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「フルソール」と「スプリットソール」の違いや選び方を解説!

ファッション、美容

バレエを始めたばかりの時、バレエシューズを選ぼうとお店に行くと「フルソール」と「スプリットソール」という言葉を聞きますよね。私も最初は全く違いが分からず、「どっちを買えばいいの?」と迷いました。

実は、この2つのバレエシューズは靴底(ソール)の作りが全然違うんです。そして、それぞれに向いている人や使い方があります。

この記事では、フルソールとスプリットソールの違いを、バレエを習っている子どもを持つ母親目線でわかりやすく解説します。初めてバレエシューズを買う方、そろそろ買い替えを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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「フルソール」とは

フルソールとは、バレエシューズの靴底が「つま先からかかとまで1枚の革で繋がっている」タイプのシューズのことです。

靴底が一枚続きになっているので、足全体をしっかりと支えてくれます。そのため、安定感があり、床をしっかり感じながら踊ることができます。

特に、バレエを始めたばかりの初心者や、まだ足裏の筋力が十分についていない段階では、このフルソールが推奨されることが多いです。片足で立つ時にグラグラしにくく、基本的な姿勢を身につけやすいからです。

また、靴底が厚めなので、ジャンプをした時の衝撃から足を守ってくれる役割もあります。足が刺激されることで、足裏の筋力を鍛える効果も期待できます。

「スプリットソール」とは

スプリットソールとは、バレエシューズの靴底が「つま先部分」と「かかと部分」の2つに分かれているタイプのシューズです。

土踏まずの部分には革がなく、布だけになっているのが大きな特徴です。この構造により、足の甲がぐっと伸びやすく、つま先をより美しく見せることができます。

ある程度レッスンを重ねて足裏の筋力がついてきた中級者以上の方に向いています。ドゥミポワント(つま先立ち)をする時にも、ソールが足裏にぴったりフィットするので、より繊細な動きができるようになります。

見た目的にも、足のラインがきれいに出るので、発表会やコンクールに出る時に使う方も多いです。

フルソールとスプリットソールの違い

ここで、2つのバレエシューズの違いをまとめてみましょう。

靴底の構造
フルソールは靴底が一枚続きで、スプリットソールは靴底が2つに分かれています。スプリットソールは土踏まず部分に革がありません。

安定感
フルソールの方が足全体を支えてくれるので、安定感があります。スプリットソールは土踏まず部分の革がないため、最初は少し不安定に感じるかもしれません。

つま先の見え方
スプリットソールは足の甲がより伸びやすく、つま先が美しく見えます。フルソールも十分美しいのですが、スプリットソールの方がより足のラインが強調されます。

足へのフィット感
スプリットソールは足裏により密着するので、床を感じやすく繊細な動きがしやすくなります。フルソールは全体的にしっかりしたフィット感です。

向いている人
フルソールは初心者や足裏の筋力をつけたい人向け、スプリットソールは中級者以上で、より美しく踊りたい人向けです。

初心者にはどちらがおすすめ?

バレエを始めたばかりの方には、断然「フルソール」がおすすめです。

私の子どもも最初はフルソールから始めました。先生からも「まずは足の感覚を掴んで、しっかり立てるようになることが大切」と言われたからです。

フルソールは靴底全体で床を感じることができるので、バレエの基本である「立つ」という動作をしっかり学べます。また、足裏の筋力が十分についていない時期は、片足で立つだけでも大変です。フルソールなら安定感があるので、バランスを取りやすいんです。

ジャンプの練習をする時も、フルソールの方が足への負担が少なくて安心です。厚めのソールが衝撃を吸収してくれるので、ケガの予防にもなります。

バレエを始めてから数ヶ月から1年くらいは、フルソールでしっかり基礎を固めるのが良いと思います。

中級者以上ならスプリットソール

レッスンを重ねて足裏の筋力がついてきたら、スプリットソールに挑戦してみましょう。

私の子どもは1年半くらいレッスンを続けた頃、先生から「そろそろスプリットソールも試してみたら?」と勧められました。最初は土踏まず部分に革がないことに違和感があったようですが、慣れてくると「つま先がすごく伸ばしやすい!」と喜んでいました。

スプリットソールは、つま先を伸ばす動作がとてもしやすいです。ドゥミポワントの時も、足裏にぴったりフィットするので、繊細なコントロールができます。

ただし、スプリットソールは足裏の筋力がないと逆に踊りにくく感じることもあります。まだ基礎が固まっていない段階でスプリットソールを使うと、変な癖がついてしまう可能性もあるので注意が必要です。

発表会や舞台で美しく見せたい時、より高度な技術を磨きたい時には、スプリットソールがぴったりです。

両方持っておくのもあり?

