スーパーやコンビニで見かける乳酸菌飲料、「ヤクルト」と「ピルクル」。見た目も味も似ているこの2つですが、実は結構違いがあるんです。
私も最初は「どっちも同じでしょ？」と思っていたのですが、2人の子育て中に腸活を意識するようになってから、この2つの違いをしっかり調べてみました。毎日続けるものだからこそ、違いを知って自分に合ったものを選びたいですよね。
この記事では、ヤクルトとピルクルの違いを、乳酸菌の種類や価格、味わいまで詳しく解説していきます。どちらを選べばいいか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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「ヤクルト」とは
ヤクルトは、株式会社ヤクルト本社が製造・販売している乳酸菌飲料です。1935年に販売が開始された歴史ある商品で、90年近くも愛され続けています。
ヤクルトの最大の特徴は「乳酸菌シロタ株」という独自の乳酸菌。これは創始者の代田稔博士が研究を重ねて発見した特別な乳酸菌で、生きたまま腸に届くことが科学的に証明されています。
代表的な商品である「Newヤクルト」は1本65mlで、200億個もの乳酸菌シロタ株が含まれています。特定保健用食品（トクホ）として認められており、腸内環境を改善する効果が期待できます。
また、最近では「ヤクルト1000」という商品が大人気で、睡眠の質を高めたりストレスを和らげる効果があると話題になっています。こちらは1本100mlで1000億個もの乳酸菌が入っているんです。
「ピルクル」とは
ピルクルは、日清ヨーク株式会社が製造・販売している乳酸菌飲料です。「思い切りゴクゴク飲める乳酸菌飲料」をコンセプトに開発されました。
ピルクルに含まれているのは「乳酸菌NY1301株」という独自の乳酸菌。こちらもヤクルトと同じように、生きたまま腸に届いて腸内環境を整える働きがあります。
通常のピルクルは1本65mlで、乳酸菌NY1301株が150億個以上含まれています。こちらも特定保健用食品（トクホ）として認められているので、効果はしっかり保証されています。
また「ピルクル400」という商品には400億個の乳酸菌が含まれていて、さらに「ピルクルミラクルケア」という睡眠の質を改善する機能性表示食品も登場しています。
最大の魅力は、スーパーやコンビニで手軽に買えて、価格もリーズナブルなこと。500mlや1リットルの紙パックタイプもあるので、家族みんなで飲みやすいのも嬉しいポイントです。
ヤクルトとピルクルの主な違い
1. 乳酸菌の種類と数が違う
まず一番大きな違いは、含まれている乳酸菌の種類です。
ヤクルトには「乳酸菌シロタ株（L.カゼイ YIT 9029）」が含まれていて、Newヤクルトには1本あたり200億個入っています。一方、ピルクルには「乳酸菌NY1301株」が含まれていて、通常のピルクルには1本あたり150億個以上入っています。
実はこの2つの乳酸菌、どちらも「ラクトバチラス・カゼイ」という同じ種類の乳酸菌なんです。でも「株」が違うんですね。人間でたとえると、同じ日本人でも一人ひとり個性が違うように、乳酸菌も株が違うと働きや特徴が変わってくるんです。
どちらも「生きたまま腸に届く」「腸内環境を改善する」という基本的な効果は同じですが、研究の歴史や実績ではヤクルトのシロタ株の方が圧倒的に長く、医学的な研究も豊富に行われています。
2. 価格が大きく違う
家計を預かる主婦としては、やっぱり価格も気になりますよね。ここが大きなポイントです。
Newヤクルトは1本（65ml）で約40円〜44円なのに対し、ピルクルは1本（65ml）で約20円〜35円程度。つまり、ピルクルはヤクルトのだいたい半分くらいの価格なんです。
私も最初にこの価格差を知ったときは驚きました。毎日家族4人で飲むとしたら、1年間でなんと約3万円も差が出てくる計算になるんです。これって結構大きいですよね。
10本入りで比べると、ヤクルトが約400円なのに対してピルクルは約200円。しかもピルクルは2本増量パックで売られていることも多いので、さらにお得感があります。
「でも安いってことは効果も半分なの？」と心配になるかもしれませんが、どちらも特定保健用食品として国に認められているので、腸内環境を整える効果はしっかり期待できます。
3. 味わいと飲みやすさの違い
実際に飲み比べてみると、味わいにも微妙な違いがあります。
ヤクルトはねっとりとした濃厚な味わいで、甘みも酸味もしっかり感じられます。小さい頃から飲んでいる人には、あの「ヤクルトらしい味」が懐かしく感じられますよね。炭水化物量が多いので、甘味が強く調整されているんです。
一方、ピルクルはさらっとしていて、後味がすっきりしています。甘さはありますが、ヤクルトと比べると少し控えめ。「ゴクゴク飲める」というコンセプト通り、確かに飲みやすい印象です。
私の家では、子どもたちはヤクルトの濃厚な味が好きで、私はピルクルのさっぱりした味が好みです。好みは人それぞれなので、両方試してみるのもいいかもしれません。
4. カロリーと栄養成分の違い
健康を気にする方にとって、カロリーも大切なポイントですよね。
Newヤクルト（65ml）は50kcalなのに対し、ピルクル（65ml）は42kcal。ピルクルの方がやや低カロリーです。毎日飲むものだから、この8kcalの差も積み重なると意外と大きいんです。
また、炭水化物量もヤクルトの方が多く、糖分が多めに含まれています。ダイエット中の方や糖分を控えたい方には、ピルクルの方が向いているかもしれません。
