みかん売り場で「ポンカン」と「デコポン」を見かけて、「どっちがどっち？」と迷ったことはありませんか？どちらも甘くておいしい柑橘類ですが、実は見た目や味、育て方、旬の時期などにたくさんの違いがあります。
この記事では、ポンカンとデコポンの特徴や違いを、やさしくわかりやすく解説します。これを読めば、スーパーで迷わず選べるようになりますよ！
リンク
ポンカンとデコポンの違いを徹底解説！どちらが美味しいの？
みかんの仲間である「ポンカン」と「デコポン」。どちらも人気の果物ですが、実は親子の関係があることをご存じですか？デコポンは「清見」と「ポンカン」を掛け合わせて生まれた品種です。つまり、ポンカンはデコポンの親にあたります。
見た目・大きさの違い
- ポンカンは丸い形で、皮は薄くてやわらかいです。大きさは120g～150gほどで、手のひらにすっぽり収まるサイズ感。凹凸がなく、つるっとした光沢が特徴です。種が多めに入っていることもあります。
- デコポンは、ヘタの部分がポコッと飛び出ているのが最大の特徴。この「デコ」から名前がつきました。大きさは200g～280gとポンカンよりも大きめ。皮は分厚いですが、内皮はやわらかくて食べやすいです。種はほとんどありません。
柑橘何食べても美味しい✨
— Nanamoe (@nanamoep) March 5, 2025
上からポンカン、デコポン、麗紅🍊
デコポンって今まで買ったことなかったけど、美味しくてハマった。 pic.twitter.com/ZPpgbHj4DZ
味わい・糖度の違い
- ポンカンは、香りがとても良く、甘みが強いのが特徴。酸味は控えめで、濃厚な甘さを楽しめます。みかんよりも甘いと感じる人も多いです。
- デコポンは、甘さと酸味のバランスが絶妙。ジューシーで、さっぱりとした後味があります。デコポンは糖度13度以上・酸度1度以下という基準をクリアしたものだけが名乗れるため、どれも甘くておいしいのが特徴です。
皮の剥きやすさ・食べやすさ
- ポンカンは皮が薄くてやわらかいので、みかんのように手で簡単に剥けます。中の袋（じょうのう膜）も薄いので、そのまま食べられます。
- デコポンも皮が分厚いわりに、意外と簡単に手で剥けます。中の袋もやわらかく、種がほとんどないので、食べやすさは抜群です。
種の有無
- ポンカンには種が多めに入っていることがあり、食べるときに少し注意が必要です。
- デコポンはほとんど種がありません。小さな子どもでも安心して食べられます。
旬の時期
- ポンカンの旬は12月～3月ごろ、特に1月～2月が一番おいしい時期です。
- デコポンの旬は2月～4月ごろ。温州みかんの旬が終わるころから出回り始めます。
主な産地
- ポンカンは愛媛県、高知県、鹿児島県が主な産地です。愛媛県は日本一の生産量を誇ります。
- デコポンは熊本県、愛媛県、和歌山県などで栽培されています。熊本県が有名です。
#はるみ は「清見×ポンカン」と、デコポン（シラヌヒ）と同じ掛け合わせ。いわば姉妹のようなもの。食べやすさや食味はよく似ていますが、お姉さんのような「デコ」はありません。手で皮が剥け内袋も薄く食べやすいのが特長。サジョウがしっかりしていてツブツブ感が楽しめます。 pic.twitter.com/LmVChnRB9w
— 青森合同青果 (@aomorigodo) February 9, 2025
名前の由来
- ポンカンの「ポン」は、原産地インドの「プーナ（Poona）」という地名が由来。「カン」は柑橘の「柑」からきています。
- デコポンは、「凸（でこ）」のあるポンカンという意味で名付けられました。見た目の通り、ヘタの部分が出っ張っているのが特徴です。
見分け方のポイント
| 特徴 | ポンカン | デコポン |
|---|---|---|
| 形 | 丸くて凹凸なし | ヘタが飛び出ている |
| 大きさ | 120g～150g | 200g～280g |
| 皮 | 薄くてやわらかい | 分厚いが手で剥ける |
| 種 | 多め | ほとんどなし |
| 香り・味 | 濃厚な甘さ、香りが強い | 甘さと酸味のバランス、ジューシー |
| 旬 | 12月～3月 | 2月～4月 |
ポンカンとデコポンの栄養や使い方
どちらもビタミンCが豊富で、風邪予防や美肌づくりにぴったり。食物繊維も多く含まれているので、お腹の調子を整えたいときにもおすすめです。
ポンカンの食べ方・アレンジ
- そのまま食べるのはもちろん、皮ごとマーマレードにしたり、サラダやヨーグルトに加えても美味しいです。
- 鹿児島県では、ポンカンのピューレをカレーに入れる「いちきポンカレー」も有名。コクが出て美味しくなります。
リンク
デコポンの食べ方・アレンジ
- そのまま食べるのが一番人気。ジューシーなので、ゼリーやジュースにしても美味しいです。
- ケーキやパフェのトッピングにもぴったり。見た目も華やかになります。
美味しいポンカン・デコポンの選び方
- ポンカンは、皮の色が濃いオレンジで、ツヤがあり、ずっしり重たいものを選びましょう。重いほど果汁たっぷりです。
- デコポンは、ヘタの「デコ」がしっかり出ていて、皮にハリとツヤがあるものがおすすめ。こちらも重い方がジューシーです。
まとめ
ポンカンとデコポンは、見た目・大きさ・味・旬・種の有無など、たくさんの違いがあります。
- ポンカンは丸くて小さめ、濃厚な甘さと香りが特徴。種が多めで1月～2月が旬。
- デコポンは大きくてヘタが飛び出ているのが特徴。甘さと酸味のバランスが良く、種がほとんどなくて食べやすい。旬は2月～4月。
どちらもとても美味しい柑橘なので、ぜひ食べ比べて自分のお気に入りを見つけてくださいね！スーパーで見かけたら、今回の記事を思い出して選んでみてください。
