「しらす」と「ちりめんじゃこ」、どちらもスーパーや食卓でよく見かけるけど、実は違いがよく分からない…そんな方も多いのではないでしょうか?見た目は似ているけれど、実は作り方や食感、味わいにしっかりとした違いがあります。
この記事では、しらすとちりめんじゃこの違いをやさしく、分かりやすく解説します。さらに、栄養やおすすめの食べ方、選び方のポイントまで、体験談も交えながら詳しくご紹介します!
しらすとちりめんじゃこの違いとは?
本日もしらすちゃん🐟🐟🐟大漁🌅です!!しらす各種ご用意できます👌
— ㈲勘浜水産 (@ME0xsfJewjixtYS) October 11, 2023
釜揚げしらす、ちりめんじゃこ、つくってます💦ご来店お待ちしています🙇#湘南しらす #腰越 #生しらす #釜揚げしらす #しらすの沖漬け #ちりめん #たたみいわし #あかもく #かんはますいさん pic.twitter.com/2nWgcKD1lO
しらすとちりめんじゃこは、どちらも主に「いわしの稚魚」から作られています。しらすは生の稚魚そのものや、釜茹でして少し乾燥させたものを指します。一方、ちりめんじゃこは、しらすをさらにしっかり乾燥させて、水分を飛ばしたものです。
たとえば、しらすを釜茹でしてそのまま食べると「釜揚げしらす」、少し乾燥させると「しらす干し」、もっと乾燥させてパラパラにしたものが「ちりめんじゃこ」と呼ばれます。つまり、「しらす」から「ちりめんじゃこ」へと、乾燥の度合いで名前が変わるのです。
しらすの種類と特徴
しらすにはいくつか種類があります。
- 生しらす:水揚げされたばかりの新鮮なしらす。透き通った見た目で、ぷりっとした食感が楽しめます(ただし、鮮度が落ちやすいので産地でしかなかなか食べられません)。
- 釜揚げしらす:生しらすを塩水で釜茹でしたもの。ふんわり柔らかく、塩味がほんのり効いています。水分が多く、やさしい食感です。
- しらす干し:釜揚げしらすを短時間天日干ししたもの。水分が少し抜け、ほどよい歯ごたえが出ます。
- ちりめんじゃこ:釜揚げしらすをさらに長く天日干しして、しっかり乾燥させたもの。水分がほとんどなく、パラパラで噛みごたえがあり、旨味がぎゅっと詰まっています。
ちりめんじゃこの特徴
ちりめんじゃこは、しらすをしっかり乾燥させたもの。乾燥させることで、保存性が高くなり、旨味も凝縮されます。パラパラとした食感で、和え物やふりかけ、ご飯のお供にぴったり。しっかりした味わいなので、少量でも満足感があります。
原料の魚について
しらすやちりめんじゃこの原料は、主に「カタクチイワシ」や「マイワシ」の稚魚です。ただし、地域や時期によっては「イカナゴ」や「ウナギ」、「アユ」などの白くて小さい稚魚も使われることがあります。生きているしらすは、体長1~2cmほどで、透き通った体をしています。
しらすとちりめんじゃこの製法の違い
しらすとちりめんじゃこの大きな違いは「水分量」と「乾燥の度合い」です。
- 釜揚げしらす:水分量が約80%。ふわふわ柔らかい。
- しらす干し:水分量が約70%。少し歯ごたえがある。
- ちりめんじゃこ:水分量が50%以下。しっかり乾燥してパラパラ、噛みごたえがある。
地域によって呼び方や乾燥具合に違いがあることもあります。
しらすとちりめんじゃこの栄養
しらすも、ちりめんじゃこも、栄養がとても豊富です。特にカルシウムがたっぷり含まれていて、骨や歯を丈夫にしたい人、成長期の子どもにぴったりです。たんぱく質やビタミンDも多く、健康維持に役立ちます。
たとえば、釜揚げしらす100gにはカルシウムが190mgも含まれています。これは牛乳よりも多いんです!ちりめんじゃこはさらに乾燥しているので、同じ量ならもっと栄養がギュッと詰まっています。
ただし、どちらも塩分が高めなので、食べすぎや味付けには注意しましょう。特にちりめんじゃこは塩分が多いので、塩分を控えたい人や小さい子どもは少しずつ食べるのが安心です。
今日の晩ご飯🍴
— みんみん (@vfcIPg7EPQR34Nv) May 14, 2025
しらす丼、ほうれん草と人参のごま和え、大根と胡瓜と茗荷の浅漬け、キャベツと玉葱と椎茸のお味噌汁🍚
しらす丼にはごま油をかけていただきました😋#晩ごはん #おうちごはん pic.twitter.com/YPwfQWgiOJ
しらすとちりめんじゃこの食べ方・レシピ
しらすやちりめんじゃこは、いろいろな料理に使えます。
- しらす丼:ご飯にたっぷりの釜揚げしらすをのせて、しょうゆやポン酢をかけるだけで絶品!
- しらすトースト:パンにしらすとチーズをのせて焼くだけ。朝ごはんやおやつにぴったり。
- ちりめんじゃこのふりかけ:ご飯にふりかけたり、おにぎりの具にしたり。お弁当にもおすすめです。
- 和え物やサラダ:大根おろしやきゅうりと和えたり、サラダにトッピングしてもおいしいです。
私の体験談
私は小さいころから、朝ごはんにしらすをよく食べていました。特に、ふわふわの釜揚げしらすをご飯にのせて、少しだけしょうゆをかけて食べるのが大好きでした。大人になってからは、ちりめんじゃこを使った和え物や、パスタに入れてみたりと、いろんな料理に挑戦しています。しらすはやわらかくて食べやすいので、小さい子どもでも安心して食べられるのがうれしいポイントです。
牛乳を飲まなくても、飲めなくても、「ちりめんじゃこ」と「大根の葉」でじゅうぶんカルシウムが摂れますし、摂れてきました。 pic.twitter.com/cvilCBAi1x
— あるとむ|食養生アドバイザー/『食の選び方大全』発売中! (@arutom1031) April 17, 2025
しらす・ちりめんじゃこの選び方と保存方法
新鮮なしらすやちりめんじゃこを選ぶポイントは、色が白くてきれいなもの。黄色っぽくなっていたり、においが強いものは鮮度が落ちているので注意しましょう。
保存は、冷蔵庫で保存し、早めに食べるのがおすすめ。たくさん買ったときは、小分けにして冷凍しておくと便利です。ちりめんじゃこはしっかり乾燥しているので、しらすよりも長持ちします。
しらすとちりめんじゃこのよくある質問
Q. どちらが栄養が多いの?
A. どちらも栄養豊富ですが、ちりめんじゃこは水分が少ない分、同じ重さで比べると栄養がギュッと詰まっています。
Q. 小さい子どもでも食べられる?
A. しらすはやわらかくて食べやすいので、小さい子どもにもおすすめです。ただし、塩分が気になる場合は、熱湯をかけて塩抜きしてからあげましょう。
Q. どんな料理に合う?
A. ご飯、パン、パスタ、サラダなど、いろいろな料理に合います。和食だけでなく、洋食にも使えます。
まとめ
しらすとちりめんじゃこは、どちらもいわしの稚魚から作られているけれど、乾燥の度合いや食感、味わいに違いがあります。しらすはやわらかくて食べやすく、ちりめんじゃこはしっかり乾燥していて旨味が濃いのが特徴です。どちらもカルシウムやたんぱく質が豊富で、毎日の食事に取り入れやすい食材です。好みや料理に合わせて、しらすとちりめんじゃこを使い分けてみてくださいね!