ファッションが大好きな私ですが、H&Mはよく知っていても「COS(コス)って何?」と聞かれることがよくあります。実は私も最初は知らなかったんです!でも調べてみると、どちらも同じH&Mグループなのに、全く違う魅力を持っているブランドだということがわかったんです。
最近、友達と南青山でランチをしたときに、COSのお店に立ち寄ったことがあるんですが、H&Mとは全然雰囲気が違ってびっくり!値札を見てさらにびっくりしました(笑)。でも、実際に服を手に取ってみると、その違いがよくわかったんです。
今回は、H&MとCOSの違いについて、わかりやすくお伝えしていきますね。どちらで買い物をするか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
「H&M」とは?低価格で最新トレンドが手に入るファストファッション
H&Mでかわいい秋服を爆買いしたい気持ち🍂 pic.twitter.com/gasV2DYL21
— びびたん (@bibitan0227) October 10, 2025
H&M(エイチ・アンド・エム)は、スウェーデン発祥の世界的に有名なファストファッションブランドです。正式名称は「Hennes & Mauritz(ヘネス・アンド・マウリッツ)」で、全世界に3000店舗以上を展開しています。
H&Mの最大の魅力は、なんといっても「トレンドを素早く取り入れて、低価格で提供している」ところ。Tシャツなら1000円台から、ジーンズも3000円〜5000円くらいで買えちゃうんです。私もよく利用していて、季節ごとに新しい服を気軽に買い足せるのがありがたいなと思っています。
デザインは、その時々の最新トレンドを反映したもので、10代から50代まで幅広い年齢層をターゲットにしています。「今年流行りのこの形、ちょっと試してみたいな」というときに、お財布に優しいのがH&Mのいいところですよね。
「COS」とは?上質な素材とミニマルデザインが魅力のハイエンドライン
花粉症なんで最近は外でずっとマスク(暑くてムレムレのムレ!)
— まゆ•おはぎ🇪🇸ハエン在住 (@Ohagi_jaen) April 10, 2023
なぜネバダショッピングからCOSは撤退したのだろう。
悲しいよわたしゃ。
COSはロンドン発のファッションブランドでやんす。
このワンピは切り替えで後ろの生地がギャザーになっている。
シンプルでちょっと凝ったの好きだ。 pic.twitter.com/DsvHuqyBV9
COS(コス)は、2007年にH&Mグループが立ち上げたロンドン発のファッションブランドです。ブランド名は「Collection of Style(コレクション・オブ・スタイル)」の略で、H&Mとは全く異なるコンセプトで展開されています。
COSのブランドテーマは「高いクオリティを、手の届く価格で提案する」こと。一過性のトレンドを追うのではなく、何年も着続けられるタイムレスなデザインを大切にしているんです。
私が初めてCOSの服を手に取ったとき、まず驚いたのが生地の質感でした。同じコットンでもH&Mとは全然違う、しっとりとした手触りで高級感があるんです。デザインもシンプルながら、どこか洗練された雰囲気があって、「大人の女性が着る服」という感じがしました。
日本では青山、銀座、横浜の3店舗しかなく、世界的にも約300店舗とH&Mに比べるとずっと少ない展開です。そのため知名度はまだ低いですが、30代〜40代の働く女性を中心に、じわじわと人気が高まっています。
H&MとCOSの価格帯の違い
ここが一番気になるポイントですよね。実際に比較してみると、価格差は想像以上に大きいんです。
H&Mの価格帯
- Tシャツ:1000円〜3000円
- シャツ・ブラウス:2000円〜5000円
- パンツ:3000円〜6000円
- アウター:5000円〜10000円
COSの価格帯
- Tシャツ:2500円〜10000円
- シャツ・ブラウス:8000円〜17500円
- パンツ:8000円〜15000円
- アウター:20000円〜30000円以上
COSの価格帯は、H&Mの最も高い価格帯から始まる感じなんです。例えば、COSの白いベーシックシャツは約9600円。H&Mなら同じような形のシャツが3000円くらいで買えるので、約3倍の価格差があります。
実際に私も両方で買い物をしてみましたが、H&Mは「今シーズン楽しむ服」、COSは「長く大切に着る服」という感覚で選んでいます。お財布と相談しながら、用途によって使い分けるのがおすすめです。
品質とデザインの違い
H&Mの品質とデザイン
H&Mは、トレンドを追いかけることを重視しています。大量生産することでコストを抑えているため、素材は基本的なコットンやポリエステルが中心。縫製も必要最低限という感じで、何度も洗濯すると型崩れしやすいこともあります。
でも、それは決して悪いことではないんです!流行は変わるものなので、1シーズンや2シーズン楽しめれば十分という考え方もありますよね。私も夏のトレンドアイテムはH&Mで気軽に買って、秋には新しいものに買い替える、というスタイルを楽しんでいます。
COSの品質とデザイン
