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インフルエンザ「A型」「B型」「C型」の違い!特徴や症状

健康・スポーツ

毎年冬になると、「今年のインフルエンザはどの型が流行するのかな」と心配になりませんか?病院で検査を受けて「A型ですね」「B型ですね」と言われたことがある方も多いと思います。でも実は、インフルエンザには聞き慣れないC型もあるんです。

私も2人の子供を育てる母親として、毎年インフルエンザの季節には家族の体調管理に神経を使っています。特に上の子が幼稚園でA型をもらってきたと思ったら、数週間後に下の子がB型にかかってしまい、慌てた経験があります。

実は、インフルエンザA型・B型・C型はそれぞれ全く違う特徴を持っているため、正しく理解しておくことで適切な対処ができるようになります。この記事では、各型の違いや症状を分かりやすく解説していきますね。

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インフルエンザA型・B型・C型とは?基本的な特徴を知ろう

インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型及びD型に大きく分類されます。このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。

私たちが普段「インフルエンザ」と呼んでいるものは、実は3つの主要なタイプに分かれています。それぞれ全く異なるウイルスで、症状の出方や流行時期も違うんです。

まず、D型については人間への感染はほとんどなく、主に家畜に感染するため、今回は人間に関係の深いA型・B型・C型について詳しく見ていきましょう。

インフルエンザA型の特徴と症状

A型の基本的な特徴

A型は、もっとも一般的なインフルエンザの種類です。感染力が高く、高熱が出て重症化しやすいです。また、A型はヒト以外にも、家禽(ニワトリ、アヒル、ウズラなど鳥類の家畜)、ウマ、ブタなど様々な動物に感染しますという特徴があります。

A型インフルエンザは、私たちが最も警戒すべきタイプです。なぜなら、感染力が非常に強く、症状も重いからです。

A型の症状

A型インフルエンザの典型的な症状は以下の通りです:

  • 38度以上の高熱(急激に上がることが多い)
  • 強い頭痛
  • 全身の関節痛・筋肉痛
  • 激しい倦怠感
  • 咳や鼻水
  • 吐き気や下痢(お腹の症状が出ることも)

私の家族がA型にかかったとき、朝は元気だった子供が夕方には39度の熱を出し、「体が痛い」と泣いていたのを覚えています。A型は本当に急激に症状が現れるのが特徴的ですね。

A型の流行時期

A型インフルエンザは主に12月〜2月頃に流行します。年末年始の忙しい時期と重なるため、特に注意が必要です。

インフルエンザB型の特徴と症状

B型の基本的な特徴

B型インフルエンザは、A型ほど有名ではありませんが、毎年多くの人が感染しています。A型と比べて症状がやや軽いとされていますが、それでも十分注意が必要です。

B型は人間にのみ感染し、動物への感染は見られません。また、A型ほど頻繁な変異は起こさないという特徴があります。

B型の症状

B型インフルエンザの症状は:

  • 発熱(A型より低めのことが多い)
  • 頭痛(A型より軽度)
  • 関節痛・筋肉痛
  • 強い咳
  • 鼻水
  • お腹の症状(下痢・嘔吐)が出やすい

B型の特徴として、お腹の症状が現れやすいことが挙げられます。我が家でも、B型にかかったときは熱よりも下痢がひどく、「お腹の風邪かな?」と最初は思ったほどでした。

B型の流行時期

B型は主に2月〜4月頃に流行します。A型の流行が収まった頃に流行し始めるため、「インフルエンザのシーズンが終わった」と油断している時期にかかることが多いんです。

インフルエンザC型の特徴と症状

C型の基本的な特徴

インフルエンザのA型とB型は聞いたことがあっても、C型については聞いたことがない、まったく知らないという人も少なくありません。

C型インフルエンザは、A型・B型と比べてあまり知られていませんが、実際に存在し、人に感染することがあります。ただし、症状は比較的軽く、大規模な流行を起こすことは稀です。

