アクセサリー売り場で「これ、ネックレス?それともペンダント?」と迷ったことはありませんか。私も娘の入学式用にアクセサリーを探していた時、店員さんに「こちらのペンダントはいかがですか」と勧められて、頭の中が「?」でいっぱいになりました。「さっきまでネックレスって言ってたのに」と思ったんです。
実は、ネックレス、ペンダント、チョーカーには明確な違いがあります。この違いを知っておくと、ファッション雑誌を読む時もお買い物の時も、もっとスムーズに選べるようになりますよ。今回は、この3つの違いをわかりやすく解説していきますね。
「ネックレス」とは
ネックレスとは、首にかける装飾品全体を指す言葉です。英語の「neck(首)」と「lace(ひも)」が組み合わさってできた言葉で、首周りを飾るアクセサリー全般のことを言います。
つまり、ネックレスは「カテゴリー名」のようなもの。チェーンだけのシンプルなものから、ビーズがたくさん連なったもの、真珠を何連にも重ねたものまで、すべて「ネックレス」と呼ぶことができます。
長さも様々で、鎖骨あたりまでの短いものから、胸元まで長く垂れるものまであります。デザインによって、カジュアルにもフォーマルにも使えるのが特徴です。
私が普段使っているシンプルな一粒パールのアクセサリーも、友人からもらった華やかなビーズのアクセサリーも、どちらも「ネックレス」というくくりに入るんですね。
「ペンダント」とは
ペンダントは、チェーンやひもに「トップ(飾り)」が付いているネックレスのことを指します。英語の「pendant」は「ぶら下がっているもの」という意味があります。
つまり、ペンダントはネックレスの一種。チェーンだけではなく、ハートやクロス、宝石などの「メインとなる飾り」がぶら下がっているものを特に「ペンダント」と呼ぶんです。
例えば、誕生石が付いたアクセサリーや、イニシャルモチーフが付いたアクセサリーは「ペンダント」ですね。チェーン部分よりも、ぶら下がっている飾りの部分が主役になっているイメージです。
私が夫からもらった結婚記念のアクセサリーは、小さなダイヤモンドが一粒付いたもの。これはまさに「ペンダント」で、飾りの部分が特別な意味を持っています。お店では「ダイヤモンドペンダント」として売られていました。
「チョーカー」とは
チョーカーは、首にぴったりと密着するように巻く、短めのネックレスのことです。英語の「choke(締める)」が語源で、首を軽く締めるような長さのものを指します。
長さは一般的に35センチから40センチ程度。鎖骨の上あたりで首に沿うようにフィットするのが特徴です。細いリボンタイプやベルベット素材のもの、太めのチェーンタイプなど、デザインは様々あります。
チョーカーは首を細く長く見せる効果があると言われていて、Vネックやオフショルダーなど首元が開いた服によく合います。カジュアルなコーディネートにも、パーティースタイルにも使えるアイテムです。
娘が学校行事で着るワンピースに合わせて、私も細めのチョーカーを付けてみたことがあります。いつもより首元がすっきり見えて、写真映りも良くなった気がしました。ただ、長時間付けていると少し窮屈に感じることもあるので、慣れが必要かもしれません。
ネックレス・ペンダント・チョーカーの違いを比較
この3つの最も大きな違いは、「範囲」と「特徴」です。
ネックレスは首にかける装飾品全体を指す大きなカテゴリーです。その中に、ペンダントもチョーカーも含まれています。つまり、ペンダントもチョーカーも、広い意味では「ネックレスの一種」なんです。
ペンダントは、飾り(トップ)が付いているネックレスのこと。チェーンやひもに何か目立つ装飾がぶら下がっているものを指します。飾りの部分がデザインの主役になっているのが特徴です。
チョーカーは、長さで区別されるネックレスの種類。首にぴったりと沿う短めのデザインで、長さが35センチから40センチ程度のものを指します。飾りがあってもなくても、この長さであれば「チョーカー」と呼ばれます。
例えば、「短めのチェーンにハート型の飾りが付いたアクセサリー」があったとします。これは、「ネックレス」でもあり、「ペンダント」でもあり、「チョーカー」でもある、ということになるんですね。