COSの品質は、同じH&Mグループとは思えないほど違います。シルク、カシミア、上質なウールなど、素材選びにこだわっていて、触っただけで「これは違うな」と感じます。
縫製も丁寧で、細部まで配慮されているんです。例えば、Tシャツのネックラインひとつをとっても、細めに作られていて大人っぽい印象になるように計算されています。
デザインは、ミニマルで洗練されたものが多いです。派手な柄やロゴはほとんどなく、シルエットと素材で勝負している感じ。色も落ち着いたベーシックカラーが中心で、ネイビーだけでも何種類もバリエーションがあるんです。
私が特に気に入っているのは、「シンプルだけど普通じゃない」というCOSのデザイン。ちょっとした袖のボリュームや襟の形に、さりげない個性があって、それが品の良さにつながっているんだと思います。
ターゲット層と戦略の違い
H&Mのターゲットと戦略
H&Mは、10代から50代まで、幅広い年齢層をターゲットにしています。「誰でも気軽におしゃれを楽しめる」というコンセプトで、トレンドを素早く取り入れて大量に販売することが戦略です。
店舗も世界中に3000店舗以上あり、日本でも主要都市なら必ず見つかります。私も仕事帰りにふらっと立ち寄れるので、よく利用しています。
COSのターゲットと戦略
COSは、30代〜40代の大人の女性を中心に、ファッションにこだわりがある人をターゲットにしています。「高品質なベーシックアイテムを長く着る」というライフスタイルを提案していて、トレンドを追いかけるよりも、自分のスタイルを持っている人に向いています。
店舗数も世界で約300店舗と少なく、限られた場所での展開です。日本では青山、銀座、横浜の3店舗のみ。ただし、2020年からオンラインストアもオープンしているので、地方に住んでいる方でも購入できるようになりました。
実際に私の周りでも、COSを愛用しているのは「自分のスタイルが確立されている」と感じる友人が多いです。流行に流されず、自分に似合うものを知っている大人の女性、という印象ですね。
店舗の雰囲気とサービスの違い
H&Mの店舗
H&Mの店舗は、明るい照明とカラフルなディスプレイが特徴です。商品がぎっしりと並んでいて、見ているだけでもワクワクします。ただ、週末など混雑時は、服がぐちゃぐちゃになっていることも…。セルフサービスが基本で、スタッフに話しかけられることは少ないです。
COSの店舗
COSの店舗は、まるでギャラリーのような洗練された空間です。商品の並べ方もゆとりがあって、一つ一つをじっくり見られます。照明も落ち着いていて、静かにゆっくり選べる雰囲気。
スタッフの方も、セレクトショップのように商品の説明をしてくれます。私が初めて訪れたときも、素材の特徴やお手入れ方法を丁寧に教えてくれて、とても好印象でした。
南青山の店舗は、周りにもハイブランドが立ち並ぶエリアにあって、お店自体が「特別な場所」という感じがします。買い物というより、ちょっとした非日常体験という感覚ですね。
H&MとCOSの使い分け方
私の場合、こんな風に使い分けています。
H&Mで買うもの
- トレンドを試したいアイテム(今年流行りの色やデザイン)
- シーズンもののカジュアルウェア(夏のTシャツ、冬のニット帽など)
- 子どもの成長に合わせて買い替える服
- アクセサリーや小物(プチプラで気軽に楽しめる)
私は特に、夏のワンピースやTシャツはH&Mで買うことが多いです。汗をたくさんかく季節は、気軽に洗えて買い替えやすいものがいいですよね。
COSで買うもの
- ベーシックな白シャツやブラウス(仕事でも使える上質なもの)
- ウールのコートやジャケット(長く着られる定番アウター)
- きちんとした場で着るワンピース
- シンプルなパンツ(スラックスなど)
COSでは、「これは何年も着続けたい」と思える、自分の定番になりそうなアイテムを選んでいます。最初は値段にびっくりしましたが、長く着られることを考えると、コスパは悪くないと感じています。
実際、3年前に買ったCOSのネイビーのシャツは、今でもほとんど色褪せせず、大切な仕事の日に着ています。H&Mで同じくらいの頻度で着たシャツは、1年くらいでよれよれになってしまったので、やっぱり品質の差は大きいですね。
サステナビリティへの取り組み
最近、環境に優しいファッションが注目されていますよね。H&MもCOSも、サステナビリティに力を入れています。
H&Mの取り組み
H&Mは、古着の回収プログラムを店舗で実施しています。着なくなった服を持っていくと、次回使える割引券がもらえるんです。私も何度か利用していて、クローゼットの整理にもなるし、環境にも優しくて一石二鳥だなと思っています。
COSの取り組み
COSは、オーガニック素材やリサイクル素材の使用を積極的に増やしています。2020年には全体の17.4%だったオーガニック素材の使用率が、2021年には39.3%まで上昇しているそうです。
「長く着られる服を作る」というCOSの基本コンセプト自体が、実はサステナブルなんですよね。すぐに捨てずに何年も大切に着ることが、結果的に環境への負担を減らすことにつながります。
よくある質問
Q1. H&MとCOSは同じグループなのに、なぜこんなに違うの?
