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「せどり」と「転売」の違い!意味と使い分けを実例で解説

仕事・学校

こんにちは!30代の主婦で2児の母をしています。最近「副業を始めたい」と考えている方も多いと思いますが、ネットで調べていると「せどり」や「転売」という言葉をよく見かけますよね。

私も以前、家計の足しになればと思ってフリマアプリで不用品を売ったことがあるのですが、そのときに「これってせどりなの?転売なの?」とふと疑問に思ったんです。実際に始めてみようと思っても、この2つの言葉の違いがはっきりわからないと不安になりますよね。

そこで今回は、似ているようで実は違う「せどり」と「転売」について、できるだけわかりやすく解説していきます!

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「せどり」とは?

せどりとは、商品を安く仕入れて、それに利益を上乗せして販売するビジネスのことを指します。

もともとは日本の古本市場を起源に持つ言葉で、基本的には安く仕入れて高く売るというビジネスモデルとされています。本来は古本を扱う人たちのことを指していたんですね。

せどりの大きな特徴は、定価よりも安く売られている商品を見つけて仕入れるという点です。たとえば、リサイクルショップで500円で売られているゲームソフトを買って、フリマアプリで1,500円で販売すれば、その差額が利益になる、というイメージです。

私が実際にやってみたのは、子どもが読まなくなった絵本を古本屋さんで安く仕入れて、状態の良いものをメルカリで販売することでした。意外と需要があって、定価の半額くらいで買ったものが定価の7割くらいの値段で売れたときは嬉しかったです!

せどりの種類

せどりには大きく分けて2つの方法があります。

店舗せどりは、実際にお店に足を運んで商品を仕入れる方法です。リサイクルショップや古本屋さん、家電量販店のセールコーナーなどを回って、掘り出し物を探します。実物を自分の目で確認できるので、商品の状態をしっかりチェックできるのがメリットですね。

一方、電脳せどりは、インターネットを使って商品を仕入れる方法です。オークションサイトやフリマアプリ、ネットショップのセール品などから安い商品を見つけて仕入れます。家にいながら24時間いつでも仕入れができるので、子育て中の私にはこちらの方が合っていました。

「転売」とは?

転売とは、買い取った商品をそのまま他の人に売り渡す行為全般を指します。

新品・中古品を問わず、安く仕入れて高く売る行為全般が転売と呼ばれますが、最近では特に定価で仕入れた商品を定価以上の高値で販売する行為を指すことが多くなっています。

たとえば、人気アーティストのライブチケットや、数量限定のゲーム機、発売されたばかりの人気スニーカーなどを定価で購入し、入手困難になったタイミングで高額で販売するケースですね。

転売自体の意味に違法性はないのですが、問題は「買い占め」や「高額での転売」によって、本当に欲しい人が適正な価格で買えなくなってしまうことです。そのため、世間からは非難の意味で、転売を職業にすることを転売屋、転売ヤーと呼ばれています。

「せどり」と「転売」の違いは?

それでは、せどりと転売の具体的な違いを見ていきましょう。

仕入れ価格の違い

最も大きな違いは仕入れ価格です。

せどりは、定価よりも安く売られている商品を仕入れます。セール品や中古品、型落ち商品などが対象になることが多いですね。一方、転売は定価で仕入れることが多く、限定品や人気商品を狙います。

具体例で説明すると、こんな感じです。

せどりの例:リサイクルショップで定価5,000円のおもちゃが1,000円で売られていた→それを2,500円で販売(差額1,500円が利益)

転売の例:定価3,000円の限定スニーカーを購入→プレミア価格で10,000円で販売(差額7,000円が利益)

扱う商品の違い

せどりでは、主に中古品を扱いますが、仕入れ先は多種多様で、書店、リサイクルショップ、フリーマーケット、オンラインプラットフォームなども含まれます。

一方、転売では、せどりに比べて取り扱う商品の範囲が広く、家電製品やファッションアイテム、限定商品なども含まれます。特に限定商品やトレンド商品を狙うことが多いのが特徴です。

社会的なイメージの違い

せどりは「掘り出し物を見つける目利き」というポジティブなイメージで捉えられることが多いです。実際、安く仕入れた商品を適正価格で販売するので、消費者にとってもお得に購入できるメリットがあります。

一方、転売については、特に「転売ヤー」と呼ばれる人たちの行為が社会問題になっています。常識を超えて値段を吊り上げ、高額で販売し利益を得ることは世間から非難を浴びています。

私の経験でも、子どもが欲しがっているゲーム機が転売ヤーによって買い占められて、定価の2倍以上の値段でしか手に入らなかったことがありました。あのときは本当に困りましたし、正直なところ腹が立ちましたね。

せどりと転売、どちらも違法ではないの?

基本的に、せどりや転売はまっとうな物販ビジネスであり、ビジネスのやり方自体に違法性はありません。

ただし、条件によっては法律に違反してしまうケースがあるので注意が必要です。

違法になるケース

古物商許可が必要な場合

中古品を継続的に仕入れて販売する場合は、古物商許可が必要です。許可なく中古品を販売すると古物営業法違反になってしまいます。

私も最初は知らなかったのですが、「継続的に」というのがポイントで、家にある不用品を時々売る程度なら許可は不要です。でも、これを副業として本格的にやるなら、警察署で古物商許可を取得する必要があります。

チケットの高額転売

チケット不正転売禁止法は、定価以上の値段でチケットを転売することを禁止しています。コンサートやスポーツ観戦のチケットを定価以上で販売すると、懲役や罰金が科せられる可能性があります。

