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「辞典」と「事典」の違いを徹底解説!意味や使い分けのコツ

仕事・学校

「辞典と事典って、どっちを使えばいいんだろう?」

図書館で本を探しているとき、また子どもに「調べ物してきて」と言われたとき、ふと迷った経験はありませんか?私も息子が小学校の宿題で「辞典で調べてきてください」と言われたとき、本棚の前で「あれ、これって辞典?それとも事典?」と手が止まってしまったことがあります。

実は「じてん」には「辞典」と「事典」の2種類があり、それぞれ調べられる内容が全く違うんです。この違いを知っておくと、調べ物がグッと効率的になりますよ。

今回は、この2つの「じてん」の違いについて、具体例を交えながらわかりやすく解説していきます。

「辞典」とは?言葉を調べる本

「辞典」は、言葉の意味や読み方、使い方を調べるための本です。「辞」という漢字には「言葉」という意味が含まれています。

辞典の代表例としては、以下のようなものがあります。

  • 国語辞典(こくごじてん)
  • 英和辞典(えいわじてん)
  • 和英辞典(わえいじてん)
  • 漢和辞典(かんわじてん)
  • 類語辞典(るいごじてん)

例えば、「憂鬱」という言葉の読み方がわからないときや、「幸せ」の正確な意味を知りたいときに使うのが辞典です。言葉そのものに焦点を当てているんですね。

私の家では、子どもが学校で習った言葉の意味を調べるとき、必ず国語辞典を開くようにしています。最初は面倒そうにしていた子どもも、今では自分から辞典を引く習慣がついてきました。

「事典」とは?物事を調べる百科事典

一方、「事典」は、物事や出来事、専門的な知識を詳しく説明した本です。「事」という漢字には「物事・出来事」という意味があります。

事典の代表例は以下の通りです。

  • 百科事典(ひゃっかじてん)
  • 動物事典
  • 植物事典
  • 歴史事典
  • 科学事典

例えば、「ライオンはどんな動物か」「江戸時代はどんな時代だったか」といった、物事の内容や詳細を知りたいときに使うのが事典です。

娘が自由研究で恐竜について調べたいと言ったとき、図書館で借りてきたのが「恐竜事典」でした。写真やイラストも豊富で、ティラノサウルスの大きさや生態について詳しく書かれていて、とても役立ちました。

「辞典」と「事典」の具体的な違い

2つの違いをもっとわかりやすく説明するために、具体例で見てみましょう。

「桜」について調べる場合

辞典(国語辞典)で「桜」を調べると、次のような情報が載っています。

  • 読み方:さくら
  • 意味:バラ科の落葉樹。春に白色や淡紅色の花をつける
  • 使い方の例:桜が咲く、桜の木

事典(植物事典)で「桜」を調べると、次のような情報が載っています。

  • 桜の種類(ソメイヨシノ、ヤマザクラなど)
  • 開花時期や育て方
  • 日本での文化的な意味
  • 世界の桜の分布

このように、辞典は「言葉として」調べるもの、事典は「物事の内容」を調べるものという違いがあるんです。

使い分けのポイントと実際の例文

日常生活での使い分けをマスターするために、いくつかの場面を見てみましょう。

辞典を使う場面

  • 「この漢字の読み方がわからない」→国語辞典
  • 「この英単語の意味は何だろう」→英和辞典
  • 「もっと適切な言い回しはないかな」→類語辞典

事典を使う場面

  • 「恐竜について詳しく知りたい」→動物事典
  • 「この歴史上の出来事について知りたい」→歴史事典
  • 「何でも調べたい」→百科事典

私自身、ブログを書いているときに「この言葉の使い方は正しいかな?」と思ったら辞典を、「この話題について詳しく書きたい」と思ったら事典を参照するようにしています。

「辞書」との違いも知っておこう

ここで気になるのが「辞書」という言葉です。実は、「辞典」と「辞書」はほぼ同じ意味で使われています。

一般的には、「辞書」の方が日常会話でよく使われ、「辞典」はやや正式な場面や書籍の名前に使われることが多いです。「国語辞典」とは言いますが、日常会話では「辞書で調べる」と言うことが多いですよね。

ちなみに、「辞書を引く」という表現はよく使いますが、「事典を引く」とはあまり言いません。事典の場合は「事典で調べる」「事典を見る」という表現の方が自然です。

デジタル時代の辞典・事典の使い方

最近では、紙の辞典・事典だけでなく、電子辞書やインターネットの辞典・事典も充実しています。

スマートフォンで検索すれば、すぐに答えが見つかる時代ですが、私は子どもたちには紙の辞典も使ってほしいと思っています。なぜなら、辞典を引く過程で、目的の言葉以外にも目に入ってくる情報があり、それが新しい発見につながることがあるからです。

