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「モンチッチ」と「大助」の違い!特徴と見分け方のコツを解説

エンタメ

「あれ、これって本当にモンチッチかな?」実家の押し入れから出てきたお猿のぬいぐるみを見て、そんなふうに思ったことはありませんか?実は、昭和の時代にはモンチッチによく似た「大助(だいすけ)くん」というぬいぐるみがあったんです。見た目がとってもそっくりで、知らない人にはほとんど区別がつかないほど!

私も子どもの頃、家にあったお猿のぬいぐるみを長年モンチッチだと思っていたのですが、よく調べてみると「大助くん」だったという経験があります。今では両方とも大切なコレクションの一部になっていますが、当時は驚きました。

この記事では、そんなモンチッチと大助くんの違いや見分け方について、詳しく分かりやすくお伝えしていきます。昭和レトロブームで注目されているこれらのぬいぐるみについて、一緒に学んでいきましょう!

モンチッチとは?基本情報をおさらい

「モンチッチ」は1974年にセキグチより発売された、おしゃぶりポーズとそばかすが可愛らしいぬいぐるみです。体はぬいぐるみ、顔と手足はソフトビニール製という当時としては斬新な組み合わせで作られていました。

発売と同時に大ブームを巻き起こし、その翌年には海外への輸出も開始されました。時代にあわせて変化をしながら、1974年の発売から現在までに30か国以上・累計7,000万体以上を販売しています。まさに日本を代表するキャラクターの一つですね。

モンチッチの特徴といえば、なんといってもあのおしゃぶりを口にくわえたポーズ。そして頬にあるそばかすも、愛らしさを演出する大切なポイントです。製造元のセキグチは現在も続く老舗のぬいぐるみメーカーで、品質の高さでも知られています。

大助とは?モンチッチのそっくりさん

大助くんは1970年代後半からあの大人気キャラクター『モンチッチ』をオマージュして作られたおさるさん人形です。正式名称は「まごころの人形 大助くん」といい、作ったのは、TOHO物産という会社でした。

当時、モンチッチの人気があまりにも高かったため、類似商品がいくつも作られました。その中でも特によく知られているのが、この大助くんなんです。知らない人からすると見分けがつかないかもしれないほど、モンチッチによく似ています。

私が子どもの頃、友達の家にも大助くんがいて、みんな「モンチッチ」だと思って遊んでいました。当時の子どもたちにとっては、どちらも同じように愛らしいお猿のぬいぐるみだったんですね。

モンチッチと大助の外見の違い

毛の質感と毛深さ

まず一番分かりやすい違いは、毛の質感です。本物のモンチッチより毛深くているのが大助くんの特徴。触ってみると、大助くんの方がふわふわしていて毛量が多いことが分かります。

モンチッチの毛はややさっぱりとした手触りなのに対して、大助くんはもこもこした感じ。この違いは実際に触ってみるとよく分かります。

眉毛の有無

これも重要なポイントです。眉毛もあるのが大助くんの特徴なんです。モンチッチには基本的に眉毛がないか、あってもとても薄いのですが、大助くんにははっきりとした眉毛があります。

顔をよく見て、眉毛があるかどうかをチェックしてみてください。これだけでもかなり見分けがつきやすくなります。

足裏のマーク

足裏にはハートのマークがあるのも大助くんの特徴です。モンチッチの足裏は無地ですが、大助くんにはかわいいハートマークが付いています。

ひっくり返して足の裏を見てみると、すぐに分かりますよ。このハートマークがあれば、間違いなく大助くんです。

仕様の違いで見分けるポイント

おしゃぶりの違い

モンチッチといえばおしゃぶりが特徴的ですが、右手にはおしゃぶりも持っていないのが大助くんです。代わりに親指をダイレクトに口にくわえる仕様になっています。つまり、手におしゃぶりを持っているかどうかも重要な見分けポイント。大助くんは親指をそのまま口に入れているんです。

ただし、おしゃぶりを持ってないモンチッチもいるので注意が必要です。

スリープアイ機能

横に寝かせると目を閉じる、スリープアイ(活眼)機能があるのも大助くんの特徴です。人形を横に倒すと、まるで眠っているように目を閉じてくれます。

この機能はとても愛らしくて、当時の子どもたちも喜んで遊んでいました。モンチッチにもスリープアイ機能があるものもありますが、大助くんは特にこの機能で知られています。

