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「エゴイスト」と「ナルシスト」の違い!似ているようで大きく違う2つの特徴

生活・文化

「あの人、エゴイストだよね」「まるでナルシストみたい」なんて会話、聞いたことありませんか?どちらも自分中心で似たような意味に感じますが、実はこの2つの言葉には大きな違いがあるんです。

私も以前は「どっちも自己中心的な人のことでしょ?」くらいにしか思っていませんでした。でも、職場にいた上司の行動を見ていて、「これはエゴイストで、あの同僚はナルシストなんだ」と違いがはっきり分かるようになったんです。

この記事では、似ているようで全く違う「エゴイスト」と「ナルシスト」の違いを、実例を交えてわかりやすく解説します。読めば、あなたの周りにいる「あの人」がどちらのタイプか、きっと見分けられるようになりますよ!

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「エゴイスト」とは?自分の利益を最優先する人

エゴイストとは、自分の利益だけを考えて行動する人のことです。日本語では「利己主義者」と訳されます。

語源はラテン語の「ego(私)」から来ていて、英語の「egoist」がカタカナ読みされた言葉なんです。エゴイストな人は、他人がどれだけ困っても、自分さえ良ければそれでいいと考えてしまいます。

たとえば、グループで仕事をしているとき、自分の都合だけを優先して他のメンバーに負担をかけても平気な人。会議で自分の意見だけを通そうとして、チームの雰囲気を悪くしてしまう人。こういった人たちがエゴイストです。

私の前の職場にいた上司がまさにそうでした。自分の評価を上げるために、部下の手柄を横取りしたり、面倒な仕事を押し付けたり。結局、その部署はメンバーが次々と辞めていってしまいました。

エゴイストの大きな特徴は、他人に迷惑をかけても気にしないという点です。自分の利益のためなら、周りが損をしても構わない。むしろ、自分が得をすることが正しいと本気で思っているんです。

エゴイストの主な特徴

他人の意見を聞かない エゴイストは自分の考えが一番正しいと思い込んでいます。周りがどんなにアドバイスしても、聞く耳を持ちません。

責任転嫁が得意 失敗したときは必ず誰かのせいにします。自分に非があっても認めず、環境や他人を責めるのが特徴です。

損得勘定で動く すべての行動が「自分にとって得か損か」で決まります。他人への思いやりや配慮は二の次、三の次です。

私の経験では、エゴイストな人と長く付き合うと、こちらが疲れてしまうことが多いです。いつも自分の都合に振り回されて、気づいたら利用されていた…なんてこともありました。

「ナルシスト」とは?自分に酔いしれる人

ナルシストとは、自分のことが大好きで自己陶酔している人のことです。「自己愛が強い人」「自分に惚れ込んでいる人」と言えばイメージしやすいでしょうか。

この言葉の由来はギリシャ神話に登場する美少年「ナルキッソス」です。彼は泉に映った自分の姿に恋をして、その場から離れられなくなり、最後は命を落としてしまったという悲しい物語があります。そこから「自分に惚れ込む人」をナルシストと呼ぶようになったんです。

ナルシストの人は、鏡の前で髪型をチェックしたり、自撮りをたくさん撮ったり、自分の容姿や能力を褒めたりします。でも、エゴイストと違って、基本的に他人に害を与えることはありません

私の友人にナルシストな子がいます。会うたびに「今日の私の髪型どう?」「このコーデ決まってるでしょ?」と自信満々に聞いてきます。最初は「ちょっと恥ずかしいな…」と思っていましたが、彼女は誰にも迷惑をかけていないし、むしろ自分に自信があって素敵だなと思うようになりました。

ナルシストの人は自分のことで頭がいっぱいなので、他人を傷つけようとか、利用しようとかは考えていないんです。ただ純粋に「自分って素敵!」と思っているだけなんですね。

