12月になると街中がキラキラしたイルミネーションで飾られ、クリスマスソングが流れてきて、ワクワクしますよね。でも、子どもに「クリスマスイブとクリスマスって何が違うの?」って聞かれたとき、うまく説明できなくて困ったことはありませんか?
実は私も子どもにそう聞かれて、「えっと…24日と25日の違い?」なんて曖昧な答えしかできず、ちょっと恥ずかしい思いをしたことがあります。
この記事では、意外と知られていないクリスマスとクリスマスイブの本当の意味や違いについて、わかりやすく解説していきます。これを読めば、お子さんに自信を持って説明できるようになりますよ。
クリスマスイブとは
クリスマスイブなのでキッテ丸の内のクリスマスツリーをどうぞ🎄 pic.twitter.com/8ifhaH2cB8
— ハスカップ07 (@haskap1017) December 23, 2025
クリスマスイブの「イブ」って、どういう意味だと思いますか?多くの人が「前日」という意味だと思っているかもしれませんが、実はそうではないんです。
「イブ」は、英語の「evening(イブニング)」という言葉が省略されたもので、「夜」や「晩」という意味を持っています。つまり、クリスマスイブは本来「クリスマスの夜」という意味なんです。
ちなみに昔のユダヤの暦では、今のように午前0時で日付が変わるのではなく、日が沈んだタイミングで日付が変わっていました。だから、12月24日の夕方に日が沈むと、そこからもうクリスマスが始まるという考え方だったんですね。
つまり正確には、クリスマスは「12月24日の日没から12月25日の日没まで」の期間を指していて、その最初の夜にあたる12月24日の夜がクリスマスイブというわけです。
クリスマスとは
クリスマスカラーのスカイツリーに月のオーナメントが乗りました🌙 pic.twitter.com/9nReJSDkD4
— Yuji Shibasaki@Photo (@Yuji_48) December 24, 2025
では、クリスマスって何をお祝いする日なのでしょうか。
クリスマスは、イエス・キリストという人物が生まれたことをお祝いする日です。英語では「Christmas」と書きますが、これは「Christ(キリスト)」と「mas(ミサ、礼拝)」という言葉が組み合わさったもので、「キリストのミサ」という意味なんです。
ここで注意したいのが、クリスマスは「キリストの誕生日」ではないということ。実は聖書には、キリストがいつ生まれたかは書かれていないんです。だから正確には「キリストが生まれたことをお祝いする日」であって、誕生日そのものではないんですね。
なぜ12月25日になったのかというと、昔のローマ帝国では冬至の時期に太陽を祝う「光の祭り」というお祭りがあって、それが12月25日頃だったそうです。キリスト教を広める際に、すでにあったお祭りの日に合わせることで、人々に受け入れられやすくしたという説が有力です。
キリスト教では、クリスマスは家族で集まって礼拝に行ったり、静かに過ごす大切な日とされています。
クリスマスとクリスマスイブの違い
ここまで読んで、「結局、クリスマスとクリスマスイブってどう違うの?」と思った方もいるかもしれませんね。
簡単にまとめると、本来の意味では次のようになります。
クリスマスイブは「12月24日の日没から深夜まで」を指し、クリスマスの始まりの夜のことです。一方、クリスマスは「12月24日の日没から12月25日の日没まで」の期間全体を指します。
つまり、クリスマスイブはクリスマス期間の一部なんです。前日ではなく、クリスマスの最初の夜という位置づけなんですね。
ただ、日本では一般的に12月24日をクリスマスイブ、12月25日をクリスマスとして分けて考えることが多いです。これは、私たちが使っている暦では午前0時に日付が変わるので、その感覚で分けているからなんです。
我が家では、24日の夜にケーキを食べてパーティーをして、25日の朝に子どもたちがプレゼントを開けるという流れにしていますが、本来の意味を知ると、24日の夜からもうクリスマスが始まっているんだなって思えて、なんだか特別な気持ちになりますよね。
日本と海外のクリスマスの過ごし方の違い
日本と海外では、クリスマスの過ごし方が結構違うって知っていましたか?
