
なんで呼び方が違うんだろ?

「ジンギスカン」も羊だと思うけど、どんな違いなんだろ?
以下で「ラム」と「マトン」と「ジンギスカン」の違いをまとめました。
ラムとマトンの違い
ラムとマトンの違いは1点で、羊の年齢です。
ラムは生後12ヶ月以下を指し、マトンは生後24ヶ月以上を指します。
(ラムとマトンの中間にあたる生後1年~2年未満は「ホゲット」、「イヤリング」と呼ばれる)
年齢が違うことで、肉の柔らかさや旨みの強さが異なります。
ラムは柔らかく淡泊な味で、マトンは適度な硬さで旨みとコクが強い分、独特な匂いがあります。
ラムとマトンとジンギスカンの違い
ラムとマトンは羊の年齢で分かれていますが、ジンギスカンは羊肉を使った料理を指します。
ジンギスカンの定義は諸説あり、ぶつ切りにした羊肉を串に刺した料理がそう呼ばれることもありますが、主にドーム状のジンギスカン鍋を使う料理がジンギスカンと呼ばれます。
ラムとは
ラムは、生後1年未満の子羊肉のことです。
羊の年齢がわからない場合は、永久門歯が生えていない羊の肉をラムと呼びます。
ラムはマトンより肉が柔らかい赤身肉で、臭みが少なく淡泊な味わいです。
クセが少ないので、味付けせずに焼いてからタレに浸けて食べる「生ジンギスカン」に使われることが多いです。
マトンとは
マトンは、生後2~7年ほどの羊肉のことです。
羊の年齢がわからない場合は、永久門歯が3本以上生えている羊の肉をマトンと呼びます。
肉質は固め、月齢を重ねたことで独特のにおいがありますが、旨味やコクがしっかりと感じられます。
ラムよりもクセが強いぶん、肉をタレに漬け込んだものを焼いて食べる「味付けジンギスカン」に使われることが多いです。
ジンギスカンとは
ジンギスカン(成吉思汗)は北海道の郷土料理で、主にマトンやラムなどの羊肉を使った料理を指します。
ジンギスカンの定義は諸説ありますが、主に2点です。
2.ジンギスカン鍋を使う料理
羊肉をぶつ切りにし串に刺した料理をジンギスカンと言う場合もありますが、主に使われるのはジンギスカン鍋を使う料理です。
中央部が凸型になったドーム状の鍋(ジンギスカン鍋)に、薄切りした羊肉と野菜を焼き、羊肉から出る肉汁を調味料代わりにする食べ物です。
あっさりしていて臭みも無いので、牛や豚よりも食べやすいと人気があります。

