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「クロレラ」「スピルリナ」「ユーグレナ」の違い!栄養素や選び方

健康・スポーツ

健康食品やサプリメントを探していると、よく見かける「クロレラ」「スピルリナ」「ユーグレナ(ミドリムシ)」という名前。どれも緑色の粉末で、健康に良さそうだけど、一体何が違うの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

私も以前、家族の健康のためにサプリメントを探していた時、この3つで悩んだ経験があります。見た目も似ているし、どれも「スーパーフード」と呼ばれていて、正直どれを選べばいいのか分からなくて困りました。

実は、これら3つは全て藻類の仲間ですが、それぞれ違う特徴や栄養素を持っているんです。この記事では、クロレラ、スピルリナ、ユーグレナの違いを分かりやすく解説して、あなたに合った選び方をお伝えします。

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クロレラとは?

クロレラは、今から約20億年前に地球上に誕生したといわれる単細胞生物で、植物性プランクトンの一種です。湖や河川に生息する淡水の藻類で、顕微鏡でやっと見えるくらいの大きさ(直径3~8マイクロメートル)で、ほぼ球形をしています。

クロレラの最大の特徴は、その驚異的な繁殖力です。普通の細胞が2つに分裂するのに対して、クロレラはなんと20時間で4つに分裂します。この強い生命力が、健康食品として注目されている理由の1つなんですね。

栄養面では、構成成分の約半分がたんぱく質でできており、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、葉酸などを豊富に含んでいます。また、緑黄色野菜を上回る葉緑素(クロロフィル)と食物繊維を含んでいるのも特徴です。

クロレラ独自の成分として「C.G.F(クロレラ・グロス・ファクター)」というクロレラ成長因子があり、成長を促進する働きがあるといわれています。

スピルリナとは?

スピルリナは、なんと35億年前に地球上に誕生したといわれる、最も古い生物の1つです。マヤ文明の時代から人々の貴重な栄養源として食べられてきた歴史があり、藍藻類の一種に分類されます。

名前の由来は、その形が螺旋(らせん)状をしていることから、ラテン語の「Spira(英語ではSpiral)」から来ています。全長は0.3~0.5ミリメートルで、クロレラよりも大きく、アフリカや中南米の高温でアルカリ性の湖に生息しています。

スピルリナの特徴は、重量の55~70%がたんぱく質で占められているという、驚異的なたんぱく質含有量です。牛肉の約3倍、大豆の約2倍ものたんぱく質を含んでおり、アミノ酸バランスにも優れています。

また、スピルリナ独自の成分として「フィコシアニン」という青い色素があります。これはポリフェノールの一種で、抗酸化作用や免疫力アップの効果が期待されています。さらに、植物性食品からは摂取しにくいビタミンB12が牛レバーの約5倍も含まれているんです。

ユーグレナとは?

ユーグレナは和名を「ミドリムシ」といい、理科の授業で習ったことがある方も多いのではないでしょうか。実は2005年に日本の東京大学発のベンチャー企業が、世界で初めて屋外での大量培養に成功したことで、健康食品として利用できるようになった比較的新しいスーパーフードなんです。

ユーグレナの最大の特徴は、植物と動物の両方の性質を持ち合わせているという点です。植物のように光合成をして栄養を作り出し、動物のように細胞を変形させて動くことができます。体長は約0.05ミリメートルと非常に小さいですが、その小さな体に驚くべき栄養が詰まっています。

ユーグレナには、なんと59種類もの栄養素がバランスよく含まれており、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、不飽和脂肪酸など、人間が生きていくために必要な大半の栄養素が含まれています。

ユーグレナ独自の成分として「パラミロン」という食物繊維のような物質があり、腸内環境を整える働きが期待されています。この成分は、便通の改善やデトックス効果、免疫力アップなど、様々な健康効果が研究されています。

クロレラ、スピルリナ、ユーグレナの主な違い

生物としての分類の違い

クロレラは緑藻類、スピルリナは藍藻類、ユーグレナは鞭毛虫類と、それぞれ異なる分類に属しています。ユーグレナだけが植物と動物の両方の性質を持つユニークな生物です。

大きさと形の違い

クロレラが最も小さく(直径3~8マイクロメートル)、球形をしています。スピルリナは最も大きく(全長0.3~0.5ミリメートル)、螺旋状の形をしています。ユーグレナは中間の大きさ(約0.05ミリメートル)で、楕円形をしています。

生息環境の違い

クロレラは弱酸性(pH6~6.5)の淡水に生息します。スピルリナは強アルカリ性(pH9~11)の高塩分の水に生息します。ユーグレナは淡水に生息します。スピルリナが強アルカリの環境で育つため、他の微生物が繁殖しにくく、純粋で清潔性が保たれやすいという特徴があります。

栄養素の違い

クロレラは構成成分の約50%がたんぱく質で、葉緑素が豊富です。ビタミンCも含まれています。

スピルリナは構成成分の55~70%がたんぱく質で、アミノ酸バランスに優れています。植物性食品からは摂取しにくいビタミンB12が豊富です。

ユーグレナは59種類の栄養素をバランスよく含み、栄養素の種類の多さが特徴です。

消化吸収率の違い

これは大きなポイントです!

