最近、周りで「副業を始めた」とか「ダブルワークしてる」って聞くことが多くなりましたよね。私自身、子育てをしながら家計を支えるために、いろんな働き方を調べたり実際にチャレンジしたりしてきました。
でも、「副業」「兼業」「ダブルワーク」って、一見同じような意味に聞こえるけど、実は微妙に違うって知っていましたか?私も最初は全部同じだと思っていたのですが、調べてみると働き方やお給料のもらい方に違いがあって、それぞれに合った使い方があることがわかったんです。
今回は、この3つの言葉の違いをわかりやすく説明しながら、それぞれのメリットやデメリット、始める前に知っておきたいポイントをまとめてみました。これから働き方を考えている方の参考になれば嬉しいです!
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「副業」とは?サブの仕事でお小遣い稼ぎ
副業とは、本業として正社員などで働いている人が、休日や空いた時間を使って別の仕事をすることを指します。「副」という漢字には「メインに伴うサブのもの」という意味があるので、あくまでも本業がメインで、それを補うための仕事という位置づけなんですね。
例えば、平日は会社員として働いて、土日にブログを書いて広告収入を得たり、夜の数時間だけコンビニでアルバイトをしたりするのが副業にあたります。本業の収入がしっかりあって、それにプラスアルファで稼ぐイメージです。
私の友人も、会社員をしながら週末だけハンドメイドのアクセサリーをネットで販売していて、月に3万円くらいの副収入を得ています。本業に支障が出ない範囲で、好きなことを仕事にできるのが副業の魅力だと言っていました。
副業は、本業よりも働く時間や得られる収入が少ないことが一般的です。あくまでも「おまけ」や「お小遣い稼ぎ」という感覚で取り組む人が多いようです。
「兼業」とは?複数の本業を持つ働き方
兼業とは、複数の仕事を掛け持ちしていて、どれも同じくらいの比重で取り組んでいる状態のことを言います。副業と違って、「これがメイン、これがサブ」という区別がないのが特徴です。
「兼業農家」という言葉を聞いたことがありませんか?平日は会社で働いて、週末や農繁期には農業をするというスタイルです。どちらも大切な仕事として、同じくらいの時間や労力をかけているんですね。
私の知り合いには、午前中はカフェで働いて、午後は英会話の先生をしているという方がいます。どちらも同じくらいの収入があって、両方とも大切な仕事だと話していました。これがまさに兼業です。
兼業は、2つ以上の仕事を持つ場合にも使われます。パラレルワークや複業とも呼ばれていて、最近は働き方の多様化で注目されている言葉の一つです。それぞれの仕事でスキルを活かしながら、収入源を分散できるというメリットがあります。
「ダブルワーク」とは?2つの仕事を掛け持ち
ダブルワークとは、文字通り2つの仕事を掛け持ちする働き方のことです。兼業とほぼ同じ意味で使われることが多いのですが、ダブルワークは特に「2つ」の仕事に限定されるという違いがあります。
また、ダブルワークは本業を持たない人が、アルバイトやパートなどの非正規雇用を2つ掛け持ちしているケースによく使われます。例えば、午前中はスーパーのレジ、夜は居酒屋のホールスタッフというように、どちらもアルバイトとして働いている状態です。
私も子どもが小さいとき、午前中だけカフェで働いて、子どもが寝た後に在宅でデータ入力の仕事をしていた時期がありました。どちらも短時間のパートだったので、これはダブルワークと呼べる働き方でした。
ダブルワークは、自分の生活リズムに合わせて働く時間を調整できるのが魅力です。収入を増やしたいけど、フルタイムでは働けないという方に向いています。ただし、求人情報で「ダブルワーク可」と書かれている場合は、他の仕事と掛け持ちしてもOKという意味なので、応募前にしっかり確認しましょう。
「休日、やることない」
— まる🌈月利100万副業せどり (@maru_fufu_m) October 27, 2025
「家族と出かけても金使うだけ」
昔の僕もそうでしたが、職場の同僚は今もこれが口癖..