私も最初は混乱しましたが、この関係性を理解してから、お店での買い物がスムーズになりました。店員さんに「ペンダントを探しています」と伝えれば、飾りが付いたタイプを案内してもらえますし、「チョーカーが欲しい」と言えば、短めの長さのものを見せてもらえます。
ペンダント スクエア型
— 東京ガラス工房 凛然 (@rinzen_kiriko) December 9, 2025
籠目-kagome- ブルーver pic.twitter.com/JFnyAPI9p8
ネックレスの長さによる種類と名称
ネックレスは、長さによっても呼び方が変わります。これを知っておくと、より自分に似合うものを選びやすくなりますよ。
チョーカー(35センチから40センチ)は先ほど説明した通り、首にぴったりとフィットする長さです。
プリンセス(40センチから45センチ)は、最も一般的な長さで、鎖骨の少し下あたりに来ます。どんな服にも合わせやすく、初めてネックレスを買う方にもおすすめの長さです。
マチネ(50センチから60センチ)は、胸の上部あたりまで来る長さ。少しエレガントな印象になります。
オペラ(70センチから90センチ)は、胸の中央あたりまで長く垂れる長さです。パーティードレスなどに合わせると華やかになります。
ロープ(90センチ以上)は、さらに長いタイプ。二重に巻いたり、結んだりとアレンジを楽しめます。
私は身長が高くない方なので、プリンセスの長さが一番しっくりきます。娘の発表会用にマチネの長さのパールネックレスを借りたことがありますが、少し長すぎてバランスが悪く感じました。体型や首の長さによって似合う長さが変わるので、実際に試着してみるのが一番ですね。
使い分け方とシーン別の選び方
ネックレス、ペンダント、チョーカーは、場面や服装に合わせて使い分けるとよりおしゃれに見えます。
フォーマルな場面では、パールのネックレスやシンプルなペンダントがおすすめです。入学式や結婚式などでは、上品で控えめなデザインを選ぶと安心です。私も子供の入学式では、一粒パールのペンダントを付けていきました。
カジュアルな日常使いには、長めのネックレスや個性的なデザインのペンダントが活躍します。Tシャツにデニムといったシンプルなコーディネートに、存在感のあるペンダントを合わせるだけで、ぐっとおしゃれ度がアップします。
デートや女子会など、ちょっと特別な日には、チョーカーがおすすめ。首元をすっきり見せてくれるので、華やかなワンピースやオフショルダーのトップスとの相性が抜群です。
私の経験では、夏の薄着の時期はチョーカーやプリンセスの長さが使いやすく、冬のタートルネックやストールを使う時期は長めのネックレスが重宝します。季節によって使い分けるのも楽しいですよ。
また、顔の形によっても似合うデザインが変わります。丸顔の方は縦のラインを強調する長めのペンダントが、面長の方は横のラインを意識したチョーカーやビーズのネックレスがバランスよく見えると言われています。
チョーカーを付けた影ちゃんが可愛すぎてチョーカー好きになりつつある pic.twitter.com/zh9V5hQk8B
— わうち (@yokohamalove73) December 3, 2025
お手入れと保管方法
せっかく選んだネックレスやペンダントは、長く大切に使いたいですよね。日頃のお手入れと保管方法をご紹介します。
使った後は、柔らかい布で軽く拭いて、皮脂や汗を取り除きましょう。これだけで変色を防ぐことができます。私は専用のクロスを洗面所に置いていて、外から帰ったらすぐに拭く習慣をつけています。
保管する時は、チェーンが絡まないように一つずつ分けて収納します。ジッパー付きの小袋に入れると、空気に触れにくくなって変色も防げます。私は100円ショップで買った小さなジッパー袋を使っています。
チョーカーのような短いものは、特に絡まりやすいので要注意。フックに掛けて保管するか、箱に寝かせて入れるのがおすすめです。
シルバーアクセサリーは変色しやすいので、専用のクリーナーを使って定期的にお手入れするときれいな状態を保てます。ただし、真珠やターコイズなどの繊細な素材には使えないので、素材に合わせたケアを心がけましょう。
夫からもらった大切なペンダントは、使う頻度が少なくても、月に一度は出して拭いています。そうすることで、いざという時にすぐ使えますし、変色も防げますよ。
よくある質問
Q1:ペンダントトップだけを買って、手持ちのチェーンに付け替えることはできますか?