ユーグレナの消化吸収率は約93%、スピルリナは約95%と非常に高いのに対し、クロレラは約60~80%とやや低めです。

この違いは、細胞壁の有無や厚さによるものです。植物には細胞壁という硬い壁がありますが、ユーグレナは動物の性質も持つため細胞壁がありません。スピルリナも細胞壁が非常に薄いため、消化吸収されやすいのです。一方、クロレラは厚く硬い細胞壁を持っているため、消化吸収率がやや低くなります。

私も最初にこの違いを知った時は驚きました。同じように栄養が豊富でも、体に吸収されやすさが違うなんて!健康食品を選ぶ時には、この消化吸収率も大切なポイントになりますね。

独自成分の違い

クロレラには「C.G.F(クロレラ成長因子)」が含まれており、成長促進や繁殖力に関係しています。

スピルリナには「フィコシアニン」という青い色素が含まれており、抗酸化作用や免疫力向上の効果が期待されています。また、動物にしか含まれない「グリコーゲン」を作り出すという珍しい特徴もあります。

ユーグレナには「パラミロン」という独自成分があり、食物繊維のような働きをして腸内環境を整えることが期待されています。

どれを選べばいいの?目的別の選び方

クロレラがおすすめな人

  • 長い歴史と実績のある健康食品を選びたい人
  • 葉緑素をしっかり摂りたい人
  • 生活習慣病の予防に関心がある人
  • 血圧やコレステロールが気になる人

クロレラは1960年代から健康食品として親しまれており、商品のラインナップも豊富です。日本での販売実績が多いので、安心して選べるという利点があります。

スピルリナがおすすめな人

  • 高タンパク質の植物性食品を探している人
  • ビタミンB12を植物性食品から摂りたい人(特にベジタリアンやビーガンの方)
  • 抗酸化作用やエイジングケアに興味がある人
  • すぐにエネルギーになる栄養を求めている人

スピルリナは世界的に「スーパーフード」として注目されており、国連やNASAからも評価されています。私の友人でベジタリアンの人も、ビタミンB12補給のためにスピルリナを愛用しています。

ユーグレナがおすすめな人

  • 消化吸収率の高さを重視する人
  • 多種類の栄養素をバランスよく摂りたい人
  • 腸内環境を整えたい人
  • 新しい技術や日本発の健康食品に興味がある人

ユーグレナは59種類もの栄養素を含み、消化吸収率も93%と高いので、効率よく栄養を摂取したい方におすすめです。

実際に私が試した時の体験談ですが、最初はスピルリナから始めました。独特の風味はありますが、スムージーに混ぜると気にならず、朝の栄養補給に重宝しました。その後、ユーグレナも試してみましたが、こちらの方がクセが少なく飲みやすいと感じました。クロレラは少し青臭い感じがあったので、錠剤タイプを選びました。

味や飲みやすさも人それぞれ好みがあるので、少量から試してみるのがおすすめです。

クロレラ、スピルリナ、ユーグレナの期待される健康効果

免疫力アップ

3つとも免疫機能を高める効果が期待されています。

ユーグレナのパラミロンは腸内環境を整えることで、免疫細胞に作用することが研究で示唆されています。腸内には免疫細胞の約70%が集まっているといわれているので、腸内環境を整えることは免疫力アップにつながります。

スピルリナのフィコシアニンは、免疫グロブリンの量を増加させる効果が期待されています。

クロレラに含まれる核酸は、ウイルスや細菌などの病原体に対する生体防御反応を高める可能性があるといわれています。

アレルギー症状の緩和

ユーグレナの研究では、花粉症やアトピー性皮膚炎といったアレルギー症状の緩和効果が期待されています。私の周りでも、花粉症の季節にユーグレナのサプリを飲んでいる人がいて、「以前より楽になった気がする」と話していました。

生活習慣病の予防

クロレラの研究では、軽症の高血圧症の改善に有効である可能性が示唆されています。また、3つとも抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に役立つ可能性があります。

