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「キックボクシング」と「総合格闘技」の違い!技やルール比較

健康・スポーツ

「格闘技を始めてみたいけど、キックボクシングと総合格闘技って何が違うの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。テレビで見ていても、どちらもパンチやキックを使う格闘技に見えますよね。

実は、この2つの格闘技には大きな違いがあります。使える技の種類、ルール、戦い方、そして習得の難しさまで、さまざまな点で異なるんです。

この記事では、キックボクシングと総合格闘技の違いを、初心者の方にもわかりやすく解説します。「どちらを始めようか迷っている」「子供に習わせたい」という方の参考になれば嬉しいです。

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キックボクシングとは?基本的な特徴

キックボクシングは、「立ち技最強格闘技」と呼ばれるタイ王国の国技「ムエタイ」を参考に1960年代に作られたプロスポーツです。

キックボクシングで使える技

キックボクシングはキックもOKで、主に以下の技が認められています:

  • パンチ(ジャブ、ストレート、フック、アッパー)
  • キック(ローキック、ミドルキック、ハイキック)
  • 膝蹴り(団体によって異なる)
  • 肘打ち(団体によって異なる)

キックボクシングの特徴は、すべて立った状態で行われることです。相手が倒れたり、グラウンドに持ち込まれたりした時点で、レフェリーが試合を止めます。

キックボクシングのルールと試合形式

キックボクシングの試合は、通常3分間のラウンドを3~5回行います。ボクシングと同様に、リング上で戦い、ノックアウトや判定で勝敗が決まります。

立ち技のみに特化しているため、パンチとキックの技術を高いレベルで磨くことができるのが特徴です。

総合格闘技とは?基本的な特徴

総合格闘技(MMA:Mixed Martial Arts)は、打撃技に加え、柔術、サンボ、グラップリングの技術が問われる格闘技です。

総合格闘技で使える技

立ちながら、寝ながらのパンチ、キック、膝、肘、関節技が使えるのが総合格闘技の大きな特徴です:

  • 打撃技:パンチ、キック、膝蹴り、肘打ち
  • 組み技:タックル、投げ技、テイクダウン
  • 寝技:関節技、絞め技、グラウンドパウンド

総合格闘技は、あらゆる格闘技術をミックスした格闘技で、立った状態でも寝た状態でも戦いが続行されます。

総合格闘技のルールと試合形式

総合格闘技の試合は、主に金網(オクタゴン)の中で行われます。打撃技を一切使用せずに勝利を収める選手もいますので、多彩な戦い方が可能です。

ノックアウト、一本勝ち(関節技・絞め技)、判定で勝敗が決まります。

キックボクシングと総合格闘技の主な違い

使用できる技の範囲

最も大きな違いは、使える技の範囲です。

キックボクシング

  • 立ち技のパンチとキックのみ
  • 相手が倒れたら試合停止

総合格闘技

  • 立ち技、組み技、寝技すべて可能
  • グラウンドでも試合継続

戦略と戦術の違い

キックボクシングでは、距離感の管理と打撃のタイミングが重要です。パンチとキックの組み合わせ、相手との間合いの取り方が勝敗を左右します。

一方、総合格闘技では、関節技の有無が大きな違いとなり、打撃戦、組み合い、グラウンド戦のすべてに対応する必要があります。

習得の難易度

キックボクシングは、立ち技に集中できるため、比較的技術の習得がしやすいとされています。パンチとキックの基本さえ覚えれば、すぐに楽しめるのが魅力です。

総合格闘技は、覚える技術の幅が広いため、習得により時間がかかります。打撃、組み技、寝技すべてをバランスよく学ぶ必要があります。

初心者にはどちらがおすすめ?

キックボクシングがおすすめな人

  • 格闘技が初めての人
  • ダイエットや運動不足解消が目的
  • ストレス発散をしたい人
  • 比較的短期間で上達を実感したい人

私も最初にキックボクシングジムに通った時は、全くの初心者でした。体験レッスンでは初心者がキックボクシングを安全に楽しむための指導をすることがほとんどで、トレーナーの方が丁寧に教えてくれました。

「打ったり蹴ったりするのはストレス解消につながるんです。『スポーツジムに通うよりも楽しい』とおっしゃる方もいるくらいです」という指導者の言葉通り、想像以上に楽しく、続けることができました。

総合格闘技がおすすめな人

  • 本格的な格闘技を学びたい人
  • さまざまな技術を身につけたい人
  • 時間をかけて技術を習得することを楽しめる人
  • 体力に自信がある人

安全性の比較

キックボクシングの安全性

キックボクシングは立ち技のみなので、比較的怪我のリスクは低めです。ただし、膝や足首への負担は注意が必要です。

初心者の場合、最初はミット打ちやサンドバッグ練習が中心となるため、スパーリング(実際に相手と戦う練習)をしなければ、怪我のリスクはさらに低くなります。

総合格闘技の安全性

総合格闘技は、投げ技や関節技もあるため、キックボクシングよりも怪我のリスクは高めです。特に初心者の場合、正しい受け身や技の仕組みを理解するまで時間がかかります。

ただし、きちんとしたジムでは安全に配慮した指導が行われているので、過度に心配する必要はありません。

体力面での違い

運動量と消費カロリー

キックボクシングは、体幹をしっかり使うことで良いフォームが生まれますし、いいパンチやキックを出そうとすることで、自然と正しく身体を使うので運動効果が高いのが特徴です。