できます。ペンダントトップとチェーンを別々に販売しているお店も多くあります。気に入ったチェーンがあれば、トップだけを変えて雰囲気を変えることができるので、一本のチェーンでいろいろなコーディネートを楽しめます。
ただし、トップの重さとチェーンの太さのバランスは大切です。重たいトップに細すぎるチェーンを合わせると、チェーンが切れたり、バランスが悪く見えたりすることがあります。お店の方に相談しながら選ぶと安心ですよ。
私も誕生日プレゼントでもらったペンダントトップを、普段使いのシルバーチェーンに付けたり、特別な日用のゴールドチェーンに付けたりして、シーンに合わせて使い分けています。
Q2:チョーカーは苦しくないですか?首が太い人でも使えますか?
チョーカーは首にフィットするデザインですが、適切なサイズを選べば苦しくありません。最近は長さ調節ができるアジャスター付きのものも多く販売されています。
首が太めの方や、締め付け感が苦手な方は、少し長めのプリンセスの長さ(40センチから45センチ)を選ぶのもおすすめです。チョーカーほどぴったりではないけれど、首元をすっきり見せる効果は十分に得られます。
また、細いリボンタイプのチョーカーよりも、チェーンタイプの方が圧迫感が少なく感じることが多いです。試着してみて、自分に合ったタイプを見つけてくださいね。
私も最初はチョーカーに抵抗がありましたが、アジャスター付きのものを選んだら快適に使えました。長時間の外出では少し緩めに調節して、写真を撮る時だけ短くするなど、工夫次第で楽しめますよ。
Q3:金属アレルギーがあっても使えるネックレスはありますか?
金属アレルギーの方でも使えるネックレスはたくさんあります。サージカルステンレス、チタン、樹脂製のものなど、アレルギーを起こしにくい素材で作られたアクセサリーが増えています。
特にサージカルステンレスは医療器具にも使われる素材で、金属アレルギーを起こしにくく、お手入れも簡単です。見た目もシルバーやゴールドのような輝きがあって、おしゃれに使えます。
購入する時は、チェーンだけでなく、ペンダントトップの留め具部分や裏側の金属もチェックしましょう。一部だけ違う金属が使われていることもあるので、全体の素材を確認することが大切です。
私の友人も金属アレルギーで悩んでいましたが、サージカルステンレスのネックレスに出会ってから、安心してアクセサリーを楽しめるようになったと喜んでいました。アレルギーテスト済みの製品も販売されているので、探してみてくださいね。
「ネックレス」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
ネックレス、ペンダント、チョーカーの違いをまとめると、ネックレスは首にかける装飾品全体の総称で、その中にペンダントやチョーカーが含まれます。ペンダントはトップ(飾り)が付いたネックレスのことを指し、チョーカーは35センチから40センチの短い長さで首にぴったりとフィットするネックレスのことです。
それぞれに特徴があり、使う場面や服装に合わせて選ぶことで、より素敵なコーディネートが楽しめます。フォーマルにはシンプルなペンダント、カジュアルには個性的なネックレス、特別な日にはチョーカーというように、シーンに合わせて使い分けてみてください。
日頃から柔らかい布で拭いて、一つずつ分けて保管することで、お気に入りのアクセサリーを長く美しく保つことができます。自分に似合う長さやデザインを見つけて、毎日のおしゃれをもっと楽しんでくださいね。

