バッグを探していると、よく目にする「ポーター」と「吉田カバン」という名前。「実は同じもの?」「何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?
私も以前、新しいバッグを買おうとお店に行ったとき、店員さんに「こちらは吉田カバンのポーターというブランドです」と説明されて、「え、どういうこと?」と混乱したことがあります。
実は「ポーター」と「吉田カバン」は親子のような関係なんです。今回は、この2つの違いを分かりやすく解説していきますね。
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「吉田カバン」とは
世界の“今”と“感性”を未来に残すマガジン「MNC(メナス)」。
— PORTER_YOSHIDA & Co. OFFICIAL (@YOSHIDA_PORTER) September 20, 2025
巻頭では創業90周年を迎えた吉田カバン(PORTER)を特集。
特集内では、PORTERを代表するシリーズTANKERの縫製を発売当時から40年以上担当する池田氏を取材。 pic.twitter.com/Mmm6ZMDtZY
吉田カバンは、1935年に創業者の吉田吉蔵さんが東京で立ち上げた、日本の老舗カバンメーカーです。正式な会社名は「株式会社吉田」といいます。
創業以来、「一針入魂」という精神のもと、すべての製品を日本国内で生産することにこだわっています。つまり、吉田カバンの商品は100%メイドインジャパンなんです。
吉田カバンは、いくつかのブランドを展開しているメーカーで、その中で最も有名なのが「ポーター」です。他にも「ラゲッジレーベル」「ヨシダ」「ポーターガール」など、複数のブランドラインを持っています。
私の夫も学生時代からずっと吉田カバンのバッグを愛用していますが、10年以上経った今でも現役で使えているそうです。日本の職人技が光る、本当に丈夫な作りなんですよね。
「ポーター」とは
ポーターは、1962年に吉田カバンが初めて立ち上げた自社ブランドです。つまり、ポーターは吉田カバンというメーカーが作っている「ブランド名」ということになります。
ブランド名の由来は、ホテルでお客様の荷物を運ぶ「ポーター」という職業から来ています。カバンのプロであるポーターのように、常にカバンの良さを知り尽くした製品を作りたいという想いが込められているんですね。
ポーターの特徴は、シンプルで機能的なデザインです。華美な装飾はなく、カジュアルからビジネスまで幅広く使えるアイテムが揃っています。素材はナイロン製のものが多く、軽くて丈夫なのが魅力です。
私も以前、ポーターのショルダーバッグを使っていましたが、とにかく軽くてポケットが多くて、子どもとのお出かけにとても便利でした。シンプルなデザインなので、どんな服装にも合わせやすかったです。
「ポーター」と「吉田カバン」の違い
ここまでの説明で分かったように、吉田カバンとポーターは「メーカー」と「ブランド」という関係です。具体的な違いをまとめると、こんな感じになります。
吉田カバンは会社名(メーカー名)で、1935年創業の日本のカバンメーカーです。ポーターをはじめ、複数のブランドを展開しています。すべての製品を日本国内で生産していることが大きな特徴です。
ポーターは、吉田カバンが1962年に立ち上げたブランド名です。吉田カバンの主力ブランドで、同社の製品ラインナップの約7割を占めています。ナイロン製のカジュアルなデザインが中心です。
例えるなら、トヨタ自動車(メーカー)とレクサス(ブランド)のような関係ですね。どちらも素晴らしい製品ですが、立場が違うということです。
ちなみに、お店で「吉田カバンのバッグが欲しい」と言うと、「ポーター、ラゲッジレーベル、どちらをお探しですか?」と聞かれることが多いです。より具体的に「ポーターの〇〇シリーズ」と伝えた方がスムーズにお買い物できますよ。
吉田カバンの他のブランドも知っておこう
吉田カバンはポーター以外にも、魅力的なブランドを展開しています。
ラゲッジレーベルは1984年に誕生したブランドで、ポーターよりも素材や縫製、パーツにこだわった高級路線のラインです。ミリタリーテイストが強く、より骨太で実用的なデザインが特徴です。
ポーターガールは2009年に始まった女性向けブランドです。ポーターの機能性はそのままに、女性らしいサイズ感やカラー展開が魅力です。私の友人は、「ポケットがたくさんあって、子どものお出かけグッズを整理しやすい」と絶賛していました。
ヨシダは2004年に立ち上げられた、海外展開を視野に入れたブランドです。世界市場を意識した、よりグローバルなデザインが特徴です。
このように、吉田カバンは様々なブランドを通じて、幅広いニーズに応えているんですね。
旅サブ用の大き過ぎず、小さ過ぎずサイズのショルダーにもなるトートをずっと探してて…こないだお友だちが持ってたバッグに一目惚れ♡
— まいみん🌷 (@maimindesuyon) April 23, 2025
「おそろにしてもいい?」
快諾してくれてありがとー!!
収納も充分だし、しっかりしてるし、軽いし、使いやすそう✨✨
やっぱ吉田カバンはいい!!