副業始めると、「時間が足りない」が口癖になります。時間が貴重だからこそ、家族との時間も大切に感じる。
収入面だけじゃなく、時間の使い方が豊かになる。副業は人生を豊かにします☺️
3つの働き方の違いを整理してみよう
ここまで説明してきた3つの言葉、少し整理してみましょう。
副業は、本業がしっかりあって、それとは別にサブで行う仕事です。正社員が休日にお小遣い稼ぎをするようなイメージですね。本業が80%、副業が20%くらいの比重です。
兼業は、複数の仕事を同じくらいの比重でこなす働き方です。どれがメインという区別がなく、どれも大切な本業という扱いです。2つ以上の仕事を持つ場合にも使えます。
ダブルワークは、2つの仕事を掛け持ちすることで、兼業とほぼ同じ意味です。ただし、アルバイトやパートなどの非正規雇用を2つ掛け持ちしているケースでよく使われます。
法律的には、これらの言葉に明確な違いはありません。大切なのは、本業以外に収入を得ているかどうか、複数の雇用契約を結んでいるかどうかという点です。税金や社会保険の手続きにも関わってくるので、自分がどの働き方をしているのか理解しておくことが重要です。
それぞれのメリットとデメリットを知っておこう
複数の仕事を持つことには、良い面もあれば気をつけたい面もあります。私の経験も踏まえて、メリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
収入が増えるのは一番のメリットですよね。生活費の足しにしたり、貯金を増やしたり、趣味にお金を使えたりと、経済的な余裕が生まれます。私も働き始めて、子どもの習い事を増やしてあげられるようになりました。
いろんなスキルが身につくのも魅力です。違う職場で働くことで、新しい知識や経験が得られます。接客スキルやパソコンスキルなど、本業にも活かせることがたくさんあります。
人脈が広がるのも嬉しいポイント。いろんな人と出会うことで、視野が広がったり、新しい仕事のチャンスにつながったりすることもあります。
収入源が分散されるので、万が一どちらかの仕事がなくなっても、すぐに収入がゼロになる心配がありません。特に非正規雇用の場合、この安心感は大きいです。
デメリット
一方で、体力的にきついのは正直なところです。複数の仕事をこなすには、スケジュール管理がとても重要。休む時間が減って疲れがたまりやすくなります。私も無理をして体調を崩したことがあるので、休息は本当に大切だと実感しました。
確定申告が必要になる場合もあります。副業の所得が年間20万円を超えると、自分で確定申告をしなければなりません。慣れないうちは少し面倒に感じるかもしれません。
また、本業に支障が出るリスクもあります。働きすぎて本業のパフォーマンスが落ちたり、会社に無断で副業をして就業規則違反になったりすることも。特に会社によっては副業を禁止しているところもあるので、事前確認は必須です。
始める前に確認しておきたい重要なポイント
副業・兼業・ダブルワークを始める前に、必ずチェックしておきたいことがあります。
会社の就業規則を確認しよう
まず最初にやるべきことは、勤務先の就業規則を確認することです。会社によっては副業や兼業を禁止していたり、許可制にしていたりします。無断で始めると、最悪の場合は解雇になる可能性もあるので、必ず上司に相談して許可を取りましょう。
最近は国が副業を推奨していることもあって、副業OKの会社も増えてきています。でも、同業他社での勤務や、秘密情報が漏れる可能性がある仕事は禁止されていることが多いです。
税金と社会保険について理解しよう
年間の所得が一定額を超えると、確定申告が必要になります。副業の場合、年間20万円以上の所得があれば確定申告をしなければなりません。
また、配偶者の扶養に入っている方は、年間103万円を超えると配偶者控除から外れてしまうので注意が必要です。私の友人も、この「103万円の壁」を意識しながら働く時間を調整しています。
ダブルワークで2つの会社に雇用されている場合、社会保険の加入条件にも気をつけましょう。それぞれの職場での勤務時間によって、保険の加入義務が変わってきます。
無理のないスケジュールを立てよう
複数の仕事を掛け持ちするときに一番大切なのは、スケジュール管理です。働きすぎて体を壊してしまっては本末転倒ですよね。
私がダブルワークをしていたときは、スマホのカレンダーアプリで両方のシフトを管理していました。休む日もしっかり確保して、家族との時間も大切にするよう心がけていました。
最初は欲張らず、無理のない範囲から始めるのがおすすめです。慣れてきたら少しずつ仕事を増やしていけばいいんです。
実際に始めるときの流れ
では、実際に副業・兼業・ダブルワークを始めるときの流れを説明します。
- 就業規則の確認:まずは今の職場の規則をチェック
- 上司への相談:必要に応じて許可を取る
- 仕事探し:求人サイトで「副業OK」「ダブルワークOK」の求人を探す
- 面接時の確認:もう一つの仕事があることを正直に伝える
- スケジュール調整:両方の仕事が重ならないように調整
- 税金の確認:確定申告が必要かどうか確認
特に面接のときは、すでに他の仕事をしていることを隠さず伝えることが大切です。後でトラブルになるよりも、最初から正直に話した方が、お互いにとって良い結果になります。
ご報告!!
