バレーボールってひとことで言っても、実はいろんな種類があるのをご存知ですか?私もスポーツサークルに入った時、「バレーボールやろう!」と言われて体育館に行ったら、思っていたものと全然違うボールが出てきて戸惑ったことがあります。
今回は、よく混同されがちな「バレーボール」「ソフトバレー」「ビーチバレー」の違いについて、それぞれの特徴や楽しみ方を詳しく解説していきますね。どれを始めようか迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
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バレーボールとは?基本的な特徴
まず、一般的に「バレーボール」と呼ばれているのは、6人制のバレーボールのことです。オリンピックや全国大会でよく見る、あの白いボールを使った競技ですね。
6人制バレーボールの基本情報
- プレイヤー数:1チーム6人
- コートサイズ:18m × 9m
- ネットの高さ:男子2.43m、女子2.24m
- ボール:革製またはPVC製、重さ260-280g
- 試合形式:25点先取の5セットマッチ
バレーボールは1895年にアメリカで誕生し、日本には1908年に伝わりました。現在では世界中で愛されているスポーツの一つです。
バレーボールの特徴
バレーボールの最大の特徴は、そのスピード感とダイナミックさです。アタックは時速100km以上のスピードが出ることもあり、選手の身体能力の高さが求められます。
また、ポジションごとに役割が明確に分かれており、セッター、アタッカー、リベロなど、それぞれに専門的な技術が必要です。戦術も複雑で、観戦する側にとっても非常に奥深いスポーツと言えるでしょう。
ソフトバレーとは?誰でも楽しめるバレーボール
ソフトバレー(ソフトバレーボール)は、その名の通り柔らかいボールを使ったバレーボールです。私の住んでいる地域でも、公民館で開催されているソフトバレー教室がとても人気で、幅広い年齢層の方が参加されています。
ソフトバレーの基本情報
- プレイヤー数:1チーム4人
- コートサイズ:バドミントンコートと同じ(13.4m × 6.1m)
- ネットの高さ:2m
- ボール:ゴム製、重さ200-220g、円周78cm
- 試合形式:15点先取の3セットマッチ
ソフトバレーの特徴
ソフトバレーの最大の魅力は、その安全性と親しみやすさです。ボールが柔らかいため、当たっても痛くありません。私も最初にソフトバレーをやった時、「これなら怖くない!」と思ったのを覚えています。
また、ホールディング(ボールを持つような動作)の基準が緩いため、初心者でもボールを繋ぎやすくなっています。レシーブの際に、一つの動作中にボールが2カ所以上に連続して当たっても反則にならないのも、初心者に優しいルールですね。
ソフトバレーの歴史と目的
ソフトバレーは、子どもたちが早くからバレーボールに親しめるようにと、日本バレーボール協会指導普及委員会によって1980年代に考案されました。生涯を通じてバレーボールを楽しめることを願って作られた競技なので、年齢や性別、体力レベルを問わず楽しめるのが特徴です。
ビーチバレーとは?砂浜の熱いバトル
ビーチバレーは、その名の通り砂浜で行うバレーボールです。オリンピックでも正式種目として採用されており、近年日本でも注目度が高まっています。
ビーチバレーの基本情報
- プレイヤー数:1チーム2人
- コートサイズ:16m × 8m(室内より少し狭い)
- ネットの高さ:男子2.43m、女子2.24m(室内と同じ)
- ボール:内気圧を低く設定、66-68cm
- 試合形式:21点先取の3セットマッチ
ビーチバレーの特徴
ビーチバレーの最大の特徴は、2人だけでコート全体をカバーしなければならないことです。そのため、一人一人の守備範囲が非常に広く、高い技術力と体力が要求されます。
砂浜でのプレーは、室内コートとは全く違う感覚です。砂に足を取られながらのプレーは想像以上にハードで、私も一度体験したことがありますが、普段使わない筋肉をたくさん使って、翌日は全身筋肉痛でした。
また、屋外での競技のため、風の影響を受けるのも大きな特徴です。風向きを読んでプレーする戦略性も、ビーチバレーの魅力の一つと言えるでしょう。
石川真佑選手の表情に注目😜❤️
— オリンピック (@gorin) August 27, 2025
バレーボール女子世界選手権2025で日本代表は全勝でプール首位通過🙌@JVA_Volleyball @m_ish_0514pic.twitter.com/Pmwk20BX4G
3つのバレーボールの主な違い比較
ここで、3つのバレーボールの主な違いをまとめてみましょう。
プレイヤー数と役割分担
- バレーボール:6人制で、各ポジションに明確な役割がある
- ソフトバレー:4人制で、サーブ後はフリーポジション
- ビーチバレー:2人制で、2人で全てのポジションをカバー
使用するボールの違い
- バレーボール:革製またはPVC製、重さ260-280g、しっかりとした硬さ
- ソフトバレー:ゴム製、重さ200-220g、柔らかくて当たっても痛くない
- ビーチバレー:内気圧を低く設定、スピードが出にくく、ラリーが続きやすい
コートとネットの違い
- バレーボール:18m × 9m、ネットの高さは男子2.43m/女子2.24m
- ソフトバレー:バドミントンコートサイズ、ネットの高さ2m
- ビーチバレー:16m × 8m、砂浜、ネットの高さは室内と同じ
試合形式とルールの違い
- バレーボール:25点先取5セットマッチ、厳格なルール
- ソフトバレー:15点先取3セットマッチ、初心者に優しいルール
- ビーチバレー:21点先取3セットマッチ、屋外特有のルール
それぞれのバレーボールの楽しみ方
バレーボールの楽しみ方
バレーボールは、高いレベルでの技術と戦術を楽しみたい方におすすめです。チームワークが何より大切で、6人がひとつになってプレーする醍醐味があります。
学校の部活動から社会人チーム、そしてママさんバレーまで、幅広い年齢層で楽しまれています。観戦スポーツとしても非常に面白く、プロリーグやオリンピックなど、見どころがたくさんあります。
ソフトバレーの楽しみ方
ソフトバレーは、運動不足解消や健康維持が目的の方に最適です。私の近所の公民館でも、30代から70代まで幅広い年齢の方が一緒に楽しんでいる光景をよく見かけます。
家族で一緒にプレーできるのも魅力の一つで、「ファミリーの部」という男女混合の大会も開催されています。気軽に始められて、長く続けられるスポーツとして人気が高まっています。
ビーチバレーの楽しみ方
ビーチバレーは、夏のレジャーとしても人気が高いスポーツです。海辺のリゾート地では、観光客向けの体験プログラムも多く開催されています。
2人でプレーするため、パートナーとの息が合った時の達成感は格別です。また、自然の中でのプレーは、室内では味わえない開放感があります。
初心者におすすめはどれ?
