セレクトショップで洋服を選ぶとき、「エディフィス」「イエナ」「スピック&スパン」「ジャーナルスタンダード」って、どれも名前は聞いたことあるけど、違いがよくわからない…そんなふうに感じたことはありませんか?
私も最初は「全部ベイクルーズだし、同じようなもの?」と思っていました。でも、よく見ると全然違うんですよね。それぞれのブランドに個性があって、自分に合うブランドを見つけると、買い物がグッと楽しくなるんです。
今回は、この4つのブランドの違いを、わかりやすく解説していきます!
エディフィスとは
エディフィスは、1994年に誕生したベイクルーズグループのメンズブランド。「フレンチトラッド」をテーマにしているのが最大の特徴です。
「フレンチトラッド」って聞くと難しそうですが、要するに「フランス風の上品でキレイめなカジュアル」って感じです。カジュアルすぎず、キメすぎず、洗練された大人の男性というイメージですね。
ブランド名の「EDIFICE(エディフィス)」は「堂々とした建物」という意味で、まさに存在感のあるスタイリッシュな印象を目指しています。
エディフィスの特徴
- フレンチトラッドがベース:シンプルだけど、襟元やボタンなど細部にこだわりがある
- 上品なカジュアル:カジュアルウェアでも品のある雰囲気
- ターゲット年齢層:30代~40代がメイン(20代後半から着られる)
- 価格帯:シャツで1万円前後、コートで3万円台など、やや高めの設定
- 雰囲気:きちんと感がありながら、堅苦しくない大人のスタイル
私の友人が30代になってからエディフィスを着るようになったんですが、「20代の頃よりも垢抜けた気がする」って言っていて、まさに大人になってからハマるブランドだなと実感しました。
ちなみに、エディフィスには「417 EDIFICE(フォーワンセブン エディフィス)」という姉妹ブランドもあって、こちらは価格帯が少し安めで、よりカジュアル。ターゲット年齢層も若干低めになっています。
イエナとは
イエナは1991年に誕生した、ベイクルーズグループのレディースブランドです。「知的」「上品」「エレガント」といったキーワードがぴったりのブランドなんです。
30年以上の歴史があるブランドで、働く女性を中心に幅広い年齢層から支持されています。
イエナの特徴
- エレガントでフェミニン:女性らしいデザインが魅力
- 高見えする質感:生地やシルエットにこだわっていて、上品に見える
- ターゲット年齢層:20代後半~50代と幅広い(メインは30代~40代)
- 価格帯:やや高め。でも、その分長く着られる上質さがある
- シーン:オフィスカジュアルから休日のお出かけまで対応
私がイエナで買ったブラウスは、シンプルなデザインなのに、袖のラインがすごくキレイで体型をカバーしてくれるんです。さすが「高見え」と言われるだけあるなと感じました。
ちなみに、イエナには関連ブランドがいくつかあって、
- SLOBE IENA(スローブイエナ):イエナよりもカジュアルで価格も抑えめ
- IENA LA BOUCLE(イエナ ラ ブークル):ビビッドなカラーが特徴。遊び心のあるアイテムが多い
- VERMEIL par IENA(ヴェルメイユ パー イエナ):40~50代向け。より上質でエレガント
といった感じで、年齢層や好みに合わせて選べるようになっています。
スピック&スパンとは
スピック&スパンのチュールスカートが可愛すぎる🥲 チュールでフレアは骨格的にとても厳しいんだけど、着たいから買っちゃおうかな🫣笑 pic.twitter.com/AMW66m5EpD
— ℳ (@m_hello_closet) October 30, 2023
スピック&スパンは、ベイクルーズグループの中でも最も歴史が古く、1984年にスタートしたレディースブランドです(当時は「Dear SHERYL(ディアシェリル)」という名前でした)。
「Charming Days(魅力的な毎日)」をコンセプトに、日常をちょっと素敵にしてくれるアイテムを提案しています。
スピック&スパンの特徴
- きれいめカジュアル:フェミニンだけど甘すぎない、大人のカジュアル
- シンプルで着回しやすい:トレンドを適度に取り入れたベーシックなデザイン
- ターゲット年齢層:20代~50代(メインは20代後半~30代)
- 価格帯:セレクトショップとしては標準的
- シーン:通勤にもプライベートにも使える万能アイテムが多い