ちなみに、ヤクルトには「ヤクルト400LT」という低カロリータイプもありますし、ピルクルにも「ピルクルライト」というカロリー控えめの商品があるので、気になる方はそちらも試してみてください。
5. 購入方法と入手しやすさ
買いやすさも、毎日続けるためには重要なポイントです。
ヤクルトは、スーパーやコンビニでも買えますが、「ヤクルトレディ」による宅配サービスも有名ですよね。特に「ヤクルト400」や「ヤクルト1000」は宅配専用商品なので、定期的に届けてもらえるのは便利です。ただし、人気商品は品切れになることもあります。
一方、ピルクルはスーパーやコンビニで気軽に買えることが多く、500mlや1リットルの紙パックタイプも充実しています。私はいつも近所のスーパーで買っているのですが、ほぼ確実に棚に並んでいるので、買い忘れても安心です。
「思い立ったときにすぐ買える」というのは、忙しい毎日を送る主婦にとってはとても助かるポイントだと思います。
ヤクルトとピルクルはどっちがおすすめ？
では、結局どちらを選べばいいのでしょうか。目的別にまとめてみました。
こんな人にはヤクルトがおすすめ
- 乳酸菌の数を重視したい人
- 長年の研究実績がある商品を選びたい人
- ストレス緩和や睡眠の質改善など、プラスアルファの効果を期待したい人（ヤクルト1000）
- 濃厚でしっかりした味が好きな人
- 宅配サービスを利用したい人
特にヤクルト1000は、睡眠やストレスに悩んでいる方には試してみる価値があると思います。実際、私の友人も「夜ぐっすり眠れるようになった」と喜んでいました。
こんな人にはピルクルがおすすめ
- コストパフォーマンスを重視したい人
- 毎日家族全員で飲みたい人
- カロリーを少しでも抑えたい人
- さっぱりした味が好きな人
- スーパーで手軽に買いたい人
- 大容量パックでまとめて買いたい人
我が家では、普段はコスパの良いピルクルを飲んでいて、体調が優れないときや特別な日にはヤクルトを選ぶようにしています。このように使い分けるのも一つの方法だと思います。
ピルクル飲んだら熱下がりました。最強 pic.twitter.com/pnO758JiNd
— そらね (@srane_0) November 4, 2025
実際に両方飲んでみた私の体験談
正直に言うと、私は最初「安いピルクルで十分かな」と思っていました。でも、どちらも試してみて気づいたのは、効果も味も思っていたより違いがあるということです。
ピルクルは毎朝起きてすぐに飲んでいて、確かにお通じが良くなりました。さっぱりしているので朝でも飲みやすく、家族みんなが続けられています。何より価格が手頃なので、「今日は飲まなくていいか」と思わずに済むのが嬉しいです。
一方、ヤクルト1000は、仕事のストレスが多かった時期に試してみたのですが、寝つきが良くなった気がしました。価格は高いですが、睡眠の質が上がるなら投資する価値はあるかなと感じています。
結局のところ、どちらも良い商品なので、自分の目的と予算に合わせて選ぶのが一番だと思います。
よくある質問
Q1：ヤクルトとピルクルは一緒に飲んでもいいの？
どちらも乳酸菌飲料ですが、一緒に飲んでも問題はありません。ただし、どちらも1日1本が推奨されているので、両方飲むと糖分やカロリーの摂りすぎになる可能性があります。基本的には、どちらか一方を選んで毎日続けることをおすすめします。
Q2：子どもにはどっちがいいの？
どちらも子どもが飲んでも大丈夫です。甘い味が好きな子にはヤクルト、さっぱりした方が好きな子にはピルクルがおすすめ。ただし、糖分が含まれているので、飲みすぎには注意してください。我が家では1日1本までと決めています。
Q3：効果が出るまでどれくらいかかる？
個人差はありますが、一般的には2週間から1ヶ月程度続けることで効果を実感する人が多いようです。私の場合は、ピルクルを飲み始めて1週間くらいでお通じが良くなったと感じました。大切なのは毎日続けることです。
Q4：ピルクルはヤクルトのパクリなの？
「パクリ」ではありません。どちらも独自の乳酸菌を使用した別の商品です。ヤクルトの方が歴史は長いですが、ピルクルも日清ヨークが独自に開発した正式な商品で、特定保健用食品として国に認められています。
「ヤクルト 」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック！まとめ
ヤクルトとピルクルの違いをまとめると、次のようになります。
乳酸菌の種類：ヤクルトは「シロタ株」、ピルクルは「NY1301株」という違いがありますが、どちらも生きたまま腸に届いて腸内環境を改善する効果があります。
価格：ピルクルはヤクルトの約半額で、コストパフォーマンスに優れています。毎日続けるならピルクルが経済的です。
味わい：ヤクルトは濃厚で甘みが強く、ピルクルはさっぱりとして飲みやすい味わいです。
効果：基本的な整腸作用はどちらも期待できますが、ヤクルト1000のように睡眠の質改善など特別な効果を求めるなら、高機能なヤクルト製品がおすすめです。
結局、どちらを選ぶかは、予算と目的、そして好みで決めればいいと思います。大切なのは、無理なく毎日続けられる方を選ぶこと。腸内環境を整えるには継続が何より重要だからです。
私の場合は、普段使いにはコスパの良いピルクル、特別な時期にはヤクルト1000というように使い分けています。皆さんもぜひ、自分に合った乳酸菌飲料を見つけて、毎日の健康習慣に取り入れてみてくださいね。
