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「バレーボール」と「排球」の違いや使い分け!実は同じスポーツ?

健康・スポーツ

スポーツをしていると、ユニフォームやジャージに「排球部」と書かれているのを見たことはありませんか?「バレーボール部」ではなく「排球部」となっているのを見て、「これってバレーボールのこと?」と疑問に思った方も多いはず。実は私も最初に見た時は、全く違うスポーツかと思いました!

今回は、バレーボールと排球の違いについて詳しく説明します。読み方から使い分けまで、わかりやすく解説していきますね。

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バレーボールと排球は全く同じスポーツ

まず結論から言うと、バレーボールと排球は全く同じスポーツです。どちらも6人制(または9人制)でネット越しにボールを打ち合うあのスポーツのことを指しています。

二つの相対するチームがネットを挟んでボールを床面に落とさないように打ち合い、得点を競う球技として、世界中で愛されているスポーツですね。

私が子どもと一緒にスポーツ番組を見ていた時に、「お母さん、排球って何?」と聞かれて、最初は戸惑いました。でも調べてみると、バレーボールの漢字表記だったんです!

排球の読み方と語源

排球の正しい読み方

排球は「はいきゅう」と読みます。漢字で書くと難しそうに見えますが、読み方は意外とシンプルですね。

排球という名前の語源

排球という名前の由来については、いくつかの説があります。

「排」には「列」という意味があり、中国語では「1列」、「2列」を「1排」、「2排」と数えていることから、選手が列を作って並ぶバレーボールの特徴を表しているという説があります。

また、バレーボールは、ボールを相手のゴールへ押しやる(=排)ことから排球と呼ぶという説もあります。相手コートにボールを打ち込む動作が「排除する」という意味につながっているのかもしれません。

volleyとは一斉射撃することだ。つまり”排炮”という中国語の概念とも関連があるようです。

バレーボールという名前の由来

バレーボール(volleyball)の名前の由来は、ボールを地面につく前に打ち返すこと(volley)からきているとされています。1952年にバレーボール(volleyball)と1語で表すようになったという歴史もあります。

バレーボールは、1895年に子供、女性、高齢者でも楽しめるスポーツとして、アメリカ合衆国の体育教師ウィリアム・G・モーガンによって考案されたというのが始まりです。

使い分けはどうしている?

日常会話での使い分け

排球はふだんまったくつかいません。日常会話ではみんなバレーと言いますというのが現実です。普段の会話では「バレー」や「バレーボール」と言うのが一般的ですね。

排球とは言いません。排球は書き言葉ですという指摘もあります。

書き言葉での使い分け

一方で、部活動で、漢字で排球部と書くことがあります。学校のユニフォームやジャージ、部活動の看板などでは「排球部」という表記をよく見かけますよね。

実際に私の知り合いのお子さんが通う中学校でも、体育祭のプログラムには「排球部」と書かれていました。公式な場面や書面では、漢字表記の「排球」が使われることが多いようです。

戦時中の敵性語廃止との関係

興味深いことに、戦争中には英語を目の敵にされました。敵性用語の禁止です。バレーボールは排球に変えられましたという歴史的背景もあります。

ベースボール:野球、バスケットボール:籠球、バレーボール:排球、テニス:庭球というように、多くのスポーツが日本語表記に変更された時期がありました。

この時代の名残で、現在でも公式な場面では漢字表記が使われることがあるんですね。

他のスポーツの漢字表記も知っておこう

バレーボール以外にも、スポーツには面白い漢字表記があります。

baseball(ベースボール)……野球(やきゅう)、basketball(バスケットボール)……籠球(ろうきゅう)、tennis(テニス)……庭球(ていきゅう)、dodgeball (ドッジボール) ……避球(ひきゅう)など、それぞれに意味のある漢字が使われています。

子どもと一緒にこれらの漢字を覚えるのも楽しいですよ。我が家では「漢字当てクイズ」として遊んでいます!

中国語でも同じ「排球」

面白いことに、バレーボールは中国語標記でも「排球」と表示する。中国名と和名が同じ種目は「水球」と「排球」だけであるという特徴があります。

これは世界共通で使われている珍しいケースなんです。中国の方とスポーツの話をする時にも、「排球」と書けば通じるということですね。

実際の使用場面での体験談

私自身の経験を振り返ってみると、子どもの学校関係の書類では「排球部」と書かれていることが多く、最初は読み方がわからず困りました。でも、一度覚えてしまえば、どちらも同じスポーツのことだとわかって安心しました。

また、スポーツ用品店で働いている友人に聞いたところ、商品のタグや説明書では「バレーボール」と書かれているけれど、学校からの注文書には「排球用品」と書かれることもあるそうです。

普段の会話では「今日バレーの練習があるよ」と言いますが、正式な大会名や部活動名では「排球」が使われることが多いという使い分けがあることがよくわかりました。

現在、漫画のハイキューが大人気ですよね。子ども達もよく読んでいます。

よくある質問

Q1. 排球とバレーボールに技術的な違いはありますか?

A1. 技術的な違いは全くありません。どちらも同じルール、同じ競技です。名前が違うだけで、プレー内容や技術は100%同じです。

Q2. なぜ学校では「排球部」と書くことが多いのですか?

A2. 公式な書類や看板では、日本語の漢字表記を使う習慣があるためです。また、戦時中の敵性語廃止の名残という歴史的背景もあります。文字数も少なくて済むという実用的な理由もありますね。

Q3. 「排球」の読み方で間違いやすいポイントはありますか?

A3. 「はいきゅう」と読みますが、「はいだま」と読み間違える人もいます。「球(きゅう)」の部分をしっかり意識して読むのがポイントです。

Q4. 他の国でもバレーボールを漢字で表記することはありますか?

A4. 中国では「排球」、韓国では「배구(ペグ)」となります。日本と中国では同じ漢字表記を使っているのが特徴的です。

Q5. プロの試合では「バレーボール」と「排球」どちらが使われますか?

A5. 日本のプロリーグやテレビ中継では「バレーボール」と表記されることがほとんどです。国際的な競技なので、カタカナ表記が主流となっています。

まとめ

バレーボールと排球は全く同じスポーツで、違いは表記の仕方だけです。日常会話では「バレー」や「バレーボール」を使い、公式な書類や部活動名では「排球」を使うことが多いという使い分けがあります。

排球という漢字には、選手が列を成す様子や、ボールを相手コートに押しやる動作など、いくつかの由来があります。戦時中の敵性語廃止という歴史的背景も、現在の使い分けに影響を与えています。

中国語でも同じ「排球」という表記を使うなど、国際的にも興味深い特徴があるスポーツです。読み方は「はいきゅう」で、覚えておくと学校関係の書類を見る時にも困りませんよ。

どちらの表記を使っても間違いではありませんが、場面に応じて使い分けることで、より適切な表現ができるでしょう。