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「YKK」と「YKKAP」の違いを徹底解説!関係性は?

ファッション、美容

新築やリフォームを検討するときに、必ず目にするのが「YKKAP」という名前。でも「あれ?YKKってファスナーの会社じゃなかったっけ?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

実は私も家の窓を交換するときに、この2つの名前に混乱した経験があります。ファスナーと窓サッシが同じ会社なの?それとも別の会社?今回は、似ているようで微妙に違う「YKK」と「YKKAP」について、わかりやすく解説していきます。

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YKKとは

YKKは、正式には「YKK株式会社」という名前の会社です。もともとは「吉田工業株式会社」という名前でスタートしました。

YKKといえば、誰もが思い浮かべるのがファスナー(ジッパー)ですよね。洋服やバッグ、靴など、私たちの身の回りには本当にたくさんのYKKファスナーがあります。実はこのYKKのファスナーは世界シェアが約45%もあり、世界トップクラスのファスナーメーカーなんです。

私も子どもの服を買うとき、ふとファスナーを見ると「YKK」って書いてあることが多くて、改めてすごい会社だなと感じています。

YKKはファスナーを製造・販売する事業を中心に、世界約70の国と地域で事業を展開しているグローバル企業です。

YKKAPとは

一方、YKKAPは「YKK AP株式会社」という正式名称の会社で、窓サッシや玄関ドア、エクステリア商品などの建材製品を作っている会社です。

「AP」というのは「Architectural Products(建築用工業製品)」の略で、建築に使われる製品を提供している会社という意味が込められています。

YKKAPの商品は、新築住宅やリフォームをしたことがある方なら一度は目にしたことがあるはず。窓サッシの国内シェアは第1位で、日本の家の窓のかなりの部分がYKKAPの製品なんですよ。

我が家も数年前にリフォームをしたときに、YKKAPの窓に交換しました。断熱性能が高くて、冬でも窓際が寒くなりにくくなったのが本当に助かっています。

YKKとYKKAPの関係性

ここが一番知りたいポイントですよね。結論から言うと、YKKが親会社で、YKKAPはYKKの子会社という関係になります。

YKKAPは1957年に、当時「吉田工業」だったYKKの子会社として「吉田商事株式会社」という名前でスタートしました。最初はファスナーの輸出や営業を担当していた会社だったんです。

その後、YKKがファスナーを作るためにアルミ合金の技術を磨いていたことがきっかけで、そのアルミ加工技術を活かして建材の分野に進出することになりました。こうして1959年にアルミサッシの製造を始め、徐々に建材メーカーとしての地位を確立していったのです。

1994年には建材製品の商標を「YKK」から「YKKAP」に変更し、2002年に現在の「YKK AP株式会社」という社名になりました。

つまり、もとは同じ会社から生まれた親子関係にある会社なんですね。だから名前も似ているというわけです。

主な違いを比較

YKKとYKKAPの違いを整理すると、次のようになります。

YKK(親会社)

  • 主な事業:ファスナー(スライドファスナー)の製造・販売
  • 世界シェア:約45%
  • 創業:1934年(吉田工業として)
  • 事業展開:世界約70の国と地域
  • 主な製品:衣類用ファスナー、産業用ファスナー、スナップボタンなど

YKKAP(子会社)

  • 主な事業:建材製品の製造・販売
  • 国内シェア:アルミサッシ第1位
  • 設立:1957年(吉田商事として)
  • 主な製品:窓サッシ、玄関ドア、カーテンウォール、エクステリア商品など
  • 特徴:高性能な断熱窓や防犯性の高い商品が人気

