「チーズとヨーグルトって、どっちも牛乳から作られているから似ているよね。でも、具体的にどこが違うの?」そんな疑問を抱いたことはありませんか?
実は私も主婦になってから、朝食にヨーグルト、お料理にチーズを使う機会が増えて、ふと「この2つって何が違うんだろう?」と思ったのがきっかけでした。調べてみると、見た目や味だけでなく、作り方から栄養価まで、想像以上に深い違いがあることがわかったんです。
この記事では、チーズとヨーグルトの基本的な違いから、それぞれの特徴、使い分け方まで、わかりやすく解説していきます。毎日の食事に役立つ知識として、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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チーズとヨーグルトの基本的な違い
原料と製造工程の決定的な違い
チーズとヨーグルトは、どちらも牛乳を原料としていますが、作り方に大きな違いがあります。
ヨーグルトの作り方
- 牛乳を80℃以上で殺菌
- 乳酸菌を加えて発酵させる
- 発酵後はそのまま製品化
チーズの作り方
- 牛乳を低温殺菌(72℃、15秒間)
- 乳酸菌とレンネット(凝乳酵素)を添加
- 水分(ホエイ)を分離・除去
- 熟成させる(種類により期間は異なる)
最も違うのは、ヨーグルトは乳を固めるだけで、水きりをしないことという点です。一方、チーズは水分を取り除くことで、濃縮された栄養と独特の食感を生み出しています。
見た目と食感の違い
ヨーグルト
- なめらかで柔らかい質感
- 白色で均一な見た目
- さらっとした口当たり
チーズ
- 固形で弾力がある
- 種類により色や硬さが様々
- 濃厚でコクのある食感
実際に我が家でも、朝食のときにヨーグルトのさっぱりした食感と、チーズトーストの濃厚な味わいを楽しんでいますが、その違いは一口食べればすぐにわかりますよね。
作り方の違いを詳しく解説
ヨーグルトができるまで
ヨーグルトでは80℃以上で殺菌することが一般的です。ホエイたんぱく質を加熱変性させ、ホエイオフしない組織とするためという理由があります。
- 殺菌工程:牛乳を80℃以上で加熱殺菌
- 冷却:40℃程度まで冷ます
- 発酵:乳酸菌を加えて8〜12時間発酵
- 完成:酸味のある滑らかなヨーグルトの完成
チーズができるまで
チーズの製造工程はより複雑で、種類によって異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
- 殺菌工程:牛乳を低温殺菌(72℃、15秒間)
- 凝固:乳酸菌とレンネットを加えて凝固させる
- カッティング:固まった乳(カード)を切る
- 水切り:ホエイ(乳清)を除去
- 成形・熟成:形を整えて熟成させる
私も実際に家でヨーグルトから水切りチーズを作ったことがありますが、一晩水切りしただけで、まったく違う食べ物になったのには驚きました。同じ乳製品でも、水分の有無でこんなに変わるんですね。
栄養価の比較と健康効果
ヨーグルトの栄養と健康効果
ヨーグルトには以下のような栄養と健康効果があります:
主な栄養成分(100gあたり)
- カロリー:約60kcal
- たんぱく質:約3.6g
- カルシウム:約120mg
- ビタミンB2:約0.14mg
健康効果
- プロバイオティクス効果による腸内環境改善
- カルシウムの吸収率向上
- 免疫力向上のサポート
- 乳糖不耐症の方でも摂取しやすい
ヨーグルトではこの乳糖が一部分解されているため、安心して摂取することができますという特徴があります。
チーズの栄養と健康効果
チーズは水分が除去されているため、栄養が濃縮されています:
主な栄養成分(プロセスチーズ100gあたり)
- カロリー:約340kcal
- たんぱく質:約23g
- カルシウム:約630mg
- ビタミンA:約240μg
健康効果
- 高たんぱく質による筋肉量維持
- 豊富なカルシウムによる骨の健康維持
- ビタミンB2による代謝促進
- 必須アミノ酸の効率的な摂取
チーズの種類にもよりますが、たんぱく質、脂質、ビタミンAやB2、カルシウムを豊富に含みます。
我が家では、成長期の子どもたちにはカルシウムが豊富なチーズを、お腹の調子を整えたいときにはヨーグルトを、と使い分けています。それぞれに特有の健康効果があるのが面白いですね。
チーズ伸びすぎ pic.twitter.com/o0QdukEIoE
— 岩瀬 栞采 (@mck21_miss03) July 20, 2025
料理での使い分け方と活用法
ヨーグルトの活用法
朝食・デザート
- フルーツと合わせてヘルシーな朝食に
- はちみつをかけてデザート感覚で
- スムージーの材料として
料理での活用
- タンドリーチキンのマリネ液
- ドレッシングのベース
- パンケーキの生地に混ぜてふんわり食感