タグで確実に判別する方法

タグの有無が一番分かり易いと専門家も言っています。モンチッチには「セキグチ」のタグが、大助くんには「TOHO物産」のタグが付いています。

ただし、カットされている物もあるので、タグがない場合は他の特徴で判断する必要があります。古いぬいぐるみの場合、タグが切り取られていることも多いんですよね。

私の経験でも、古いぬいぐるみのタグはよく切り取られていることがありました。その場合は、これまでお伝えした外見の特徴で判断するのが確実です。

サイズ展開の違い

モンチッチは様々なサイズ展開で販売されていましたが、大助は、モンチッチ程資料が少ない為、どれくらいサイズ展開されていたのかも、正確には分からない状況です。

一般的には19cm程度の標準サイズと32cm程度の大型サイズが確認されています。抱き人形より少し小ぶりな印象というのも特徴の一つです。

製造メーカーと歴史の違い

セキグチのモンチッチ

モンチッチを作っているのは株式会社セキグチ。1918年創業の老舗ぬいぐるみメーカーで、現在も事業を続けています。品質管理がしっかりしていて、長年愛され続けているのも納得ですね。

TOHO物産の大助くん

一方、大助くんを製造していたTOHO物産は、現在は存在しない会社です。当時のモンチッチブームに乗って類似商品を作ったメーカーの一つでした。

このような背景を知ると、それぞれのぬいぐるみにも愛着が湧いてきます。どちらも昭和の貴重な文化的産物なんですよね。

コレクターの視点から見た価値

昭和レトロブームの影響で、両方とも注目されているアイテムです。特に状態の良いものや、タグが残っているものは高値で取引されることもあります。

私もいくつかコレクションしていますが、大助くんの方が流通量が少なかった分、見つけたときの喜びは大きいですね。どちらも愛らしくて、見ているだけで癒されます。

最近ではフリマアプリなどでも見かけることが多くなりました。購入する際は、今回お伝えした見分け方を参考にしてくださいね。

実際の体験談:我が家の大助くん発見記

実は私、長年家にあったお猿のぬいぐるみを「モンチッチ」だと思い込んでいました。子どもの頃から慣れ親しんだそのぬいぐるみは、茶色いふわふわの毛に覆われていて、とても愛らしい表情をしていました。

ところが、ある日テレビで「マツコの知らない世界」を見ていたとき、大助くんの存在を知ったんです。「あれ?うちのこれは…」と思って改めてよく見てみると、確かに眉毛があって、毛深くて、足裏にハートマークが!

そのとき初めて、長年大切にしていたのは大助くんだったと分かりました。でも、がっかりするどころか、なんだか特別な存在に思えてきて、より愛おしくなりましたね。

よくある質問

Q1. モンチッチと大助、どちらが価値が高いですか?

一般的には本家のモンチッチの方が知名度も高く、コレクター価値も高いとされています。ただし、大助くんも製造数が少ないため、状態の良いものは高値で取引されることがあります。価値は状態やタグの有無によって大きく左右されるので、一概にはいえません。どちらも昭和の貴重な文化遺産として価値のあるものです。

Q2. 大助くんはなぜ作られたのですか?

1970年代のモンチッチ大ブームを受けて、多くのメーカーが類似商品を製造しました。大助くんもその一つで、TOHO物産が「まごころの人形」シリーズとして販売していました。当時は知的財産権の意識が今ほど厳しくなかったため、このような類似商品が多数存在していたのです。

Q3. 大助くんを見つけたら、どうすれば本物か確認できますか?

まずはタグを確認してください。「TOHO物産」や「まごころの人形」の記載があれば本物です。タグがない場合は、眉毛の有無、毛の質感(毛深さ)、足裏のハートマーク、おしゃぶりを持っていない(親指を口に入れている)、スリープアイ機能などの特徴で判断できます。

Q4. 現在も大助くんは製造されていますか?

いいえ、製造元のTOHO物産が現在存在しないため、新品の大助くんは製造されていません。市場に出回っているのはすべて当時の製品です。そのため、状態の良いものは貴重な存在として扱われています。

Q5. 子どもが遊ぶのにはどちらがおすすめですか?

安全性や品質を考えると、現在も製造が続いているモンチッチの方がおすすめです。大助くんは昭和の製品なので、経年劣化している可能性もあります。ただし、コレクション目的であれば、どちらも愛らしくて素晴らしいアイテムです。

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まとめ

モンチッチと大助くんの違いについて詳しく見てきました。外見では毛の質感や眉毛の有無、足裏のハートマーク、仕様面ではおしゃぶりの有無やスリープアイ機能などが主な違いです。タグがあれば一目で判別できますが、ない場合でもこれらの特徴を覚えておけば見分けることができます。

どちらも昭和時代の貴重な文化遺産として価値のあるものです。本家のモンチッチも、そっくりさんの大助くんも、それぞれに愛らしい魅力があります。もし実家や古道具屋で見かけることがあったら、今回お伝えしたポイントを思い出して、じっくり観察してみてくださいね。きっと新しい発見があるはずです!