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「クロロフィル」と「クロレラ」の違い!関係性と使い分け

健康・スポーツ

健康食品やサプリメントで「クロレラ」や「クロロフィル」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。どちらも緑色をイメージする言葉ですが、実はまったく違うものなんです。

私も健康を意識し始めてから、この二つの違いがよくわからなくて困ったことがあります。「クロレラのサプリを買えばいいの?それともクロロフィルが必要なの?」と店頭で悩んだ経験も。

今回は、この似ているようで全く違う「クロロフィル」と「クロレラ」について、わかりやすく解説していきます。

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「クロロフィル」とは

クロロフィルは、別名「葉緑素」と呼ばれる緑色の色素成分のことです。植物が光合成をするときに、太陽の光を吸収してエネルギーに変える、とても大切な働きをしています。

簡単に言えば、ホウレンソウやキャベツなどの葉っぱが緑色に見えるのは、このクロロフィルが含まれているからなんです。

クロロフィルにはいくつか種類があり、植物や藻類に広く含まれる「クロロフィルa」や、植物だけに見られる「クロロフィルb」などがあります。マグネシウムを中心に持つ特殊な構造をしていて、この構造のおかげで光を効率よく吸収できるのです。

食品の着色料として使われることもあり、草餅の緑色やチョコレート、ゼリーなどにも活用されています。また、抗菌作用や消臭効果があるため、ガムなどの口臭予防製品にも配合されているんですよ。

「クロレラ」とは

一方、クロレラは「生き物」です。約20億年前に誕生したといわれる、直径わずか2~10マイクロメートル(1ミリの1000分の1以下!)の小さな単細胞の藻類なんです。

湖や池などの淡水に生息していて、球形の形をしています。顕微鏡でしか見えないほど小さいですが、驚くべき生命力を持っているのが特徴です。

クロレラの名前の由来は、ギリシャ語の「クロロス(緑の)」とラテン語の「エラ(小さいもの)」を組み合わせたもの。1890年にオランダの科学者によって発見され、名付けられました。

光合成能力がとても高く、20時間で4分裂という驚異的なスピードで増殖します。また、構成成分の約半分がタンパク質でできているという、栄養価の高い生き物なのです。

1960年代以降、健康食品として注目されるようになり、今ではサプリメントや粉末などさまざまな形で販売されています。

クロロフィルとクロレラの決定的な違い

ここまで読んで、もうお分かりかと思いますが、クロロフィルとクロレラの最も大きな違いは「成分」か「生き物」かという点です。

クロロフィルは、植物や藻類に含まれる「色素成分」の一つ。一方、クロレラは「生きている藻類」そのものなんです。

わかりやすく例えるなら、クロロフィルは「ビタミンC」のような成分、クロレラは「レモン」のような食材に当たります。レモンの中にビタミンCが含まれているように、クロレラの中にクロロフィルが含まれている、という関係なのです。

実は、クロレラにはホウレンソウなど他の植物よりもはるかに多い、2.5%以上ものクロロフィルが含まれています。これがクロレラが濃い緑色をしている理由なんですね。

どちらを選べばいい?使い分けのポイント

「じゃあ、結局どっちを選べばいいの?」と思いますよね。私も最初はすごく迷いました。

クロレラを選ぶとよい場合

クロレラは総合的な栄養補給を目的とする場合におすすめです。タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、さまざまな栄養素をバランスよく含んでいるからです。

特に野菜不足が気になる方、食事が偏りがちな方には良い選択肢になります。私も忙しくて食事が適当になりがちな時期に、クロレラの錠剤を飲んでいました。「これで少しは栄養バランスが取れるかな」という安心感がありましたね。

また、クロレラには「CGF(クロレラ成長因子)」という独自の成分も含まれていて、これがクロレラならではの特徴とされています。

クロロフィルを選ぶとよい場合

一方、クロロフィル単体のサプリメントは、クロロフィルの特定の働きを期待したい場合に選ばれます。

例えば、口臭や体臭が気になる方には、クロロフィルの消臭効果を活用した製品が向いています。実際、「クロロフィリン」という形で、消臭サプリメントに配合されることが多いです。

また、クロロフィルには抗酸化作用があるとされているため、その働きを期待する方もクロロフィル製品を選ぶことがあります。

実際の体験談

私の経験では、日常的な栄養補給ならクロレラ、特定の目的(口臭ケアなど)ならクロロフィル配合製品、という感じで使い分けています。

子供が小さい頃は野菜を食べてくれなくて本当に困りました。そんな時、クロレラの粉末を少しずつヨーグルトに混ぜたりして、栄養を補う工夫をしていました。もちろん、クロレラに頼りすぎず、基本は普通の食事からしっかり栄養を取ることを心がけていましたけどね。

