LINEやSNSでよく見かける「あーね」と「り」という言葉。友達からメッセージが来て、思わず「この返事でいいのかな?」と迷ったことはありませんか?
私も子供の友達とのやり取りで、「あーね」と返してきたメッセージを見て、最初は「どういう意味?」と戸惑いました。でも、この2つの言葉、実は使う場面がまったく違うんです!
今回は、若者の間で定番となっている「あーね」と「り」の違いを、わかりやすく解説していきます。この記事を読めば、もうLINEの返信で迷うことはなくなりますよ!
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「あーね」とは?
あーね、
— 塩漬けのJINRO🐈 (@shiodukejinro) October 9, 2025
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「あーね」は、相手の言葉に対して納得や同意の気持ちを表す時に使用する若者言葉です。「あー、なるほどね」の略語で、簡単に言うと「理解した」、「納得した」という意味になります。
「あーね」の由来
「あーね」の由来は福岡の方言と言われています。それがSNSを通じて広まり、若者言葉やSNS上で広く一般的に使われている言葉になりました。地方から全国へと広がった言葉なんですね。
「あーね」の使い方
「あーね」は主に次のような場面で使われます:
相手の話に共感するとき
- 友達:「昨日のテスト難しかったよね」
- あなた:「あーね!全然解けなかった」
なるほどと思ったとき
- 友達:「あの店、今日休みらしいよ」
- あなた:「あーね、道理で開いてないと思った」
ただし、「あーね」は基本的に相手の発言に共感を示す場合に使う言葉ですが、返事が面倒だったり、大した意見や感想のない話に対して、相槌代わりに「あーね」を使うこともできます。
私の経験では、子供の友達が学校の話をしているとき、「先生が急に休みになったんだって」「あーね」という感じで、軽い相槌として使っているのをよく見かけます。
「り」とは?
良周さんてLINEで了解って返事するとき「り」って打つタイプの人?
— おにぎりくん (@n_nigiri) October 3, 2025
一方、「り」は「了解」を意味する言葉で、「りょ」から「り」へと省略化が進みました。もともとは「了解」→「りょうかい」→「りょ」→「り」と、どんどん短くなっていったんです。
「り」の使い方
「り」は主に次のような場面で使われます:
了解の意味で使うとき
- 友達:「明日3時に駅前ね」
- あなた:「り!」
軽い返事として使うとき
- 親:「お風呂入ったら宿題してね」
- 子供:「り」
「了解」と返すより軽くやわらかくなるそうです。私も子供が私に「り」と返してくることがあって、最初は「なんだか適当だな」と思いましたが、若者にとっては「わかった!」という素直な返事なんだとわかりました。
「あーね」と「り」の違い
では、この2つの言葉の違いを整理してみましょう。
意味の違い
「あーね」の意味
- なるほどね
- そうだよね
- 納得した
- わかる、共感する
「り」の意味
- 了解
- わかった
- オッケー
一番大きな違いは、「あーね」は共感や納得を示す言葉、「り」は了解や承諾を示す言葉という点です。
使う場面の違い
「あーね」を使う場面
- 相手の意見に共感するとき
- 相手の話を聞いて納得したとき
- 軽い相槌として使うとき
- 会話を続けたいとき
「り」を使う場面
- 相手の依頼を承諾するとき
- 予定や約束を確認するとき
- 指示を理解したことを伝えるとき
- 会話を終わらせたいとき
実際の使い分けを見てみましょう:
例1:相手が意見を言った場合
- 友達:「あの映画、すごく感動したよ」
- あなた:「あーね!私も泣いちゃった」 (共感しているので「あーね」)
例2:相手が指示を出した場合
- 友達:「明日のノート持ってきてね」
- あなた:「り」 (了解したので「り」)
ニュアンスの違い
「あーね」は比較的やわらかく、会話が続く印象を与えます。「あーね」なら、相手の言うことを聞いてはいるのだということを示せる言葉なんです。
一方、「り」は短くサッと返事をする感じで、「うん」「はい」「了解です」より軽く言える言葉です。ただし、人によっては「そっけない」と感じることもあります。