技術的なつながりとしては、YKKがファスナー製造で培ったアルミ加工技術が、YKKAPの建材製造にも活かされているという共通点があります。

なぜAPという名前にしたのか

1994年に商標を「YKK」から「YKKAP」に変更したのには、明確な理由があります。

それは、ファスナーのYKKと建材のYKKを区別するためです。同じ「YKK」という名前だと、消費者が「これってファスナーの会社だよね?」と混乱してしまいますよね。

また、「Architectural Products(建築用工業製品)」という言葉には、単なる建材メーカーではなく「豊かな暮らしの実現に必要な価値ある製品を提供する会社」でありたいという思いが込められています。

建築という言葉には、人々の暮らしや文化に深く関わるという意味がありますから、その重要性を理解して製品づくりをしていこうという姿勢が表れているんですね。

それぞれの強みと特徴

YKKの強み

  • 世界最大のファスナーメーカーとしての信頼性
  • 高品質で耐久性のある製品
  • 豊富なカラーバリエーションとサイズ展開
  • 細かい部品から大型産業用まで幅広い製品ラインナップ

YKKAPの強み

  • 国内トップシェアの実績
  • 高い断熱性能を持つ窓製品
  • 防犯性能に優れた玄関ドアやサッシ
  • デザイン性と機能性の両立
  • アフターサービスの充実

両社とも、YKKグループとして「更なる価値の創造」という理念を共有していて、品質へのこだわりが強いのが特徴です。

実際の生活での見分け方

日常生活の中で、YKKとYKKAPを見分ける方法は簡単です。

YKKの製品

  • ファスナーの引き手(スライダー)に「YKK」と刻印されている
  • 洋服、バッグ、靴、テントなどに使われている
  • 小さな金属やプラスチックの部品

YKKAPの製品

  • 窓枠や玄関ドアに「YKKAP」のロゴがある
  • カタログや説明書に「YKKAP」と表記されている
  • 建物に固定されている大型の製品

我が家の窓には「YKKAP」のシールが貼ってありますし、子どもの通学バッグのファスナーには「YKK」と書いてあります。一度意識して見てみると、本当にあちこちにこの2つの名前があることに気づいて面白いですよ。

よくある質問

Q1:YKKとYKKAPは同じ会社ですか?

いいえ、厳密には別の会社ですが、親子関係にあります。YKKが親会社で、YKKAPはYKKの子会社です。どちらもYKKグループに属していて、同じ企業理念のもとで事業を展開しています。

Q2:YKKAPの製品にYKKのファスナーは使われていますか?

建材製品そのものにファスナーが使われることはほとんどありませんが、同じYKKグループとして、アルミ加工技術などの技術的な基盤は共有されています。たとえば、YKKがファスナー製造で培ったアルミ合金の加工技術が、YKKAPのアルミサッシ製造にも活かされているんです。

Q3:どちらの会社のほうが大きいですか?

売上規模でいうと、現在はYKKグループ全体の売上の約半分以上をYKKAPが占めるまでに成長しています。YKKはファスナーで世界的に有名ですが、YKKAPも建材業界では国内トップシェアを誇る大企業なんですよ。

Q4:商品を購入するときはどこで買えますか?

YKKのファスナーは、手芸店やホームセンター、オンラインショップで購入できます。一方、YKKAPの窓やドアは、工務店やリフォーム会社、住宅メーカーを通じて購入・設置するのが一般的です。YKKAPのショールームもありますので、実物を見て選ぶこともできます。

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まとめ

YKKとYKKAPは名前が似ていますが、事業内容は全く異なります。

YKKは世界的なファスナーメーカーで、洋服やバッグなどに使われるファスナーを製造しています。YKKAPはYKKの子会社で、窓サッシや玄関ドアなどの建材製品を手がける会社です。

両社は親子関係にあり、YKKのアルミ加工技術がYKKAPの建材製造にも活かされているという技術的なつながりがあります。

私たちの生活の中で、ファスナーならYKK、家の窓や玄関ドアならYKKAPと覚えておけば、もう混乱することはありませんね。どちらもYKKグループとして高品質な製品を提供していますので、安心して選べる信頼できるブランドです。