私の周りでは、オフィスカジュアルにスピック&スパンを着ている人が結構多いです。きちんと感もあるけど、堅苦しくないから、仕事の日もおしゃれを楽しめるんですよね。
スピック&スパンには「Spick & Span Noble(ノーブル)」という姉妹ブランドもあって、こちらは通勤服に特化していて、価格帯もやや高め。よりキャリア志向の女性向けという感じです。
ジャーナルスタンダードとは
adidas × ジャーナルスタンダードの別注トラックジャケット!光の具合でグレージュっぽく見えて可愛い👀✨️ pic.twitter.com/48U1yCCTLv
— み ん (@mi_n_san) September 24, 2025
ジャーナルスタンダードは、1997年にスタートしたベイクルーズグループのブランドで、メンズ・レディースともに展開しています。
「JOURNAL(新聞・情報)」と「STANDARD(定番・基準)」という名前の通り、「流行に踊らされず、時代の新鮮さを取り入れたベーシックなアイテム」がコンセプトです。
ジャーナルスタンダードの特徴
- アメカジベース:カジュアルでラフな雰囲気
- ワーク・ミリタリー要素:カーキやブラウンなどのアースカラーが多い
- トレンドとベーシックの融合:定番アイテムに旬のエッセンスをプラス
- ターゲット年齢層:20代後半~40代(メインは30代)
- 価格帯:セレクトショップとして標準的。安くも高くもない
- 雰囲気:キメすぎない、こなれた感じのカジュアル
私がジャーナルスタンダードで買ったマウンテンパーカーは、シンプルなのにシルエットがキレイで、カジュアルなのに安っぽく見えないのが気に入っています。
ジャーナルスタンダードには「JOURNAL STANDARD relume(レリューム)」という姉妹ブランドもあって、こちらは価格帯が安めで、より幅広い年齢層に対応しています。
4つのブランドの違いを比較
それでは、4つのブランドの違いを整理してみましょう!
エディフィス vs ジャーナルスタンダード(メンズ)
エディフィス:フレンチトラッドでキレイめ。上品な大人のカジュアル。やや高めの価格帯。
ジャーナルスタンダード:アメカジベースでカジュアル。ラフな雰囲気。標準的な価格帯。
簡単に言うと、エディフィスはキレイめ志向、ジャーナルスタンダードはカジュアル志向という感じです。同じベイクルーズのメンズブランドでも、雰囲気がかなり違います。
イエナ vs スピック&スパン(レディース)
イエナ:エレガントでフェミニン。より女性らしいデザイン。やや高めの価格帯。
スピック&スパン:きれいめカジュアル。シンプルで着回しやすい。標準的な価格帯。
どちらもきれいめですが、イエナの方がよりエレガントで特別な日にも対応できる感じ。スピック&スパンは日常使いしやすいカジュアル寄りという違いがあります。
全体的な違いのポイント
- エディフィス:メンズのキレイめ(フレンチトラッド)
- イエナ:レディースのエレガント(フェミニン)
- スピック&スパン:レディースのきれいめカジュアル(シンプル)
- ジャーナルスタンダード:メンズ・レディースのカジュアル(アメカジ)
4つとも同じベイクルーズグループですが、それぞれがしっかりと差別化されているんです。
私の体験談:ブランド選びで失敗しないコツ
正直に言うと、私も最初は「どれでもいいか」って思っていました。でも、実際に店舗に行って試着してみると、全然違うんですよね。
以前、友人の結婚式の二次会用にきれいめの服が欲しくて、スピック&スパンで探していたんです。でも、店員さんに「もう少しエレガントな方がいいなら、イエナも見てみませんか?」って勧められて。
見てみたら、イエナの方が確かに華やかで、特別な日にぴったりなデザインが多かったんです。結局イエナで買って、当日は「素敵なワンピースだね」って何人にも褒められました。
ブランドごとの違いを知っていると、「今日はどんな服が欲しいんだっけ?」って目的に合わせて選べるので、買い物の満足度が全然違います。
I need to buy the sweatshirt👕
— Shingo Nakamura (@_shingonakamura) December 2, 2024
ジャーナルスタンダードのテクニクスコラボよすぎる pic.twitter.com/WewepnKQot
どのブランドを選べばいい?シーン別おすすめ
こんなシーンには、このブランドがおすすめです!