バレーボール初心者の方によく聞かれるのが、「どれから始めたらいいの?」という質問です。これは、その人の目的や環境によって異なります。
運動不足解消や健康維持が目的なら
ソフトバレーがおすすめです。ボールが柔らかくて安全で、ルールも比較的簡単。年齢や体力に関係なく楽しめるので、長く続けやすいのが魅力です。
本格的にスポーツとして取り組みたいなら
バレーボールから始めることをおすすめします。技術的な奥深さがあり、向上心を持って取り組める要素がたくさんあります。
夏のレジャーやイベントとして楽しみたいなら
ビーチバレーが最適です。ただし、常設のビーチバレーコートがある場所は限られているので、住んでいる地域の環境を確認してみてくださいね。
必要な道具と始め方
バレーボールを始める場合
- ボール:公式球は5,000円程度
- シューズ:バレーボール専用シューズ(8,000-15,000円程度)
- ウェア:動きやすいスポーツウェア
- サポーター:膝用やアーム用(必要に応じて)
多くの体育館では用具のレンタルもあるので、まずは体験から始めることをおすすめします。
ソフトバレーを始める場合
- ボール:ソフトバレー用ボール(2,000-3,000円程度)
- シューズ:体育館用シューズ
- ウェア:動きやすい服装で十分
ソフトバレーは公民館やコミュニティセンターでも気軽に始められます。道具も比較的安価で、始めやすいのが特徴です。
ビーチバレーを始める場合
- ボール:ビーチバレー用ボール(4,000-6,000円程度)
- サングラス:砂の照り返し対策
- 日焼け止め:必須アイテム
- 着替え:砂まみれになることを想定
ビーチバレーは季節や場所が限られるため、まずは体験イベントに参加してみることをおすすめします。
【加治ソフトバレー大会】
— なかもと 太 【飯能市議会議員 中元 太】 (@f_nakamoto) February 3, 2025
とても寒い日でしたが、市民体育館は熱かった! pic.twitter.com/ixTY5okjaF
よくある質問
Q1. バレーボールとソフトバレーで技術の違いはありますか?
A1. 基本的な技術(パス、レシーブ、アタック)は共通していますが、ボールの特性が違うため、感覚は大きく異なります。ソフトバレーはボールが軽くて柔らかいため、より丁寧なコントロールが求められます。一方、バレーボールは硬いボールを使うため、しっかりとした手首の使い方や体の使い方が重要になります。
Q2. ビーチバレーは普通のバレーボール経験者でも難しいですか?
A2. はい、室内バレーボールの経験があっても、ビーチバレーは全く別のスポーツと考えた方がよいでしょう。砂浜での動きは室内とは全く違いますし、2人だけでコート全体をカバーする必要があるため、体力的にもかなりハードです。ただし、基本的な技術は活かせるので、完全な初心者よりは有利です。
Q3. 年齢制限はありますか?どの年代の人が多いですか?
A3. 基本的にどの競技も年齢制限はありません。バレーボールは学生から社会人まで幅広く、ソフトバレーは30代以上の方が中心です。特にソフトバレーは60代、70代の方も多く参加されており、生涯スポーツとして親しまれています。ビーチバレーは比較的若い世代が中心ですが、最近は幅広い年代の方が楽しまれています。
Q4. どれが一番運動量が多いですか?
A4. 運動量で比較すると、ビーチバレー > バレーボール > ソフトバレーの順になります。ビーチバレーは砂浜での2人プレーのため、運動強度が最も高いです。バレーボールは瞬発力を多く使い、ソフトバレーは比較的穏やかな運動量で、健康維持に最適です。
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「バレーボール」「ソフトバレー」「ビーチバレー」は、同じバレーボールという名前でも、それぞれ全く違った魅力を持つスポーツです。
バレーボールは技術的な奥深さとチームワークが魅力の本格的なスポーツ、ソフトバレーは誰でも安全に楽しめる生涯スポーツ、ビーチバレーは自然の中で楽しむダイナミックなスポーツという特徴があります。
どのスポーツを選ぶかは、あなたの目的や環境、体力レベルによって決めるのがベストです。迷ったら、まずは体験教室や見学から始めてみてくださいね。きっと、あなたにぴったりのバレーボールが見つかるはずです!