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「えぐい」「エグチ」「レベチ」の違い!意味と使い分けを解説

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「えぐい」「エグチ」「レベチ」って、最近よく聞くけれど、どう違うの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

実は私も子供たちが「これエグチじゃん!」「レベチすぎる!」と話しているのを聞いて、最初は「え、マクドナルドの話?」「レベルが違うってこと?」と混乱していました。でも調べてみると、それぞれ微妙にニュアンスが違っていて、使い分けがあることがわかったんです。

この記事では、若者言葉として広まった「えぐい」「エグチ」「レベチ」の違いを、わかりやすく解説していきます。それぞれの意味や使い方、どんなシーンで使うのがベストなのか、具体的な例文と一緒に見ていきましょう。

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「えぐい」とは

「えぐい」は、もともと関西地方の方言で「あくが強くて喉を刺激する味」という意味でした。ワラビやタケノコなどを食べたときの、あのイガイガする感じを表現する言葉だったんですね。

ところが、若者言葉として広まる過程で意味が変化し、今では「度を超えてすごい」「並外れている」という意味で使われるようになりました。

えぐいの特徴

「えぐい」の大きな特徴は、良い意味でも悪い意味でも使える点です。

良い意味では「すごい」「素晴らしい」「かっこいい」といったニュアンスで使われます。例えば「あのプレーヤーの技術、えぐいね!」という感じです。一方、悪い意味では「ひどい」「あくどい」「グロテスク」といった意味合いになります。「その話、えぐいよ…」と言えば、残酷だったり不快だったりする内容を指します。

文脈によって意味が変わるので、「やばい」という言葉と似た性質を持っています。どちらの意味かは、話の流れや表情、トーンから判断する必要があります。

私の経験では、子供が推しのアイドルについて「えぐいかわいさ」と言っているときは完全に褒め言葉。でも、テストの点数を見て「えぐい…」とつぶやいているときは、明らかに悪い意味で使っていました。

えぐいの使い方と例文

ポジティブな使い方の例:

  • 「昨日のライブ、えぐいくらい良かった!」(すごく良かった)
  • 「この漫画の展開、えぐいね」(予想を超える素晴らしさ)
  • 「あの子のビジュ(ビジュアル)、えぐい」(とてもかわいい・美しい)

ネガティブな使い方の例:

  • 「その問題の答え、えぐいわ」(難しすぎる、ひどい)
  • 「映画のそのシーン、えぐかった…」(残酷だった、グロテスクだった)

「えぐい」は若者言葉ではありますが、すでに一般層にも浸透しつつある言葉です。ただし、目上の人や改まった場では使わないほうが無難でしょう。

「エグチ」とは

「エグチ」は「エグさのレベルが違う」を略した言葉で、2023年頃から若者の間で流行し始めました。

エグチの由来と特徴

実は「エグチ」にはもう一つの意味があります。マクドナルドの「エッグチーズバーガー」の通称も「エグチ」なんです。そのため、若者言葉としての「エグチ」は、ハンバーガーと区別するために「エグち」と、最後の「ち」をひらがなで書くことが多いんです。

「エグち」は基本的には褒め言葉として使われ、「すごさのレベルが違う」「度を超えて素晴らしい」という意味合いになります。「レベチ」(レベルが違う)や「ジゲチ」(次元が違う)の仲間ですが、さらに程度が上回る印象があると言われています。

私が初めて「エグち」という言葉を聞いたのは、子供が推しのアイドルの写真を見せながら「このかわいさエグちなんだけど!」と言ったときでした。最初は「エグチ?お腹空いてるの?」と聞き返してしまいましたが、全然違いました(笑)。

エグチの使い方と例文

「エグち」は「〇〇エグち」と文末につけることが多く、単体で使うとマクドナルドのハンバーガーと勘違いされる可能性があります。

具体的な使い方の例:

  • 「このかわいさエグち」(このかわいさは度を超えている)
  • 「エグちなかわいさ」(とんでもなくかわいい)
  • 「あの人の歌唱力エグち」(歌唱力のレベルが違いすぎる)
  • 「このゲームの難易度エグち」(難しすぎてレベルが違う)

「エグち」は主に推しの素晴らしさを語るときや、好きな食べ物・商品を称賛するときに使われます。SNSでもよく見かける表現で、特にTwitterやInstagramで人気です。

「レベチ」とは

「レベチ」は「レベルが違う」を略した若者言葉で、2019年頃から広まり始めました。

レベチの意味と使い方

「レベチ」は、能力や技術、品質などが他と比べて圧倒的に優れていることを表します。ゲームでレベルが違う相手には勝てないように、「格が違う」「次元が違う」といったニュアンスを持つ言葉です。

基本的にはポジティブな意味で使われることが多いですが、文脈によってはネガティブな意味でも使えます。例えば「あの人の性格の悪さはレベチだね」といった感じです。

レベチの使い方と例文

ポジティブな使い方の例:

  • 「このカフェのコーヒー、レベチだね」(他のカフェとはレベルが違う)
  • 「先輩のプレゼン、レベチすぎる」(圧倒的に上手い)
  • 「新作の映像美がレベチ」(映像のクオリティが段違い)

ネガティブな使い方の例:

  • 「今日の暑さ、レベチじゃない?」(異常なほど暑い)
  • 「この渋滞、レベチだわ」(ひどすぎる渋滞)

「レベチ」は「えぐい」や「エグち」と比べると、より比較の意識が強い言葉です。「他とはレベルが違う」という比較のニュアンスがはっきりしています。

私の場合、子供が「このケーキレベチ!」と言ったときに「どのケーキと比べて?」と聞いたら、「お店で食べるケーキと比べても全然違う!」と答えてくれました。そういう比較が頭にあるのが「レベチ」なんですね。

「えぐい」「エグチ」「レベチ」の違いを比較

それでは、これら3つの言葉の違いを整理してみましょう。

意味の違い

えぐい:

  • 度を超えてすごい、並外れている
  • 良い意味でも悪い意味でも使える
  • より感覚的な表現

エグチ(エグち):

  • エグさのレベルが違う
  • 基本的には褒め言葉
  • 「えぐい」と「レベチ」を組み合わせたような意味

レベチ:

  • レベルが違う、格が違う
  • 比較の意識が明確
  • 良い意味でも悪い意味でも使える

ニュアンスの違い

3つの言葉は、微妙にニュアンスが異なります。

「えぐい」は最も感覚的で、直感的な「すごさ」を表現する言葉です。何かを見たり体験したりしたときに、思わず出てくる感嘆詞に近い使い方をします。

「エグち」は「えぐい」をさらにパワーアップさせた表現で、「レベルが違うほどえぐい」という意味合いです。推しや好きなものを最大限に褒めたいときに使われます。

「レベチ」は比較を意識した表現で、「他と比べて明らかに違う」という客観的な評価のニュアンスがあります。

使い分けのポイント

実際の会話でどう使い分けるか、シーン別に見てみましょう。

感動したとき:

  • 「えぐい!」(純粋な驚き)
  • 「レベチだ!」(他との比較を意識した驚き)
  • 「エグち!」(レベルが違うほど凄い)

推しを褒めるとき:

  • 「〇〇ちゃん、えぐいかわいさ」(かわいすぎる)
  • 「〇〇ちゃんのかわいさエグち」(かわいさのレベルが違う)
  • 「〇〇ちゃん、レベチでかわいい」(他のアイドルと比べてもかわいい)

私の経験では、子供たちは推しについて語るときは「エグち」を使うことが多く、好きなゲームや漫画について「レベチ」と言い、試合やライブを見て「えぐい!」と叫んでいました。それぞれ使うシーンが微妙に違うんですね。

