スーパーやコンビニでよく見かけるヤクルトとジョア。どちらも同じヤクルト本社から出ている商品で、見た目も似ているから「何が違うの?」って思ったことありませんか?
私も毎朝の習慣としてヤクルト製品を飲んでいるんですが、子どもたちに「ヤクルトとジョアって何が違うの?」って聞かれて、答えに困ったことがあります。そこで今回は、この2つの商品の違いをしっかり調べてみました!
実はこの2つ、同じ乳酸菌シロタ株が入っているんですが、目的や栄養成分が全然違うんです。自分や家族に合った方を選べば、健康づくりがもっと効果的になりますよ。
関連記事
「ヤクルト」と「ピルクル」の違い!乳酸菌と価格を徹底比較
「ヤクルト1000」と「Y1000」の違い!買える場所と選び方
「ヤクルト」とは
ヤクルトは、1935年に誕生した乳酸菌飲料です。正式には「乳製品乳酸菌飲料」に分類されます。
最大の特徴は、生きたまま腸に届く「乳酸菌シロタ株」がたっぷり入っていること。一般的なヤクルト1本(65ml)には、なんと200億個もの乳酸菌シロタ株が含まれているんです。
ヤクルトの主な目的は腸内環境の改善です。おなかの中の良い菌を増やして、悪い菌を減らしてくれる働きがあります。だから「お腹の調子を整えたい」という人にピッタリなんですね。
容器は小さくて持ちやすく、甘酸っぱい独特の味が特徴。子どもから大人まで飲みやすい味付けになっています。
「ジョア」とは
ジョアは、1970年に発売された飲むヨーグルトです。正式には「発酵乳」に分類されます。
ヤクルトと同じく乳酸菌シロタ株が入っていますが、含まれる量は1本(125ml)あたり12.5億個以上。ヤクルトと比べると少なく感じますが、ジョアの大きな特徴は「栄養補給」にあるんです。
プレーン味なら1日分のカルシウム680mgとビタミンD5.5μgが、ブルーベリー味なら1日分のマルチビタミンが摂れるというように、フレーバーごとに異なる栄養素が強化されています。
容器はヤクルトより大きくて、くびれのあるデザイン。味はヨーグルトドリンクそのもので、酸味と甘みのバランスが良く、濃厚な口当たりが楽しめます。
ヤクルトとジョアの主な違い
分類と製法の違い
ヤクルトは「乳製品乳酸菌飲料」で、脱脂粉乳を乳酸菌で発酵させた後、糖類や香料などを加えて作られています。
一方、ジョアは「発酵乳(のむヨーグルト)」で、脱脂粉乳を複数の乳酸菌で発酵させて作られます。製法が異なるため、食感も味わいも違うんですね。
乳酸菌シロタ株の量
これが一番大きな違いです。
ヤクルト1本(65ml)には乳酸菌シロタ株が200億個入っているのに対し、ジョア1本(125ml)には12.5億個以上。1mlあたりで計算すると、ヤクルトは約3億個、ジョアは約1,000万個となり、なんと約30倍もの差があるんです!
だから「整腸効果を期待するならヤクルト」と言われるわけですね。
容量と価格
ヤクルトは65mlまたは80mlの小型サイズで、価格は80〜100円程度。ジョアは125mlとやや大きめで、価格は110円程度です。
容量を考えると、ジョアの方がコストパフォーマンスが良いように感じますが、乳酸菌シロタ株の濃度を考えると、ヤクルトの方が効率的とも言えます。
栄養成分の違い
ヤクルトは乳酸菌シロタ株の摂取が主目的なので、他の栄養素は特に強化されていません。
一方、ジョアは栄養補給も目的としているため、カルシウム、ビタミンD、鉄、葉酸、マルチビタミンなど、フレーバーによって様々な栄養素が1日分含まれています。
味と食感
ヤクルトは甘酸っぱくてさらっとした飲み口。独特の風味があり、好き嫌いが分かれるかもしれません。
ジョアは濃厚なヨーグルトドリンクの味わい。プレーン、ストロベリー、ブルーベリー、マスカットなど、選べるフレーバーが豊富なのも魅力です。
どっちを選べばいいの?目的別の選び方
腸内環境を整えたいならヤクルト
便秘気味だったり、お腹の調子が悪いときは、乳酸菌シロタ株が濃縮されているヤクルトがおすすめです。
私の家では、子どもがお腹を壊しやすい時期にヤクルトを飲ませています。小さいサイズだから子どもでも飲み切りやすいですし、毎日続けていると本当にお腹の調子が良くなるんですよ。
カルシウムやビタミンを補給したいならジョア
牛乳が苦手だったり、食事だけでは栄養が偏りがちな人にはジョアがピッタリです。
特に成長期の子どもや、骨を強くしたい人には、カルシウムとビタミンDが摂れるプレーン味やストロベリー味がおすすめ。貧血気味の人にはマスカット味(鉄・葉酸入り)が良いですよ。
味のバリエーションを楽しみたいならジョア
毎日飲むものだから、飽きずに続けられることも大切ですよね。ジョアなら4種類の定番フレーバーに加えて、期間限定の味も登場するので、楽しみながら続けられます。
我が家では、子どもたちが「今日はどの味にしようかな〜」って選ぶのを楽しみにしているんです。
コストパフォーマンスで選ぶなら?