オフィスカジュアルが欲しいとき
- 女性:スピック&スパン、イエナ
- 男性:エディフィス
休日のカジュアルコーデ
- 女性:スピック&スパン、ジャーナルスタンダード
- 男性:ジャーナルスタンダード
ちょっと特別な日のお出かけ
- 女性:イエナ(特にVERMEIL par IENA)
- 男性:エディフィス
コスパ重視で選びたい
- 女性:SLOBE IENA、スピック&スパン
- 男性:JOURNAL STANDARD relume、417 EDIFICE
自分が「どんなシーンで着たいか」「どんな雰囲気になりたいか」を考えると、選びやすくなりますよ。
よくある質問
Q1:エディフィスとジャーナルスタンダードは同じ会社なのに、なぜ違うブランドがあるの?
A:ベイクルーズグループは、それぞれのブランドに明確なコンセプトを持たせて差別化しているからです。エディフィスは「フレンチトラッド」のキレイめスタイル、ジャーナルスタンダードは「アメカジ」のカジュアルスタイルと、ターゲットやテイストが異なります。こうすることで、幅広いお客様のニーズに応えられるようになっているんです。
Q2:イエナとスピック&スパン、どっちが質がいいの?
A:どちらも質にこだわっていますが、イエナの方がやや価格帯が高く、よりエレガントで上質な素材を使っている傾向があります。ただし、スピック&スパンも十分に質が高く、コストパフォーマンスに優れています。「特別な日に着る服」ならイエナ、「日常使いしやすい服」ならスピック&スパンという選び方もありますよ。
Q3:30代ですが、スピック&スパンは若すぎませんか?
A:全然大丈夫です!スピック&スパンのターゲット年齢層は20代~50代と幅広く、30代はまさにメイン層です。シンプルで上品なデザインが多いので、年齢を問わず着られるアイテムが揃っています。むしろ、30代の方が着こなしやすいブランドだと思いますよ。
Q4:ジャーナルスタンダードはダサいって聞いたけど本当?
A:全然ダサくありません!ただ、ジャーナルスタンダードは「シンプルで定番」なアイテムが多いので、10代の若い人からは「地味」と感じられることがあるようです。逆に、20代後半以降の大人の世代からは「落ち着いた上質なカジュアル」として高く評価されています。誰に好かれたいか、どんなファッションを目指すかで評価が変わるブランドですね。
Q5:レリュームやスローブイエナって何?
A:レリュームは「JOURNAL STANDARD relume」のことで、ジャーナルスタンダードの姉妹ブランドです。価格帯が少し安めで、よりカジュアルなアイテムが多いのが特徴です。スローブイエナは「SLOBE IENA」で、イエナの姉妹ブランド。こちらも価格が抑えめで、若い世代でも手が届きやすいラインとなっています。
「ジャーナルスタンダード」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
「エディフィス」「イエナ」「スピック&スパン」「ジャーナルスタンダード」は、全てベイクルーズグループのブランドですが、それぞれに明確な違いがあります。
簡単にまとめると:
- エディフィス:メンズのフレンチトラッド。キレイめで上品なカジュアル(30~40代向け)
- イエナ:レディースのエレガント。知的で女性らしいデザイン(20代後半~50代)
- スピック&スパン:レディースのきれいめカジュアル。シンプルで着回しやすい(20代~50代)
- ジャーナルスタンダード:男女のアメカジカジュアル。ラフでこなれた雰囲気(20代後半~40代)
ブランドごとの個性を知っておくと、自分に合った服選びができて、買い物がもっと楽しくなります。ぜひ、気になるブランドの店舗に足を運んで、実際に手に取って試着してみてくださいね。きっと、あなたにぴったりのブランドが見つかるはずです!