実は、中級者以上の方の中には、フルソールとスプリットソールの両方を持っていて、使い分けている人も多いんです。

例えば、基礎練習やバーレッスンではフルソールを使い、センターレッスンや発表会の練習ではスプリットソールを使うという方法です。

私の周りのバレエママ友に聞くと、「先生によってはフルソールでしっかり基礎を固めるよう指導する」という教室もあれば、「本人の好みで選んでOK」という教室もあるそうです。

お子さんがバレエを習っている場合は、まず先生に相談してみるのが一番確実です。教室によっては「最初の1年はフルソールのみ」といったルールがあることもあります。

選ぶ時のポイント

バレエシューズを選ぶ時は、ソールのタイプだけでなく、サイズもとても重要です。

サイズ選び
バレエシューズは、指が全部開くように少し大きめを選ぶのがコツです。きつすぎると指が縮こまってしまい、つま先が伸びません。でも大きすぎても踊りにくいので、お店で必ず試し履きをしましょう。

素材選び
バレエシューズには、布製と革製があります。布製は柔らかくて足に馴染みやすく、革製は耐久性があります。初心者は布製、長時間レッスンをする方は革製が人気です。

色選び
バレエシューズの色は、タイツと合わせるのが基本です。ピンクやベージュが主流ですが、教室によってはホワイトやブラックを指定されることもあります。

購入前には、必ず先生に「どのタイプのシューズが良いか」を確認することをおすすめします。

実際に使ってみた体験談

私の子どもは4歳からバレエを始めました。最初の1年間はフルソールを使っていました。

当時は「バレエシューズなんて全部同じでしょ?」と思っていたのですが、実際にお店で説明を聞いて初めてフルソールとスプリットソールの違いを知りました。店員さんに「初心者さんなら絶対フルソールがいいですよ」とアドバイスをもらい、フルソールを購入しました。

最初の頃は、バレエシューズを履くこと自体に慣れるのが大変そうでしたが、レッスンを重ねるうちに、しっかりとした立ち方ができるようになっていきました。

1年半ほど経った頃、先生から「そろそろスプリットソールも試してみましょうか」と提案がありました。スプリットソールを初めて履いた時、子どもは「なんか足が軽い!」と言っていました。

土踏まず部分に革がないので、最初は少し不安定に感じたようですが、すぐに慣れて、今ではスプリットソールの方が踊りやすいと言っています。特につま先を伸ばす時の感覚が全然違うみたいです。

ただ、基礎練習をしっかりやる時は、今でもフルソールを使うこともあるそうです。先生いわく、「フルソールで基礎を固めてから、スプリットソールで表現力を磨く」というのが理想的な使い方だそうです。

よくある質問

Q1: いつからスプリットソールに変えるべき?

明確な決まりはありませんが、一般的には1年から2年くらいレッスンを続けて、足裏の筋力がしっかりついてきた頃が目安です。先生に「そろそろスプリットソールも試してみましょう」と言われたら、それがベストなタイミングだと思います。焦って早い段階でスプリットソールに変えると、基礎が固まらないこともあるので、まずはフルソールでしっかり基礎を固めることが大切です。

Q2: 大人からバレエを始める場合はどちらを選ぶべき?

大人からバレエを始める方も、最初はフルソールから始めるのがおすすめです。子どもと同じように、まずは基礎をしっかり身につけることが大切だからです。ただ、大人の場合は筋力がある程度あることも多いので、数ヶ月から半年程度で先生と相談しながらスプリットソールに挑戦してみるのもいいでしょう。

Q3: 発表会ではどちらを履くべき?

発表会では、より美しく見えるスプリットソールを選ぶ方が多いです。つま先のラインがきれいに見えるので、舞台映えします。ただし、まだスプリットソールに慣れていない場合は、普段使い慣れているフルソールの方が安心して踊れます。大切なのは、自分が一番踊りやすいと感じるシューズを選ぶことです。

Q4: 値段に差はある?

フルソールとスプリットソールで、値段に大きな差はありません。どちらも2,000円から5,000円程度のものが多く、ブランドや素材によって価格が変わります。値段よりも、自分の足に合ったサイズと、自分のレベルに合ったタイプを選ぶことの方が重要です。

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まとめ

バレエシューズの「フルソール」と「スプリットソール」の違いについてご紹介しました。

フルソールは靴底が一枚続きで安定感があり、初心者や基礎を固めたい方におすすめです。足裏全体で床を感じられるので、バレエの基本をしっかり学べます。

スプリットソールは靴底が2つに分かれていて、つま先が美しく見えやすく、中級者以上の方におすすめです。足裏によりフィットするので、繊細な動きがしやすくなります。

どちらを選ぶか迷った時は、まずは自分のレベルを考えて、そして必ず先生に相談してみてください。適切なシューズを選ぶことで、バレエの上達がぐっと早くなりますよ。

バレエシューズは消耗品なので、定期的に買い替えが必要です。その都度、自分の成長に合わせて最適なシューズを選んでいきましょう。美しいバレエを踊るための第一歩は、足元から始まります!