有酸素運動としての側面が強く、ダイエット効果も期待できます。

総合格闘技は、無酸素運動の要素も多く含まれており、筋力向上と持久力向上の両方が期待できます。ただし、その分体への負担も大きくなります。

練習環境と通いやすさ

キックボクシングジムの特徴

ミットネスをはじめる方の8割は初心者からのスタートという例もあるように、初心者歓迎の雰囲気があるジムが多いです。

女性専用のジムもあり、運動目的で通う人も多いため、気軽に始められる環境が整っています。

総合格闘技ジムの特徴

総合格闘技ジムは、より本格的な格闘技を志向する人が集まる傾向があります。初心者向けのクラスもありますが、キックボクシングジムと比べると、やや敷居が高く感じられるかもしれません。

費用の比較

月会費の相場

キックボクシングジム

  • 月会費:8,000円~12,000円程度
  • 入会金:10,000円~20,000円程度

総合格闘技ジム

  • 月会費:10,000円~15,000円程度
  • 入会金:15,000円~25,000円程度

総合格闘技ジムの方がやや高額になる傾向がありますが、地域やジムの設備によって大きく異なります。

実際の体験談

私がキックボクシングを始めたきっかけは、運動不足とストレス解消でした。最初は「みんなめちゃくちゃうまいやん 私 こんなところに行ってええの」って思ってしまう気持ちもありましたが、ミット打ちなどはトレーナーがうまく持てば、誰でも初日からまあまあ音はなりますので、すぐに慣れることができました。

時間を忘れるほど動きに集中できましたという感覚は、まさにその通りで、仕事の嫌なことも忘れて集中できるのが魅力でした。

3ヶ月ほど続けた後、総合格闘技にも挑戦してみました。キックボクシングの基礎があったおかげで立ち技は問題ありませんでしたが、グラウンドでの技術は全く別物で、一から学び直しという感じでした。

どちらも楽しいですが、初心者の方には断然キックボクシングをおすすめします。

プロの世界での違い

選手の特徴

キックボクシング選手

  • 立ち技の技術に特化
  • バランス感覚と間合いの感覚に優れる
  • 打撃のスピードとパワーに長ける

総合格闘技選手

  • 多彩な技術を持つ
  • 様々な局面に対応できる適応力
  • 体力とスタミナが要求される

転向の難易度

キックボクシングから総合格闘技への転向・参戦を表明することも多くなりましたが、その逆は比較的少ないです。これは、総合格闘技の方が技術の幅が広いためです。

キックボクシングの技術は総合格闘技でも活かせますが、総合格闘技から キックボクシングに転向する場合、立ち技に特化した技術の習得が必要になります。

よくある質問

Q1:どちらがダイエット効果は高いですか?

キックボクシングの方がダイエット効果は高いとされています。有酸素運動の要素が強く、継続して動き続けるため、カロリー消費が効率的です。また、初心者でも比較的長時間運動を続けやすいのもポイントです。

Q2:女性にはどちらがおすすめですか?

女性にはキックボクシングをおすすめします。女性専用のジムも多く、フィットネス感覚で始められます。また、護身術としての側面もあり、実用的です。総合格闘技は体への負担が大きく、女性には始めるハードルが高いかもしれません。

Q3:どちらが怪我をしやすいですか?

総合格闘技の方が怪我のリスクは高いです。投げ技や関節技があるため、骨折や捻挫のリスクがあります。キックボクシングは立ち技のみなので、比較的安全ですが、膝や足首への負担には注意が必要です。

Q4:どちらが短期間で上達できますか?

キックボクシングの方が短期間での上達を実感しやすいです。覚える技術が限定されているため、基本的なパンチとキックを身につけるだけでも楽しめます。総合格闘技は技術の幅が広いため、習得に時間がかかります。

Q5:子供にはどちらがおすすめですか?

子供にはキックボクシングをおすすめします。基本的な技術が身につきやすく、礼儀や集中力も身につけられます。総合格闘技は技術が複雑で、子供には難しすぎる場合があります。

Q6:護身術としてはどちらが効果的ですか?

実際の護身を考えた場合、総合格闘技の方が実戦的です。しかし、ボクサーが最も危険となるのが、接近からの避けの技術などもあり、立ち技の技術も十分護身に役立ちます。初心者の場合、まずはキックボクシングで基礎を身につけることをおすすめします。

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まとめ

キックボクシングと総合格闘技の主な違いをまとめると以下のようになります:

キックボクシングは立ち技専門で、パンチとキックを使って戦う格闘技です。初心者にも始めやすく、ダイエットやストレス発散に効果的。比較的短期間で上達を実感できるのが魅力です。

総合格闘技は打撃・組み技・寝技すべてを含む総合的な格闘技です。技術の幅が広く、本格的な格闘技を学びたい人におすすめ。ただし習得には時間がかかり、体への負担も大きめです。

どちらも素晴らしい格闘技ですが、初心者の方や運動不足解消が目的なら、まずはキックボクシングから始めることをおすすめします。慣れてきて「もっと本格的に」と思ったら、総合格闘技に挑戦してみるのも良いでしょう。

大切なのは、自分の目的や体力レベルに合った格闘技を選ぶことです。どちらを選んでも、継続することで必ず上達し、健康的な体と強いメンタルを手に入れることができますよ。