ガンダムの小さなフィギュアが欲しいなと思ったとき、お店でよく目にするのが「ガンダムコンバージ」と「モビルスーツアンサンブル」ですよね。どちらも手のひらサイズでかわいいんですが、実はこの2つ、似ているようで結構違うんです。
私も最初は「どっちも同じようなものでしょ?」と思っていたんですが、実際に両方集めてみると、それぞれに良さがあって、用途によって選ぶべき商品が変わってくることがわかりました。子供たちと一緒に遊ぶときも、どちらを選ぶかで楽しみ方が変わってくるんですよ。
この記事では、ガンダムコンバージとモビルスーツアンサンブルの違いについて、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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ガンダムコンバージとは?
ガンダムコンバージは、バンダイが展開する食玩フィギュアシリーズです。正式名称は「FW GUNDAM CONVERGE(エフダブリュー ガンダム コンバージ)」といいます。
2010年から始まった歴史あるシリーズで、その名前の「コンバージ」は「収斂(しゅうれん)」という意味。つまり、ガンダムのモビルスーツを小さなサイズにギュッと凝縮しているんですね。
サイズは全高約55mmから70mm程度で、本当に手のひらに収まるコンパクトさです。特徴的なのは、デフォルメされた独特のプロポーション。頭が少し大きめで、全体的にずんぐりしたかわいらしいフォルムになっています。
私が初めて手に取ったとき、「小さいのにディテールがすごい!」と感動したのを覚えています。塗装も最初から綺麗に施されているので、箱から出してすぐに飾れるのが嬉しいポイントです。
モビルスーツアンサンブルとは?
一方、モビルスーツアンサンブルは、バンダイのガシャポンブランドから展開されているフィギュアシリーズです。正式名称は「機動戦士ガンダム MOBILE SUIT ENSEMBLE(モビルスーツ アンサンブル)」といいます。
こちらもサイズは縦7cm、横幅5cm程度とガンダムコンバージとほぼ同じくらい。でも、見た目の印象は結構違うんです。モビルスーツアンサンブルは、よりリアルなプロポーションを意識した造形になっていて、頭身バランスがコンバージよりもスタイリッシュな感じです。
最大の特徴は「可動」すること。関節が動くので、様々なポーズを取らせて遊ぶことができるんです。子供たちと遊ぶときは、この可動性がとても喜ばれます。「ママ、このガンダム動くよ!」って目を輝かせながら言われたときは、買って良かったなって思いました。
販売形態の違いが重要なポイント
ここが購入時に一番気をつけたいポイントです。ガンダムコンバージとモビルスーツアンサンブルは、売られ方が全然違うんです。
ガンダムコンバージは「食玩」として販売されています。つまり、コンビニやスーパー、ホビーショップなどで箱に入って売られていて、中身が何か外から確認できます。価格は1個税込み550円から693円程度(2024年時点)。欲しい機体を狙って買えるので、コレクションしやすいのが魅力です。
対してモビルスーツアンサンブルは「ガシャポン(ガチャガチャ)」として販売されています。カプセルに入っていて、回すまで何が出るかわかりません。1回300円から400円程度と、価格はコンバージより少し安めです。
私の失敗談なんですが、モビルスーツアンサンブルで欲しい機体があって、何度もガシャポンを回したことがあります。結果、同じものが3つも出てしまって…。それ以来、「確実に欲しいものがある場合はコンバージ、運試しやコレクションの楽しみを味わいたい場合はアンサンブル」と決めています。
可動性の違いを比較
ガンダムコンバージは基本的に固定フィギュアです。可動はほとんどなく、ディスプレイモデルとして飾ることを前提に作られています。一部のシリーズでは少し可動する商品もありますが、基本は「飾る」ためのものと考えてください。
モビルスーツアンサンブルは可動性が売りです。肩、肘、股関節、膝などが動き、様々なポーズを取らせることができます。ボールジョイント(球体関節)を使っているので、自然な動きが表現できるんです。
実際に触ってみると、この違いは一目瞭然。コンバージは「美しく飾りたい人向け」、アンサンブルは「動かして遊びたい人向け」という感じですね。我が家では、リビングの棚にはコンバージ、子供部屋にはアンサンブルを置いています。