お酒やたばこの販売

お酒を販売するには税務署長の許可が必要で、たばこも同様に許可が必要です。これらの商品は特別な規制があるので、せどりの対象にしないほうが安全ですね。

偽物の販売

これは当然ですが、偽物のブランド品などを販売すると犯罪になります。たとえ偽物と気づかずに出品や販売してしまった場合でも、出品者の責任になりますので、ブランド品を扱う場合は本物かどうかをしっかり確認することが大切です。

せどりを始めるメリットとデメリット

メリット

少ない資金で始められる

せどりは比較的小資本で始められる点が魅力で、少ない資金でも高利回りを狙えるため、副業としても人気があります。私も最初は1万円程度の資金から始めました。

シンプルでわかりやすい

商品を仕入れて、売り、差額を利益とするという仕組みが分かりやすく、低資金から始められる比較的リスクが低いビジネスです。特別な知識やスキルがなくても始められるのが嬉しいポイントですね。

在宅でできる

特に電脳せどりなら、家にいながら作業ができます。子どもが寝た後や、ちょっとした空き時間を使って仕入れや出品ができるので、子育て中の方にもおすすめです。

デメリット

在庫リスクがある

仕入れた商品が必ず売れるとは限りません。売れ残ると在庫を抱えることになり、その分のお金が回収できなくなってしまいます。

リサーチが必要

せどりにおいて重要なのは、商品の価値を正確に判断する能力で、市場価格や需要を見極めるためのリサーチが欠かせません。最初のうちは、どの商品が売れるのか見極めるのに時間がかかることもあります。

体力や時間が必要

店舗せどりの場合は、実際にお店を回る必要があるので体力が必要です。私も最初は頑張って何店舗も回っていましたが、子どもを連れて行くのは大変で、途中から電脳せどりに切り替えました。

せどりを始める前に知っておきたいこと

せどりを始めようと考えている方に、私の経験からいくつかアドバイスをさせてください。

確定申告が必要な場合がある

せどりや転売をしていて年間で利益が20万を超えた場合、確定申告する必要があります。ここで注意したいのは「収入」ではなく「利益」という点です。売上から仕入れ費用や送料などを引いた金額が20万円を超えたら確定申告が必要になります。

少額から始めてみる

いきなり大きな金額を投資するのではなく、まずは少額から始めてみることをおすすめします。私も最初は5,000円くらいから始めて、売れたらその利益でまた仕入れる、という感じで少しずつ規模を大きくしていきました。

モラルを守る

法律を守るのはもちろんですが、モラルを守ることも大切です。必要以上に買い占めたり、困っている人から不当に高い金額で買い取ったりするような行為は避けましょう。自分がされて嫌なことは、他の人にもしないという基本的な考え方が大切ですね。

よくある質問

Q1:せどりと転売、初心者にはどちらがおすすめですか?

初心者の方には、せどりの方がおすすめです。なぜなら、せどりは安く仕入れた商品を適正価格で販売するため、比較的リスクが低いからです。転売のように限定品やトレンド商品を狙う場合、タイミングを逃すと大きな損失につながる可能性があります。

まずは家にある不用品をフリマアプリで販売してみて、感覚をつかんでから本格的に始めるのが良いと思います。私もそうやって始めました!

Q2:フリマアプリで不用品を売るのはせどり?転売?

家にある不用品を売る場合は、せどりにも転売にも該当しません。これは単なる「不用品の販売」です。ビジネスとして継続的に行っているわけではないので、古物商許可も必要ありませんし、確定申告も(年間20万円以上の利益が出ない限り)不要です。

ただし、不用品を売って得たお金で新たに商品を仕入れて販売する、という流れになると、それはせどりに該当する可能性があります。

Q3:せどりをするのに古物商許可は絶対に必要ですか?

中古品を継続的に仕入れて販売する場合は、古物商許可が必要です。ただし、「継続的に」というのがポイントで、一度だけ不用品を売る程度なら許可は不要です。

副業として定期的にせどりをする場合や、中古品を扱う場合は、最寄りの警察署で古物商許可を取得しましょう。費用は約2万円程度で、申請から許可が下りるまで1〜2ヶ月程度かかります。

Q4:転売ヤーと普通の転売の違いは何ですか?

「転売ヤー」という言葉は、悪質な転売を行う人を指す蔑称として使われることが多いです。具体的には、限定商品を買い占めて高額で販売したり、本当に必要としている人に商品が行き渡らなくするような行為を行う人のことを指します。

一方、通常の転売は、適正な範囲で商品を仕入れて販売する正当なビジネスです。この違いは、モラルやマナーを守っているかどうかにあると言えます。

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まとめ

「せどり」と「転売」の違いについて、詳しく解説してきました。最後に、もう一度ポイントをまとめておきますね。

せどりと転売の主な違い

  • せどりは定価よりも安く仕入れた商品を適正価格で販売する
  • 転売は定価で仕入れた限定品などを高額で販売することが多い
  • せどりは「お得な商品を見つける」イメージ、転売は「買い占めて高く売る」というネガティブなイメージがある

どちらも基本的には合法なビジネスですが、法律やモラルを守ることが大切です。特に中古品を扱う場合は古物商許可が必要になることがあるので、しっかり確認してから始めましょう。

私自身、せどりを通じて商品の価値を見極める力や、市場の動きを読む力が身についたと感じています。家計の足しになるだけでなく、ビジネスの勉強にもなるので、興味がある方はぜひ少額から始めてみてくださいね!

ただし、無理な買い占めや高額転売は絶対にやめましょう。みんなが気持ちよく買い物できる社会を作るためにも、モラルを守って楽しくビジネスをしていきたいですね。