スーパーや魚屋さんで「マダコ」と「ミズダコ」という名前を見かけたことはありませんか?どちらもおいしいタコですが、「何が違うの?」と疑問に思う人も多いはず。
この記事では、マダコとミズダコの違いを、味や食感、見た目、旬の時期、栄養、料理方法まで詳しく解説します。タコ好きな方も、これからタコ料理にチャレンジしたい方も、この記事を読めば「どちらを選べばいいのか」バッチリ分かります!
マダコとミズダコの違いとは?
マダコとミズダコは、どちらも日本でよく食べられているタコの種類です。でも、実は体の大きさや住んでいる場所、味や食感、料理の仕方など、いろいろな違いがあります。
- マダコは日本の東北地方以南でよく獲れるタコで、体長は80cmくらい。身がしっかりしていて、噛むほどに旨味が出てくるのが特徴です。たこ焼きや天ぷら、唐揚げなど、加熱する料理にピッタリです。
- ミズダコは北海道や東北地方など、寒い海でよく獲れる世界最大級のタコ。大きいものだと体長3m、重さ30kgにもなります。身はとても柔らかく、水分が多いので、刺身やしゃぶしゃぶなど生で食べるのに向いています。
マダコとミズダコの見た目の違い
マダコかわいい✨ pic.twitter.com/QGh85NjVzJ
— SS@変鯛会福井支部 (@SS_squid_) January 28, 2025
ミズダコ が“太平洋”(冷たい海)の水槽に登場しました。久しぶりの大きなタコです🐙 pic.twitter.com/NuQXHAOh7n
— 新江ノ島水族館 (@enosui_com) April 26, 2025
- 大きさ
マダコは大きくても体長80cm、重さは1.5kgくらいが多いです。
ミズダコはとても大きく、体長3m、重さ30kgにもなることがあります。 - 体の色や形
マダコは黄褐色から黒褐色に体色を変えられます。敵が来ると体の突起を伸ばして変身することも。
ミズダコは体が細長く、表面に細かい網目模様があることが多いです。 - 触手
ミズダコの触手はとても長く、吸盤も大きいです。マダコはやや短めで、吸盤も小さめです。
味と食感の違い
- マダコ
身がしっかりしていて、弾力があります。噛むほどに旨味が出てきて、歯ごたえが好きな人におすすめです。加熱しても身が縮みにくいので、たこ焼きや天ぷら、唐揚げなどにピッタリです。 - ミズダコ
水分が多く、とても柔らかい食感。甘みが強く、刺身やしゃぶしゃぶにするとトロッとした舌触りが楽しめます。生で食べると、海の恵みを感じられるやさしい味わいです。
旬の時期とおいしい食べ方
- マダコの旬
6月~7月の梅雨時期が旬。夏の味覚として親しまれています。加熱料理に向いていて、たこ焼きや天ぷら、煮物など、いろんな料理で楽しめます。 - ミズダコの旬
12月~1月の冬が旬。この時期のミズダコは特に甘みが増して、刺身やしゃぶしゃぶで食べると絶品です。塩やわさび醤油でシンプルに食べるのがおすすめです。
後輩が持ってきてくれた獲れたてのミズダコ美味すぎ pic.twitter.com/hPvSQIshHv
— ゆうセン (@yusenaqua) March 11, 2025
栄養価の違い
どちらも高たんぱく・低脂質でとてもヘルシーな食材です。
- マダコ(100gあたり)
エネルギー:76kcal
たんぱく質:16.0g
脂質:0.7g - ミズダコ(100gあたり)
エネルギー:66kcal
たんぱく質:13.4g
脂質:0.9g
どちらもアミノ酸の一種「タウリン」が豊富で、血圧を整えたり、肝臓の働きを助けたり、お酒のおつまみにもピッタリです。
料理での使い分け方
- マダコは加熱料理向き!
歯ごたえがあるので、たこ焼き、天ぷら、唐揚げ、煮物など、しっかり火を通す料理におすすめです。噛むほどに味が出て、食べごたえがあります。 - ミズダコは生食やしゃぶしゃぶ向き!
柔らかくて甘みがあるので、刺身やしゃぶしゃぶ、酢の物など、素材の味を楽しめる料理にピッタリです。薄く切ってサラダに入れてもおいしいです。
マダコとミズダコの見分け方
スーパーや市場で見かけたとき、「どっちがどっち?」と迷うこともありますよね。
- 大きさで見分ける
とても大きいタコはほぼミズダコ。小さめで丸っこいのはマダコです。 - 色や模様で見分ける
マダコは色が変わりやすく、ミズダコは茶色や灰色っぽくて網目模様があることが多いです。 - 吸盤の大きさで見分ける
ミズダコの吸盤は大きくて目立ちます。マダコは吸盤が小さめです。
体験談:実際に食べ比べてみた感想
実際にマダコとミズダコを食べ比べてみると、その違いはとてもはっきり分かります。マダコは噛んだ瞬間に「プリッ」とした歯ごたえがあり、噛むほどに旨味がじわっと広がります。たこ焼きや唐揚げにすると、しっかりした食感がクセになります。
一方、ミズダコは刺身で食べると、とても柔らかくて、口の中でとろける感じ。甘みも強くて、「これが本当にタコ?」と驚くほどです。しゃぶしゃぶにしても、火を通しすぎずサッと湯にくぐらせるだけで、絶妙な食感が楽しめました。
おつかれ〜^^
— あかいひぐまⅡ🎗 (@akahiguma_ii) May 12, 2025
全部頂き物🤣
このマダコ美味しいんだよね‼️久々に口に入れる😅
皆さん良い夜を😎👍🍶 pic.twitter.com/TU0YGLZYYq
他にもある!代表的なタコの種類
日本にはマダコやミズダコ以外にも、イイダコやテナガダコなど、いろいろなタコがいます。それぞれ旬の時期や味、食感が違うので、タコ好きな人はぜひ食べ比べてみてください。
日本のタコ漁と消費量
日本は世界でも有数のタコ消費国で、国内の水揚げ量は北海道がトップ。特に宗谷港のタコは、歯ごたえや透明感が別格といわれています。最近はタコの自給率が下がっていて、海外からの輸入も増えていますが、やっぱり新鮮な国産タコはおいしいです。
よくある質問Q&A
Q:マダコとミズダコ、どっちが高級?
A:マダコの方が漁獲量が少なく、値段が高いことが多いです。特に明石産などブランドマダコは高級品です。
Q:健康にいいのはどっち?
A:どちらも高たんぱく・低脂質で、健康にとても良い食材です。タウリンも豊富なので、どちらを食べても体にうれしい効果が期待できます。
Q:どんな料理に使えばいい?
A:マダコは加熱料理、ミズダコは生食やしゃぶしゃぶがオススメです。
まとめ
マダコとミズダコは、見た目や大きさ、味や食感、料理の仕方まで、いろいろな違いがあります。
マダコは歯ごたえがあり、加熱料理向き。
ミズダコは柔らかくて甘みがあり、刺身やしゃぶしゃぶ向き。
どちらも高たんぱく・低脂質で健康に良い食材なので、料理や好みに合わせて選んでみてください。タコの違いを知ると、もっとおいしく楽しく食べられますよ!