クロロフィルとクロレラに期待される健康効果

両者には、それぞれ健康面でのメリットが期待されています。

クロロフィルに期待される効果

クロロフィルには、以下のような働きが研究されています。

  • 抗酸化作用
  • 血中コレステロールを下げる働き
  • 抗アレルギー作用
  • 高血圧の改善効果
  • 脱臭・殺菌効果

特に消臭効果は広く知られていて、ガムや消臭サプリメントに配合されているのをよく見かけます。

クロレラに期待される効果

クロレラは総合的な栄養補給源として注目されています。

  • 豊富なタンパク質(55~60%)
  • ビタミン・ミネラルの補給
  • 食物繊維の補給
  • CGF(クロレラ成長因子)による健康サポート

ただし、効果には個人差があり、すべての人に同じように働くわけではありません。また、健康食品はあくまで食事の補助として考え、バランスの取れた食生活が基本です。

摂取する際の注意点

どちらを選ぶにしても、いくつか注意したいポイントがあります。

クロレラの注意点

クロレラにはビタミンKが豊富に含まれているため、血液をサラサラにする薬(ワルファリンなど)を飲んでいる方は、医師に相談してから摂取しましょう。薬の効果に影響を与える可能性があるからです。

また、過去にアレルギー症状が出たという報告もあるため、初めて摂取する場合は少量から始めるのがおすすめです。

私も最初は慎重に、1日の目安量の半分くらいから始めました。体調に変化がないか様子を見ながら、徐々に通常量に増やしていきました。

クロロフィルの注意点

クロロフィルは、分解される過程で「フェオフォルバイト」という物質を生成することがあり、これが光過敏症の原因になる可能性があります。日本では製品中のフェオフォルバイト含有量に上限が定められているので、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。

また、どちらの製品も過剰摂取は避けて、パッケージに記載されている目安量を守りましょう。

よくある質問

Q1:クロレラを摂れば、クロロフィルも一緒に摂れるの?

はい、その通りです。クロレラには豊富なクロロフィルが含まれているので、クロレラを摂取すれば自動的にクロロフィルも摂取できます。ただし、クロレラにはクロロフィル以外にもたんぱく質やビタミン、ミネラルなど多くの栄養素が含まれているため、「クロロフィルだけを効率的に摂りたい」という場合は、クロロフィル単体のサプリメントの方が適しています。

Q2:クロロフィルはどんな食品に含まれているの?

クロロフィルは緑色の野菜全般に含まれています。代表的なのは、ホウレンソウ、小松菜、ブロッコリー、パセリ、モロヘイヤなどです。また、クロレラやスピルリナなどの藻類には特に多く含まれています。普段の食事で緑黄色野菜をしっかり食べていれば、クロロフィルも自然に摂取できますよ。

Q3:クロレラとスピルリナは何が違うの?

どちらも藻類ですが、分類が異なります。クロレラは「緑藻類」で球形をしていますが、スピルリナは「藍藻類」でらせん形をしています。また、スピルリナの方がβ-カロテンが豊富で、フィコシアニンという青い色素を含んでいるのが特徴です。一方、クロレラはクロロフィルの含有量が多く、細胞壁が強固という違いがあります。栄養成分も少し異なるので、目的に応じて選ぶとよいでしょう。

Q4:サプリメントではなく、普通の食事で摂ることはできますか?

もちろんです。クロロフィルは緑黄色野菜を食べることで摂取できます。クロレラについては、サプリメント以外にも粉末タイプがあり、スムージーやヨーグルトに混ぜて摂取することができます。ただし、クロレラの独特の風味が苦手な方もいるので、まずは少量から試してみるのがおすすめです。基本的には、バランスの良い食事を心がけることが一番大切ですよ。

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まとめ

クロロフィルは植物や藻類に含まれる「緑色の色素成分(葉緑素)」で、光合成に必要な物質です。一方、クロレラは「約20億年前から存在する単細胞の藻類」という生き物そのものです。

関係性としては、クロレラの中にクロロフィルが豊富に含まれている、という形になります。レモン(クロレラ)の中にビタミンC(クロロフィル)が入っているような関係ですね。

総合的な栄養補給を目指すならクロレラ、クロロフィルの特定の働き(消臭効果など)を期待するならクロロフィル製品を選ぶとよいでしょう。

どちらを選ぶにしても、自分の健康目的や体質に合ったものを選び、目安量を守って摂取することが大切です。心配な場合は、医師や薬剤師に相談してから始めると安心ですよ。

この記事が、クロロフィルとクロレラの違いを理解する助けになれば嬉しいです。健康管理の選択肢として、ぜひ参考にしてみてくださいね。