PORTER… pic.twitter.com/IhoeMSfrGX
実際の選び方:私の体験から
バッグを選ぶとき、「ポーター」で探すか「吉田カバン」で探すかは、正直どちらでも大丈夫です。なぜなら、多くの場合「吉田カバン」で検索しても、ポーターやラゲッジレーベルなどの製品が一緒に表示されるからです。
ただ、より具体的に欲しいものが決まっている場合は、ブランド名やシリーズ名で検索した方が探しやすいですよ。
例えば、「ポーター タンカー」と検索すれば、ポーターの人気シリーズであるタンカーの商品がすぐに見つかります。タンカーは1983年に発表された超ロングセラーシリーズで、アメリカ空軍のフライトジャケットをモチーフにした丈夫なデザインが特徴です。
私が最近バッグを買い替えたとき、最初は「吉田カバン 軽い バッグ」で検索していましたが、なかなか理想のものが見つからず…。でも「ポーター ショルダーバッグ ナイロン」と具体的に検索したら、すぐにお気に入りが見つかりました。
また、お店で実物を見るときも、「ポーターのバッグを見せてください」と伝えた方が、店員さんも案内しやすいと思います。
価格帯と品質について
気になる価格帯ですが、ポーターは比較的手に取りやすい価格設定です。小物なら1万円台から、バッグでも2万円台から購入できるものがあります。もちろん、素材やサイズによって価格は変わりますが、他のブランドバッグと比べると、品質の高さに対してコストパフォーマンスが良いと言えます。
実際、夫が学生時代に買ったポーターのリュックは2万円ほどでしたが、10年以上使えているので、1年あたり千円以下の計算になります。安物を何度も買い替えるより、結果的には経済的だったと実感しています。
ラゲッジレーベルは、ポーターより少し高めの価格設定ですが、その分より上質な素材や細部の作り込みが楽しめます。
吉田カバンの製品はすべて日本製で、職人さんが一つひとつ丁寧に作っているため、縫製がとてもしっかりしています。実際に手に取ると、その違いがよく分かりますよ。
購入時の注意点
吉田カバンやポーターは人気が高いため、残念ながら偽物も出回っています。購入する際は、正規取扱店や公式オンラインストア、信頼できる百貨店やセレクトショップで買うことをおすすめします。
正規品には、必ずポーターのブランドタグ(緑色のタグ)が付いています。また、縫製の丁寧さや金具の質感も、偽物とは明らかに違います。
フリマアプリやオークションで購入する場合は、出品者の評価をよく確認し、不安な点があれば質問してから購入しましょう。私も以前、あまりにも安すぎる出品を見つけて飛びつきそうになりましたが、よく見ると明らかに偽物だったので、購入を控えました。
よくある質問
Q1. ポーターと吉田カバン、どちらで検索すればいいの?
どちらで検索しても問題ありませんが、具体的な製品を探している場合は「ポーター」や「ラゲッジレーベル」などのブランド名で検索した方が、目的の商品を見つけやすいです。さらにシリーズ名(タンカー、スモーキーなど)まで分かれば、より早く理想の商品に辿り着けますよ。
Q2. ポーターは男性用?女性も使える?
ポーターの多くの製品はユニセックスデザインなので、女性でも全く問題なく使えます。実際、私もポーターのバッグを愛用していました。さらに女性向けに特化した「ポーターガール」というブランドラインもあるので、より女性らしいデザインやサイズ感を求める方にはこちらもおすすめです。
Q3. 吉田カバンの製品は全部日本製なの?
はい、吉田カバンは創業以来、すべての製品を日本国内で生産することにこだわっています。企画から縫製まで、すべて日本の職人さんの手で作られているんです。これは吉田カバンの大きな誇りであり、品質の高さの理由でもあります。
Q4. ポーターのバッグって何年くらい使えるの?
使い方やお手入れ次第ですが、10年以上使っている方も多いです。私の夫は20年以上使っているバッグもあります。ただし、毎日ヘビーに使う場合や、使用環境によっては、もう少し早く買い替えが必要になることもあります。公式の修理サービスもあるので、大切に長く使いたい方は利用するといいですよ。
「ポーター 」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
「ポーター」と「吉田カバン」の違い、理解できましたか?
簡単におさらいすると、吉田カバンは1935年創業の日本のカバンメーカー(会社名)で、ポーターは1962年に吉田カバンが立ち上げたブランド名です。つまり、ポーターは吉田カバンの代表的な製品ラインということですね。
どちらも日本製にこだわった高品質な製品で、長く愛用できるのが魅力です。バッグを探すときは、「ポーター」や「ラゲッジレーベル」など、具体的なブランド名で探すとスムーズですよ。
私自身、吉田カバンの製品の丈夫さと使いやすさには本当に感心しています。少し値段は張りますが、長く使えることを考えれば、決して高い買い物ではないと思います。ぜひ、あなたにぴったりのバッグを見つけてくださいね!

