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「春の嵐」と「春一番」の違いを解説!見分け方と注意点

生活・文化

こんにちは!春が近づいてくると、ニュースで「春一番が吹きました」とか「春の嵐に注意」って聞くことが増えますよね。

私も子どもたちと公園に遊びに行く計画を立てているとき、天気予報で「春の嵐」って聞いて、「あれ?春一番とは違うの?」と疑問に思ったことがあるんです。同じ春の強い風なのに、なぜ呼び方が違うんだろうって。

実は、この2つには明確な違いがあって、理解しておくと外出の予定も立てやすくなります。今回は、春の嵐と春一番の違いを、わかりやすく解説していきますね。

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「春一番」とは

春一番というのは、立春から春分までの間に、日本海に低気圧があって、初めて吹く暖かい南寄りの強い風のことなんです。

気象庁がしっかりと定義していて、地域ごとに発表される正式な気象用語なんですよ。

春一番の発表条件

春一番が発表されるには、いくつかの条件があります。

例えば関東地方だと、東京で最大風速がおおむね8メートル毎秒以上の南よりの風が吹いて、気温が上昇した場合に発表されます。

ただし、九州南部、九州北部、四国、中国、近畿、東海、関東、北陸の8つの地域でしか発表されません。北海道や東北、沖縄では発表されないんです。

私も最初は知らなかったんですが、北国では春の南風が吹いた後でもすぐに冬の寒さが戻ってくることが多いため、地域の気候に合わないという理由なんだそうです。

春一番の語源

実は、春一番という言葉には悲しい歴史があります。

1859年旧暦2月13日、長崎県壱岐市の郷ノ浦で出漁した漁師53人が強い突風により犠牲となった海難事故が起こりました。

この事故をきっかけに、地元の漁師たちが春の強い南風を「春一」「春一番」と呼んで恐れるようになったそうです。名前は春らしくて明るい印象ですが、実は危険な風なんですね。

「春の嵐」とは

一方、春の嵐は、春の時期に日本付近で急速に発達する低気圧によって引き起こされる、台風並みの強風や大雨を伴う気象現象のことです。

春一番のような正式な気象用語ではなく、春の時期に起こる激しい天候全般を指す言葉として使われています。

春の嵐が起こる理由

春は、冬の冷たい空気と、南から流れ込む暖かい空気がぶつかり合う季節なんです。

この温度差が大きいと、低気圧が急速に発達して、台風並みの強風・暴風や猛吹雪が発生しやすい状態になります。

メイストームとの関係

春の嵐の中でも、4月後半から5月にかけて発生する嵐は「メイストーム」と呼ばれることがあります。

特にゴールデンウィークの時期に起こりやすく、せっかくのお出かけ計画が台無しになることもあるので注意が必要です。

春一番と春の嵐の違い

ここからが本題です。2つの大きな違いをまとめてみましょう。

定義の違い

春一番は気象庁が正式に定義している気象用語で、その年で最初の1回だけ発表されます。発表されない年もあるんですよ。

一方、春の嵐は正式な気象用語ではなく、春の時期に起こる荒れた天気全般を指す言葉です。何度でも起こる可能性があります。

時期の違い

春一番は、立春(2月4日頃)から春分(3月21日頃)までの間という限定された期間にしか発表されません。

春の嵐は、3月から5月にかけての春全体で起こります。つまり、春一番より長い期間で警戒が必要なんです。

回数の違い

春一番はその年で最初の1回だけです。春一番の後に同じような南風が吹いても、それは「春二番」「春三番」と呼ばれることはあっても、正式な発表はされません。

春の嵐は春の間に何度でも発生する可能性があります。

発表地域の違い

春一番は8つの地域(九州南部・北部、四国、中国、近畿、東海、関東、北陸)でのみ発表されます。

春の嵐は日本全国どこでも起こりえます。

春一番も実は「春の嵐」の一種

ここが大事なポイントなんですが、「春一番」は荒天をもたらす「春の嵐」なんです。

つまり、春一番は春の嵐の中の特別な1回目、という位置づけなんですね。

春一番という明るい名前のイメージとは裏腹に、実際には注意が必要な危険な風なんです。私も最初は「春の訪れを告げる優しい風」だと思っていたので、調べてびっくりしました。

春一番と春の嵐、それぞれの危険性

どちらも油断できない気象現象です。具体的にどんな危険があるのか見ていきましょう。

春一番の危険性

最大風速8メートル毎秒以上というのは、風に向かって歩きにくいレベルの風の強さです。

しかも、瞬間的には平均風速の1.5倍から3倍になることもあるそうです。子どもと一緒に外出するときは特に注意が必要ですよね。

また、春一番の後は急に北風に変わって気温が下がることが多いです。朝は暖かかったのに、夕方には冷え込むなんてこともあるので、日ごとの寒暖差が大きくなるため体調の管理にも注意が必要です。