ナルシストの主な特徴

自分の外見や能力に自信がある 鏡を見る回数が多かったり、自分の写真をたくさん撮ったりします。SNSへの投稿も自分の魅力をアピールする内容が多いです。

自分の話が多い 会話の中で「私は」「僕は」という主語が頻繁に出てきます。自分の経験や考えを話すのが大好きです。

褒められるのが好き 「すごいね」「かっこいいね」「きれいだね」と言われると、とても嬉しそうな表情を見せます。承認欲求が強いタイプです。

ナルシストな人は、周りから見ると「ちょっと恥ずかしいな」と思うこともありますが、実害はほとんどありません。むしろ、自分に自信を持っているポジティブな面もあるんです。

エゴイストとナルシストの決定的な違い

この2つの言葉、似ているようで実は大きな違いがあります。一番の違いは**「他人への影響」**です。

他人への迷惑の有無

エゴイスト:他人に迷惑をかける 自分の利益のためなら、他人が損をしても構わない。むしろ積極的に他人を利用したり、犠牲にしたりします。

ナルシスト:他人に迷惑をかけない 自分のことが好きなだけで、他人を傷つけたり利用したりはしません。ただ自分に酔っているだけです。

わかりやすい例を挙げてみますね。

同僚の残業を手伝うかどうかの場面で

  • エゴイストの場合:「自分は面倒だから帰る。同僚が残業になっても知らない」と考えます
  • ナルシストの場合:「手伝ってあげる優しい自分って素敵!」と思いながら残業を手伝います

ナルシストは「優しい自分」に酔っているだけなので、結果的に同僚は助かります。でもエゴイストは自分の都合だけを優先するので、同僚は困ったままです。

関心の向き方

エゴイスト:自分の利益に関心がある 「どうすれば自分が得をするか」「どうすれば楽ができるか」という損得勘定で動きます。

ナルシスト:自分自身に関心がある 「自分はどう見られているか」「自分はどれだけ魅力的か」という自己イメージに関心があります。

私が以前働いていた会社で、この違いをはっきり感じた出来事がありました。新しいプロジェクトの担当を決めるとき、エゴイストな先輩は「責任が重いから嫌だ」と逃げました。一方、ナルシストな同僚は「私がやればきっとうまくいく!」と積極的に手を挙げていました。

結果として、ナルシストな同僚がプロジェクトを成功させて、チーム全体が良い評価を受けました。自己愛の強さが、良い方向に働いたケースですね。

行動の動機

エゴイスト:利益追求が動機 すべての行動が「自分にとってプラスかマイナスか」で判断されます。

ナルシスト:自己承認が動機 「自分は素晴らしい」という自己イメージを確認したい、他人から認められたいという気持ちで動きます。

この違いを理解すると、周りの人の行動パターンが見えてきます。「あの人はエゴイストだから近づかない方がいいな」とか「あの人はナルシストだけど、むしろポジティブで良いかも」と判断できるようになりますよ。

エゴイストとナルシストの共通点

違いばかりを見てきましたが、実は共通点もあります。

自分中心の考え方

どちらも「自分」が中心にあります。エゴイストは「自分の利益」、ナルシストは「自分の魅力」に焦点を当てていますが、基本的に自己中心的な考え方をしているという点では同じです。

自覚がないことが多い

これが一番厄介なんですが、エゴイストもナルシストも、自分がそうだとは気づいていないことがほとんどです。

エゴイストは「自分は合理的に行動しているだけ」と思っているし、ナルシストは「自分に自信があるのは良いことだ」と思っています。周りから指摘されても、なかなか認めません。

私も友人に「ちょっと自分のことばかり考えすぎじゃない?」と言われたことがあります。そのときは「え?私そんなことないよ」と思ったのですが、後で振り返ってみると確かに自分の都合を優先していたなと反省しました。