C型の症状

インフルエンザC型は1月~6月が流行期となり、インフルエンザA型やB型とは時期がずれる傾向にあります。症状は発熱、咳、鼻水となり、感染者の約6割にこの症状が見られます。熱は38度代の熱が出ますが、2日程度で解熱するとしています。

C型の症状は:

  • 軽度の発熱(38度台、2日程度で下がる)
  • 鼻水
  • 軽い倦怠感
  • まれに吐き気や下痢

C型インフルエンザはA型とB型と比べて高熱は出にくい傾向にあります。そのため、普通の風邪と間違われることが多いのが特徴です。

C型の流行時期

インフルエンザC型は1月~6月が流行期となり、インフルエンザA型やB型とは時期がずれる傾向にあります。春から初夏にかけて流行するため、他の型とは異なる時期に注意が必要です。

A型・B型・C型の違いを詳しく比較

感染力の違い

感染力の強さは、A型 > B型 > C型の順番です。A型は非常に感染力が強く、家族の一人がかかると家族全員に感染することも珍しくありません。

症状の重さの違い

症状の重さも、A型 > B型 > C型の順番です。A型は高熱と強い全身症状が特徴的で、B型はお腹の症状が目立ち、C型は軽い風邪のような症状です。

流行時期の違い

  • A型:12月〜2月
  • B型:2月〜4月
  • C型:1月〜6月

このように流行時期が異なるため、同じシーズンに異なる型に複数回感染する可能性があります。実際に、私の知り合いは一冬にA型とB型の両方にかかってしまったことがあります。

変異の頻度

A型は頻繁に変異を繰り返すため、毎年異なる株が流行します。そのため、前年にA型にかかっても、翌年また別のA型株に感染する可能性があります。

B型は変異の速度がA型より遅く、C型はほとんど変異しません。

インフルエンザの検査と診断について

インフルエンザかどうかは、鼻の奥から検体を採取する迅速検査で調べることができます。この検査では、A型・B型の区別はできますが、C型は通常の迅速検査では判定できません。

検査を受けるタイミングは、発症から12〜48時間後が最も正確とされています。あまり早すぎても、ウイルス量が少なくて陽性にならないことがあります。

私の経験では、子供が夜中に急に熱を出したとき、翌朝すぐに病院に行きましたが「まだ早すぎるかも」と言われ、午後にもう一度検査してもらったことがあります。

各型の治療法と対処法

抗インフルエンザ薬について

A型・B型については、タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬が効果的です。発症から48時間以内に服用することで、症状の軽減や期間の短縮が期待できます。

C型については、特効薬はありませんが、症状が軽いため対症療法で十分なことがほとんどです。

家庭での対処法

どの型でも基本的な対処法は同じです:

  • 十分な休息を取る
  • 水分補給をこまめに行う
  • 加湿器で室内の湿度を保つ
  • 栄養のある食事を摂る(食欲がない場合は無理をしない)
  • 解熱鎮痛薬は医師の指示に従って使用する

我が家では、インフルエンザになった家族の部屋に加湿器を置き、こまめに水分補給をするようにしています。特に子供の場合は脱水に注意が必要ですね。

予防方法とワクチンの効果

インフルエンザワクチンについて

毎年接種するインフルエンザワクチンは、主にA型2株とB型2株に対応しています。C型に対するワクチンは現在ありません。

ワクチンの効果は100%ではありませんが、重症化を防ぐ効果は期待できます。特に高齢者や持病のある方は、積極的に接種することが推奨されています。

日常的な予防法

  • 手洗い・うがいを徹底する
  • マスクを着用する(特に人混みでは)
  • 適度な運動と栄養バランスの良い食事
  • 十分な睡眠を取る
  • 人混みを避ける
  • 室内の換気を行う

私は毎年家族全員でワクチンを接種していますが、それでも基本的な感染対策は欠かしません。特に手洗いは、外出から帰ったら必ず石鹸でしっかり洗うようにしています。

家族がインフルエンザになったときの注意点

感染拡大の防止

家族の一人がインフルエンザになったら、以下の点に注意しましょう:

  • 患者は別の部屋で休ませる
  • 看病する人を限定する
  • マスクを着用し、手洗いを頻繁に行う
  • 患者が使ったタオルや食器は分ける
  • 定期的に換気を行う

いつまで休むべきか

学校保健安全法では、「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで」出席停止とされています。大人の場合も、この基準を参考にするとよいでしょう。

私の経験では、熱が下がっても2日間は家で様子を見るようにしています。本人は元気になっても、まだ他の人にうつす可能性があるからです。

重症化のサインと病院受診のタイミング

重症化のサイン

以下の症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診してください:

  • 呼吸困難や息切れ
  • 胸の痛み
  • 意識がもうろうとする
  • けいれん
  • 水分が取れない状態が続く
  • 高熱が3日以上続く

特に小さな子供や高齢者、持病のある方は注意が必要です。

病院受診のタイミング

  • 38度以上の発熱が急に現れた
  • 強い頭痛や関節痛がある
  • 吐き気や嘔吐がひどい
  • 水分が取れない

我が家では、子供が38.5度以上の熱を出したら、様子を見つつも早めに病院に相談するようにしています。

よくある質問

Q1:同じシーズンに複数のタイプのインフルエンザにかかることはありますか?

はい、可能です。これらの型が同時期に流行することがあるため、同じシーズンの中でA型インフルエンザに2回かかったり、A型インフルエンザとB型インフルエンザにかかったりすることがあります。A型、B型、C型は全く別のウイルスなので、一つの型に感染しても他の型に対する免疫はつきません。

実際に私の知人は、1月にA型、3月にB型にかかってしまい、「今年は本当についていない」と嘆いていました。

Q2:インフルエンザC型はなぜあまり知られていないのですか?

大人の患者数が少ないため、症状がA型とB型に比べて違いがあるのかどうかの評価が難しいものの、A型、B型と比べて症状は軽い傾向にあると言えるでしょう。C型は症状が軽く、普通の風邪と区別がつきにくいため、あまり注目されないのです。

また、大規模な流行を起こすことが少ないため、メディアで取り上げられることも少ないのが現状です。

Q3:インフルエンザワクチンはどの型に効果がありますか?

現在のインフルエンザワクチンは、A型2株(H1N1とH3N2)とB型2株に対応しています。C型に対するワクチンは現在ありません。

ただし、ワクチンに含まれている株と実際に流行する株が異なることもあるため、ワクチンを接種していても感染する可能性はあります。

Q4:子供と大人で症状に違いはありますか?

基本的な症状に大きな違いはありませんが、子供の方が脱水になりやすく、熱性けいれんを起こすリスクが高いです。また、子供の場合は症状の変化が早いため、より注意深い観察が必要です。

私も子供がインフルエンザになったとき、朝は元気だったのに夕方には高熱でぐったりしていることがあり、症状の変化の早さに驚きました。

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まとめ

インフルエンザA型・B型・C型の主な違いをまとめると以下のようになります:

A型インフルエンザは最も症状が重く感染力も強い。12月〜2月に流行し、38度以上の高熱と強い全身症状が特徴。頻繁に変異するため毎年異なる株が流行する。

B型インフルエンザはA型より症状はやや軽いものの油断は禁物。2月〜4月に流行し、お腹の症状(下痢・嘔吐)が出やすいのが特徴。人間のみに感染する。

C型インフルエンザは最も症状が軽く、風邪と間違われやすい。1月〜6月の長期間流行し、38度台の軽い発熱と鼻水・咳が主な症状。

どの型も感染力があるため、手洗い・うがい・マスク着用などの基本的な予防策が重要です。また、異なる型には別々にかかる可能性があることを理解し、一度インフルエンザにかかったからといって油断しないようにしましょう。家族の健康を守るために、それぞれの特徴を正しく理解して、適切な対策を取っていきたいですね。