こんにちは！今日は似ているようで全然違う、キュロットとラップスカートについてお話しします。私自身、この2つのアイテムをどう使い分けたらいいのか迷った経験があります。見た目は似ているのに、実は構造やコーディネートの考え方が全く違うんですよね。
これからお出かけの服を選ぶとき、「今日はどっちを履こうかな？」と迷わずに済むように、それぞれの特徴や使い分け方をわかりやすく解説していきます。
キュロットとは
キュロットとは、見た目はスカートのように見えるけれど、実はパンツの構造をしている女性用の衣類のことです。フランス語のculotte（半ズボンの意味）と英語のskirtが組み合わさった和製カタカナ語で、キュロットスカートとも呼ばれます。
19世紀後半ヴィクトリア時代に、女性が乗馬する際に馬にまたがりやすいように考案されたのがはじまりです。裾に向かって広がるゆったりとした作りが特徴で、一見するとスカートに見えますが、股下がしっかり分かれているので動きやすいんです。
特にラップキュロットと呼ばれるタイプは、前から見ると巻きスカートのように見えて、後ろから見ると半ズボンのような形をしています。つまり、キュロットの中でもデザインにバリエーションがあるということですね。
ラップスカートとは
ラップスカートとは、布を巻きつけボタンやクリップで留めて着用するスカートのことです。巻きスカートとも呼ばれていて、ラップには「包む、巻きつける」という意味があります。
ラップアラウンドスカートと呼ばれることもあり、1枚の布を腰に巻きつけてクリップなどで留めるデザインが基本です。着やすく動きやすいのが特徴で、スカートの留める位置も前・後ろ・横など様々に変えられるので、留め方によって印象を変えて楽しむことができます。
ラップスカートは本物のスカートなので、股下が分かれていません。これがキュロットとの最も大きな違いです。
キュロットとラップスカートの違い
ここからは、2つのアイテムの具体的な違いを見ていきましょう。最も重要なポイントは構造の違いです。
まず構造面では、キュロットは股下が分かれたパンツ構造になっています。一方、ラップスカートは股下が分かれていない本物のスカートです。つまり、キュロットは「スカート風のパンツ」で、ラップスカートは「布を巻きつけたスカート」ということになります。
着用方法も大きく異なります。キュロットはパンツと同じように足を通して履きます。一方、ラップスカートは腰に布を巻きつけてボタンやクリップで留めるので、履くというより「巻く」というイメージです。
見た目については、キュロットは裾が広がっていてスカートのように見えますが、後ろから見ると分かれているのがわかります。ラップスカートは前面に布が重なり合う「巻いた感じ」が特徴的で、どの角度から見てもスカートです。
動きやすさでは、キュロットは股下が分かれているため、走ったりしゃがんだりする動作がとても楽です。風の強い日でもめくれる心配がありません。ラップスカートは本物のスカートなので、激しい動きをすると中が見える可能性があります。
用途で考えると、キュロットは通勤・制服・スポーツなど、動きの多いシーンに適しています。ラップスカートはカジュアルなお出かけやリラックスした場面で活躍します。
キュロットとラップスカートの使い分け方
私の経験から言うと、TPOに合わせた使い分けがとても大切です。
仕事や学校など、しっかり動く必要がある日はキュロットを選びます。特に営業で外回りをする日や、子供と公園で遊ぶ予定がある日は、迷わずキュロットです。階段の上り下りが多い日も安心ですね。
私は以前、会社の制服がキュロットだったのですが、お客様のところへ行くときも下着が見える心配をせずに自転車に乗れたので、本当に便利でした。キュロットは風が強い日やしゃがんだ際にスカートがめくれ上がる心配がないので、アクティブに動き回る日には最適です。
一方、カフェでのんびり過ごす日や、友達とのお買い物デートなど、おしゃれを楽しみたい日にはラップスカートがぴったりです。ふんわりとした女性らしいシルエットが出せますし、留め位置を調整すれば体型カバーにもなります。
気温や季節によっても使い分けています。暑い夏は風通しの良いラップスカートが快適ですし、少し肌寒い日はキュロットの下にレギンスを履けば防寒対策もバッチリです。
体型や好みの問題もあります。足のラインを隠したい方はキュロットの方が安心感がありますし、ウエスト調整が簡単なラップスカートは体型の変化に対応しやすいという利点があります。
キュロットスタイル #MEIKO pic.twitter.com/0WkZZC2oZQ
— zzz (@zjiaj12) October 22, 2025
キュロットとラップスカートの組み合わせコーデ
実は、キュロットとラップスカートは全く別のアイテムではなく、ラップキュロットという両方の良さを組み合わせたアイテムも存在します。
前後どちらから見ても布が重なり合って見えるデザインで、見た目はラップスカートなのに、実はパンツ構造になっているという優れものです。特に事務服やユニフォームでよく見られるデザインですね。
キュロットを使ったコーディネートでは、シンプルなトップスと合わせるのがおすすめです。私は白いブラウスにネイビーのキュロットを合わせるのが定番です。きちんと感が出て、通勤にもぴったりですよ。
ラップスカートはそれ自体にデザイン性があるので、無地のTシャツやシンプルなニットと合わせるだけでおしゃれに決まります。私のお気に入りは、ベージュのラップスカートにオフホワイトのニットを合わせた柔らかい雰囲気のコーデです。
よくある質問
Q1：キュロットとスカパンは同じですか？
いいえ、違います。キュロットは半ズボンと同じ構造で裾が広がっているデザインですが、スカパンはスカートの中にパンツが一体化している構造です。スカパンはスカートonパンツの省略で、パンツの上からスカートがくっついているような作りになっています。見た目は似ていますが、構造が異なるんです。
Q2：ラップスカートは巻き方を変えられますか？
はい、変えられます。ラップスカートの魅力は、留め位置を前・後ろ・横と自由に変えられることです。その日の気分や体型に合わせて調整できるので、1枚で何通りもの着こなしが楽しめます。巻き方次第でウエストサイズの微調整も可能です。
Q3：キュロットは下着が見えませんか？
基本的に見えません。キュロットはパンツ構造になっているため、スカートのようにめくれ上がる心配がありません。ただし、丈の短いものや、ゆったりしすぎたデザインの場合は、座り方によっては注意が必要な場合もあります。制服として採用されることが多いのは、この安心感があるからなんですね。
Q4：ラップスカートは風の強い日でも大丈夫ですか？
ラップスカートは本物のスカートなので、風が強い日は少し注意が必要です。留め具がしっかりしているものを選ぶことと、ペチコートやインナーパンツを履くなどの対策をすると安心です。風が気になる日はキュロットやラップキュロットを選ぶのも一つの方法ですよ。
「ラップスカート」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック！まとめ
キュロットとラップスカートは、見た目が似ているようで実は全く違うアイテムです。キュロットは股下が分かれたパンツ構造で、動きやすさと安心感が魅力です。一方、ラップスカートは布を巻きつけたスカートで、女性らしい雰囲気とアレンジの楽しさが特徴です。
どちらを選ぶかは、その日の予定や気分次第。アクティブに動く日はキュロット、おしゃれを楽しみたい日はラップスカートという使い分けがおすすめです。また、両方の良さを持つラップキュロットという選択肢もあります。
私自身、この2つのアイテムの違いを理解してから、毎日のコーディネートがもっと楽しくなりました。皆さんもぜひ、それぞれの良さを生かして、自分らしいおしゃれを楽しんでくださいね。
