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「公立」と「国立」の違い!学費や制度やメリット・デメリット

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子供の進学先を考えるとき、「公立大学と国立大学って何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?どちらも「国公立」とひとくくりにされることが多いですが、実は運営方法から学費まで、いろいろな違いがあります。私も娘の大学受験を控えたとき、この2つの違いがよく分からずに困った経験があります。

今回は、公立と国立の違いについて、分かりやすく詳しく解説していきますね。進学を考えているお子さんを持つ親御さんや、受験生の皆さんにとって、きっと役立つ情報をお届けします。

「公立」とは

公立とは、都道府県や市区町村などの地方自治体が設立・運営している学校や施設のことです。公立学校は、その地域に住む人たちの税金で運営されています。

公立大学の場合、「〇〇県立大学」「〇〇市立大学」といった名前が付いていることが多いです。例えば、横浜市立大学や大阪府立大学などが公立大学にあたります。

公立大学は地域密着型の教育を重視しており、その地域の産業や文化に関連した学部・学科を設置していることが特徴です。また、地元の学生に対して学費の優遇制度を設けているところも多いです。

「国立」とは

国立とは、国が設立・運営している学校や施設のことです。国立大学は、国の税金(国税)で運営されています。

国立大学には、東京大学、京都大学、北海道大学など、全国各地にある旧帝国大学をはじめとした大学があります。現在、日本には86校の国立大学があります。

国立大学は全国統一の基準で運営されており、研究機能に重点を置いた総合大学が多いのが特徴です。幅広い学部・学科を持ち、大学院教育にも力を入れています。

公立と国立の主な5つの違い

1. 運営主体の違い

公立大学は地方自治体(都道府県や市区町村)が運営し、国立大学は国が運営しています。この違いにより、予算の出所や運営方針が異なります。

公立大学は地方税を財源とし、その地域のニーズに応じた教育を提供します。一方、国立大学は国税を財源とし、全国統一の基準で運営されています。

2. 学費の違い

学費については、どちらも私立大学に比べれば安く設定されていますが、細かく見ると違いがあります。

国立大学の学費は文部科学省によって標準額が定められており、入学金28万2,000円、年間授業料53万5,800円となっています。4年間で約243万円が必要です。

公立大学の学費は大学によって若干異なりますが、国立大学とほぼ同じ水準です。ただし、地元出身者には入学金や授業料の優遇制度がある場合が多く、地域外から来る学生よりも安く設定されています。平均すると4年間で約255万円程度です。

私が住んでいる地域の公立大学では、県内在住者は入学金が半額になる制度があり、とても助かりました。

3. 大学の規模と学部構成

国立大学は一般的に規模が大きく、文系から理系まで幅広い学部を持つ総合大学が多いです。学生数も多く、研究設備も充実しています。

一方、公立大学は規模が小さめで、特定の分野に特化した単科大学も多く見られます。地域の特色を活かした学部・学科を設置していることが特徴です。

4. 入試制度の違い

入試制度にも微妙な違いがあります。

国立大学は共通テストで5教科7科目以上の受験が必要な場合が多く、入試科目数が多いのが特徴です。試験日程は2月下旬と3月中旬に設定されています。

公立大学も共通テストが必要ですが、大学によって科目数が異なり、中には3科目で受験できる大学もあります。試験日程は3月上旬が一般的です。

どちらも私立大学と違って併願できる数に制限があり、最大3校までしか受験できません。

5. 就職への影響

就職活動においては、国立大学と公立大学の間に大きな差はありません。どちらも国公立大学として一定の評価を受けています。

ただし、国立大学の方が全国的な知名度が高い場合が多く、全国規模の企業への就職を考える場合は、若干有利になる可能性があります。

一方、公立大学は地域との結びつきが強いため、地元企業や自治体への就職には強いコネクションを持っていることが多いです。

公立大学のメリット・デメリット

メリット

公立大学の最大のメリットは、地元出身者に対する学費の優遇制度です。県内在住者なら入学金や授業料が安くなる場合が多く、経済的な負担を軽減できます。

また、地域密着型の教育を受けられることも魅力です。地元の産業界との連携が強く、インターンシップや就職活動でのサポートが充実しています。

規模が小さめなため、教授との距離が近く、きめ細かい指導を受けられることも多いです。

デメリット

公立大学のデメリットとしては、学部・学科の選択肢が限られることが挙げられます。特定の分野に特化した大学が多いため、幅広い分野から選びたい学生には物足りないかもしれません。