手作りアレンジ 私がよく作るのは、ヨーグルトにきゅうりとハーブを混ぜたギリシャ風のザジキソース。暑い夏の日にさっぱりしていてとても美味しいんです。
チーズの活用法
メイン料理
- グラタンやピザのトッピング
- パスタソースの隠し味
- ハンバーグに挟んでチーズインハンバーグ
おつまみ・軽食
- ワインのお供に
- クラッカーにのせて
- サラダのトッピング
手作りアレンジ 最近我が家でヒットしているのは、クリームチーズとドライフルーツを混ぜたディップ。パンにつけて食べると、まるでカフェのメニューみたいになるんです。
保存方法と賞味期限の違い
ヨーグルトの保存
- 保存温度:10℃以下の冷蔵庫
- 賞味期限:開封前で約2週間、開封後は2〜3日
- 注意点:酸味が強くなりすぎたら早めに消費
チーズの保存
- フレッシュチーズ:冷蔵庫で3〜5日
- セミハードチーズ:冷蔵庫で2〜3週間
- ハードチーズ:冷蔵庫で1〜2ヶ月
- 注意点:カビが生えやすいので密閉保存が重要
実際に使ってみると、ヨーグルトは日持ちが短いので計画的に消費する必要がありますが、チーズは種類によって保存期間が長いので、常備しておくと便利ですね。
冷凍ブルーベリー×ヨーグルト美味すぎる!🫐🍦
— とくじゃぽ🎧/JAPO (@Tokujapo24) July 24, 2025
他にヨーグルトと合うもの@無限 pic.twitter.com/wTdgkxjtxn
家庭で作れる簡単レシピ
水切りヨーグルト(フレッシュチーズ風)の作り方
材料:
- プレーンヨーグルト 1パック(400g)
作り方:
- ボウルにザルをセットし、キッチンペーパーを敷く
- ヨーグルトを流し入れる
- ラップをかけて冷蔵庫で一晩置く
- 水分が抜けてクリーミーな食感の完成
ヨーグルトの水を切るだけでクリーミーな水切りヨーグルト(フレッシュチーズ)の出来上がります。
この方法で作った水切りヨーグルトは、チーズケーキの材料にも使えるんです。市販のクリームチーズより安上がりで、さっぱりした仕上がりになりますよ。
簡単ヨーグルトドリンクレシピ
材料:
- プレーンヨーグルト 100ml
- 牛乳 100ml
- はちみつ 大さじ1
- お好みのフルーツ
すべてをミキサーにかけるだけで、栄養たっぷりのドリンクの完成です。
よくある質問
Q1:チーズとヨーグルト、どちらが健康に良いの?
どちらも健康に良い食品ですが、目的によって使い分けるのがおすすめです。腸内環境を整えたいならヨーグルト、カルシウムやたんぱく質をしっかり摂りたいならチーズが適しています。私の場合、朝はヨーグルトでお腹を整えて、夕食にチーズでしっかり栄養補給という感じで使い分けています。
Q2:ヨーグルトからチーズは作れるの?
はい、作れます!ヨーグルトを水切りすることで、フレッシュチーズのような食感を楽しめます。ただし、本格的なチーズとは製造工程が異なるため、厳密には「水切りヨーグルト」と呼ぶのが正確です。それでも、十分にチーズのような味わいを楽しめますよ。
Q3:乳糖不耐症でも食べられるのはどっち?
一般的にはヨーグルトの方が食べやすいとされています。ヨーグルトではこの乳糖が一部分解されているため、安心して摂取することができますからです。ただし、個人差があるので、少量から試してみることをおすすめします。
Q4:ダイエット中はどちらを選ぶべき?
カロリーを抑えたいならヨーグルト(無糖)、満腹感を得たいならチーズ(少量)がおすすめです。ヨーグルトは低カロリーで腸内環境も整えてくれますし、チーズは高たんぱく質で少量でも満足感が得られます。私は小腹が空いたときにヨーグルトを食べることが多いです。
Q5:子どもにはどちらを与える方が良い?
成長期の子どもには、どちらも大切な栄養源です。ヨーグルトは腸内環境を整え、チーズはカルシウムとたんぱく質を豊富に含んでいます。我が家では、朝食にヨーグルト、おやつやお料理にチーズと、バランスよく取り入れています。ただし、チーズは塩分が多いので、食べ過ぎには注意が必要です。
「チーズ」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
チーズとヨーグルトの違いをまとめると、以下のようになります:
製造方法の違い
- ヨーグルト:乳酸菌発酵のみ、水切りなし
- チーズ:乳酸菌+レンネット、水切りあり、熟成工程あり
栄養面の違い
- ヨーグルト:低カロリー、プロバイオティクス効果
- チーズ:高たんぱく質、高カルシウム、栄養濃縮
用途の違い
- ヨーグルト:朝食、デザート、腸活目的
- チーズ:料理、おつまみ、栄養補給
どちらも牛乳から作られる乳製品ですが、それぞれに特徴があり、用途や目的に応じて使い分けることで、より豊かな食生活を送ることができます。
私自身、この違いを理解してから、家族の健康状態や料理の目的に合わせて選ぶようになりました。あなたも今日から、チーズとヨーグルトの特徴を活かした食事を楽しんでみませんか?きっと新しい発見があるはずです。