夏の暑い日、冷たい「ところてん」や「葛切り」を食べると、喉越しの良さに癒されますよね。でも、この2つ、見た目が似ているため混同されがちです。
実は、原料や作り方、食べ方に大きな違いがあります。
本記事では、ところてんと葛切りの違いを分かりやすく解説します。この記事を読めば、それぞれの特徴をしっかり理解して、より美味しく楽しむ方法が見つかるはずです!
ところてんとは?原料と製法
ところてんは、海藻である天草(テングサ)から作られます。天草を煮出して煮汁を漉し、それを冷やして固めたものを「ところてん突き」で細長く押し出したものです。ほぼ無味で低カロリーなため、ダイエット食品としても人気があります。
葛切りとは?原料と製法
一方、葛切りはマメ科植物「カンネカズラ」の根から取れるデンプン質である葛粉(くずこ)を使用します。葛粉を水で溶かして加熱し、冷やして固めた後に細長く切ったものが葛切りです。もちもちした食感が特徴で、黒蜜やきな粉を添えてデザートとして食べられることが多いです。
ところてんと葛切りの歴史
ところてんは奈良時代から存在し、江戸時代には庶民のおやつとして親しまれていました。一方、葛切りは江戸時代に和菓子として広まりました。それぞれ日本文化に深く根付いた食品です。
食感と味わいの違い
- ところてん:ツルツルした喉越しでほぼ無味。酢醤油や黒蜜で味付けします。
- 葛切り:もちもちした弾力があり、黒蜜など甘い調味料との相性が抜群です。
葛切り と ところてん 同じものかと勘違いしてた。いつの間にか葛切りという単語が頭から消えてて。ところてんの食べ方は酢醤油派と黒蜜派がいるんだという認識になってたから、最近ずっと、ところてん黒蜜派なのに、甘いのかけてもおいしくない。生臭い。謎!と思ってた。たまに言葉不自由なんよw
— 堀川ひとみ / SSW&作曲家 (@hitomisings) July 5, 2024
ところてんと葛切りの食べ方比較
- ところてん:酢醤油や三杯酢でさっぱりといただくことが主流。関西では黒蜜をかけることもあります。
- 葛切り:黒蜜や抹茶ソースをかけたり、フルーツや小豆を添えたりしてデザートとして楽しみます。
カロリーと栄養価の違い
- ところてん:低カロリー(約6kcal/100g)で食物繊維豊富。ダイエット向きです。
- 葛切り:カロリーは高め(約80kcal/100g)ですが、エネルギー補給に適しています。
ダイエットに向いているのはどっち?
ダイエット目的なら圧倒的に「ところてん」がおすすめです。低カロリーかつ満腹感が得られるため、小腹が空いた時のおやつにも最適。一方、「葛切り」は甘味料次第で高カロリーになるため注意が必要です。
【2月16日は寒天の日】
— すずき ゆうと くすりの十全堂 荒川区 日暮里 (@kusurinojuzendo) February 15, 2025
寒天は8割が食物繊維で残りは水分とミネラルなどが含まれています
寒天は
①便秘解消
②高血糖予防
③コレステロール低下
④ダイエット
などの働きがあります
酢醤油で『ところてん』を食べると酸味が、イライラなどのストレスにも良いですよ😄#寒天の日 pic.twitter.com/gN5oW4MQpc
夏におすすめ!ひんやりレシピ紹介
- ところてんサラダ:酢醤油ベースのドレッシングで野菜と合わせる。
- 葛切りパフェ:黒蜜・抹茶ソース・フルーツ・アイスクリームをトッピング。
どちらを選ぶべき?シーン別おすすめ
- 軽食や副菜:ところてん(さっぱり系)
- デザートタイム:葛切り(甘味系)
まとめ:ところてんと葛切り、それぞれの魅力
「ところてん」は低カロリーでさっぱりした一品。「葛切り」はもちもち食感で甘味が楽しめるデザート。それぞれ特徴が異なるので、用途や気分に合わせて選ぶことで、美味しく楽しむことができます!