ガンダムコンバージのストフリ弐式、プラウド、モビルスーツアンサンブルのスーパーガンダム3つで900円で買えたのやばくね?(゚∀゚)
— れゅみー@かき氷彼女アカ🐰🐷 (@nonoka_inori) October 1, 2025
全部で3000円はするし、まあいい買い物できたわ(゚∀゚)#ガンダムSEEDDESTINY #ガンダムコンバージ#モビルスーツアンサンブル pic.twitter.com/veneMaxhto
組み立ての難易度を比較
ガンダムコンバージは「半完成品」です。箱を開けると、ほぼ完成した状態で入っています。武器を手に持たせたり、台座に取り付けたりするだけで完成するので、組み立ては1分もかかりません。
小さな子供でも簡単に組み立てられるので、親子で楽しむのにもぴったりです。塗装も最初から綺麗に施されているので、プラモデルのように塗装する必要もありません。
モビルスーツアンサンブルは少し組み立て要素が多めです。パーツが分かれていて、腕や脚、武器などを組み合わせていく必要があります。といっても、説明書を見ながらやれば5分から10分程度で完成するレベルです。
カプセルから出したパーツが変形していることもあるので、お湯で温めて形を整えるといった一手間が必要な場合もあります。でも、その分「自分で組み立てた」という達成感があるんですよね。
デザインとクオリティの違い
ガンダムコンバージの魅力は、独特のデフォルメと精密なディテールの融合です。小さいながらも、モビルスーツの特徴をしっかり捉えていて、複数の素材を使い分けることで質感の違いも表現されています。
塗装のクオリティも高く、細かい部分まで丁寧に色が分けられています。メタリック塗装やウェザリング(汚し塗装)が施されたバージョンもあり、コレクターにも人気です。
モビルスーツアンサンブルは、よりリアルなプロポーションを目指した造形が特徴です。頭身バランスがコンバージよりもスレンダーで、実際のアニメや設定画に近い印象を受けます。
可動を重視しているため、関節部分が目立つのは仕方ない部分ですが、塗装も綺麗で、可動フィギュアとしては十分なクオリティだと思います。特に武器の造形が凝っていて、色々な持ち方ができるのが楽しいです。
価格と入手のしやすさ
ガンダムコンバージは1個550円から693円程度。中身が確定しているので、予算が立てやすいのがメリットです。ただし、人気機体は発売後すぐに売り切れることもあり、プレミア価格になることも。
通販サイトでも購入できるので、近くのお店で見つからない場合でも入手しやすいです。シリーズによっては限定版もあり、特別なカラーリングや仕様の商品も楽しめます。
モビルスーツアンサンブルは1回300円から400円程度と比較的リーズナブル。ただし、ガシャポンなのでダブりのリスクがあります。欲しい機体が出るまで何度も回すと、結果的に高くついてしまうことも。
最近はガシャポンオンラインなどで、狙った機体を確実に買える仕組みもできてきました。また、中古ショップでバラ売りされていることも多いので、効率的に集めることも可能です。
コレクションの楽しみ方
ガンダムコンバージは、2010年から続く長い歴史があり、膨大な種類のモビルスーツが商品化されています。通常弾の「CONVERGE♯」シリーズに加えて、「SP」「EX」「CORE」「#Plus」といった特別弾も展開されています。
私はリビングの棚に、歴代のガンダムシリーズを年代順に並べて飾っています。コンパクトなので場所を取らず、それでいて存在感があって満足度が高いです。来客があると「これ全部ガンダムなの?」と驚かれることも多く、ちょっとした話のネタにもなっています。
モビルスーツアンサンブルは、可動性を活かしたディスプレイが楽しいです。戦闘シーンを再現したり、武器を持ち替えたりして、自分だけのシーンを作れます。
子供たちは、アンサンブルで遊ぶのが大好き。ガンダム同士を戦わせたり、ごっこ遊びをしたりして、想像力を働かせながら楽しんでいます。可動するからこそ、遊びの幅が広がるんですよね。
#モビルスーツアンサンブル#GQuuuuuuX#ジークアクス
— パワー・オブ・ドリーム (@superstar_izu) October 1, 2025
ちょくちょく塗装しました🖌️
やっと完成です😓 pic.twitter.com/DI7h1Ey9sp
初心者におすすめなのはどっち?
