスンで必ずバレエシューズを履いて基礎練習をしています。トゥシューズで美しく踊れるようになるためには、バレエシューズでの正しい立ち方、足の使い方、体のコントロールが欠かせないのです。

焦らず、まずはバレエシューズでしっかりと基礎を固めることが、トゥシューズを履いて美しく踊る近道になります。

私の娘も、トゥシューズを履き始めてから「バレエシューズでの練習がいかに大切だったか分かった」と言っていました。基礎がしっかりしていないと、トゥシューズで立つことすら難しいんですね。

大人からバレエを始めた場合

最近は、大人になってからバレエを始める方も増えています。「大人でもトゥシューズは履けるの?」という質問もよく聞かれます。

答えは「条件を満たせば履けます」です。年齢制限があるわけではありませんが、やはり十分な筋力と技術、そして骨格への配慮が必要です。

大人の場合、子供に比べて骨格が完成しているため、ある意味では有利な面もあります。ただし、筋力や柔軟性をつけるには時間がかかることもあるので、焦らず段階を踏んで練習することが大切です。

週に2~3回のレッスンを1年以上続け、バレエシューズでの基本動作がしっかりできるようになってから、先生のOKをもらってトゥシューズに挑戦する、というのが一般的な流れのようです。

トゥシューズの種類とブランド

トゥシューズには様々な種類とブランドがあります。足の形によって合うトゥシューズが違うため、自分に合ったものを見つけることが大切です。

日本では、チャコットやシルビア、グリシコなどのブランドが人気です。海外ブランドでは、ゲイナーミンデンやフリード、ブロックなども有名です。

それぞれのブランドで、硬さや形、幅などが異なります。また、同じブランドでも複数のモデルがあり、初心者向けから上級者向けまで様々です。

初めてのトゥシューズは、先生や専門店のフィッターさんに相談して選ぶことをおすすめします。何足か履いてみて、自分の足に合うものを見つけることが重要です。

よくある質問

Q1:トゥシューズとバレエシューズ、どちらが痛いですか?

トゥシューズの方が痛みを感じやすいです。つま先だけで体重を支えるため、足指や爪に負担がかかります。特に履き始めの頃は、皮がむけたり、たこができたりすることもあります。

ただし、正しいサイズを選び、適切なパッドやテーピングを使用することで、痛みを軽減できます。また、筋力がついてくると、徐々に痛みも感じにくくなっていきます。

バレエシューズは柔らかく、素足に近い感覚で履けるため、基本的には痛みはほとんどありません。

Q2:トゥシューズは毎回のレッスンで履きますか?

いいえ、トゥシューズを履けるようになっても、毎回のレッスンで履くわけではありません。

通常のバレエレッスンは、まずバレエシューズで基礎練習(バーレッスンやセンターレッスン)を行います。その後、レッスンの最後の15~30分程度、トゥシューズに履き替えてポワントの練習をする、という流れが一般的です。

プロのバレエダンサーも、毎回必ずバレエシューズでの基礎練習を行っています。バレエシューズでの練習は、トゥシューズを履けるようになった後も、ずっと続けていくものなのです。

Q3:トゥシューズはどのくらい持ちますか?

トゥシューズの寿命は、使用頻度や体重、踊り方などによって大きく変わります。

週に1~2回のレッスンで使用する場合、1足で3~6ヶ月程度持つことが多いようです。ただし、毎日のように使うプロのダンサーの場合は、数週間から1ヶ月程度で新しいものに替えることもあります。

トゥシューズが柔らかくなりすぎると、つま先で立ったときの支えが不十分になり、ケガの原因にもなります。「先端が柔らかくなってきたな」と感じたら、新しいトゥシューズに替える時期です。

娘も最初の1足は大切に使っていましたが、先生から「もう柔らかくなりすぎているから、新しいのに替えましょう」と言われて、新調しました。トゥシューズは消耗品なので、定期的な買い替えが必要なんですね。

Q4:トゥシューズを履くと足の形が変わりますか?

正しく履いていれば、足の形が極端に変わることはありません。ただし、長年トゥシューズを履いていると、足指の付け根にたこができたり、爪が厚くなったりすることはあります。

また、合わないサイズのトゥシューズを履き続けたり、無理な練習をしたりすると、足の変形や痛みの原因になることもあります。だからこそ、正しいサイズ選びと適切な練習方法が重要なのです。

足のケアも大切です。レッスン後には足をマッサージしたり、爪を適切な長さに保ったりすることで、足のトラブルを予防できます。

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まとめ

トゥシューズとバレエシューズの違いについて、詳しく見てきました。

バレエシューズは柔らかい素材でできた、バレエの基礎を学ぶための靴です。初心者からプロまで、すべてのダンサーが使用し、誰でもすぐに履くことができます。

トゥシューズはつま先部分が硬く作られた、つま先立ちをするための特殊な靴です。十分な筋力と技術、成長した骨格が必要で、先生の許可を得てから履き始めます。

どちらもバレエには欠かせない大切な靴ですが、まずはバレエシューズでしっかりと基礎を固めることが何より重要です。焦らず、一歩一歩確実に技術を身につけていくことが、美しくトゥシューズで踊れる日への近道になります。

バレエを習っているお子さんがいる保護者の方も、トゥシューズへの憧れを持ちながら焦らず、お子さんのペースで成長を見守ってあげてくださいね。私も娘の成長を見守りながら、バレエの奥深さを実感する日々です。

バレエの世界は、一見華やかに見えますが、その裏には地道な努力と正しい練習の積み重ねがあります。トゥシューズはその努力の証でもあるのです。