整腸効果を重視するなら、乳酸菌の量が圧倒的に多いヤクルトの方が効率的です。
でも、栄養補給も兼ねたいなら、ジョアの方がお得感があります。1本で1日分のカルシウムやビタミンが摂れるなら、サプリメントを買うより経済的ですよね。
これ今の私にぴったりだなぁと買ってきました👌
— はなさくら🐾 (@hanasakugnuwan) October 27, 2025
ジョアって小学生の頃
夏休みだけ配達してもらえて
飲んでたの思い出したよ
オレンジのが美味しかった🍊
これは味が違うなぁ
でも体に良さそうなので飲むようにしよう👍 pic.twitter.com/ah5lMWpsUr
実際に飲み比べてみた体験談
先日、家族みんなで飲み比べをしてみました。
ヤクルトは子どもたちが「すっぱい!でも美味しい!」と言いながら、あっという間に飲み干していました。小さいサイズだからゴクッと飲めて、朝の忙しい時間にもピッタリです。
ジョアは私が朝食代わりに飲むことが多いです。プレーン味はラッシーみたいな味で、濃厚だけど後味がスッキリしています。125mlあるから、飲みごたえもあって満足感がありますよ。
ブルーベリー味は果肉入りで、子どもたちにも大人気。「これヨーグルトドリンクじゃん!」って喜んで飲んでいます。
両方飲んでもいいの?
結論から言うと、ヤクルトとジョアを両方飲んでも全く問題ありません。
ただし、どちらも糖分が含まれているので、飲みすぎには注意が必要です。それぞれ1日1本を目安にしましょう。
朝はジョアで栄養補給、夜はヤクルトで腸内環境ケア、といった使い分けもアリですよ。私の友人は、平日はヤクルト、週末はご褒美でジョアという飲み方をしているそうです。
よくある質問
Q1. ヤクルトとジョア、ダイエット中はどっちがいいですか?
ヤクルトは65mlで約62kcal、ジョアは125mlで約75kcalです。カロリーだけで見ればヤクルトの方が低いですが、ジョアには「カルシウム&ビタミンD」が含まれていて、容量が多い分、満足感があります。
ダイエット中でカロリーを気にするなら「Newヤクルト カロリーハーフ」という選択肢もありますよ。これなら糖質・カロリーが50%オフになっています。
Q2. 子どもに飲ませるならどっちがおすすめ?
どちらも子どもに飲ませて問題ありません。
お腹の調子を整えたいならヤクルト、成長期の栄養補給ならジョアがおすすめです。実際、ジョアは学校給食で提供されているところもあるんですよ。
味の好みもあるので、両方試してみて、子どもが気に入った方を続けるのが一番です。
Q3. 毎日飲み続けないと効果はないですか?
乳酸菌シロタ株は腸内に定着するわけではなく、数日で体外に排出されてしまいます。だから、継続して飲むことが大切なんです。
毎日飲み続けることで、腸内環境が良い状態を保てます。1週間に1回飲むだけでは、あまり効果は期待できないかもしれません。
Q4. ヤクルトやジョアを自宅で増やすことはできますか?
ジョアは複数の乳酸菌で発酵させているため、ヨーグルトメーカーを使えば自宅で増やすことが可能です。
しかし、ヤクルトは特殊な製法で作られているため、家庭での再現は難しいとされています。1mlあたり3億個もの乳酸菌を増やすには、通常のヨーグルト作りとは異なる技術が必要なんですね。
「ヤクルト 」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
ヤクルトとジョアは、どちらも乳酸菌シロタ株が入った健康飲料ですが、目的が大きく異なります。
ヤクルトは「腸内環境の改善」に特化していて、1本あたりの乳酸菌シロタ株の量が圧倒的に多いのが特徴です。便秘やお腹の不調に悩んでいる人には、ヤクルトが最適。
一方、ジョアは「栄養補給」も目的としていて、カルシウム、ビタミン、鉄、葉酸など、フレーバーによって様々な栄養素が1日分摂れるのが魅力です。食事だけでは栄養が偏りがちな人や、味のバリエーションを楽しみたい人にはジョアがおすすめ。
どちらを選ぶかは、自分の体調や目的に合わせて決めるのがベストです。両方試してみて、自分に合った方を見つけてくださいね。健康づくりは毎日の積み重ねが大切ですから、無理なく続けられる方を選びましょう!