これからガンダムの小さなフィギュアを始めたいという方には、まずガンダムコンバージをおすすめします。理由は以下の通りです。
まず、中身が確認できるので失敗がありません。好きな機体を確実に手に入れられるのは、初心者にとって大きなメリットです。また、組み立ても簡単で、箱から出してすぐに飾れます。
塗装のクオリティも高いので、「買って良かった」と満足しやすいと思います。私も最初はコンバージから始めて、ガンダムの世界にハマっていきました。
ただし、「動かして遊びたい」「ポーズを変えて楽しみたい」という方には、モビルスーツアンサンブルの方が向いています。特にお子さんと一緒に遊ぶ場合は、可動するアンサンブルの方が喜ばれることが多いです。
理想を言えば、両方集めてそれぞれの良さを楽しむのがベストですね。コンバージは飾り用、アンサンブルは遊び用という使い分けもできますから。
どちらを選ぶべき?購入のポイント
最終的にどちらを選ぶかは、あなたの楽しみ方次第です。以下のポイントを参考にしてみてください。
ガンダムコンバージを選ぶべき人は、美しく飾りたい人、確実に欲しい機体を手に入れたい人、組み立てが苦手な人、ディテールやクオリティを重視する人です。
モビルスーツアンサンブルを選ぶべき人は、動かして遊びたい人、ガシャポンのワクワク感を楽しみたい人、様々なポーズを取らせたい人、子供と一緒に遊びたい人です。
私の場合は、両方を状況に応じて使い分けています。コンバージは自分のコレクション用として、アンサンブルは子供たちと一緒に遊ぶ用として購入することが多いです。
予算に余裕があれば、同じ機体のコンバージとアンサンブルを両方揃えて比較するのも面白いですよ。同じガンダムでも、造形の違いや雰囲気の違いが楽しめます。
よくある質問
Q1:ガンダムコンバージとモビルスーツアンサンブル、サイズは同じですか?
はい、ほぼ同じサイズです。どちらも縦7cm前後、横幅5cm程度のコンパクトサイズとなっています。ただし、機体によって若干の違いがあり、大型のモビルアーマーなどは少し大きめに作られていることもあります。並べて飾る場合、サイズ感は統一されているので、混ぜて飾っても違和感は少ないですよ。
Q2:どちらの方が塗装のクオリティが高いですか?
塗装のクオリティは、一般的にガンダムコンバージの方が高いと言われています。細かい部分まで丁寧に塗り分けられていて、メタリック塗装なども美しく仕上がっています。モビルスーツアンサンブルも十分なクオリティはありますが、可動を重視している分、固定フィギュアであるコンバージの方が塗装に注力できているという感じです。ただし、最近のアンサンブルは塗装技術も向上していて、十分満足できるレベルになっています。
Q3:ガシャポンで欲しい機体が出ないときはどうすればいいですか?
モビルスーツアンサンブルでダブりが出てしまうことはよくあります。対策としては、ガシャポンオンラインで確定購入する、中古ショップやフリマアプリで単品購入する、友達と交換するなどの方法があります。最近はネット通販でも単品販売されていることが多いので、無理にガシャポンで狙わず、確実に入手する方法を選ぶのも賢い選択です。私も欲しい機体がある場合は、最初から通販で探すようにしています。
Q4:子供へのプレゼントにはどちらが向いていますか?
お子さんの年齢や好みにもよりますが、一般的にはモビルスーツアンサンブルの方が喜ばれることが多いです。理由は可動性があり、実際に動かして遊べるから。ごっこ遊びをしたり、様々なポーズを取らせたりできるので、遊びの幅が広がります。ただし、小さなパーツがあるので、誤飲の心配がある年齢のお子さんには注意が必要です。また、「飾って楽しみたい」というタイプのお子さんには、クオリティの高いガンダムコンバージの方が向いています。
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ガンダムコンバージとモビルスーツアンサンブルは、どちらも手のひらサイズのガンダムフィギュアですが、特徴は大きく異なります。
ガンダムコンバージは食玩として箱売りされ、中身が確認できます。固定フィギュアで可動はほとんどなく、塗装のクオリティが高いのが特徴。美しく飾ることを目的とした、コレクター向けの商品です。価格は1個550円から693円程度で、確実に欲しい機体を手に入れられるメリットがあります。
モビルスーツアンサンブルはガシャポンとして販売され、中身はランダム。関節が可動するので様々なポーズを取らせて遊べるのが最大の魅力です。価格は1回300円から400円程度とリーズナブルですが、欲しい機体が出るまで何度も回す必要がある場合も。
どちらを選ぶかは、あなたの楽しみ方次第。飾って楽しみたいならガンダムコンバージ、動かして遊びたいならモビルスーツアンサンブルがおすすめです。両方集めて、それぞれの良さを楽しむのも素敵な選択ですよ。
ガンダムの世界を手のひらで楽しめるこの2つのシリーズ。ぜひあなたのライフスタイルに合った方を選んで、コレクションを楽しんでくださいね。

