
「イモリ」と「ヤモリ」は似てるけど全然違う生き物なんだよ。

ヤモリもイモリも四つん這いでトカゲのような形態ですが、違いがあります。
イモリとヤモリのそれぞれの特徴や生態について詳しく説明します。
イモリとヤモリの違い
「イモリ」は両生類の一種で、主に湿った環境に生息しています。一方「ヤモリ」は爬虫類の一種で、主に乾燥した環境や砂漠地帯に生息しています。
外見の特徴として、「イモリ」はお腹が赤く、お腹以外は黒いです。「ヤモリ」は全身に鱗があります。
「ヤモリ」には爪がありますが、「イモリ」には爪がありません。
皮膚呼吸をするため、体を湿らせて井戸などに棲んでいるのが「イモリ(井守)」で、皮膚呼吸を行う必要がないため、乾燥している家の中などに棲んでいるのが「ヤモリ(家守)」です。
イモリとは
イモリは、主に湿った環境に生息する両生類の一種です。
主に昆虫や小型の節足動物を食べる肉食性で、害虫を食べる優れた捕食者であり、農地や庭園などでの害虫の駆除に役立つことがあります。
長い体としっかりとした四肢を持ち、様々な色や模様を持つことが特徴で、その美しい外見からペットとして飼われることもあります。
ヤモリとは
ヤモリは、主に乾燥した環境や砂漠地帯に生息する爬虫類の一種です。
主に昆虫や小動物を捕食する肉食性で、農村地域や都市部で害虫駆除の効果的な手段として利用されています。
独特の外見と素早い動きで知られ、夜行性の生活を送ることが一般的です。
イモリとヤモリ 何類
イモリは両生類に分類され、ヤモリは爬虫類に分類されます。
両者は外見や生態に類似点が見られることもありますが、それぞれ異なる進化の過程を経て、それぞれの生態系に適応してきました。
イモリとヤモリ 家を守るのはどっち?
イモリは漢字で書くと『井守』。ヤモリは漢字で書くと『家守』です。
したがって、家を守ると言われているのはヤモリになります。
ヤモリは蚊などの害虫を食べて「家を守る」生き物だから、屋守と言われるようになったのが由来のようです。