また、全国的な知名度が低い場合があり、県外での就職活動では国立大学に比べて不利になる可能性があります。

国立大学のメリット・デメリット

メリット

国立大学の大きなメリットは、研究環境の充実です。国からの潤沢な予算により、最新の研究設備や図書館が整備されています。

また、総合大学が多いため、幅広い分野の学部・学科から選択できます。他学部の授業を履修することも可能で、多様な学習機会が得られます。

全国的な知名度が高く、就職活動においても一定の評価を受けやすいことも魅力です。

デメリット

国立大学のデメリットは、入試の難易度が高いことです。多くの科目で高得点を取る必要があり、受験勉強の負担が大きくなります。

また、規模が大きいため、教授との距離が遠くなりがちで、個別の指導を受けにくい場合があります。

学費についても、地元優遇制度がある公立大学に比べると、経済的なメリットは少ないです。

公立と国立はどちらを選ぶべき?

どちらを選ぶかは、あなたの状況や目標によって変わります。

地元で学びたい分野があり、経済的な負担を減らしたい場合は公立大学がおすすめです。特に、将来地元で働きたいと考えているなら、公立大学の方が就職面でのメリットが大きいでしょう。

一方、全国規模で活躍したい、研究に力を入れたい、幅広い分野から学部を選びたいという場合は国立大学が適しています。

我が家では、娘が将来的に県外で働きたいと言っていたので、最終的に国立大学を選びました。でも、息子は地元志向が強いので、公立大学を第一志望にしています。

よくある質問

Q1. 公立大学と国立大学、どちらが入りやすいですか?

一般的には公立大学の方が入りやすいと言われています。国立大学は受験科目数が多く、全体的に入試難易度が高い傾向にあります。ただし、大学や学部によって大きく異なるので、志望校ごとに個別に調べることが大切です。

Q2. 学費以外にかかる費用に違いはありますか?

学費以外の費用については、大学の立地や規模によって変わります。国立大学は都市部にある場合が多く、生活費が高くなる可能性があります。一方、地方の公立大学なら生活費を抑えられるかもしれません。

Q3. 公立大学の地域優遇制度はどのくらいお得ですか?

大学によって異なりますが、入学金が半額になったり、授業料が年間10万円程度安くなったりする場合があります。4年間で考えると、数十万円の差になることも珍しくありません。

Q4. 国立大学と公立大学で就職に差は出ますか?

全国規模の企業への就職を考える場合、国立大学の方が若干有利になる可能性があります。しかし、地元企業や地方自治体への就職なら、公立大学の方が強いネットワークを持っていることが多いです。

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まとめ

公立大学と国立大学の違いをまとめると以下の通りです。

運営主体:公立は地方自治体、国立は国が運営
学費:どちらも私立より安いが、公立は地元優遇あり
規模:国立は大規模な総合大学、公立は小規模で特化型が多い
入試:国立は科目数が多く難易度が高め
就職:国立は全国的、公立は地域密着型

どちらを選ぶかは、あなたの将来の目標や経済状況、学びたい分野によって決めるのがベストです。両方とも質の高い教育を受けられる素晴らしい選択肢なので、自分に合った大学を見つけてくださいね。

進学先を決める際は、オープンキャンパスに参加したり、実際に大学を見学したりして、雰囲気を感じ取ることも大切です。きっと素敵な大学生活が待っていますよ!