周りからは「イタイ」と思われがち

どちらのタイプも、周囲の人からは「ちょっと付き合いにくいな」「イタイ人だな」と思われることが多いです。

ただし、先ほども書いたように、実害の有無が大きく違います。エゴイストは周りに実際の被害を与えますが、ナルシストは「見ていて恥ずかしい」程度の話なんです。

実際の場面での見分け方

日常生活で「この人、エゴイスト?それともナルシスト?」と判断するポイントをいくつかご紹介します。

レストランでの振る舞い

エゴイスト:自分が食べたい料理だけを注文し、他の人の好みは考えません。会計のときも「自分は安いものしか頼んでないから」と少なく払おうとします。

ナルシスト:インスタ映えする料理を選んで、写真を何枚も撮ります。「この角度の私、どう?」と聞いてきますが、他の人の分も一緒に注文してくれたりします。

電車での座り方

エゴイスト:足を大きく広げて座ったり、荷物を隣の席に置いたり。自分が快適なら他の乗客のことは気にしません。

ナルシスト:スマホの画面や窓ガラスに映る自分の姿をチェック。髪型を直したり、姿勢を正したり。でも他の人の邪魔にはなりません。

グループでの会話

エゴイスト:自分に有利な話題だけに参加し、興味のない話は無視。自分の意見を押し通そうとします。

ナルシスト:「私もそういう経験あるんだけどね…」と自分の話に持っていきます。でも悪気はなく、ただ自分の経験を共有したいだけです。

私の経験では、ナルシストの友人との食事は「また自分の話ばっかりだな」と思いながらも楽しめますが、エゴイストの上司との飲み会は疲れるだけで何も楽しくなかったです。この違いは大きいですよね。

それぞれの言葉の使い方と例文

実際にこれらの言葉を使うときの例文を見ていきましょう。

エゴイストの使い方

「彼はエゴイストだから、自分に得がないと動かない」 「エゴイストな性格のせいで、友達がどんどん離れていった」 「会議でエゴイストぶりを発揮して、チーム全体の雰囲気を悪くしてしまった」

エゴイストという言葉は、かなり否定的な意味で使われることがほとんどです。誰かを「エゴイスト」と呼ぶのは、その人を批判していることになります。

ナルシストの使い方

「彼女はナルシストだから、いつも鏡を見ている」 「ナルシストな一面があるけど、自分に自信があって素敵だと思う」 「SNSの投稿を見ると、かなりナルシストだなと感じる」

ナルシストという言葉は、若干否定的ではありますが、エゴイストほど強い批判の意味はありません。むしろ「ちょっと可愛らしい欠点」くらいのニュアンスで使われることもあります。

私も友人に「あなたってナルシストだよね」と冗談で言うことがありますが、深刻な批判というより、軽いツッコミのような感じです。でも「あなたってエゴイストだよね」とは絶対に言えません。これはかなり失礼な発言になってしまいます。

心理学的な背景

ちょっと専門的な話になりますが、これらの性格には心理学的な背景もあります。

エゴイストの心理

心理学では「自己奉仕バイアス」という現象があります。これは、成功したときは自分の手柄にして、失敗したときは他人や環境のせいにするという心の働きです。エゴイストな人は、この傾向が極端に強いんです。

また、幼少期に十分な愛情を受けられなかったり、逆に甘やかされすぎたりすると、エゴイスティックな性格になることがあると言われています。

ナルシストの心理

ナルシシズムは、心理学では「自己愛性パーソナリティ」として研究されています。子どもの頃は誰でも「自分が世界の中心」と感じるものですが、成長とともに他者の存在を理解していきます。

ただ、思春期になっても自己愛が強く残ると、ナルシシスティックな傾向が出てくるんです。ギリシャ神話のナルキッソスのように、自分自身に魅了されてしまう状態ですね。

でも、ある程度の自己愛は健全です。自分を大切にする気持ちがあるからこそ、他人も大切にできるという考え方もあります。バランスが大事なんですね。

どちらがより問題なのか

「エゴイストとナルシスト、どっちが悪いの?」と聞かれたら、私は迷わずエゴイストの方が問題だと答えます。

なぜなら、エゴイストは周りの人に実害を与えるからです。一緒に仕事をすれば振り回され、プライベートで付き合えば利用され、結果的にこちらが損をすることになります。

一方、ナルシストは自分のことで精いっぱいなので、他人を積極的に傷つけることはありません。「ちょっと恥ずかしいな」「また自分の話してる」と思うことはあっても、実際に被害を受けることは少ないです。

私の経験では、エゴイストな上司の下で働いていたときは、毎日がストレスでした。理不尽な指示に従わされ、手柄は横取りされ、責任は押し付けられる…。本当に辛かったです。

でも、ナルシストな友人と過ごす時間は、彼女の自己陶酔ぶりに「またか〜」と思いながらも、なんだかんだで楽しいんです。むしろ、自分に自信がある彼女から元気をもらえることもあります。

もちろん、どちらの性格も度が過ぎれば問題です。でも、人間関係において「実害があるかどうか」は大きな判断基準になりますよね。

よくある質問

Q1. エゴイストとナルシストは治せますか?