世代による受け止め方の違い

若者言葉なので、世代によって受け止め方が異なるのも特徴です。

若者世代の使い方

10代~20代前半の若者にとって、これらの言葉は日常的に使う自然な表現です。特にSNSでは頻繁に見かけます。

「エグち」は比較的新しい言葉なので、特に若い世代で使われています。「レベチ」は2019年頃から広まったため、やや幅広い年代に浸透しつつあります。「えぐい」は最も歴史が古く、30代でも使う人が増えています。

大人世代の受け止め方

30代以上の世代は、これらの言葉を「若者言葉」として認識しています。私も最初は戸惑いましたが、子供とのコミュニケーションのために少しずつ理解するようになりました。

ただし、自分では使わない人も多く、「えぐい」については関西出身の方が元々の意味(味のえぐみ)で知っているケースもあります。

職場やフォーマルな場では使わないほうが無難ですが、カジュアルな場面で若者とのコミュニケーションを円滑にするために、意味を知っておくと便利です。

よくある質問

Q1. 「えぐい」は目上の人に使っても大丈夫ですか?

「えぐい」は若者言葉なので、基本的には目上の人や改まった場では使わないほうが良いでしょう。友人同士や家族間、同年代とのカジュアルな会話で使うのが適切です。ビジネスシーンでは「素晴らしい」「圧倒的」「並外れている」といった標準的な表現を使うことをおすすめします。

Q2. 「エグチ」と書くべきか「エグち」と書くべきか?

若者言葉としての意味で使う場合は、マクドナルドのハンバーガーと区別するために「エグち」と、最後の「ち」をひらがなで書くのが一般的です。SNSでもこの表記が主流になっています。全部カタカナで「エグチ」と書くと、ハンバーガーの話と勘違いされる可能性があるので注意しましょう。

Q3. 「レベチ」はもう古い言葉ですか?

「レベチ」は2019年頃から広まった言葉ですが、2025年現在もまだ使われています。ただし、若者言葉は移り変わりが早いため、より新しい「エグち」や「ジゲチ」などが登場しています。それでも「レベチ」は比較的広い世代に浸透しているため、すぐに廃れることはないでしょう。

Q4. 「えぐい」を良い意味で使うのは正しい日本語ですか?

辞書的には「えぐい」は元々ネガティブな意味の言葉でした。しかし、2022年に発売された三省堂国語辞典第8版では、「すごい。すばらしい」という俗用の意味が新たに追加されています。つまり、良い意味での「えぐい」も言葉の変化として認められつつあるということです。ただし、正式な場面では標準的な表現を使うべきでしょう。

Q5. 「えぐい」「エグチ」「レベチ」、どれが一番強い表現ですか?

一般的には「エグち」が最も強い表現だと言われています。「エグち」は「えぐさのレベルが違う」という意味なので、「えぐい」と「レベチ」を組み合わせたような表現だからです。次いで「レベチ」や「ジゲチ」、そして「えぐい」という順になりますが、文脈や言い方によって印象は変わります。

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まとめ

「えぐい」「エグチ」「レベチ」は、どれも若者言葉として広まった「すごさ」を表現する言葉ですが、それぞれ微妙に意味やニュアンスが異なります。

えぐい: 度を超えてすごい、並外れている。良い意味でも悪い意味でも使える。感覚的な表現。

エグチ(エグち): エグさのレベルが違う。基本的には褒め言葉。「えぐい」と「レベチ」を合わせたような意味。

レベチ: レベルが違う、格が違う。比較の意識が明確。良い意味でも悪い意味でも使える。

これらの言葉は主に若者の間で使われていますが、意味を知っておくと子供や若い世代とのコミュニケーションがスムーズになります。ただし、目上の人や改まった場では使わないように注意しましょう。

言葉は時代とともに変化していくもの。私も最初は戸惑いましたが、子供たちの会話を聞きながら少しずつ理解できるようになりました。時には「それってどういう意味?」と素直に聞くことで、親子の会話も弾むものです。

皆さんもぜひ、これらの若者言葉を理解して、若い世代とのコミュニケーションに役立ててくださいね!