私が子供とのやり取りで気づいたのは、「り」だけで返すと会話が終わってしまいがちだということ。でも「あーね」は「わかるわかる!」という共感が伝わるので、話が盛り上がりやすいんです。
使うときの注意点
相手を選んで使おう
「あーね」を使う上で注意しなければならいのは、ビジネスシーンでは使えない言葉ということです。「あーね」を目上の人に対して使うにはとても失礼です。
「り」も同様に、カジュアルすぎる言葉なので、先生や目上の人、初対面の人には使わないようにしましょう。
私も子供に「お友達同士ではいいけど、先生やお店の人には使っちゃダメだよ」と伝えています。
嫌いな人もいることを知っておこう
あーねだけではなく、同様の意味を持つ「りょ」なども同じく嫌っている人が多いので使う際は相手を選ぶ必要があります。
「軽すぎる」「適当に聞いてる感じがする」と感じる人もいるので、大切な話をしているときや、真剣な相談を受けているときは使わない方がいいでしょう。
実際、私の友達の中にも「『あーね』って返されると、ちゃんと聞いてるのかな?って思っちゃう」という人がいます。相手の性格や関係性を考えて使うことが大切ですね。
他にもある若者言葉の略語
「あーね」と「り」以外にも、似たような若者言葉があります。
なるほ 「なるほど」の略で、「あーね」に近い意味です。
りょ 「了解」の略で、「り」よりも少し丁寧な印象があります。
それな 相手の意見に強く同意するときに使います。「あーね」よりも共感度が高い言葉です。
知らんけど 自分の発言に対して責任を持たない、という意味で文末につけます。
こうした略語は次々に新しいものが生まれているので、流行についていくのも大変ですよね!
よくある質問
Q1. 「あーね」と「り」、どっちを使えばいいか迷ったときは?
迷ったときは、相手が何を求めているかを考えましょう。相手が「どう思う?」と意見を求めていたり、自分の気持ちを話していたりするときは「あーね」を使って共感を示します。一方、「これお願いできる?」「明日何時ね」など、確認や依頼の場合は「り」で了解を伝えましょう。
もし本当に迷ったら、「あーね」の方が無難です。共感を示す言葉なので、相手に冷たい印象を与えにくいからです。
Q2. 「あーね」だけで返すと失礼?
相手や状況によります。友達との軽い会話なら「あーね」だけでも問題ありませんが、相手が真剣な話をしているときや、長文で悩みを相談してきたときは、「あーね」だけでは冷たく感じられることも。
そんなときは「あーね、それは大変だったね」「あーね!わかる、私も同じ経験あるよ」など、一言付け加えると気持ちが伝わりやすくなります。私も子供との会話で気をつけていることです。
Q3. 目上の人に「り」と返信してしまった!どうすればいい?
もし送ってしまった場合は、すぐに「失礼しました。承知いたしました」と丁寧な言葉で送り直しましょう。普段から目上の人とのやり取りでは、「承知いたしました」「かしこまりました」など、きちんとした言葉を使う習慣をつけることが大切です。
若者言葉は便利ですが、使う相手と場面を間違えないように注意したいですね。
Q4. 「あーね」って方言なの?
「あーね」の由来は福岡の方言と言われていますが、現在では全国の若者に広まって、標準的な若者言葉として使われています。福岡では昔から使われていた言葉が、SNSを通じて全国に広がったんですね。地方発信の流行語は珍しくなく、最近は地方から新しい言葉が生まれることも多いんです。
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「あーね」と「り」の違いをもう一度整理しましょう:
「あーね」は共感・納得を示す言葉
- 「なるほどね」「そうだよね」という意味
- 相手の話に共感するときに使う
- 会話が続きやすい
「り」は了解・承諾を示す言葉
- 「わかった」「了解」という意味
- 相手の依頼や確認に答えるときに使う
- 短く返事を済ませたいときに使う
どちらもカジュアルな言葉なので、友達や家族とのやり取り限定で使い、目上の人やビジネスシーンでは避けましょう。
若者言葉は時代とともに変化していきますが、基本は「相手への思いやり」です。相手がどう感じるか、どんな返事を求めているかを考えながら使えば、コミュニケーションがもっと楽しくなりますよ!
私も最初は戸惑った若者言葉ですが、今では子供との会話で自然に使えるようになりました。言葉は生きているもの。新しい表現を楽しみながら、上手に使い分けていきたいですね。