性格を変えるのは簡単ではありませんが、自覚することが第一歩です。エゴイストの場合、自分の行動が他人にどんな影響を与えているか意識することが大切です。「これをしたら相手はどう感じるかな?」と一度立ち止まって考える習慣をつけましょう。

ナルシストの場合は、自己愛そのものは悪いことではないので、無理に治す必要はありません。ただ、周りの人の気持ちにも目を向けられるようになると、人間関係がより豊かになります。「自分の話ばかりしていないかな?」と振り返ってみるのもいいですね。

私も、自分がちょっとエゴイスティックになっていると気づいたときは、意識して相手の立場で考えるようにしています。完璧にはできませんが、少しずつ変わっていけたらいいなと思っています。

Q2. エゴイストやナルシストと上手に付き合う方法は?

エゴイストとの付き合い方 距離を置くのが一番です。仕事などでどうしても関わらなければならない場合は、相手の要求を全て受け入れず、自分の境界線をしっかり守りましょう。「これは受け入れられない」とはっきり伝えることも大切です。

ナルシストとの付き合い方 適度に褒めてあげると、関係が円滑になります。「すごいね」「素敵だね」と言ってあげれば、相手は満足してくれます。ただし、自分の話も聞いてほしいときは、「私の話も聞いて!」としっかり主張しましょう。

私の場合、ナルシストな友人とは「今日は彼女の話を聞く日」と割り切って会うこともあります。そうすると、意外と楽しく過ごせるんですよね。

Q3. 自分がエゴイストかナルシストか確かめる方法は?

簡単なチェック方法をご紹介します。

エゴイストかどうかのチェック

  • 自分の利益のために他人を利用したことがある
  • 失敗を他人のせいにすることが多い
  • 自分に得がないことはやりたくない

ナルシストかどうかのチェック

  • 鏡を見る回数が多い
  • SNSに自分の写真をよく投稿する
  • 自分の話を長々としてしまう

これらの項目に多く当てはまるほど、その傾向があると言えます。ただし、誰にでも多少はエゴイスティックな面やナルシシスティックな面はあるもの。あまり神経質にならず、「こういう傾向があるんだな」と認識する程度でいいと思います。

Q4. エゴイストとわがままは違いますか?

似ていますが、少し違います。わがままは一時的な感情や欲求で「これがしたい!」と主張することです。子どもがおもちゃを欲しがったり、疲れているときに「今日は外食がいい」と言ったりするのは、わがままです。

一方、エゴイストは性格や考え方の問題で、常に自分の利益を優先します。わがままは誰にでもある感情ですが、エゴイストは生き方そのものが利己的なんです。

私も疲れているときは「今日は何もしたくない」とわがままを言います。でも、それで家族に大きな迷惑をかけないように気をつけています。時々のわがままは許されるものですが、いつもエゴイスティックに振る舞うのは問題ですよね。

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まとめ

「エゴイスト」と「ナルシスト」、似ているようで全く違う2つの言葉について見てきました。

エゴイストは自分の利益だけを考え、他人に迷惑をかけても気にしない利己主義者。一方、ナルシストは自分のことが大好きで自己陶酔している人ですが、基本的に他人に害を与えません。

決定的な違いは「他人への影響」です。エゴイストは周りに実害を与えますが、ナルシストは「ちょっと恥ずかしいな」と思われる程度。この違いを理解すれば、周りの人の行動パターンも見えてきますよね。

私の経験から言えるのは、エゴイストとは距離を置き、ナルシストとは適度に付き合うのがいいということ。そして、自分自身がどちらかに偏りすぎていないか、時々振り返ることも大切です。

自分を大切にしながら、他人のことも思いやれる。そんなバランスの取れた人でありたいですね。この記事が、あなたの人間関係をより良くするヒントになれば嬉しいです!