実際、息子が国語辞典で「憧れ」という言葉を調べていたとき、その前後に載っていた「憂い」や「憩い」という言葉にも興味を持ち、自分から調べ始めたことがありました。これは紙の辞典ならではの学びだと感じました。

学校や仕事での使い分け

学校では、宿題や調べ学習で「辞典」や「事典」を使う機会が多くあります。

小学校の場合

  • 国語の宿題:「この漢字を辞典で調べましょう」→国語辞典
  • 社会の調べ学習:「江戸時代について調べましょう」→歴史事典や百科事典
  • 理科の自由研究:「昆虫について調べましょう」→昆虫事典

仕事の場合

  • 文書作成:正しい言葉の使い方を確認→辞典
  • プレゼン資料作成:専門知識を深める→専門事典
  • レポート作成:背景知識を得る→百科事典

子どもの宿題を見ていると、先生から「辞典で調べてくる」という指示があるときは、ほとんどが国語辞典を使う課題です。一方、「〇〇について調べてくる」という指示のときは、事典や図鑑を使うことが多いですね。

よくある質問

Q1. 辞典と事典、どちらを先に買うべきですか?

年齢や目的によって変わります。小学生のお子さんがいる家庭なら、まず国語辞典を購入することをおすすめします。国語の宿題でも使いますし、言葉の意味を調べる習慣をつけることは、あらゆる学習の基礎になるからです。

私の家でも、まず国語辞典を買い、その後、子どもたちの興味に合わせて動物事典や植物事典を少しずつ揃えていきました。事典は図書館で借りることもできるので、必要に応じて使い分けるのも良いと思います。

Q2. 電子辞書と紙の辞典、どちらが良いですか?

両方にメリットがあります。紙の辞典は、目的の言葉の前後も目に入るため、関連する言葉も一緒に覚えられます。また、自分で引く作業を通じて記憶に残りやすいというメリットもあります。

電子辞書は持ち運びが便利で、複数の辞典を一台に収録できます。検索も速いので、効率的に調べ物ができます。

私は家では紙の辞典、外出先では電子辞書やスマホのアプリと使い分けています。特に子どもには、最初は紙の辞典で「調べる楽しさ」を体験してほしいと思っています。

Q3. Wikipedia(ウィキペディア)は辞典ですか、事典ですか?

Wikipediaは「事典」に分類されます。正式名称も「ウィキペディア・フリー百科事典」となっています。

物事の内容や背景を詳しく説明しているため、事典の特徴を持っています。ただし、誰でも編集できるという性質上、学校の宿題やレポートの参考資料として使う際は、内容の正確性を他の資料でも確認することが大切です。

私もブログを書くときの下調べにWikipediaを使いますが、必ず複数の情報源を確認するようにしています。

Q4. 図鑑は辞典と事典、どちらですか?

図鑑は「事典」に近い性質を持っています。動物図鑑や昆虫図鑑は、それぞれの生き物について詳しく説明していますよね。これは「物事の内容を説明する」という事典の特徴と同じです。

ただし、図鑑は写真やイラストが中心で、視覚的に理解できるように作られているという独自の特徴もあります。子どもたちは文字だけの事典より、図鑑の方が興味を持ちやすいようです。

娘は虫が大好きで、昆虫図鑑を何度も何度も眺めています。その姿を見ていると、図鑑も立派な学びのツールだなと感じます。

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まとめ

「辞典」と「事典」の違いをまとめると、以下のようになります。

辞典は、言葉の意味や読み方、使い方を調べるための本です。国語辞典や英和辞典など、「言葉そのもの」に焦点を当てています。

事典は、物事や出来事、専門知識を詳しく説明した本です。百科事典や動物事典など、「物事の内容」を詳しく知るために使います。

簡単に覚えるコツは、「辞」は「言葉」、「事」は「物事」と結びつけることです。

この違いを知っておくと、調べ物をするときに迷わず、効率よく必要な情報を見つけることができます。お子さんの宿題を手伝うときや、自分自身が何かを調べるときに、ぜひこの知識を活用してみてくださいね。

私自身、この違いを意識するようになってから、子どもたちに「これは辞典で調べようね」「これは事典の方がいいかも」とアドバイスできるようになり、調べ学習がスムーズになりました。小さな違いですが、知っておくと本当に便利ですよ。