H&MとCOSは同じH&Mグループですが、それぞれ異なるターゲット層に向けて作られたブランドなんです。H&Mは「たくさんの人に、手軽にファッションを楽しんでもらう」ことを目指していて、COSは「質の高いものを長く愛用したい人」に向けています。ちょうど、ユニクロとセオリーのような関係と考えるとわかりやすいかもしれません。同じグループだからこそ、異なる需要に応えられる強みがあるんですね。
Q2. COSはH&Mより本当に品質が良いの?
はい、実際に手に取ってみると、素材や縫製の違いがはっきりわかります。私自身、両方のブランドを着比べてみましたが、COSの方が生地の質感が良く、洗濯しても型崩れしにくいと感じました。特にシャツやパンツなどのベーシックアイテムは、長く着ることを考えるとCOSの方がコスパが良いこともあります。ただし、H&Mも用途によっては十分な品質なので、どちらが良いというより「何のために買うか」で選ぶのがおすすめです。
Q3. COSは高いけど、買う価値はある?
これは本当に人それぞれだと思います。私の場合は、長く着られるベーシックアイテムならCOSで買う価値があると感じています。例えば、仕事用の白シャツをCOSで買ったら、3年経っても新品のようにきれいで、何度も買い替える必要がありませんでした。一方で、トレンドアイテムや普段着なら、H&Mの方がお財布に優しくて気軽に楽しめます。「これは何年も着たい」と思えるアイテムなら、COSを選ぶのがおすすめです。
Q4. 地方に住んでいてもCOSは買える?
はい、大丈夫です!COSは2020年から日本の公式オンラインストアをオープンしているので、全国どこからでも購入できます。ただし、オンラインだとサイズ感がわかりにくいという声もあります。返品送料は無料なので、試しに何点か注文してみて、合わなければ返品するという方法も使えますよ。私の地方に住んでいる友人も、オンラインでCOSを購入して、すっかりファンになっています。
Q5. H&MとCOSの服は一緒に着ても大丈夫?
もちろん大丈夫です!実際、私もよく組み合わせています。例えば、COSのシンプルなシャツにH&Mのトレンド感のあるスカートを合わせたり、H&MのベーシックなパンツにCOSの上質なニットを合わせたり。むしろ、価格帯の異なるアイテムをうまくミックスすることで、バランスの良いおしゃれが楽しめますよ。大切なのは、全体の雰囲気が統一されているかどうかです。
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ここまで、H&MとCOSの違いについて詳しく見てきました。最後に、わかりやすくまとめておきますね。
H&Mは、低価格で最新トレンドを楽しめるファストファッション。幅広い年齢層をターゲットに、気軽にファッションを楽しむことを大切にしています。Tシャツ1000円台から買えるお手頃価格で、全世界に3000店舗以上を展開。「今シーズン流行りのアイテムを試してみたい」という方にぴったりです。
COSは、H&Mグループの高級ライン。上質な素材とミニマルなデザインで、長く着られるタイムレスなアイテムを提案しています。価格帯は高めですが、その分品質も良く、何年も大切に着続けられます。30代〜40代の働く女性を中心に、自分のスタイルを持っている人から支持されています。
どちらが良い、悪いではなく、それぞれに魅力があるんです。私は、トレンドアイテムや気軽に楽しむ服はH&M、長く愛用したいベーシックアイテムはCOSと使い分けています。
皆さんも、ライフスタイルや予算に合わせて、H&MとCOSをうまく使い分けてみてくださいね。きっと、もっとファッションを楽しめるようになりますよ!