— ささみ (@torino_sasami58) October 14, 2025
今ジムのスタッフになりました💪
ダブルワークになるため相当悩んだのですが私が出勤可能な日時だけでよいことや、何より私が真面目にトレに励んでいる所を見てお声掛け下さったと言うことが1番の決め手でした。
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働き方の多様化と今後の展望
2018年に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表してから、副業をする人は大きく増えました。実際、2017年から2022年の5年間で、副業や兼業をする人は約25%も増加しているそうです。
企業側も、2022年の調査では53%以上が副業や兼業を認めているという結果が出ています。これは、働き方の多様性が社会全体で受け入れられてきている証拠ですね。
リモートワークやオンラインでできる仕事が増えたことで、以前よりも副業や兼業に取り組みやすくなっています。在宅でできるライティングやデザイン、プログラミングなど、時間や場所に縛られない働き方も選択肢に入ってきました。
私も最初は「副業なんて大変そう」と思っていましたが、実際にやってみると、自分の可能性が広がる楽しさを感じられました。もちろん大変なこともありますが、新しいスキルが身についたり、人との出会いがあったりと、収入以外のメリットもたくさんあります。
よくある質問
Q1:副業が会社にバレることはありますか?
確定申告をすると住民税の額が変わるため、会社の経理担当者に気づかれる可能性があります。特に副業の所得が20万円を超えて確定申告をした場合、住民税が給与に比べて多くなることで発覚するケースがあります。
ただし、確定申告の際に住民税の徴収方法を「自分で納付(普通徴収)」にすれば、会社に通知が行かないようにできます。それでも、就業規則で副業が禁止されている場合は、始める前に会社に相談することが一番安全です。
Q2:ダブルワークで働きすぎて法律違反になることはありますか?
労働基準法では、1日8時間、週40時間を超えて働く場合は時間外労働となり、36協定(サブロク協定)という手続きが必要です。2つの職場での労働時間は合算されるので、合計で法定労働時間を超える場合は、2つ目の雇用先と時間外労働の手続きをする必要があります。
この手続きをせずに働くと、労働基準法違反になる可能性があるので注意しましょう。面接のときに、すでに他の仕事をしていることを伝えて、労働時間について相談しておくことが大切です。
Q3:パートやアルバイトでも副業やダブルワークはできますか?
はい、できます。法律上、副業を禁止する規定はありません。ただし、雇用契約や就業規則で禁止されている場合は、それに従う必要があります。
パートやアルバイトの場合でも、まずは職場の就業規則を確認して、必要であれば上司に相談しましょう。特に、年間103万円を超えると所得税がかかったり、配偶者控除から外れたりするので、収入の管理には気をつけてください。
Q4:どんな仕事が副業やダブルワークに向いていますか?
本業に支障が出ないよう、時間の融通が利く仕事がおすすめです。例えば、在宅でできるデータ入力やライティング、イラスト制作などのクリエイティブ系の仕事、短時間でできる飲食店のホールスタッフやコンビニのレジなどが人気です。
また、自分のスキルを活かせる仕事や、興味のある分野にチャレンジするのも良いでしょう。ただし、本業と競合する業種や、秘密保持義務に抵触する可能性がある仕事は避けるべきです。
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「副業」「兼業」「ダブルワーク」の違い、わかっていただけましたか?
副業は、本業がメインでサブの仕事をすること。兼業は、複数の仕事を同じくらいの比重でこなすこと。ダブルワークは、2つの仕事を掛け持ちすることで、特に非正規雇用のケースでよく使われます。
どの働き方を選ぶにしても、会社の就業規則を確認して、無理のないスケジュールを組むことが大切です。税金や社会保険のことも事前に理解しておけば、安心して新しい働き方にチャレンジできますよ。
収入を増やしたい、新しいスキルを身につけたい、いろんな人と出会いたいなど、目的は人それぞれ。自分に合った働き方を見つけて、充実した毎日を送ってくださいね。私も家族との時間を大切にしながら、自分らしい働き方を続けていきたいと思っています。
この記事が、あなたの働き方を考えるきっかけになれば嬉しいです!

