みなさんは「うるち米」と「もち米」の違いを知っていますか?どちらも日本の食卓に欠かせないお米ですが、実は見た目や成分、食感、使い道までいろいろな違いがあります。
この記事では、うるち米ともち米の違いをやさしく、くわしく解説します。実際に食べ比べた体験談も入れて、どちらのお米がどんな料理にぴったりなのかも紹介します!
うるち米ともち米とは?基本をおさらい
うるち米は、普段みんなが食べている白ご飯やおにぎり、カレーライスなどに使われるお米です。スーパーでよく見かける「コシヒカリ」や「あきたこまち」なども、ほとんどうるち米です。
一方、もち米は、お餅や赤飯、おこわ、おはぎなど、もちもちした食感を楽しむ料理に使われます。どちらも日本で広く栽培されている大切なお米ですが、用途や特徴が大きく違います。
見た目の違い
うるち米は半透明でツヤがあり、粒がやや細長いのが特徴です。もち米は真っ白で不透明、粒が丸くて小さめです。炊く前のお米を並べてみると、もち米の方が白くて丸いので、すぐに見分けがつきます。炊き上がりも、うるち米はふっくら、もち米はツヤツヤで粘りが強くなります。
成分の違い
お米の主な成分は「でんぷん」です。でんぷんには「アミロース」と「アミロペクチン」という2つの成分があります。うるち米はアミロースが約20%、アミロペクチンが約80%。もち米はアミロースがほとんどなく、アミロペクチンがほぼ100%です。この違いが、食感や用途の違いを生み出しています。
食感の違い
うるち米は炊くとふっくらしていて、冷めると少し硬くなります。おにぎりやお弁当、ご飯ものにぴったりです。もち米は炊くととても粘りが強く、冷めてもモチモチ感が続きます。お餅や赤飯、おこわなど、もちもちした食感を楽しみたい料理にぴったりです。
JAあまるめ管内では、特別栽培米『でわのもち』の播種作業が行われました🌾
— JAあまるめ【公式】 (@JAamarume1500) April 27, 2025
『もち米』の種もみはご飯で食べる『うるち米』に比べて丸い特徴があります🍚
特性に気を配りながら丁寧に作業が進められました☺️#庄内町 #JAあまるめ #庄内なんでも屋 #イグゼあまるめ #でわのもち pic.twitter.com/aFZTtpod5r
料理での使い分け
うるち米は、白ご飯、カレーライス、お寿司、おにぎり、チャーハンなど、毎日の食事に使われます。もち米は、お餅、赤飯、おこわ、おはぎ、ちまきなど、特別な日や行事の料理に使われます。もち米でおにぎりを作ると手にくっついてしまうので、料理によってお米を使い分けることが大切です。
栄養とカロリーの違い
うるち米のカロリーは100gあたり約168kcal、もち米は約202kcalと、もち米の方が少し高めです。どちらも主な栄養は炭水化物ですが、もち米の方が粘りが強い分、腹持ちも良いと感じる人も多いです。タンパク質やミネラル、ビタミンの量はほぼ同じで、栄養面では大きな差はありません。
保存方法の違い
うるち米はアミロースが多いため、炊いたご飯は時間が経つと硬くなりやすいです。もち米はアミロペクチンが多く、冷めてもモチモチ感が残ります。保存する場合は、どちらも密閉容器に入れて冷暗所に置くのが良いですが、もち米で作ったお餅の方がご飯よりも長持ちします。
調理方法の違い
もち米はうるち米よりも水を吸いにくいので、調理時には吸水時間を長めにとる必要があります。もち米を炊くときは、最低でも1時間は水につけておきましょう。うるち米は短い時間でも炊けますが、もち米はしっかり水を吸わせることが大切です。また、もち米は蒸し器を使うとさらにモチモチになります。
とうとう餅米よりも
— しらたママ (@shilatamama) May 25, 2025
うるち米のほうが高くなってしまった。
地域によっては違うかもだけど、
うちの近くのスーパーでは
令和6年産の国産米は餅米より高くなってます。
おこわ炊こうぜー‼️
腹持ちも良いよー👍✨
炊き込みご飯の素に具材を追加して
ちょっと贅沢なご飯を楽しんでます🥰 pic.twitter.com/FivtoyBUYn
栽培方法の違い
うるち米ともち米は育て方も少し違います。もち米は背丈が伸びやすいので、倒れないように肥料の量を調整します。また、うるち米ともち米を近くで育てると花粉が混ざってしまうため、離して栽培する必要があります。
酒米との違い
日本酒を作る「酒米」も、うるち米の一種です。ただし、酒米は粒が大きく、中心に「心白」という白い部分があり、日本酒造りに適した特徴を持っています。普段食べているうるち米とは少し違う品種ですが、同じ仲間です。
体験談:実際に食べ比べてみた!
実際にうるち米ともち米を炊いて食べ比べてみました。うるち米は炊きたてがふんわり甘くておいしく、冷めると少し硬くなりました。もち米は炊きたてからモチモチで、冷めてもその食感が続きました。おこわや赤飯はもち米で作ると本当においしいです。逆にもち米でおにぎりを作ると、手にくっついて大変でした。やっぱり料理によって使い分けるのが大事だと実感しました。
よくある質問(FAQ)
うるち米ともち米は混ぜて炊くこともできます。赤飯やおこわなどは、うるち米ともち米を混ぜて作ることが多いです。もち米も普通の炊飯器で炊けますが、水加減と吸水時間に注意しましょう。うるち米はあっさりした甘み、もち米はコクのある甘みと強い粘りが特徴です。
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うるち米ともち米は、見た目・成分・食感・使い道が大きく違います。うるち米はふっくらパラパラ、もち米はモチモチで粘りが強いのが特徴です。毎日のご飯やおにぎりにはうるち米、もちもちした食感を楽しみたい料理や行事食にはもち米を使い分けることで、食事がもっとおいしくなります。お米の違いを知って、いろいろな料理にチャレンジしてみてください!