「飛ぶ」「跳ぶ」「翔ぶ」は、どれも「とぶ」と読みますが、意味が若干違います。
飛ぶと跳ぶと翔ぶの違い
「飛ぶ」と「跳ぶ」と「翔ぶ」は、ニュアンスが異なります。
「飛ぶ」は空中を移動する様、「跳ぶ」は地面から弾んで空中に上がる様、「翔ぶ」は空を滑るように静かに移動する様を表しています。
「飛ぶ」と「翔ぶ」は似ていますが、「飛ぶ」は鳥や飛行機などに使われることが多く、「翔ぶ」はドラゴンなど空想の生き物に使われることが多いです。
「飛ぶ」とは
「飛ぶ」は空中を移動することを指します。
一般的に、鳥や飛行機などが空中に舞い上がり、重力によって地面から離れる動きを指します。
「飛ぶ」の使い方（例）
・「鳥が優雅に空を飛んでいます。」
・「飛行機がすごいスピードで空を飛んでいる。」
・「子供たちがカイトを飛ばして遊んでいる。」
・「突然、何かが飛んできて私の頭に当たりました。」
「跳ぶ」とは
「跳ぶ」は地面から弾んで空中に上がる動きを指します。
スポーツや遊びでとんだりした場合や、兎やカンガルーのように地面から飛び上がるような動作や、跳ねるような動きを表現します。
「跳ぶ」の使い方（例）
例えば、子供が跳び箱で跳ぶ、フェンスを飛び越えるなどです。
・「バスケットの試合で彼は高く跳んでをシュートしました。」
・「子供たちがトランポリンで楽しそうに跳んでいました。」
・「兎が畑を駆け回りながら跳んでいます。」
・「心臓が高鳴り、嬉しさで跳び跳ねた。」
「翔ぶ」とは
「翔ぶ」は空を滑るように静かに移動するイメージです。
また、人の夢や希望が広がる様子を表す言葉としても使われます。
「飛ぶ」と違うのは、ペガサスや火の鳥など神話の動物が自由にとびまわることに使われることが多く、文学的なイメージや比喩表現として使われることが多いです。
「翔ぶ」の使い方（例）
「ペガサスが空を翔んでいる。」
「竜が天を翔ぶように自由に生きたい」
「夕焼け空に浮かぶ風船がゆっくりと空を翔ぶ姿が幻想的だった。」
「彼の音楽は情感豊かで、心の奥深くまで翔んでいくようだ。」