日本では、クリスマスといえば恋人同士でデートをしたり、友達とパーティーをしたり、華やかなイベントというイメージが強いですよね。特にクリスマスイブの24日の夜が盛り上がるのも日本ならではの特徴です。
イチゴのショートケーキを食べたり、フライドチキンを食べたりするのも、実は日本独特の習慣なんです。海外ではドライフルーツを使ったシンプルなケーキだったり、七面鳥の丸焼きだったりと、日本とは違う料理を楽しむことが多いんですよ。
一方、欧米などのキリスト教圏の国々では、クリスマスは家族で過ごす大切な日とされています。日本でいうお正月やお盆のような感覚で、離れて暮らしている家族が実家に帰ってきて、みんなで食卓を囲むんです。
24日の夜には教会で礼拝に参加したり、25日は家でゆっくり家族団らんを楽しんだりします。プレゼント交換も家族の間で行うことが多く、恋人同士のイベントというよりは、家族のための温かい時間という位置づけなんですね。
私が以前、海外の友人の家でクリスマスを過ごさせてもらったとき、家族全員が集まって穏やかに過ごしている様子を見て、日本とは全然違うなって驚いたことを覚えています。
よくある質問
Q1. クリスマスイブは前日じゃないって本当ですか?
本当です。多くの日本人が「イブ=前日」だと思っていますが、これは誤解なんです。イブは「evening(夜)」の略で、「クリスマスの夜」という意味なんですね。昔の暦では日没から新しい日が始まったので、12月24日の夜はすでにクリスマスの一部だったんです。ただ、現代では24日を前日として扱うことが一般的になっているので、どちらの解釈でも問題はありませんよ。
Q2. 12月25日はキリストの誕生日なんですか?
実は違います。聖書にはキリストがいつ生まれたかは書かれていないんです。12月25日は「キリストの誕生日」ではなく「キリストが生まれたことをお祝いする日」なんですね。この日に定められたのは、当時あった冬至のお祭りと結びつけることで、キリスト教を広めやすくするためだったと言われています。
Q3. クリスマスパーティーは24日と25日、どっちにやるのが正しいですか?
どちらでも大丈夫です。本来の意味では24日の日没からクリスマスが始まるので、24日の夜にパーティーをするのは理にかなっています。でも、日本では25日が祝日でない家庭も多いので、24日の夜に楽しむ方が多いですよね。大切なのは、家族や大切な人と楽しい時間を過ごすことなので、都合の良い日を選んで問題ありませんよ。
Q4. 「メリークリスマス」っていつ言えばいいんですか?
クリスマスイブからクリスマス当日にかけて、つまり12月24日の夜から25日にかけて言うのが一般的です。ただ、クリスマスシーズン全体を通じて使える挨拶なので、12月に入ってから言っても失礼にはなりません。友達にメッセージを送るなら、24日の夕方以降に「メリークリスマス」と送るのがおすすめですよ。
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クリスマスとクリスマスイブの違いについて、わかっていただけたでしょうか。
簡単にまとめると、クリスマスイブは「クリスマスの夜」という意味で、本来は12月24日の日没から深夜までを指します。そしてクリスマスは、12月24日の日没から12月25日の日没までの期間全体のことなんです。
日本では24日を前日、25日を当日として分けて考えることが多いですが、本来の意味では24日の夜からもうクリスマスが始まっているんですね。
また、日本では恋人や友達と華やかに過ごすイベントですが、海外では家族で静かに過ごす大切な日という違いもあります。
こうした違いを知っておくと、今年のクリスマスがより特別なものに感じられるかもしれません。子どもに質問されたときも、自信を持って説明できますね。
今年のクリスマスは、大切な人たちと素敵な時間を過ごしてくださいね。メリークリスマス!