春の嵐の危険性

春の嵐は台風並みの強風が吹くことがあります。

しかも台風と違うのは、中心から離れた場所であっても強い風が吹くので、広範囲で強風が吹く恐れがあるということです。

私も去年の春、子どもの学校のプリントで「春の嵐が来るので早めのお迎えをお願いします」という連絡をもらったことがあります。実際、その日の午後から急に風が強くなって、家の中にいても窓がガタガタ揺れるほどでした。

春一番・春の嵐が来たら注意すること

私が実際に気をつけていることをシェアしますね。

外出時の注意

  • 強風で転倒する可能性があるので、子どもと手をつないで歩く
  • 看板や屋根の一部が飛んでくる可能性があるので、建物の近くを歩くときは注意
  • 傘が壊れたり飛ばされたりするので、レインコートを用意しておく

家の中での対策

  • ベランダの物干し竿や植木鉢など、飛ばされそうなものは室内へ
  • 窓をしっかり閉めて、必要なら雨戸も閉める
  • 停電に備えて、懐中電灯やスマホの充電を確認

気温の変化への対応

春一番の日は暖かくても、翌日は急に寒くなることが多いです。

私は子どもに「今日は暖かいけど、明日用に上着を持っていきなさい」と声をかけるようにしています。自分自身も、脱ぎ着できる服装を心がけていますよ。

春の強風と上手に付き合うために

春は気候が不安定な季節です。でも、事前に知識を持っていれば、安全に過ごせます。

天気予報をこまめにチェックして、「春一番が吹きました」とか「春の嵐に注意」という情報があったら、外出予定を調整するなどの対策を取りましょう。

特に小さい子どもがいる家庭では、無理に外出せず、屋内で過ごすのも賢い選択です。

私も以前は「せっかく暖かくなったのに」と思って無理に公園に出かけたことがありましたが、強風で砂が舞い上がって子どもたちが怖がってしまい、すぐに帰ることになりました。それ以来、天気予報の風の情報もしっかりチェックするようになりました。

よくある質問

Q1. 春一番が吹かない年もあるって本当ですか?

はい、本当です。春一番の発表条件に当てはまらない年は、「春一番の観測なし」とされることがあります。

立春前に強い南風が吹いても、期間外なので春一番とは認められません。また、風速が基準に達しない場合も発表されないんです。

Q2. 春二番、春三番というのもあるんですか?

俗称として「春二番」「春三番」と呼ばれることはありますが、気象庁からの正式な発表はありません。

春一番の後に同じような南風が何度か吹くことはよくあります。むしろ、山の遭難になると、気温上昇による雪崩のためか、春二番や春三番がずっと多くなるそうなので、春一番が過ぎたからといって油断はできないんです。

Q3. 春の嵐と台風はどう違うんですか?

台風は熱帯低気圧が発達したもので、中心に近づくほど風が強くなります。

一方、春の嵐は温帯低気圧が急速に発達したもので、中心から離れていても広い範囲で強風が吹きます。そのため、春の嵐は「全国的に」荒れた天気になることが多いんです。

Q4. 子どもと外出する予定があるんですが、春一番の日は避けるべきですか?

できれば避けたほうが安全です。

春一番は強風だけでなく、気温が急に上がったり下がったりするので、小さい子どもには負担が大きいです。私の経験上、春一番の日は屋内の施設で遊ぶ方が安心ですよ。

どうしても外出が必要な場合は、風の強さをこまめにチェックして、無理のない範囲で行動するようにしましょう。

Q5. 春の嵐はいつまで続きますか?

春の嵐は3月から5月にかけて起こる可能性があります。

特に4月後半から5月にかけての「メイストーム」の時期も要注意です。ゴールデンウィークにお出かけを計画している方は、天気予報を早めにチェックして、予定を柔軟に変更できるようにしておくといいですね。

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まとめ

春一番は、立春から春分までの間に初めて吹く南寄りの強い風で、気象庁が正式に発表する気象用語です。その年に1回だけ、8つの地域で発表されます。

春の嵐は、春の時期全般(3月~5月)に起こる、台風並みの強風を伴う荒れた天気のことで、何度でも発生する可能性があります。

そして重要なのは、春一番も「春の嵐」の一種だということです。どちらも明るい春の訪れを告げる現象ではなく、注意が必要な危険な気象現象なんですね。

春は気候が不安定な季節です。でも、正しい知識を持って、天気予報をしっかりチェックしていれば、安全に春を楽しむことができます。

特に小さい子どもがいる家庭では、無理をせず、天気に合わせて柔軟に予定を変更することが大切です。私も子どもたちと安全に春を楽しむために、これからも天気の変化に気をつけていきたいと思います。

皆さんも、春一番や春の嵐の情報があったら、ぜひこの記事を思い出して、安全第一で行動してくださいね!