デトックス効果

ユーグレナのパラミロンは、体内の不要な物質を吸着して排出する働きが期待されています。スピルリナの食物繊維も、腸内をきれいにする働きがあるといわれています。

飲み方や注意点

基本的な飲み方

サプリメントとして販売されている場合、商品のパッケージに記載されている推奨量を守って飲みましょう。一般的には、1日2~6グラム程度が目安とされていることが多いです。

粉末タイプの場合は、水や牛乳、豆乳に溶かして飲んだり、スムージーやヨーグルトに混ぜたりすると飲みやすくなります。錠剤タイプもあるので、味が苦手な方は錠剤を選ぶのもおすすめです。

注意点

  • 初めて飲む場合は、少量から始めて体調の変化を確認しましょう
  • 食物繊維が豊富なので、摂りすぎるとお腹が緩くなることがあります
  • ビタミンKを含むため、ワーファリンなどの抗凝固薬を服用している方は医師に相談してください
  • アレルギーがある方は、原材料を確認してから購入しましょう
  • 妊娠中・授乳中の方や、持病がある方は医師に相談してから飲むようにしましょう

私も最初は欲張って推奨量より多く飲んでしまい、お腹がゆるくなったことがあります。「体に良いから」とつい多く摂りがちですが、適量を守ることが大切ですね。

よくある質問

Q1: クロレラ、スピルリナ、ユーグレナは併用できますか?

それぞれ異なる栄養素や特徴を持っているので、併用すること自体は問題ありません。ただし、合計の摂取量が多くなりすぎないように注意が必要です。また、食物繊維が豊富なので、一度にたくさん摂るとお腹が緩くなる可能性があります。併用する場合は、それぞれの量を調整しながら、自分に合った摂り方を見つけていくのがおすすめです。

Q2: 効果を感じるまでにどのくらいかかりますか?

個人差がありますが、一般的には3ヶ月程度継続して飲むことで変化を感じやすいといわれています。体調の変化や腸内環境の改善など、すぐに実感できるものもあれば、時間がかかるものもあります。すぐに効果が出なくても、少なくとも2~3ヶ月は続けてみることをおすすめします。私も最初の1ヶ月は特に変化を感じませんでしたが、2ヶ月目くらいから朝の目覚めが良くなったように感じました。

Q3: どれが一番栄養価が高いですか?

栄養価の「高さ」は、何を基準にするかによって変わってきます。たんぱく質の含有量ならスピルリナ、栄養素の種類の多さならユーグレナ、葉緑素の豊富さならクロレラというように、それぞれに強みがあります。また、いくら栄養が豊富でも、体に吸収されなければ意味がないので、消化吸収率も考慮する必要があります。「どれが一番良い」というよりも、「自分の目的に合ったものを選ぶ」という考え方が大切です。

Q4: 子どもでも飲めますか?

基本的には子どもでも飲むことができますが、商品によって推奨年齢が異なる場合があります。また、子どもの場合は大人よりも少ない量から始めることをおすすめします。心配な場合は、かかりつけの小児科医に相談してから飲ませるようにしましょう。我が家でも子どもたちに飲ませる前に、念のため小児科の先生に確認しました。

Q5: 味やにおいはどれが飲みやすいですか?

個人の好みによりますが、一般的にはユーグレナが比較的クセが少なく飲みやすいといわれています。クロレラは藻特有の青臭さがやや強め、スピルリナは藻のにおいと独特の風味があります。ただし、錠剤タイプやカプセルタイプなら、味やにおいをあまり気にせずに飲むことができます。また、スムージーやヨーグルトに混ぜる、フルーツジュースと一緒に飲むなど、工夫次第で飲みやすくなりますよ。

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まとめ

クロレラ、スピルリナ、ユーグレナは、どれも栄養豊富な藻類のスーパーフードですが、それぞれ異なる特徴があります。

クロレラは約20億年の歴史を持つ緑藻類で、たんぱく質と葉緑素が豊富。消化吸収率は60~80%で、C.G.Fという独自成分が特徴です。

スピルリナは35億年の歴史を持つ藍藻類で、たんぱく質含有量が非常に高く(55~70%)、消化吸収率は95%。フィコシアニンという独自成分と、ビタミンB12の豊富さが特徴です。

ユーグレナは植物と動物の両方の性質を持つユニークな生物で、59種類の栄養素をバランスよく含み、消化吸収率は93%。パラミロンという独自成分が特徴です。

選び方のポイントは、あなたの目的や体質に合わせること。高タンパク質や抗酸化作用を求めるならスピルリナ、多種類の栄養素と高い吸収率を求めるならユーグレナ、長年の実績と葉緑素を求めるならクロレラがおすすめです。

どれを選ぶにしても、継続することが大切です。まずは少量から試してみて、自分に合ったものを見つけてくださいね。健康な毎日のために、これらのスーパーフードを上手に活用していきましょう!